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日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書) 新書 – 2019/6/17
野本 響子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2018年6月、「多くのひとは辞める練習が足りてない」というツイートが
数万回もリツイートされ話題になった。その反響が浮き彫りにしたのは、
「日本にはやめられなくて苦しんでいる人がたくさんいる」ということ。いじめ、自殺、ハラスメント…
日本のこれらの問題は「やめられない」「逃げ場がない」ことが深刻化の原因だ。
一方、このツイートをした著者の住むマレーシアは「仕事や学校が嫌ならすぐやめる」人も多く、
それでも社会は回っている。多様性にあふれ、怒る人が少ない寛容な“ゆるい”国に今、日本から移住・留学する人が
増えている。そのマレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介する。
●ハッピーじゃなければ学校を簡単に転校する人がいる
●クラスメートの年齢がまちまち。5歳と8歳が1年生ということも
●試験は厳しく落第あり。逆に飛び級できる学校もある
●学校に行かずホームスクールで好きなことだけ勉強する子がいる
●学校行事に出るか出ないか、子供が自分で決める
●自分で決めるから、その結果を引き受ける訓練ができる
●同じクラブ活動を続けてはいけない学校がある
●先生が子供の才能・適性を穴が開くほど見て探す
●信号が壊れていたら、譲り合ってテキトーに行く
●飛行機が何時間遅れても怒らず、近くの人と名刺交換&談笑
●社会システムが不十分なところは自分の頭で考えて動く
●小学生が政治について議論する
──本書より要約して抜粋
【著者略歴】
野本響子(のもと きょうこ)
埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、安田火災海上保険(現・損保ジャパン)に入社し、アスキーへ転職。
その後、フリーとなり「ASAhIパソコン」「アサヒカメラ」編集部を経てマレーシアへ。
著書に『いいね!フェイスブック』(朝日新書)、『マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩』(kindle版)など。
現在、現地のオンライン「マレーシアマガジン」編集長の他、PRや教育事業、旅行事業などに従事。
数万回もリツイートされ話題になった。その反響が浮き彫りにしたのは、
「日本にはやめられなくて苦しんでいる人がたくさんいる」ということ。いじめ、自殺、ハラスメント…
日本のこれらの問題は「やめられない」「逃げ場がない」ことが深刻化の原因だ。
一方、このツイートをした著者の住むマレーシアは「仕事や学校が嫌ならすぐやめる」人も多く、
それでも社会は回っている。多様性にあふれ、怒る人が少ない寛容な“ゆるい”国に今、日本から移住・留学する人が
増えている。そのマレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介する。
●ハッピーじゃなければ学校を簡単に転校する人がいる
●クラスメートの年齢がまちまち。5歳と8歳が1年生ということも
●試験は厳しく落第あり。逆に飛び級できる学校もある
●学校に行かずホームスクールで好きなことだけ勉強する子がいる
●学校行事に出るか出ないか、子供が自分で決める
●自分で決めるから、その結果を引き受ける訓練ができる
●同じクラブ活動を続けてはいけない学校がある
●先生が子供の才能・適性を穴が開くほど見て探す
●信号が壊れていたら、譲り合ってテキトーに行く
●飛行機が何時間遅れても怒らず、近くの人と名刺交換&談笑
●社会システムが不十分なところは自分の頭で考えて動く
●小学生が政治について議論する
──本書より要約して抜粋
【著者略歴】
野本響子(のもと きょうこ)
埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、安田火災海上保険(現・損保ジャパン)に入社し、アスキーへ転職。
その後、フリーとなり「ASAhIパソコン」「アサヒカメラ」編集部を経てマレーシアへ。
