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黄色い家 (単行本) 単行本 – 2023/2/20
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- 本の長さ608ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2023/2/20
- 寸法2.5 x 13.1 x 19.1 cm
- ISBN-104120056287
- ISBN-13978-4120056284
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出版社より
◎各界から推薦の言葉続々!
鴻巣友季子さん(毎日新聞)、三浦雅士さん(毎日新聞)、清水良典さん(日本経済新聞)、間室道子さん(このミステリーがすごい!2024年版)、逢坂冬馬さん(ブックファースト「名著百選」2023)、小川哲さん(同)、呉勝浩さん(同)・・
- メディアで大反響!
BS日テレ「深層NEWS」(2023年6月6日)
TBS「王様のブランチ」(2023年3月4日/12月23日)
読売、朝日、毎日、日経、東京新聞ほか各紙誌に書評掲載
- 書店員からも熱烈な支持
【第9回山中賞受賞】
読み終えて頭の芯が痺れて動けない……。惚れ惚れするほどかっこいい青春小説であった(TSUTAYA中万々店・山中由貴さん)
消えることのなかった純粋な思い。その心が痛くなるような美しさを、決して忘れることはできない(書店員・高頭佐和子さん「WEB本の雑誌」より抜粋)
息をするのも忘れるくらいのめりこんで読んだ。もう2023年のベストと言っても
いいくらい面白かった! (蟹ブックス・花田菜々子さん)
人はなぜ、金に狂い、罪を犯すのか―― 世界的作家が、孤独な少女の闘いを渾身の力で描ききった最高傑作。
2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな“シノギ”に手を出すことになる。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。(撮影 copyright Takeshi SHINTO)
揺らぐ境界線、押し寄せる感情の波。かつてない読書体験をあなたに。
商品の説明
著者について
大阪府生まれ。2008年『乳と卵』で芥川龍之介賞、09年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で中原中也賞、10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、13年、詩集『水瓶』で高見順賞、同年『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、16年『あこがれ』で渡辺淳一文学賞、19年『夏物語』で毎日出版文化賞を受賞。他の著書に『春のこわいもの』など。『夏物語』は40カ国以上で刊行が進み、『ヘヴン』の英訳は22年ブッカー国際賞の最終候補に選出された。23年2月、『すべて真夜中の恋人たち』が「全米批評家協会賞」最終候補にノミネート。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2023/2/20)
- 発売日 : 2023/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 608ページ
- ISBN-10 : 4120056287
- ISBN-13 : 978-4120056284
- 寸法 : 2.5 x 13.1 x 19.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,186位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 198位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』、『すべて真夜中の恋人たち』など著書多数。
2019年、第73回毎日出版文化賞受賞した『夏物語』は、20年ニューヨーク・タイムズが選ぶ「今年読むべき100冊」やTIMEの「今年のベスト10冊」などにも選ばれ、現在40カ国以上で刊行が進められている。
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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こんなにも、生きることは人を変えてしまうのか。
しばらくこの本の表紙を見たくないと思わせるほどの何かがあった。
読み終わり、どっと疲れた。
面白いとか、面白くないとかじゃなく、凄い体験だった。
最後までしっかりと読み切ってほしい。
最近のはやりなんでしょうか、貧困・水商売などの闇をえがくのではなくて、その裏にある発達障害を描く作品です。
読んでいるあいだはとても重たくて、苦しくて救いがないのですが、出会えて良かったです。
そこから連れ出してくれるのって、おなかいっぱいごはんを食べさせてくれる人なんだなあと。マズローの欲求の話のような、本当にご飯が食べられるかどうかってしあわせの本質なのかなと。
ここ近年、本屋大賞などでごはん系の作品がノミネートされているのも、多くの人にとってひもじさって不幸と直結するからなのかなと思ったりしています。アンパンマンは、ヒーローなんですけど、それはみんなをひもじさから救ってくれるからなんですよね。
普通ではない裏社会の一端が垣間見れます。
現代社会のひずみが凝縮されたような一冊です。