英語版も読んだが、翻訳がしっかりしているので、日本語版も読みやすいし、英語版の時には得られなかった刺激を受けたりもした。ただ、「過激なコラボレーション」「あなたの人間性」などの言葉には、元の英語を初出時に書いてもらえると、ありがたかった。（ちなみに、これらは"radical collaboration", "who you are")。
若い人だけでなく、勤務年数が長い（多くの）人にも参考になる箇所があるような気がする。エピソードの例も興味深いのが多く、読んでいて楽しかった。文庫本なので、比較的気軽に買うことができ、ありがたい。
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一生もの！全米ベストセラー50万部！急激に変わる生きかた、働きかたに直面して。
スタンフォード大学で12年かけて開発した人気講義を、大学の外の人にも届けるために書かれた本。一度かぎりの貴重な人生を、自ら舵取りをしてデザインしよう！というコンセプトは、当初、西海岸過ぎるかもしれないと思いました。実際にはNYタイムズのベストセラー50万部、20か国で読まれている定評のある本ならではの普遍性がありました。初めてデザイン思考の基礎的な原則が腹落ちしたことに加えて、この本の本来の目的である「人生設計にデザイン思考を使ってアプローチする」ための講義＆ワークの両面から取り組む構成が、実際にやってみようと背中を押してくれます。本文中のワークシートをリンク先からダウンロードしてやってみた感想は、プロトタイプなどのコンセプトを一人でやるのはなかなか難しいこともあり、和気あいあいとフィードバックを出しあえるグループでできたらいいな、と思いました。講義や本書をベースにした社会人向けに開発された公式ワークショップで体験することができます。全編をとおしてプログラムの開発者お二人の仲の良さが伝わってくる、掛け合いのような軽妙な文章の中に、デザイン思考以外に心理学や文学など様々な知見がうまく練り込まれており、さすがに長い年月をかけて開発された良質なプログラムだと思いました。もっと早くこの発想とプロセスに出会いたかった！スタンフォードの学生はこのような本質を問ういい授業を学生時に受けられて羨ましい！日本ならば就活生に限らず、人生100年時代で「ライフシフト」に直面する全ての人にとって役に立つと思います。オススメです。追記：withコロナによって、急激に変わる生きかた、働きかたを前に、いろいろと考え直している人に、役に立つかもしれません。