著書に『いいね!フェイスブック』(朝日新書)、『マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩』(kindle版)など。
現在、現地のオンライン「マレーシアマガジン」編集長の他、PRや教育事業、旅行事業などに従事。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2019/6/17
- 寸法10.6 x 1 x 17.3 cm
- ISBN-104087210812
- ISBN-13978-4087210811
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商品の説明
著者について
【著者略歴】野本 響子(のもと きょうこ)埼玉県生まれ。早稲田大学卒業後、安田火災海上保険(現・損保ジャパン)に入社し、アスキーへ転職。その後、フリーとなり「ASAhIパソコン」「アサヒカメラ」編集部を経てマレーシアへ。著書に『いいね!フェイスブック』(朝日新書)、『マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩』(kindle版)など。現在、現地のオンライン「マレーシアマガジン」編集長の他、PRや教育事業、旅行事業などに従事。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2019/6/17)
- 発売日 : 2019/6/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4087210812
- ISBN-13 : 978-4087210811
- 寸法 : 10.6 x 1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,486位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 34位その他の外国のエッセー・随筆
- - 360位集英社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
細かいことは気にしすぎないように
日本と世界の教育の違い、価値観の違いを理解するにはとても良い1冊です。野本さんの日本にいたときとマレーシアに移ってからの経験が具体的で、子供に対しての周囲の対応も含めて詳細に書かれています。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
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申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月18日に日本でレビュー済み
日本の小中学校を経てマレーシアの大学に通う学生は、「日本にいたときは自分の時間を生きられず、自分の好きなものにすら気づけなかった。」と言う。「進路相談の先生は偏差値を見て、君の学力ならこの学校じゃないか?」と言う。「要するに成績だけで、個人を見ていないんです。受験もそうで、大学で何を学びたいかは関係ない。就職活動も企業に入るためで入口しか見ていない。マレーシアでは個性を認めてもらえるので、自分の好きに向き合えるのです。」
自分の好きや適性を見極めるためにはトライ&エラーが必須。しかし日本では、一斉に入学し、一斉に卒業し、一斉に就職する。入学して途中でやめると受け入れ先の選択肢が極端に少ないので、不本意なところでも行かざるを得なくなる。こうした社会ではトライ&エラーができない。物差しは成績とスポーツくらいしかなく、一度走り出すと後戻りできない。「途中でやめる」ことに偏見を持つ人も多いので、何かに新しく挑戦しにくい。
マレーシアでは毎年同じクラブ活動をすることが推奨されない。著者の息子さんによると、「自分の興味のないことでも実際やってみると楽しかった。」自分の興味のあることをあえてさせない。その代わりに新しいことに挑戦させる。なるべく多くのことを試してみなければ、自分に向いていることや適性はわからないだろう。実際日本の学生は、「自分のやりたいことがわからない。」「自分が何をしたいのかわからない。」という人が多いようだ。
