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「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」 (講談社文庫) 文庫 – 2010/3/12

4.6 5つ星のうち4.6 74個の評価

貧困と人種差別から解放されるために18歳で入った海兵隊。
そこでの訓練で、人を殺すことのためらいや、罪の意識が薄れていく。
やがて戦地に赴くことになり、降り立ったのは、ベトナム。
「ほんとうの戦争は無慈悲で残虐で愚かで、そして無意味です」著者の口から静かに語られる、殺し合うことの悲惨さ、命の尊さが心を揺さぶる。
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商品の説明

著者について

アレン・ネルソン
1947年、ニューヨーク・ブルックリン生まれのアフリカ系アメリカ人。海兵隊員としてベトナム戦争の前線で戦う。帰国後の戦争による精神的後遺症から立ち直った後、日米両国で精力的に講演活動を行い、戦争の現実を訴えつづける。2009年3月逝去。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2010/3/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/3/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 176ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062766035
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062766036
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 74個の評価

著者について

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アレン・ネルソン
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベトナム戦争に参加し、ベトナム人を大量に殺した人間が語る「ベトナム戦争の現場」。
ここでは、政策の批判、戦争論等はほとんど語られない。
「自分は、どういう訓練を受け、どんな思考を植え付けられ、ベトナム人をこういう心理で殺した」という体験が述べられる。
この「ベトナム人を殺した時、どんな心理状態だったのか」が非常にリアルだし、大切なことだと思う。

また「戦争だから仕方無かった」「自分も軍の洗脳の犠牲者」といった弁解は一切書かれていない。
非常に平易な表現で、淡々と告白されるだけだ。

だからどうすべきだったのか、誰が悪かったのか、これからどうすれば良いのか・・・は、読者がそれぞれ思いを巡らすべきなのだろう。
ちょっと「感動の名著」といった趣は異なる「考えさせられる記録」だと思う。
2020年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校生の子供の読書感想文に買いました。早めに宿題を終えたいと言うので、すぐ届き助かりました。
2024年2月17日に日本でレビュー済み
ベトナム戦争に従軍した黒人兵士の思い。
普通に生まれ育っても幾つかの条件がととのえば鬼畜の兵士になってしまう、現在ガザで鬼畜の所業を行っているイスラエル兵士も同様だ、普通の人間なのだ。従軍が終わった後の彼等を襲うのはPTSDの苦しみであるに違いない。
日本の子供達にも読んで貰いたい。
2019年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の節で感動した。小さな女の子に「ネルソンさん、あなたは人を殺したんですか?」と単刀直入に聞かれて
しばらく経ってから「Yes」と答えた。目を閉じているネルソンの腰を抱きしめるその小さな女の子。
いやあ、参りました。あとは平和活動へと進むネルソン。戦争のむごたらしさ・悲惨さ・残酷さ・非常さを
切々と訴える。
我々人間社会は狂っていると思わざるを得ない。こうしている現在も地球上のどこかで戦争が実施されている。
やはり、人間という奴は....!!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 海兵隊員として参加したベトナム戦争から実家に帰ったアレンを待っていたのは、「おまえはもう、わたしの子どもじゃない」という母親の衝撃の言葉だった。優しい青年が戦争によって殺人者に変貌してしまったことを、母親は一瞬のうちに見抜いたのだった。実家を追い出されてホームレス生活をしていたアレンに、小学校でベトナムでの体験を話して欲しいという依頼をしてきたのは、偶然街で再会した高校の同級生だった。熱心な誘いに、小学校で子どもたちに当たり障りのない話を終えたアレンに、一人の子どもがした質問が本書のタイトルの言葉である。この絶体絶命の質問にアレンはなんと答えたのか、そして子どもたちはどう反応したのか。それは本書を読んで欲しい。
 ともあれこの出来事を機に、それまで重度のPTSDに苦しんでいたアレンは再生への道を歩み始めることになる。もっとも、ベトナムで殺人鬼と化していたアレンを変える可能性を秘めた出来事が2つあった。殺される直前の「ベトコン」が叫んだ、「なぜ、あなたたちは私たちの国で、私たちを殺しているのか? 私たちは自由のために戦っているだけだ。あなたたち黒人も自分の国ではそうではないのか」という言葉はアレンの胸に深く突き刺さった。そして、待ち伏せ攻撃を避けるために飛び込んだ濠の中で、若いベトナム人女性が出産する場面に偶然遭遇したことは、さらに決定的な転機となった。
 彼の後半生は、沖縄の平和運動や日本の憲法9条と出会い、平和の使徒となって各地で講演活動に奔走することに費やされる。しかし、このような劇的な転換も、あの小学生の質問以後、彼が戦争と平和の意味について真摯に向き合うことによって可能になったものである。2時間もあれば読み終えることができるが、読後感は一生消えない名著である。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争を美化する人を信用するな、というクリント・イーストウッドの言葉も想起するベトナム戦争の証言。
2012年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2年半ほど前、アマゾンのレビューからこの本を知りました。
「これは読まなくて」と思いつつ、安くなってから、オークションで探してからとなって、時間が経過して行きました。

