いわゆる会話のテクニックに疑問を呈し、会話の真の目的を問う本です。これまで、会話術などのテクニックについての本は何冊か読んできましたが、いまだにお客さんとの会食などでの会話が難しいなと感じる時がありました。そんな中でたまたまX(旧Twitter)で本書のレビューを見かけ、今まで読んだ会話術の本とは会話に対する考え方が全く異なるようだったので、興味を持って読みました。
本書では、「人はあなたの話に興味はないし、あなたも人の話に興味はない」という直視しづらい現実を前提に、それなのになぜ人は会って話すのか、と著者の考え方が展開されます。まず、この視点が既に斬新でした。普段何気なく行っている会話の中で、「ツッコミ=マウンティングは一切不要」、「『面白いですね』といった批評は不要」など、そのような考え方があるのかと目から鱗でした。たしかに、ツッコミはする方は気持ちいいかもしれませんが、そのツッコミで周りが受けたとしても、ツッコミを受けた当人は気分を害している場合が多いかもしれません。また、批評については、それがたとえポジティブなものであっても、簡単な批評で話をまとめられて不完全燃焼になってしまった、なんてことも誰もが経験したことがあるかと思います。
自分のことでも相手のことでもない外のことに目を向け、新しい風景を発見する。これが著者の考える、真の会話の目的であり、そこには、ツッコミや批評も不要です。思い返すと、会話が盛り上がる時って、「そんな見方があるのか!」といった驚きや発見が多いかもなと思いました。そういったことが、著者の言う「新しい風景を発見する」ということかもしれません。
本書には相槌や傾聴といったテクニックは一切ありませんし、著者の言う会話の真の目的を実現するのって実際はかなり難しいと感じもしましたが、面白い考え方だと思いました(これも本書で言うマウンティングになってしまうかもしれませんが)。「相手が興味を持ちそうな話題を振らなきゃ」「相手の興味・関心を引き出す質問をしないと」とか、そんな肩の力も抜けそうな気がします。会話で悩んでいるけれど、巷の会話術の本がピンとこないという人に、おすすめです。
Kindle 価格: | ¥1,336 (税込) |
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会って、話すこと。――自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。人生が変わるシンプルな会話術 Kindle版
会話と、それによって生まれる人間関係。
なにより会話によってわたしたちはどのように幸せになれるのか。
わたしたちは、なぜ、会って話をしてきたのか。
そんな話を始めたい。
———
インタビューがそんなに好きでない人(私)が、
何度も色んなことを話せたのは、
それこそがまさに田中さんの会話術なのでしょう。
おもろい人です。
ーー奥田民生
なるほどーー
この本には、人を原点に引き戻す強烈な力がある。
ーー林修
———
本書は、毎日の会話の中で、こんなことに苦しんでいる人に読んでもらいたい。
・ 自分のことをわかってもらおうとして苦しんでいる人
・ 他人のことをわかろうとして苦しんでいる人
・ 他人を説得したいと思って苦しんでいる人
・ 他人を思い通りに動かしたいと思って苦しんでいる人
・ 他人にもっと好かれたいと思って苦しんでいる人
・ 会話でもっと学びを得たいと思って苦しんでいる人
・ 会話でもっと笑いたいと思って苦しんでいる人
興味もないのに相手の話を聞くふりをしたり、
聞いてもいないのに相槌を打ったり、
理解してもいないのに相手の言葉を反復したり、
そんな会話術が人間同士が正直に向かい合う態度といえるだろうか。
あるいは、興味本位に相手に根掘り葉掘り質問を浴びせたり、
自分を理解させたくて心の内面を相手にぶちまける、
そんな姿勢が向かい合う二人を幸せにするだろうか。
また、上手な世渡りのために相手を持ち上げたり、
自分の利益のために相手に「イエス」と言わせる、
そんなテクニックが誠実だと言えるだろうか。
自分のことは話さなくていい。
相手のことも聞き出さなくていい。
ただ、お互いの「外」にあるものに目線を合わせ、
同じ方を向くことができれば、
誰とだって会話は続くし、楽しくなる。
2020年から非日常になってしまった「会って、話す」を問い直し、
幸せな人間関係を築く技術と考え方を伝えます。
なにより会話によってわたしたちはどのように幸せになれるのか。
わたしたちは、なぜ、会って話をしてきたのか。
そんな話を始めたい。
———
インタビューがそんなに好きでない人(私)が、
何度も色んなことを話せたのは、
それこそがまさに田中さんの会話術なのでしょう。
おもろい人です。
ーー奥田民生
なるほどーー
この本には、人を原点に引き戻す強烈な力がある。
ーー林修
———
本書は、毎日の会話の中で、こんなことに苦しんでいる人に読んでもらいたい。
・ 自分のことをわかってもらおうとして苦しんでいる人
・ 他人のことをわかろうとして苦しんでいる人
・ 他人を説得したいと思って苦しんでいる人
・ 他人を思い通りに動かしたいと思って苦しんでいる人
・ 他人にもっと好かれたいと思って苦しんでいる人