日本の教育の目的はおとなしく従順で、何も疑問を持たずよく働く労働者。そのために学校では思想をチェックしたり、校則を厳しくしたりして教師のいうことをよくきく、主人に忠実な奴隷を生産するシステムをつくった。学校は勉強を教わるだけの場所ではない。社会での「正しい」振る舞いを身につけるための場所。学校に厳しい校則があるのも1学級40人というシステムが維持されているのもそのため。中学校や高校に髪の長さから靴下の色までうるさく制限する校則があるのは、わけのわからない規則で縛りつけられることに慣れさせて、規則を守り上に逆らわない従順な人間(奴隷)をつくるため。1学級が40人なのも勝手な言動をしないおとなしい人間をつくるため。40人が勝手なことをしだしたら授業は成立しない。教師も自分の意に反して生徒に対して高圧的、強権的になるよう仕向けられる。校則なんてばからしいと思っても、それを守らないと他の生徒や教師から攻撃される。変わったことをする生徒は仲間外れにされたり、いじめられたりする。目立つ人間はつぶされていく。いわゆる「同調圧力」。それは権力や権威に従順な人間をつくるため。教師や生徒も相互に監視して従順な人間をつくるための役割を立派に果たしている。産業革命以降の学校は人間を忠犬にするための調教システムとしてつくられている。
最後に著者の息子さんが大好きだったインド人の先生からもらった手紙を記す。
「どうぞ忘れないで。ただあなたらしくいてね。人々にありのままのあなたを見せてね。不完全で、欠点があって、変わっていて、美しい、そしてマジカルなあなたを。あなたには代わりがいないのです。今のまま、いつもハッピーにしていてね。」
マレーシアの教育は、子どものいいところを見つけてそこを伸ばそうとする。
日本の教育は、個性など押し潰して国家のための、資本のための従順な、優秀な奴隷あるいは使い捨ての道具を作ろうとする。
自分の好きや適性を見極めるためにはトライ&エラーが必須。しかし日本では、一斉に入学し、一斉に卒業し、一斉に就職する。入学して途中でやめると受け入れ先の選択肢が極端に少ないので、不本意なところでも行かざるを得なくなる。こうした社会ではトライ&エラーができない。物差しは成績とスポーツくらいしかなく、一度走り出すと後戻りできない。「途中でやめる」ことに偏見を持つ人も多いので、何かに新しく挑戦しにくい。
マレーシアでは毎年同じクラブ活動をすることが推奨されない。著者の息子さんによると、「自分の興味のないことでも実際やってみると楽しかった。」自分の興味のあることをあえてさせない。その代わりに新しいことに挑戦させる。なるべく多くのことを試してみなければ、自分に向いていることや適性はわからないだろう。実際日本の学生は、「自分のやりたいことがわからない。」「自分が何をしたいのかわからない。」という人が多いようだ。
日本の教育の目的はおとなしく従順で、何も疑問を持たずよく働く労働者。そのために学校では思想をチェックしたり、校則を厳しくしたりして教師のいうことをよくきく、主人に忠実な奴隷を生産するシステムをつくった。学校は勉強を教わるだけの場所ではない。社会での「正しい」振る舞いを身につけるための場所。学校に厳しい校則があるのも1学級40人というシステムが維持されているのもそのため。中学校や高校に髪の長さから靴下の色までうるさく制限する校則があるのは、わけのわからない規則で縛りつけられることに慣れさせて、規則を守り上に逆らわない従順な人間(奴隷)をつくるため。1学級が40人なのも勝手な言動をしないおとなしい人間をつくるため。40人が勝手なことをしだしたら授業は成立しない。教師も自分の意に反して生徒に対して高圧的、強権的になるよう仕向けられる。校則なんてばからしいと思っても、それを守らないと他の生徒や教師から攻撃される。変わったことをする生徒は仲間外れにされたり、いじめられたりする。目立つ人間はつぶされていく。いわゆる「同調圧力」。それは権力や権威に従順な人間をつくるため。教師や生徒も相互に監視して従順な人間をつくるための役割を立派に果たしている。産業革命以降の学校は人間を忠犬にするための調教システムとしてつくられている。
最後に著者の息子さんが大好きだったインド人の先生からもらった手紙を記す。
「どうぞ忘れないで。ただあなたらしくいてね。人々にありのままのあなたを見せてね。不完全で、欠点があって、変わっていて、美しい、そしてマジカルなあなたを。あなたには代わりがいないのです。今のまま、いつもハッピーにしていてね。」
マレーシアの教育は、子どものいいところを見つけてそこを伸ばそうとする。
