cinqと書いてサンクと読みます。
二階堂和美のギタリストして、またmama!milkの生駒裕子とスタン
ダードジャズのギターコンボとしても活動。この経歴からはこの作品
の音を予想することは困難でしょう。
全編に電子音が飛び交い、異世界の情景を描いています。同じレーベル
にはworld's end girlfriendがいますが、cinqの音のほうが柔らかいという印象を受けます。
電子音を使用しつつも、テクノというよりは
フュージョンに近く、演奏というものにこだわっているように聞こえ
ます。M-1、2の透明感あるギターと電子音の共演にその独自性が
よく表れていると思います。
電子音と生楽器を並列に扱う、よく言われることですがcinqはその中
でも一歩抜きん出ている存在でしょう。彼は電子音とセッションする
ことができるアーチストです。