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グループサウンズ (文春新書 1381) 新書 – 2023/2/17
近田 春夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして数人で編成されたグループである。ベンチャーズやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、1965年から69年にかけて、日本のミュージック・シーンを席巻した。
グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ・・・となる。
作詞・作曲には、橋本淳、なかにし礼、村井邦彦、筒美京平、鈴木邦彦などが参集し、独自の世界を築き上げた。その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなった。〝失神グループ”なども登場した。
グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。その魅力の解き明かし方が、本書の醍醐味である。
また付録として、生き証人でもある、元ザ・タイガースの瞳みのる、元ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦へのスペシャル・インタビューも敢行した。今にして初めて明かされる秘話も満載だ。まさか、タイガースの発祥は、マージャン仲間だったとは・・・!
本書は、何年かに一度はやってくるGSブームの火付け役になるであろう。
グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ・・・となる。
作詞・作曲には、橋本淳、なかにし礼、村井邦彦、筒美京平、鈴木邦彦などが参集し、独自の世界を築き上げた。その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなった。〝失神グループ”なども登場した。
グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」をくつがえすことから始める。そして彼らの音楽に深く分け入り、各グループについて詳細に論じる。その魅力の解き明かし方が、本書の醍醐味である。
また付録として、生き証人でもある、元ザ・タイガースの瞳みのる、元ザ・ゴールデン・カップスのエディ藩、作曲家・鈴木邦彦へのスペシャル・インタビューも敢行した。今にして初めて明かされる秘話も満載だ。まさか、タイガースの発祥は、マージャン仲間だったとは・・・!
本書は、何年かに一度はやってくるGSブームの火付け役になるであろう。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2023/2/17
- 寸法11 x 1.2 x 17.3 cm
- ISBN-104166613812
- ISBN-13978-4166613816
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対象商品: グループサウンズ (文春新書 1381)
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2023/2/17)
- 発売日 : 2023/2/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4166613812
- ISBN-13 : 978-4166613816
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,231位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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5 星
同世代の人間は楽しく読めます
GSに関する図書といえば黒沢進さんの著書が多かったようですが、今回の近田春夫さんは違う視点からの本…GSの本流をとらえています。黒沢進さんは「B級GS」とか「カルトGS」とか呼ばれたガレージパンクに愛情が注がれ、メインストリームのGSにはあまり興味のない様子でした。近田さんは私より3歳年長で、ほぼ同時期に洋楽のベンチャーズやビートルズの衝撃を受けて、その延長線でGSの洗礼を受けて私と同じようにその後の音楽体験をされているようで、当時の追体験ができて楽しくなりました。黒沢さんにはあまり触れられなかったGSとして一世を風靡した、ブルー・コメッツにスパイダース、タイガースにテンプターズという同世代なら必ず知っているグループについてもかなり述べられているのも再発見がありました。この本は討論形式なものをまとめられていますが、次作は机に向かってGSを系統立てて書かれてはいかがでしょうか。会話の中で瞬間時に出たものと、当時の記憶をたどって熟考したものとでは内容が変わってくるようにも思います。是非またGSについて執筆いただけるようにお願いしたいものです。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あっという間によみおわりました。GSのこう云う話が聞きたかった。