日本の教育は、個性など押し潰して国家のための、資本のための従順な、優秀な奴隷あるいは使い捨ての道具を作ろうとする。
2023年3月24日に日本でレビュー済み
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「やめる」というのはつまり、結果も自己責任で引き受けて決断すること。
この本の要旨はそれだと思う。
蓋し、日本は自分の人生を他者の評価や指示に委ねていて、自己責任で決めていく人は少ないように思う。
人生を他人任せにせず、自分のものとするのは、幸福のためのマストな条件ではないか。
この本の要旨はそれだと思う。
蓋し、日本は自分の人生を他者の評価や指示に委ねていて、自己責任で決めていく人は少ないように思う。
人生を他人任せにせず、自分のものとするのは、幸福のためのマストな条件ではないか。
2023年3月17日に日本でレビュー済み
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本を読んで視野が広がる感覚がありました。
また日本に住んで息苦しさ、違和感を感じている身としても、「私は私でいいんだ。日本に過剰な意識や、偽りの常識が存在してるだけに過ぎない。」と私なりに解釈し、心が軽くなりました。
かれこれ10年足踏み状態の海外旅に飛び出る勇気にもなりました。
またこの本を読んで、皆さんによっても捉え方も多様なんだろうな、と思うとそれも面白いなと思いました。
良本です。
ありがとうございました。
また日本に住んで息苦しさ、違和感を感じている身としても、「私は私でいいんだ。日本に過剰な意識や、偽りの常識が存在してるだけに過ぎない。」と私なりに解釈し、心が軽くなりました。
かれこれ10年足踏み状態の海外旅に飛び出る勇気にもなりました。
またこの本を読んで、皆さんによっても捉え方も多様なんだろうな、と思うとそれも面白いなと思いました。
良本です。
ありがとうございました。
2023年1月2日に日本でレビュー済み
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この本がきっかけで今月末にマレーシアに行ってみます。自分の5感で何かを感じて今年をスタートさせます。ようやくの海外、この本で背中を押されました。楽しみです!
2023年10月11日に日本でレビュー済み
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2章までは興味深く読めました。
ただ3章に入ると「マレーシアはここが良い」「日本は(良いこともあるが)ここが足りてない」ということがこれでもかと列挙されて、本題の「辞める練習が足りない」ことから離れているように感じました。
マレーシアでは何でも挑戦できて、いつでも辞められることを伝えたいのだろうが、日本はそんなに悪いのかという気持ちになり途中で読むのを辞めてしまいました。
ただ3章に入ると「マレーシアはここが良い」「日本は(良いこともあるが)ここが足りてない」ということがこれでもかと列挙されて、本題の「辞める練習が足りない」ことから離れているように感じました。
マレーシアでは何でも挑戦できて、いつでも辞められることを伝えたいのだろうが、日本はそんなに悪いのかという気持ちになり途中で読むのを辞めてしまいました。
2022年8月6日に日本でレビュー済み
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「あなたの考えはさっぱりわからないし、わかりたくもない。けれどもあなたの考えはそのままで良いし、あなたを人間として尊重する」というくだりが、印象に残った。マレーシアと一口にいっても単一の人々ではないのだね。よく知らなかったけど。本書で語られるマレーシアでの経験を読んでいくと、多様であるからこそ、社会は生きやすくなる、ということが感じられた。「やめる練習」というけど、単純にやめればいいとかそういう話じゃない。
自分はどうしたいのか、何がしたいのかを考え、それに沿った生活をすればいいんじゃない?という話だ。今いるところがそれに沿わないのではあれば、場所、環境をかえればいいでしょ、と。
本書を読んで、別に仕事をやめようとは思わなかったけど、寛容ではありたいと思った。あと、寛容であるためにこそ、自分で感じ、考えることが必要なのだな、とも。こういうものでしょ、という考え方は、自分で考えないし、「こういうもの」でないものに対し、ストレスを感じやすいから。