・ 会話でもっと学びを得たいと思って苦しんでいる人
・ 会話でもっと笑いたいと思って苦しんでいる人
興味もないのに相手の話を聞くふりをしたり、
聞いてもいないのに相槌を打ったり、
理解してもいないのに相手の言葉を反復したり、
そんな会話術が人間同士が正直に向かい合う態度といえるだろうか。
あるいは、興味本位に相手に根掘り葉掘り質問を浴びせたり、
自分を理解させたくて心の内面を相手にぶちまける、
そんな姿勢が向かい合う二人を幸せにするだろうか。
また、上手な世渡りのために相手を持ち上げたり、
自分の利益のために相手に「イエス」と言わせる、
そんなテクニックが誠実だと言えるだろうか。
自分のことは話さなくていい。
相手のことも聞き出さなくていい。
ただ、お互いの「外」にあるものに目線を合わせ、
同じ方を向くことができれば、
誰とだって会話は続くし、楽しくなる。
2020年から非日常になってしまった「会って、話す」を問い直し、
幸せな人間関係を築く技術と考え方を伝えます。
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2021/9/14
- ファイルサイズ32742 KB
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商品の説明
出版社からのコメント
自分のことは話さなくていい。相手のことも聞き出さなくていい。ただ、お互いの「外」にあるものに目線を合わせられれば、誰とだって会話は続くし、楽しくなる。2020年から非日常になってしまった「会って、話す」を問い直し、幸せな人間関係を築くための技術と考え方を伝えます。
著者について
田中泰延(たなか・ひろのぶ)
1969年大阪生まれ。早稲田大学第二文学部卒。学生時代から6000冊以上の本を乱読。
1993年株式会社 電通入社。24年間コピーライター・CMプランナーとして活動。
2016年退職、「青年失業家」と称し、インターネット上で執筆活動を開始。 Webサイト「街角のクリエイティブ」に連載する映画評「田中泰延のエンタメ新党」が累計500万PV超の人気コラムになる。
その他、奈良県、滋賀県、広島県、栃木県などの地方自治体と提携したPRコラム、写真メディア「SEIN」などで連載記事を執筆。映画・文学・哲学・音楽・写真など硬軟幅広いテーマの文章で読者の支持を得る。
2019年、ダイヤモンド社より初の著書『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』を刊行。
2020年、出版社・ひろのぶと株式会社を創業。
Twitter:@hironobutnk
1969年大阪生まれ。早稲田大学第二文学部卒。学生時代から6000冊以上の本を乱読。
1993年株式会社 電通入社。24年間コピーライター・CMプランナーとして活動。
2016年退職、「青年失業家」と称し、インターネット上で執筆活動を開始。 Webサイト「街角のクリエイティブ」に連載する映画評「田中泰延のエンタメ新党」が累計500万PV超の人気コラムになる。
その他、奈良県、滋賀県、広島県、栃木県などの地方自治体と提携したPRコラム、写真メディア「SEIN」などで連載記事を執筆。映画・文学・哲学・音楽・写真など硬軟幅広いテーマの文章で読者の支持を得る。
2019年、ダイヤモンド社より初の著書『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』を刊行。
2020年、出版社・ひろのぶと株式会社を創業。
Twitter:@hironobutnk
登録情報
- ASIN : B099N7CCDN
- 出版社 : ダイヤモンド社; 第1版 (2021/9/14)
- 発売日 : 2021/9/14
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 32742 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 191ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 18,733位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 502位心理学入門
- - 528位心理学 (Kindleストア)
- - 533位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
著者について
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1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」と自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、「印税2割」を掲げる出版社「ひろのぶと株式会社」を創業。2023年12月、実践的な文章指南書である『「書く力」の教室』(SBクリエイティブ)発売。
イメージ付きのレビュー
5 星
ご機嫌でいよう!
