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心理療法家の人類学: こころの専門家はいかにして作られるか 単行本 – 2018/6/15
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原書名: The Making of Psychotherapists: An Anthropological Analysis
【目次】
謝 辞
イントロダクション
専門職的社会化の人類学 専門職的社会化の人類学的エスノグラフィー ピエール・ブルデューについて――彼の理論とはいかなるものか 心理療法を研究するうえでのブルデュー理論の限界 心理療法の訓練生に自己決定は可能か 本書の意義 精神分析的/力動的心理療法について 本書の対象 フィールドワークとその方法論 名前の取り扱いについて
第1章 精神分析的心理療法の興隆と没落
心理療法の普及 英国における心理療法の誕生と普及 第二次世界大戦後の拡大 中心と周縁――心理療法の訓練の拡大 系譜的構造 精神分析インスティテュートについて――典型として UKCP vs BPC 正統性を得るための通時的・共時的アピール 系譜的構造の分節パターン 力動学派に対する脅威 精神医学による承認の撤回 第1章の結論
第2章 心理療法で起こること
事前訓練セラピー 心理療法における癒やしの人類学的研究 心理療法の場で起こること 治療の枠 時間の境界 空間の境界 関係の境界 治療関係における境界と逆転移 心理療法の場は儀礼的か?
第3章 心理療法的想像力――反転とアイロニー
心理療法における三つのアイロニックな反転 主体のアイロニー 苦悩のアイロニー 心理療法的想像力 第2章および第3章のまとめ
第4章 セミナーで起こること――精神分析的知識の伝達
セミナー 知の伝達 テキスト――輪郭のある実体 利益の共有 セミナーにおける言語 第4章のまとめ
第5章 疑念のマネジメント
疑念を扱う方略 異議申し立ての事例 事例その1 事例その2 事例その3 各事例に共通するテーマ 病理とみなされることへの異議 第4章および第5章のまとめ
第6章 スーパーヴィジョンで起こること
病因の力動的理解の起源 精神分析的な病因論の発展 一般的な病因論 アーリヤのケース――臨床セミナーにおける病因論 アーリヤが心理療法を受け始めたのはなぜか スーパーヴィジョンその1 スーパーヴィジョンその1での参加者のコメント 短い考察 スーパーヴィジョンその2 セミナーでの議論 短い考察 スーパーヴィジョンその3 セミナーでの議論 短い考察と結論
第7章 精神分析の病因論と訓練生の感じやすさ
病因論の分類 人類学的・民族医学的研究 病因論の分類 精神分析的な病因論 診断と確信 訓練の段階と感じやすさ 評価される不安と恐怖 心理療法のストレスから生じる従順さ 習熟することの魅力と高揚感 「直面化」の技術あるいは装置 第6章および第7章のまとめ
第8章 心理療法家の変容
神話的世界 倫理 政治性 共同体とアイデンティティ デュルケム、マルクス、そしてエヴァンズ=プリチャード 精神分析共同体における同一化と分化 ある心理療法家の人生 個人的伝記 マイケルの専門職としての軌跡を分析する 変容とは何か 変容のための条件 心理療法の魅力とは何か 社会学的理論の統合 第8章のまとめ
第9章 結 論
原 注
アンソロポロジー・オブ・XXX――監訳者あとがき
邦訳文献
文 献
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社誠信書房
- 発売日2018/6/15
- ISBN-104414414695
- ISBN-13978-4414414691
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心理療法を根本から考える。東畑開人の本。
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カスタマーレビュー |
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価格 | ¥4,620¥4,620 | ¥3,740¥3,740 | ¥2,090¥2,090 |
著者 | ジェイムス・デイビス 著 | 東畑 開人 著 | 東畑 開人 著 |
訳 | 東畑 開人 監訳 中藤 信哉 訳 小原 美樹 訳 | no data | no data |
内容紹介 | 訓練機関の人類学的フィールドワークを通じて、「心理療法家になること」がもつ「人間としての変容」という側面を明らかにする。 | 欧米の心理療法モデルに対して現場レベルで妥協され、変形し、語り難いものとなった心理療法こそ日本のありふれた心理療法である。 | 若き臨床心理士が怪しいヒーラーの治療を受け、話を聴いて回る。フィールドワークで心の治療を根底から問い直す冒険譚。舞台は沖縄! |
商品の説明
著者について
とうはたかいと|十文字学園女子大学人間生活学部講師、博士(教育学)、 臨床心理士、白金高輪カウンセリングリーム
なかふじしんや|京都大学学生総合支援センターカウンセリングルーム特定助教、博士(教育学)、臨床心理士
おはらみき|神田東クリニック/MPSセンターマネージャー、臨床心理士
登録情報
- 出版社 : 誠信書房 (2018/6/15)
- 発売日 : 2018/6/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 4414414695
- ISBN-13 : 978-4414414691
- Amazon 売れ筋ランキング: - 272,580位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,212位心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