自分はどうしたいのか、何がしたいのかを考え、それに沿った生活をすればいいんじゃない?という話だ。今いるところがそれに沿わないのではあれば、場所、環境をかえればいいでしょ、と。
本書を読んで、別に仕事をやめようとは思わなかったけど、寛容ではありたいと思った。あと、寛容であるためにこそ、自分で感じ、考えることが必要なのだな、とも。こういうものでしょ、という考え方は、自分で考えないし、「こういうもの」でないものに対し、ストレスを感じやすいから。
2022年10月2日に日本でレビュー済み
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本書は、家族でマレーシアへ移住した著者の実体験を基に、マレーシア社会と日本社会を対比してその違いを述べたものである。タイトルにもあるように、その大きな違いは「やめること」に対して寛容か否か、だ。
マレーシアでは、途中でやめて新しい環境へ身を投じることを、子供の時から頻繁に行う。転校やクラブ活動を変えることなど当たり前で、学校行事への参加も本人の選択制だという。続けるかやめるか、やるかやらないかを自分で決めることにより、挑戦することに慣れ、自分の適正がわかってくるという。対して日本の社会は、途中で辞めことをあまり想定しておらず、日本人は辞められないことで苦しむことが多いと著者は指摘する。(学校や会社はその典型だろう)
本書では、マレーシア社会の寛容さ、いい意味での適当さを表す数々のエピソードが、著者の体験として紹介される。対比されるのは、日本の不寛容さ、完璧さを求める窮屈な社会だ。一例をあげると、顧客の要求レベルが高い日本ではサービスが肥大化し、結果手間が増え労働環境が過酷になり、人手が足りなくなる。これは、現在のどの日本企業にも共通する問題だろう。マレーシアのサービスは簡素で無愛想だが、その分融通がきくという。人が寛容になれば日本の社会も変わるとの著者の主張には、大いに納得するものがある。
子供の頃から何でもやってみることで、自分自身の得手不得手と向き合い、判断をいつも自分で行い、自分のオリジナルな思考が育まれる。著者は「正しさ」でさえ大した意味はなく、人種や地域、時代によって動く曖昧なものだという。自分の「意見」に正しいも間違いもないということであり、大人の私の心にも響く内容だ。
そう言えば、ウチの娘や息子も、水泳、バトン、ダンス、バスケ、テニス、ピアノ、そしてジャズやチェロまで、やりたいものは自分で始めて、辞めたいものは自分で辞めてきた。親の指示で始めたり辞めたりはしなかった。自分で始めて自分で辞める練習が、小さい頃からできていたんだなと、本書を読んでちょっと嬉しくなった次第だ。
マレーシアでは、途中でやめて新しい環境へ身を投じることを、子供の時から頻繁に行う。転校やクラブ活動を変えることなど当たり前で、学校行事への参加も本人の選択制だという。続けるかやめるか、やるかやらないかを自分で決めることにより、挑戦することに慣れ、自分の適正がわかってくるという。対して日本の社会は、途中で辞めことをあまり想定しておらず、日本人は辞められないことで苦しむことが多いと著者は指摘する。(学校や会社はその典型だろう)
本書では、マレーシア社会の寛容さ、いい意味での適当さを表す数々のエピソードが、著者の体験として紹介される。対比されるのは、日本の不寛容さ、完璧さを求める窮屈な社会だ。一例をあげると、顧客の要求レベルが高い日本ではサービスが肥大化し、結果手間が増え労働環境が過酷になり、人手が足りなくなる。これは、現在のどの日本企業にも共通する問題だろう。マレーシアのサービスは簡素で無愛想だが、その分融通がきくという。人が寛容になれば日本の社会も変わるとの著者の主張には、大いに納得するものがある。
子供の頃から何でもやってみることで、自分自身の得手不得手と向き合い、判断をいつも自分で行い、自分のオリジナルな思考が育まれる。著者は「正しさ」でさえ大した意味はなく、人種や地域、時代によって動く曖昧なものだという。自分の「意見」に正しいも間違いもないということであり、大人の私の心にも響く内容だ。
そう言えば、ウチの娘や息子も、水泳、バトン、ダンス、バスケ、テニス、ピアノ、そしてジャズやチェロまで、やりたいものは自分で始めて、辞めたいものは自分で辞めてきた。親の指示で始めたり辞めたりはしなかった。自分で始めて自分で辞める練習が、小さい頃からできていたんだなと、本書を読んでちょっと嬉しくなった次第だ。