田中 泰延さんの「読みたいことを、書けばいい」に続く二冊目の本「会って、話すこと」が出た!!コロナ禍で会いたい人にも会えず、会話はオンラインばかりになってしまった今ではあるけれど、私は実はあんまり悲観していなかった。むしろ楽でいいなと思ってきた。オンラインの会議は、喋らないと決めれば一切喋らなくても済むし、それがありがたがられることもある。脱線して時間を取られることは、とても嫌がられること。聞くだけでオッケー、受け身で参加できるなんてこんな楽なことはない。何も喋らなくても、会話した気分になれる。私は以前から会って話すことより、書いて伝える方が楽だと思ってきた。だから、毎日、くだらないことをそこここに書きまくっている。どうして話すより書く方が楽だと思うのか、というと、たぶん、咄嗟に出てくる言葉に自信がないからだ。考えずにポロリと出てくる言葉も、考えた挙句に絞り出す言葉も、どちらも、ヒリヒリするほど何も纏わない素の私だ。「私はこういう人です」と述べるまでもなく、どういう人なのかがバレてしまう。それが怖い。バカな自分がバレるんじゃないか。冷たい自分がバレるんじゃないか。ほんとは何も考えてない自分がバレるんじゃないか。書けば多少はそこをごまかせるんじゃないか。いや書いたってバレてるんだろうけれど、生の反応より一段階加工が加わり「素から遠くなった分」だけマシになっているんじゃないか。そんなふうに思ってきた。でも、バレたっていいんじゃないか。バレた方が「そんなあなたを面白い」と思ってくれる人と出会えるんじゃないか。と思わせてくれたのがこの本である。会って話したいな。目の前であなたが動き、呼吸する生を感じながら、私の欠点も長所も晒しまくりながら、つまらない話をゲラゲラ笑いながらしたい。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月6日に日本でレビュー済み
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ページ数もそこそこで平易な文章のためとても読みやすいです。早い人でしたら数時間で読み終わると思います。
数多ある会話「術」の本ではなく会話を楽しむことに主眼を置いており新しい視点を得られた気がしました。
文中にユーモアがちりばめられており、自分もなんどかクスクス笑いながら読みました。
どうでもいいことを話して、ボケ続けられて、LINEスタンプのようにスパっと会話を終わらせられる軽やかな人になりたいですね。
数多ある会話「術」の本ではなく会話を楽しむことに主眼を置いており新しい視点を得られた気がしました。
文中にユーモアがちりばめられており、自分もなんどかクスクス笑いながら読みました。
どうでもいいことを話して、ボケ続けられて、LINEスタンプのようにスパっと会話を終わらせられる軽やかな人になりたいですね。
2024年4月21日に日本でレビュー済み
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会話の術を学習できる1冊でした。
2023年7月27日に日本でレビュー済み
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ビジネス書で売ってる、決まりきった結論を示す無機的な本とは違う、生きた本だなと感じました。
テクニック本ではなく随筆。
ポイント:自己開示
ポイント:傾聴
みたいな書き方がされてる9割の本の内容をメタって語られていて、当たり前を疑わされました。
9割の会話本のとおり、自己開示しても人に好かれたと思ったことはなかったし、なんなら要らんこと言ってしまったことの方が多かった。
9割の会話本のとおり、相手の話を傾聴して、大きく頷いて、オープンクエスチョンで深ぼっていても、気を使うだけで疲れるだけだった。
自分の本能(自分のことを知られたくない、相手のことなんて別に知りたくない)と、洗脳された理性(ポイント:自己開示、ポイント:傾聴)が実は矛盾していたのだと気付きました。
テクニック本ではなく随筆。
ポイント:自己開示
ポイント:傾聴
みたいな書き方がされてる9割の本の内容をメタって語られていて、当たり前を疑わされました。
9割の会話本のとおり、自己開示しても人に好かれたと思ったことはなかったし、なんなら要らんこと言ってしまったことの方が多かった。
9割の会話本のとおり、相手の話を傾聴して、大きく頷いて、オープンクエスチョンで深ぼっていても、気を使うだけで疲れるだけだった。
自分の本能(自分のことを知られたくない、相手のことなんて別に知りたくない)と、洗脳された理性(ポイント:自己開示、ポイント:傾聴)が実は矛盾していたのだと気付きました。
2023年12月30日に日本でレビュー済み