ふと思い出しては、レビューを読んでいる時期が続き、アマゾンで中古本でしたが購入することができました。
多くの人のレビューに涙が止まらなかった・・・とあったので、それも惹きつけた理由の一つでした。

到着した本を手にしたら、これは子供たちに話聞かせよう、そう感じさっそく到着当日、我が家の子供(小学校4年生)と夫に向けて朗読を始めました。夕方5時頃でした。

ネルソンさんが高校時代の同級生(小学校先生をしている)に誘われて、小学校の授業の中で戦争体験を語りますが、最後の質問時間に小さな女の子が質問しました。
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」

長い時間が過ぎ、
その子がネルソンの手だったか、体だったか、そっと抱きしめてかけて言葉。。。。。
私も朗読する声が涙声になって、しっかり読むことができませんでした。
子供と夫もしーんとして夕方の時間、私の涙の声から聞こえる朗読の声に、じっと耳をそばだてていました。

多くのベトナム人を殺したネルソンさん。
殺されたベトナム人やその家族からすれば、それは到底許されない事であろうことも予測できるのですが、それでもなお、私は彼の勇気に敬意を表したいと思います。
地球上にはまだ戦争が続いている。
そして私の身内にも先の第二次世界大戦を生き抜いた祖父母や親がいるわけです。
直接戦争に出向いて、生きて帰って来た人間が、多くを語らないのは、あの状況下を本当の意味で理解できる人は、戦場に行った人間だけだとわかっているからだと。
そんな中で、正直に語り始めたネルソンさんの苦しみと癒しが、読む人の(聞く人の)心をつらぬくのではないでしょうか。

不思議な縁がありました。
私は「ネルソンさんの講演会に行きたい」と思いました。
しかし、これはかなわぬ事を知りました。
一昨年、白血病で亡くなられたそうです。
そのネルソンさんの話を、クラスメイトに昼ごはんを食べながら話す機会がありましたら、

「わたし、その人知っている・・・。平和運動に携わっている人が主催して、ネルソンさんの講演会をしていたの。それで直接会ったんだよ。」
「私が前離島で学校勤めしていたとき、学校で主催してネルソンさんに講演してもらったのだけど、皆泣いていたよ」

勇気とは、今の自分の限界を超えて行くことだと私は思います。
そしてその勇気は=限界は、いつも超えたところにまた在る、と言うことでもあるのです。
勇気を発動し、行動した人の姿を通して、私たちが何を見て行くか、行動して行くか。
心動かされた本でした。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特に深い内容はありません。
ベトナムでアメリカが酷いことをした、という内容です。
考察であったり、ルポルタージュ感は薄い。
成人には物足りないですが、小中学生には丁度良いのかな。