1983年東京生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。
京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。
精神科クリニックでの勤務と、十文字学園女子大学准教授を経て
「白金高輪カウンセリングルーム」主宰。
博士(教育学)・臨床心理士。
著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房2015)『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』(医学書院 2019)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋 2021)、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社 2022)、『聞く聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩書房 2022)など。訳書にDavies『心理療法家の人類学―心の専門家はいかにして作られるのか』(誠信書房 2018) Robertson『認知行動療法の哲学』(金剛出版 2022)。
2019年、『居るのはつらいよ』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊国屋じんぶん大賞2020受賞。
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2022年11月18日に日本でレビュー済み著者の意図と試みが非常によい。今後が非常に興味深い。
- 2018年7月6日に日本でレビュー済み英国の心理療法家になるための訓練機関において、どのようなことが行われているのかを、訓練生やスーパーバイザーたちの生の声を通じて教えてくれる本です。
いうなれば心理療法家が生み出される「舞台裏」が描かれています。
特に、臨床心理士養成大学院を出た人(特に力動系)が読むと、もやもや、もしくはにやにやしてしまうのではないかと思いました。
訓練分析を通じて、「精神分析への忠誠」と「心理療法的想像力」という姿勢を内面化された人々(だけ)が残り、精神分析家への道を歩み始める。そうした姿勢はセラピーやスーパーバイズを通してどんどん深まり、強化されていく。そのようにして共同体(訓練機関)は団結を強め、自らの価値とビジョンに対して自己肯定的なあり方を持続させる。
面白かったのは、そこに馴染めなかった反対者は、その共同体から離反するか、もしくは分派になったりするものの、大きな外圧が生じた際には再統合されるというところでした。
一度は対立し、離れてしまったかつての仲間が、より大きな脅威が迫った際には味方となる。少年漫画のような展開ですが、現代日本の臨床心理学の学派同士でもあるあるだなと思います。
後半の宗教者から心理療法家になった人の自伝的エピソードもとても生々しく、読み応えがあります。
そして読んだ後は若干、もやもやが残りました。
というのは、この本は何かしら判断や解決を提示するものではなく、あくまで現状の分析だからです。上述のような訓練機関の構造を知ったうえで、そこからどう考えるのかは読者に委ねられています。「めっちゃ大学院のカンファレンスとかぶるな」「心理療法家の訓練て洗脳やんけ」「やはり心理療法は尊い」など、どのように考え受け取るかは読み手によるのだと感じました。
私自身は監訳者と同世代(80年代前半生まれ)ですが、この世代は、臨床心理学(特に力動系)バブル末期に夢を抱いて学部に入学し、バブルの余韻を大いに残した大学院で学びつつも臨床心理学の斜陽を肌で感じ(就職難)、今また国家資格化という大きな流れに巻き込まれ…、という波乱の時代を生きています。このように拠って立つ足元が揺らぎ続けるゆえに、「臨床心理学、心理療法とはいったい何なのか?」という疑問を持ちやすいのではないかと思います。
本書は、心理療法家(精神分析家)の訓練課程に関心がある人が読んでも面白いと思いますし、臨床心理学に携わり、上記のような疑問を持つ多くの人々にとっても、考えるヒントを与えてくれるように思います。
些事ですが、あとがきにあった著者(ジェイムス・デイビス)のHPのアドレスがリンク切れしているようです。調べたら確かに著者はハンサムでした。
- 2018年7月4日に日本でレビュー済み監訳者の東畑氏は「野の医者は笑う」という著書において、心理療法という営みについて「怪しげなヒーリング」との対比を通して問い、単なる違いだけだなく、共通性をも交えながら論じた。
内容もさることながら、何よりその軽快な語り口が読みやすく、感じさせられるところが多かった。
そんな監訳者が訳出した著書ということで早速読んでみた。
「野の医者~」のように一気読みは出来なかったが、そこで問われている内容や考察のアプローチは非常に興味深く、じっくり考える素材として味わいながら読んでいった。(個人的には、「野の医者」を先に読んでからの方が読む視点を定めやすいと思う)
公認心理師という社会性・チーム性・合理性(ある意味で経済性)を重視した国家資格が動き始める現時点において、現場で働いている臨床家は心理療法の意義・その成り立ち・構成するもの・そしてそもそも目指すものを改めて考える必要がある。
その緒として、本書は非常に刺激を与えてくれるものだと感じた。
特に、「神話」という視点で理論を捉える相対的視点は、正解のない「生きる」という営みを支援する臨床家にとっても、とても大切である。
それは、相対化しつつそこに深くコミットしないといけない、ということである。
私はなんとなく、河合隼雄の「物語論」に思いを馳せながら読んでいました。