2024年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
GSに関する図書といえば黒沢進さんの著書が多かったようですが、今回の近田春夫さんは違う視点からの本…GSの本流をとらえています。黒沢進さんは「B級GS」とか「カルトGS」とか呼ばれたガレージパンクに愛情が注がれ、メインストリームのGSにはあまり興味のない様子でした。
近田さんは私より3歳年長で、ほぼ同時期に洋楽のベンチャーズやビートルズの衝撃を受けて、その延長線でGSの洗礼を受けて私と同じようにその後の音楽体験をされているようで、当時の追体験ができて楽しくなりました。
黒沢さんにはあまり触れられなかったGSとして一世を風靡した、ブルー・コメッツにスパイダース、タイガースにテンプターズという同世代なら必ず知っているグループについてもかなり述べられているのも再発見がありました。
この本は討論形式なものをまとめられていますが、次作は机に向かってGSを系統立てて書かれてはいかがでしょうか。会話の中で瞬間時に出たものと、当時の記憶をたどって熟考したものとでは内容が変わってくるようにも思います。是非またGSについて執筆いただけるようにお願いしたいものです。
近田さんは私より3歳年長で、ほぼ同時期に洋楽のベンチャーズやビートルズの衝撃を受けて、その延長線でGSの洗礼を受けて私と同じようにその後の音楽体験をされているようで、当時の追体験ができて楽しくなりました。
黒沢さんにはあまり触れられなかったGSとして一世を風靡した、ブルー・コメッツにスパイダース、タイガースにテンプターズという同世代なら必ず知っているグループについてもかなり述べられているのも再発見がありました。
この本は討論形式なものをまとめられていますが、次作は机に向かってGSを系統立てて書かれてはいかがでしょうか。会話の中で瞬間時に出たものと、当時の記憶をたどって熟考したものとでは内容が変わってくるようにも思います。是非またGSについて執筆いただけるようにお願いしたいものです。
GSに関する図書といえば黒沢進さんの著書が多かったようですが、今回の近田春夫さんは違う視点からの本…GSの本流をとらえています。黒沢進さんは「B級GS」とか「カルトGS」とか呼ばれたガレージパンクに愛情が注がれ、メインストリームのGSにはあまり興味のない様子でした。
近田さんは私より3歳年長で、ほぼ同時期に洋楽のベンチャーズやビートルズの衝撃を受けて、その延長線でGSの洗礼を受けて私と同じようにその後の音楽体験をされているようで、当時の追体験ができて楽しくなりました。
黒沢さんにはあまり触れられなかったGSとして一世を風靡した、ブルー・コメッツにスパイダース、タイガースにテンプターズという同世代なら必ず知っているグループについてもかなり述べられているのも再発見がありました。
この本は討論形式なものをまとめられていますが、次作は机に向かってGSを系統立てて書かれてはいかがでしょうか。会話の中で瞬間時に出たものと、当時の記憶をたどって熟考したものとでは内容が変わってくるようにも思います。是非またGSについて執筆いただけるようにお願いしたいものです。
近田さんは私より3歳年長で、ほぼ同時期に洋楽のベンチャーズやビートルズの衝撃を受けて、その延長線でGSの洗礼を受けて私と同じようにその後の音楽体験をされているようで、当時の追体験ができて楽しくなりました。
黒沢さんにはあまり触れられなかったGSとして一世を風靡した、ブルー・コメッツにスパイダース、タイガースにテンプターズという同世代なら必ず知っているグループについてもかなり述べられているのも再発見がありました。
この本は討論形式なものをまとめられていますが、次作は机に向かってGSを系統立てて書かれてはいかがでしょうか。会話の中で瞬間時に出たものと、当時の記憶をたどって熟考したものとでは内容が変わってくるようにも思います。是非またGSについて執筆いただけるようにお願いしたいものです。
このレビューの画像
2023年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に気になる点は有りませんでした。
今後も機会があれば利用させていただきます。
今後も機会があれば利用させていただきます。
2023年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり当時を生きた人は目の付け所が違いますね。
益々GS時代への憧れが高まりました!
益々GS時代への憧れが高まりました!
2023年6月8日に日本でレビュー済み
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第一部は近田春夫と下井草秀のロックの価値観によるGS論だがレコード会社や所属事務所との関係など興味深く読めた。第二部の瞳みのる&エディ藩、鈴木邦彦との対談。当時の様子がわかりおもしろい。
2023年2月26日に日本でレビュー済み
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GS懐かしいですね!その全盛時代は昭和42年~~昭和44年位までかな!?
