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GROW THE PIE ー パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済を実現する 単行本(ソフトカバー) – 2023/7/29
購入オプションとあわせ買い
山口 周 氏 推薦!
「公益と経済的利益は相反しないことを示す」
「豊富なエビデンスと新しい着眼点を得られる良書」
ニッポンライフ・グローバル・インベスターズ・ヨーロッパ・ピーエルシー ヘッド・オブ・ESG 林 寿和氏
「企業が事業を通じて地球環境課題や社会課題解決を目指すことと企業業績は果たして両立しうるのか」「企業が課題解決を目指すことは、企業業績との間でトレードオフを引き起こすのではないか」———こうした疑問を抱くすべての実務家に、本書をぜひ一度手に取っていただきたい。エドマンズが提案する「パイの拡大」と「パイの分配」を区別する捉え方が広がることで、課題解決と企業業績の関係についての「両立か、それとも、トレードオフか」の二元論を超えた、より実質的で、建設的な議論への進化が期待される。
所得の不平等、資源利用、気候変動、労働者から機械への置き換えなど、ビジネスの力が社会問題に及ぼす影響が大きくなっています。また、人口の増加と高齢化、新型コロナウイルス感染症のパンデミックなど、世界の問題の中には、ビジネスの責任ではない課題も山積しています。
企業は、これらの課題をほとんど顧みずに利益の創出を目指すこともできます。しかし、著者のアレックス・エドマンズ氏は「社会問題を解決する優れた力を持つ企業が、そうした問題を無視してはならない」と語ります。
企業がパーパスを実現し社会に対する責任を果たすことと、利益を創出することは、一見トレードオフの関係に見えます。しかし本書では、パーパスを軸としたビジネスや、従業員や顧客を含めた多様なステークホルダーを大切にしている企業が、長期的には一貫してより成功していることを様々な論文を用いて実証しています。
そして「パイコノミクス」という概念を提唱し、企業経営者、資産家、投資家、顧客、従業員、市民といった多様な人々がそれぞれの立場で、パーパスと利益の両立を目指しながら難しい決断を下し、直面するハードルを乗り越えるための原則やロードマップを示しています。
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【パイコノミクスとは…】
社会に価値を生み出すことを通してのみ利益を創出することを目指すビジネスアプローチ。
「パイコノミクス」は企業の社会的責任(CSR)をさらに超えて、企業の責任とは何か、リーダーはいかにビジネスを運営するべきか、企業とリーダーはいかに説明責任を果たすべきかといった、思考の変化までを含んでいる。
「パイコノミクス」を実現するための鍵となるのは、「パイ分割のメンタリティ」から「パイを拡大するメンタリティ」への思考の転換である。
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本書は四部で構成されており、第一部では「パイコノミクス」とは何か、難しいトレードオフを乗り越えるための3原則についての紹介、第二部ではCEO報酬や投資家のスチュワードシップ、自社株買いといったパイの拡大に影響を与える既存のシステムについての解説、第三部ではパイコノミクスを実現するための企業、投資家、一般市民の行動指針、第四部では今後の展望について書かれています。
【目次】
第一部:なぜパイを拡大させるのか ― アイデアの紹介
- 第1章 パイ拡大のメンタリティ―投資家と社会の双方に利益をもたらす新たなビジネスアプローチ
- 第2章 パイを拡大する目的は利益の最大化ではないが、実際にはそうなることが多い―企業にさらなる投資を行う自由を与えることが、成功を促す
- 第3章 パイを拡大することは、企業を拡大することではない―トレードオフに対処し、却下するべきプロジェクトを見極めるための3原則
- 第4章 パイコノミクスは機能するのか ― 企業が善い行いと良い業績を両立させられることは、希望的観測ではなくデータが示す
第二部:何がパイを拡大するのか ─ エビデンスの探究
- 第5章 インセンティブ ― 長期的な価値創出に報い、短期的な操作を抑制する
- 第6章 スチュワードシップ ― 経営陣を支援することも、対立することもある熱心な投資家の価値
- 第7章 自社株買い ― 節度を持って投資し、社会のその他の領域に価値創出のリソースを解放する
第三部:パイをどのように拡大するのか ─ その実践
- 第8章 企業 ― パーパスの力と、それを実現する方法
- 第9章 投資家―スチュワードシップのポリシ―を実行に移す
- 第10章 一般市民 ― 個人がいかに受け身ではなく自ら行動し、ビジネスの方向性を決めるか
第四部:より広い視野に立つ
- 第11章 パイをさらに大きく広げる ― 国及び個人レベルのウィン・ウィン思考
結論
- 本の長さ646ページ
- 出版社株式会社ヒューマンバリュー
- 発売日2023/7/29
- 寸法3.3 x 12.8 x 18.8 cm
- ISBN-104991159938
- ISBN-13978-4991159930
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商品の説明
著者について
ロンドン・ビジネス・スクールのファイナンスの教授で、公益を実現するためのビジネスの再構築という分野の第一人者。フルブライト奨学金を得てマサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得し、ペンシルベニア大学ウォートン校の終身教授、投資銀行モルガン・スタンレーでバンカーを務めた経歴を持つ。
TEDトーク「What to Trust in a Post-Truth World(ポスト真実の世界で何を信じるか)」、TEDxトークの「The Pie-Growing Mindset(パイ拡大のマインドセット)」および「The Social Responsibility of Business(ビジネスの社会的責任)」は、合計250万回視聴されている。