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前作の感動体験が大きすぎたのか。今作は正直、手応えのようなものは感じられにくく、悲しかった。会話に対する捉え方、向き合い方が私と全然違う。だからこそ、勉強になったとも言えるのか。「今、なんの話をしてたんだっけ?」という状態になることが、理想の会話らしいが、私はそう思いたくない。著者が受診し、比較した2件の耳鼻科。私は、迷わず流行ってない方を受診します。関係ありすぎる返しと、関係なさすぎる返し。この区別、どこまで意味があろうか。
2023年7月8日に日本でレビュー済み
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いい本ですね!もう一回読みたい。
2024年1月27日に日本でレビュー済み
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一見ハウツー本のようだがそのようなことは全く無くどう役に立てるかは読んだ人次第。だがハウツー本を何冊も読んだ人なら分かると思うが効果があるならもう読まないはず。何冊も読むということは効果がなく騙されているということに気づく。この本はそれらのノウハウの逆をあえて進みながら会話の本質とは何かを面白く伝えようとしている。久しぶりに楽しい気分になれた。
2021年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田中 泰延さんの「読みたいことを、書けばいい」に続く二冊目の本「会って、話すこと」が出た!!
コロナ禍で会いたい人にも会えず、会話はオンラインばかりになってしまった今ではあるけれど、私は実はあんまり悲観していなかった。
むしろ楽でいいなと思ってきた。
オンラインの会議は、喋らないと決めれば一切喋らなくても済むし、それがありがたがられることもある。
脱線して時間を取られることは、とても嫌がられること。
聞くだけでオッケー、受け身で参加できるなんてこんな楽なことはない。
何も喋らなくても、会話した気分になれる。
私は以前から会って話すことより、書いて伝える方が楽だと思ってきた。
だから、毎日、くだらないことをそこここに書きまくっている。
どうして話すより書く方が楽だと思うのか、というと、たぶん、咄嗟に出てくる言葉に自信がないからだ。
考えずにポロリと出てくる言葉も、考えた挙句に絞り出す言葉も、どちらも、ヒリヒリするほど何も纏わない素の私だ。
「私はこういう人です」と述べるまでもなく、どういう人なのかがバレてしまう。
それが怖い。
バカな自分がバレるんじゃないか。
冷たい自分がバレるんじゃないか。
ほんとは何も考えてない自分がバレるんじゃないか。
書けば多少はそこをごまかせるんじゃないか。
いや書いたってバレてるんだろうけれど、生の反応より一段階加工が加わり「素から遠くなった分」だけマシになっているんじゃないか。
そんなふうに思ってきた。
でも、バレたっていいんじゃないか。
バレた方が「そんなあなたを面白い」と思ってくれる人と出会えるんじゃないか。
と思わせてくれたのがこの本である。
会って話したいな。
目の前であなたが動き、呼吸する生を感じながら、私の欠点も長所も晒しまくりながら、つまらない話をゲラゲラ笑いながらしたい。
コロナ禍で会いたい人にも会えず、会話はオンラインばかりになってしまった今ではあるけれど、私は実はあんまり悲観していなかった。
むしろ楽でいいなと思ってきた。
オンラインの会議は、喋らないと決めれば一切喋らなくても済むし、それがありがたがられることもある。
脱線して時間を取られることは、とても嫌がられること。
聞くだけでオッケー、受け身で参加できるなんてこんな楽なことはない。
何も喋らなくても、会話した気分になれる。
私は以前から会って話すことより、書いて伝える方が楽だと思ってきた。
だから、毎日、くだらないことをそこここに書きまくっている。
どうして話すより書く方が楽だと思うのか、というと、たぶん、咄嗟に出てくる言葉に自信がないからだ。
考えずにポロリと出てくる言葉も、考えた挙句に絞り出す言葉も、どちらも、ヒリヒリするほど何も纏わない素の私だ。
「私はこういう人です」と述べるまでもなく、どういう人なのかがバレてしまう。
それが怖い。
バカな自分がバレるんじゃないか。
冷たい自分がバレるんじゃないか。
ほんとは何も考えてない自分がバレるんじゃないか。
書けば多少はそこをごまかせるんじゃないか。
いや書いたってバレてるんだろうけれど、生の反応より一段階加工が加わり「素から遠くなった分」だけマシになっているんじゃないか。
そんなふうに思ってきた。
でも、バレたっていいんじゃないか。
バレた方が「そんなあなたを面白い」と思ってくれる人と出会えるんじゃないか。
と思わせてくれたのがこの本である。
会って話したいな。
目の前であなたが動き、呼吸する生を感じながら、私の欠点も長所も晒しまくりながら、つまらない話をゲラゲラ笑いながらしたい。
田中 泰延さんの「読みたいことを、書けばいい」に続く二冊目の本「会って、話すこと」が出た!!