丁度私が高校生の時で、そりゃ凄い人気でした。
しかし、私は既にビートルズ、ストーンズなどの洗礼を受けていたので、
そんなに違和感は感じませんでした。
本書は、3部構成で、第1部は、代表的なGSグループについて、
近田さんが語ったことを下井草秀さんがまとめています。
黎明期から、スパイダース、タイガース、・・・そして、消滅するまで、
内輪話もかなりあり、結構興味深い内容です。
第2部は、近田さんの対話編で、先ず最初が瞳みのる&エディ藩、
そして、鈴木邦彦さん、この対話が、が本音トーク丸出しで無茶苦茶面白い!
GSマニア必読です!!
第3部は、近田さんが選ぶGS10曲、付録が下井草秀さんが選ぶGS10曲で、
両者の感性の違いが絶妙に出ていて、これもまた興味深いです。
端的に言うと、下井さんは、非常にマニアックなのではないでしょうかね!?
丁度私が高校生の時で、そりゃ凄い人気でした。
しかし、私は既にビートルズ、ストーンズなどの洗礼を受けていたので、
そんなに違和感は感じませんでした。
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近田さんが語ったことを下井草秀さんがまとめています。
黎明期から、スパイダース、タイガース、・・・そして、消滅するまで、
内輪話もかなりあり、結構興味深い内容です。
第2部は、近田さんの対話編で、先ず最初が瞳みのる&エディ藩、
そして、鈴木邦彦さん、この対話が、が本音トーク丸出しで無茶苦茶面白い!
GSマニア必読です!!
第3部は、近田さんが選ぶGS10曲、付録が下井草秀さんが選ぶGS10曲で、
両者の感性の違いが絶妙に出ていて、これもまた興味深いです。
端的に言うと、下井さんは、非常にマニアックなのではないでしょうかね!?
2023年8月16日に日本でレビュー済み
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近田春夫さんは音楽も評論も面白い
この本も厭味なく、とても楽しく読ませて頂き、読みながら共にグループサウンズのいろいろを考察し、素敵な時間を過ごしさせて貰いました。
たまたまクラス会で会った高校時代の男子友人も読んだそうで、やはり近田さん人気なんですね。
この本も厭味なく、とても楽しく読ませて頂き、読みながら共にグループサウンズのいろいろを考察し、素敵な時間を過ごしさせて貰いました。
たまたまクラス会で会った高校時代の男子友人も読んだそうで、やはり近田さん人気なんですね。
2023年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去GS 関連の書物は沢山出ているが、記録用や情報誌に過ぎないモノが多かった。
この本は、リアルタイムで体験してきたリスナー&プレーヤーが肌感覚で感じとってきた作品の音色や製作サイドの顔ぶれ、業界のしがらみをリアルな言葉で表現されていると思った。しかも、巻末対談や端々に出る聡明期の日本洋楽界のクロスオーバーぶりが、私には抵抗なくすんなりと入った。
今の若者には、完成された業界に(世の中全体も同じだが)囲まれているので、当時の無茶苦茶クロスオーバーする事で、独特な化学反応する醍醐味はなかなか出会う事は少なくなっているだろうけど、一方でSNS 等のネットツールはこの状況とは異次元のモノを生み出す可能性はある。などという、老婆心的な感想を持った。
この本は、リアルタイムで体験してきたリスナー&プレーヤーが肌感覚で感じとってきた作品の音色や製作サイドの顔ぶれ、業界のしがらみをリアルな言葉で表現されていると思った。しかも、巻末対談や端々に出る聡明期の日本洋楽界のクロスオーバーぶりが、私には抵抗なくすんなりと入った。
今の若者には、完成された業界に(世の中全体も同じだが)囲まれているので、当時の無茶苦茶クロスオーバーする事で、独特な化学反応する醍醐味はなかなか出会う事は少なくなっているだろうけど、一方でSNS 等のネットツールはこの状況とは異次元のモノを生み出す可能性はある。などという、老婆心的な感想を持った。