<訳者>
【川口 大輔】
株式会社ヒューマンバリュー取締役主任研究員。早稲田大学院理工学研究科を修了。外資系企業を経て、株式会社ヒューマンバリュー入社。「学習する組織」をベースにした組織・カルチャー変革のコンサルティングに従事する。
【霜山 元】
株式会社ヒューマンバリュー主任研究員。人的価値・事業価値・社会的価値を統合して創造し続ける組織経営の実現に向け、カルチャー変革やマネジメント変革の研究と実践や組織変革プロセス指標Ocapi の開発と運用に携わっている。
【長曽崇志】
株式会社ヒューマンバリュー取締役主任研究員。上智大学法学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。その後ソニー株式会社を経て現職に至る。社会価値と経済価値の両立を具現化する組織変革のコンサルテーションに従事している。
登録情報
- 出版社 : 株式会社ヒューマンバリュー (2023/7/29)
- 発売日 : 2023/7/29
- 単行本(ソフトカバー) : 646ページ
- ISBN-10 : 4991159938
- ISBN-13 : 978-4991159930
- 寸法 : 3.3 x 12.8 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,356位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,409位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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企業の事例も失敗した例から、価値を拡大した例まで具体的で、興味深いものが多いので、それだけでも読む価値があった。
また、書籍内で紹介されている、三原則は意思決定のよい指針となると思う。
現代において、企業の力はとても大きくなっているため、1つ1つの組織、そこで働く一人ひとり、投資家など、様々な立場の人が、三原則を指針として社会的価値を大きくするように選択をしていくことで、社会によりよい変化を起こして行くことができそうだと感じられた。
中身は難しいかもしれないが「パーパスと利益を両立する」考えに共感したり、勇気をもらう人はきっと多いと思う。きっとこの世界観が、今後の経営や組織運営のトレンドになっていくんだろうなとも感じる。
「パーパスも大事だけど、やっぱり利益」ということがよく言われたり求められて、嫌な気持ちで働いていた時期もあったが、この本に出会えて救われたような気がした。
興味のある章や序章、あとがきからでも読んでもらいたい一冊
600ページあることや、知見のないファイナンスの分野のお話もあるため、始めは読み切れるかや読み続けるか不安もありました。ただ、さまざまな事例を用いて内容が説明されますし、専門知識がなくとも十分に読むことができました。600ページも、300ページの本を2冊分読むと思えば負担でもなく、価値のある時間でした。
・投資家・経営者・従業員・顧客・市民が協働して社会的価値を育む際のそれぞれの重要な役割を実践的に論じた点
・「フリードマンを否定すると宣言することが、上流社会に受け入れられる条件の1つのようになっている。」と指摘した上で、フリードマンの主張を再検証したり、一般的には批判されがちな役員の高額報酬や自社株買い、株主アクティビズムも公益のために利用できるという調査結果を示すなど、確証バイアスを意識し、中立的に検証を進めている点
に本書の特長を感じた。
資本主義の再構築や新たな資本主義、さらには脱成長や脱資本主義といった言葉が飛び交う昨今の状況にあって、イデオロギーに偏らず中立的に検証を行いながら新たな道の存在を示すその内容は、企業経営者や金融関係者・政策当局者のみならず、より良い社会を残したいと願うすべての人にとって参考になるのではないかと思う。
企業にとって利は少ないが社会的責任と善意による活動、というリターンの少ないPR中心の貢献活動であり、ビジネスメリットとの連動は表面的にしか語られない。
本書は、そういった社会的価値の拡大が、企業にとって大きな利益拡大と社会貢献の両立になることを、客観的なデータや分析も用いて述べている。
SDGsやパーパスは、表面的には重要性に同意されつつも、暗に「金にならない綺麗事」と認識されたり、「企業の社会的責任」として信用の損失を防ぐ側面で語られることの方が多く、時には心理的な対立構造が生じていた。
しかし、本書ではその根底にある「企業が社会的な善をなす」ことへの本質に迫る研究により、これら活動自体が社会全体を巻き込んだ巨大な市場を作る説得力を持たせている。
感情論や共感で重要性を述べた書籍は世の中に山ほどあるが、ビジネス的なメリットについては表面的な見解にとどまるものがほとんどだった。
そんな中ファイナンスをはじめ、ビジネスで最も重視される(そして、しばしば対立構造的に見えがちな)要素も、一切妥協せず証明するべくロジック展開している書籍は個人的には見たことがなく、非常に多くの学びを得られた。
CSR、SDGs、パーパス、SXなど流行りに合わせて様々な単語で表現されるが、企業の社会的責任や社会貢献とビジネスを連動させることを目指す経営者や従業員には、必ず読んでほしい1冊。
本書は、そうしたお飾りとしてのESGではなく、本気で社会に価値を生み出す経営や経済を実現するために、各ステークホルダーにどんなアプローチや変革が必要であるかを、ファイナンスの教授の立場から、膨大なリサーチと事例を基にした指針として具体的に提示している。
特に文中で語られている「パイ拡大のマインドセット」をどれだけ世の中に広げていくことができるかが、ESGを一時的なブームに終わらせるのではなく、経営の本流にしていく上での鍵となるように感じた。
ボリュームが大きく、章によっては難解に映るところもあったが、著者が序章で示しているように、興味のある章から読み進められるようになっているので、関心があるところから読むのもいいかもしれない。自社の経営やステークホルダーとの関係を、本書をチェックリスト的に顧みるように使ってみるのも面白いと思った。