コロナ禍で会いたい人にも会えず、会話はオンラインばかりになってしまった今ではあるけれど、私は実はあんまり悲観していなかった。
むしろ楽でいいなと思ってきた。
オンラインの会議は、喋らないと決めれば一切喋らなくても済むし、それがありがたがられることもある。
脱線して時間を取られることは、とても嫌がられること。
聞くだけでオッケー、受け身で参加できるなんてこんな楽なことはない。
何も喋らなくても、会話した気分になれる。
私は以前から会って話すことより、書いて伝える方が楽だと思ってきた。
だから、毎日、くだらないことをそこここに書きまくっている。
どうして話すより書く方が楽だと思うのか、というと、たぶん、咄嗟に出てくる言葉に自信がないからだ。
考えずにポロリと出てくる言葉も、考えた挙句に絞り出す言葉も、どちらも、ヒリヒリするほど何も纏わない素の私だ。
「私はこういう人です」と述べるまでもなく、どういう人なのかがバレてしまう。
それが怖い。
バカな自分がバレるんじゃないか。
冷たい自分がバレるんじゃないか。
ほんとは何も考えてない自分がバレるんじゃないか。
書けば多少はそこをごまかせるんじゃないか。
いや書いたってバレてるんだろうけれど、生の反応より一段階加工が加わり「素から遠くなった分」だけマシになっているんじゃないか。
そんなふうに思ってきた。
でも、バレたっていいんじゃないか。
バレた方が「そんなあなたを面白い」と思ってくれる人と出会えるんじゃないか。
と思わせてくれたのがこの本である。
会って話したいな。
目の前であなたが動き、呼吸する生を感じながら、私の欠点も長所も晒しまくりながら、つまらない話をゲラゲラ笑いながらしたい。
コロナ禍で会いたい人にも会えず、会話はオンラインばかりになってしまった今ではあるけれど、私は実はあんまり悲観していなかった。
むしろ楽でいいなと思ってきた。
オンラインの会議は、喋らないと決めれば一切喋らなくても済むし、それがありがたがられることもある。
脱線して時間を取られることは、とても嫌がられること。
聞くだけでオッケー、受け身で参加できるなんてこんな楽なことはない。
何も喋らなくても、会話した気分になれる。
私は以前から会って話すことより、書いて伝える方が楽だと思ってきた。
だから、毎日、くだらないことをそこここに書きまくっている。
どうして話すより書く方が楽だと思うのか、というと、たぶん、咄嗟に出てくる言葉に自信がないからだ。
考えずにポロリと出てくる言葉も、考えた挙句に絞り出す言葉も、どちらも、ヒリヒリするほど何も纏わない素の私だ。
「私はこういう人です」と述べるまでもなく、どういう人なのかがバレてしまう。
それが怖い。
バカな自分がバレるんじゃないか。
冷たい自分がバレるんじゃないか。
ほんとは何も考えてない自分がバレるんじゃないか。
書けば多少はそこをごまかせるんじゃないか。
いや書いたってバレてるんだろうけれど、生の反応より一段階加工が加わり「素から遠くなった分」だけマシになっているんじゃないか。
そんなふうに思ってきた。
でも、バレたっていいんじゃないか。
バレた方が「そんなあなたを面白い」と思ってくれる人と出会えるんじゃないか。
と思わせてくれたのがこの本である。
会って話したいな。
目の前であなたが動き、呼吸する生を感じながら、私の欠点も長所も晒しまくりながら、つまらない話をゲラゲラ笑いながらしたい。
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