古事記に書いてあることが史実なのかどうか検証しよう、なんていう難しい本ではなくて、古事記っていうのはこんなにいろんな神様が出てきて、こんなことが書いてあるんだよ、とおもしろおかしく、しかもわかりやすく書いてある本です。時折日本書紀との比較も出てきて、この点も分かりやすかった。
最初にイザナギの命とイザナミの命がでてきて、これが日本版アダムとイヴのようなものですが、ここからたくさんの神様が誕生するんですね。だから日本には神様がたくさんいるんだなあ、と納得。なんか、神様たちの話なんだけど、とても人間臭くって面白い。男の神様はあっちこっちの美人を求め、女の神様はヤキモチ妬いたりで忙しい。全くのフィクションではなくどこかにこの話と通じる史実があったんだろうなあ、と考えながら読むのも面白かった。
いきなり古事記の解説書のような難しいものを読んでしまうと、2度と触れない書物になってしまうかもしれないけれど、こんな簡単にわかりやすく解説してもらうと、こんなことが書いてあるのか、と全体を見渡すことが出来るので、子どもにもいいかもしれない、と思った。
とにかく、肩の力を抜いて、楽しく読める本です。
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阿刀田高の楽しい古事記 単行本 – 2000/5/1
阿刀田 高
(著)
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2000/5/1
- ISBN-104048841289
- ISBN-13978-4048841283
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
古代、神々が高天原に集い、闘い、戯れていた頃…。史料をもとに伝説の地を訪ねて物語のあとを辿り、神々と歴代の天皇の、奇抜で人間的な武勇伝や色恋をみずみずしく、且つユーモアたっぷりに描く。『本の旅人』連載。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2000/5/1)
- 発売日 : 2000/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 260ページ
- ISBN-10 : 4048841289
- ISBN-13 : 978-4048841283
- Amazon 売れ筋ランキング: - 635,904位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。
国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995(平成7)年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞。
他に『花あらし』『シェイクスピアを楽しむために』『チェーホフを楽しむために』『佐保姫伝説』『プルタークの物語』など著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古事記の内容を分かりやすく紹介したものである。
神々の名前が長くて覚えにくい古事記だが、読みやすくする工夫がなされていて、それほど気にならずに読める。
登場人物たちのやり取りのセリフも、現代的にしてあり、分かりやすい。
神々の名前が長くて覚えにくい古事記だが、読みやすくする工夫がなされていて、それほど気にならずに読める。
登場人物たちのやり取りのセリフも、現代的にしてあり、分かりやすい。
2018年4月26日に日本でレビュー済み
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阿刀田さんらしい面白さはありますが、三大宗教の本に比べるとインパクトが少ない。日本人なので基礎知識があるからなんだろうとは思います。意外な部分が余りない。
2006年9月17日に日本でレビュー済み
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以前古事記を読もうとして断念した人、さわりだけでも知りたい人、興味はあるけど読みきれなそうな人、この本ならそんなあなたでも愉快に楽しく読めます。
2023年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古事記を現代語で分かりやすく記している。
しかし要注意なのは、本書は現代語訳ではなく、古事記を訳しながら書かれたエッセイだということである(著者が文中で何度もそう記している)。
タクシーに乗っただの現地の人に聞いただの、古事記そのものではなく著者の体験や考察が結構なボリュームを占める。内容自体はまあつまらなくはないが、古事記が読みたい人にとっては邪魔そのもの。
著者に罪はないが、公式の内容紹介にエッセイと書いていなかったのは許しがたい。現代語が読みやすかったのでかろうじて星2つにするが、騙された感はぬぐえず、読後感は悪かった。
しかし要注意なのは、本書は現代語訳ではなく、古事記を訳しながら書かれたエッセイだということである(著者が文中で何度もそう記している)。
タクシーに乗っただの現地の人に聞いただの、古事記そのものではなく著者の体験や考察が結構なボリュームを占める。内容自体はまあつまらなくはないが、古事記が読みたい人にとっては邪魔そのもの。
著者に罪はないが、公式の内容紹介にエッセイと書いていなかったのは許しがたい。現代語が読みやすかったのでかろうじて星2つにするが、騙された感はぬぐえず、読後感は悪かった。
2012年12月30日に日本でレビュー済み
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本の状態も良好でした。日本の古典を望んでいた叔母にプレゼントし、大変喜ばれました。阿刀田さんの解釈も。
2015年7月3日に日本でレビュー済み
いやー、面白かった。古事記を面白く分かりやすく解説する本です。解説というと堅苦しいので、古事記を紹介してくれる本です。古事記に登場する神様や天皇ゆかりの地を筆者が訪れた時のことも紹介されており、一種の旅行記としても読める。
実は、これを読んでからというものの、ゆかりの地に行きたくて仕方がない。奈良とかに行ってみようかと思う。実家近くにもヤマトタケルゆかりの地があるので、そこにも行ってみたいなと思っている。
この本を読めばきっと出かけたくなるでしょう。ああ、九州にも行きたいな。
実は、これを読んでからというものの、ゆかりの地に行きたくて仕方がない。奈良とかに行ってみようかと思う。実家近くにもヤマトタケルゆかりの地があるので、そこにも行ってみたいなと思っている。
この本を読めばきっと出かけたくなるでしょう。ああ、九州にも行きたいな。
2018年8月24日に日本でレビュー済み
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後半に進むにつれて、登場人物が、多くなり記憶し難い。まぁ、あまり期待せずに