美しい海辺の風景写真、美味しそうな魚介の写真、
そして、3.11あの日の陸前高田を写した写真。
文章と写真を一枚一枚じっくり読み進めるうちに、
「海」は、この町に住む人にとって、
特別な存在であることが、じんわりと伝わりました。
漁師の方の心を支えたお孫さんの純粋な言葉が、
写真絵本という形で丁寧に描かれているので、
読んでいて、立ち止まってなんかいられないと、
勇気を貰え、背中を押されました。
この本と出合って、灯篭の写真を見て、
命の尊さと、あの日を忘れないことの大切さが心に届きました。
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それでも、海へ 陸前高田に生きる (シリーズ・自然 いのち ひと) Kindle版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
東日本大震災以降、陸前高田市を中心に被災地を記録し続けているフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが手がけた、自身初のノンフィクション写真絵本。津波で一度は海に出るのをやめた漁師が再び海に出るまでの葛藤、そして海の恵みを受けて息を吹き返していく集落の姿を、温かみのある文と写真で丹念に描きだします。対象年齢は高学年以上ですが、子どもにはもちろん、大人にも読んでほしい一冊です。
東日本大震災以降、陸前高田市を中心に被災地を記録し続けているフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが手がけた、自身初のノンフィクション写真絵本。津波で一度は海に出るのをやめた漁師が再び海に出るまでの葛藤、そして海の恵みを受けて息を吹き返していく集落の姿を、温かみのある文と写真で丹念に描きだします。対象年齢は高学年以上ですが、子どもにはもちろん、大人にも読んでほしい一冊です。
- 言語日本語
- 出版社ポプラ社
- 発売日2016/2/5
- ファイルサイズ18707 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B095X53PGZ
- 出版社 : ポプラ社 (2016/2/5)
- 発売日 : 2016/2/5
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 18707 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
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- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 47ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 571,967位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 16,004位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 155,706位ノンフィクション (本)
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2016年2月13日に日本でレビュー済み
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2018年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陸前高田は私にとっても忘れられないところ。明るい写真と厳しい記憶、そして未来への希望。
とっても素敵な本です。ぜひみなさんに読んでもらいたい。
とっても素敵な本です。ぜひみなさんに読んでもらいたい。
2016年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの尊い命を奪った海。もう漁には行けないと思った一人の漁師が、孫の言葉に心を動かされ、再び海へと戻っていく。
描かれるのは、津波に襲われた漁村の人々を映すひとつの物語だ。自然の脅威と恩恵。そこに抱かれるようにして生きる人々。そして町の人々をつなぐ祭り。
彼らに丁寧にクローズアップしていることで、祖父と孫を中心とした人物達の息遣いさえ聞こえてくるようである。写真には力が、文には優しさが溢れていた。写真絵本は初めてだったが、読み応えも見応えもあり、十数ページの間に登場人物や町に愛着が湧いた。人間の持つ強さ、愛、自然とのつながりを感じさせてくれる作品。
描かれるのは、津波に襲われた漁村の人々を映すひとつの物語だ。自然の脅威と恩恵。そこに抱かれるようにして生きる人々。そして町の人々をつなぐ祭り。
彼らに丁寧にクローズアップしていることで、祖父と孫を中心とした人物達の息遣いさえ聞こえてくるようである。写真には力が、文には優しさが溢れていた。写真絵本は初めてだったが、読み応えも見応えもあり、十数ページの間に登場人物や町に愛着が湧いた。人間の持つ強さ、愛、自然とのつながりを感じさせてくれる作品。
2017年1月23日に日本でレビュー済み
津波で壊滅的打撃を受けた陸前高田の漁港。漁をやめてしまった漁師。彼が再び海に出たのは……。
実りある豊かな海が目の前にあるのなら、そこで漁を続けることこそ、犠牲となった仲間たちへの鎮魂でもあるのだと思います。
震災後の暮らしを安田は、前を向いて切り取っていきます。
実りある豊かな海が目の前にあるのなら、そこで漁を続けることこそ、犠牲となった仲間たちへの鎮魂でもあるのだと思います。
震災後の暮らしを安田は、前を向いて切り取っていきます。
2017年2月16日に日本でレビュー済み
東日本に激震が走ったあの日から6年が経とうとしている。
海は人々の平穏な暮らしを無惨に奪い去った魔境なのか。
しかし海と共に暮らし、海と共に生きてきた漁師とその家族には、命を繋ぐ母なる泉でもあった。
しゅっぺの澄んだ瞳と豊かな心が、それに気付かせてくれる。
大人にも子供にも読んで欲しい珠玉作である。
キラキラと春の陽射しに映える海が永久に続けばと、この絵本を読んで切に願う。
海は人々の平穏な暮らしを無惨に奪い去った魔境なのか。
しかし海と共に暮らし、海と共に生きてきた漁師とその家族には、命を繋ぐ母なる泉でもあった。
しゅっぺの澄んだ瞳と豊かな心が、それに気付かせてくれる。
大人にも子供にも読んで欲しい珠玉作である。
キラキラと春の陽射しに映える海が永久に続けばと、この絵本を読んで切に願う。