時代を、明治を食い物にしている人間、四民平等を食い物にしている人間が多く存在した。 今の日本も同じで、私利私欲のために、利権のために生きている。 口先だけの、平等、平和・・・権力で、圧力で、あらゆるものを食い物にして、集団で嫌がらせをして、 おいしい思いをしている腐った人間。 また、皆が皆、村八分を恐れ、右向け右となり、誇りと尊厳を持って生きてはいけず、動物化して家畜の生き方となる。 だけど、自分はどう生きるかが問われている。流されて流されてただ生きるか、 孤高の精神を持って、誇り高く生きるか。 今の世の人々に必要なことが描かれている。孤高に信念を貫いていく登場人物達。 私利私欲のために群れて意気がっている人間を斎藤一は完全否定。 人殺しは正当化できない。しかし、警察としての職務を全うする。孤高に信念を貫いていく。 剣心は過去において、人斬り時代を過ごした。しかし、人を斬ったところで誰も幸せになれないと、自分を見つめ続け、自分の生き方が間違いであったと反省し人を斬ることを止める。逆刃刀を手に、不殺(ころさず)の志で、葛藤し挫折を味わうが、孤高に信念を貫き通す。 己は殺されようとも、他人は不殺(ころさず)、暴走を止めるのみ。そして、相手の間違いを教え、諭す。不殺(ころさず)の道をいく剣心は過去最高の武士であろう。 剣心が逆刃刀を手に生きる姿は、菩薩のように私は感じる。たとえ、一人になって世間全員が敵になっても、孤高に信念を貫いていく。
この漫画を読んで、己も真っ直ぐに、孤高に信念を貫いて生きていきたいと・・・。 そう思える素晴らしい漫画である。
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るろうに剣心―明治剣客浪漫譚 完全版 (01) (ジャンプ・コミックス) コミック – 2006/7/4
和月 伸宏
(著)
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幕末の京都に血風を巻き起こした最強の剣客“人斬り抜刀斎”――その名もまた、維新が成り明治の世を迎えた今、人々の記憶には伝説として消え往くかと思えたが――。東京・活人剣道場“神谷活心流”に一人の流浪人が訪れた事から、物語は新たな幕を開ける。男の名は“緋村剣心”。ジャンプが夢見た明治維新、待望の完全版化!!
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/7/4
- ISBN-104088741501
- ISBN-13978-4088741505
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/7/4)
- 発売日 : 2006/7/4
- 言語 : 日本語
- コミック : 244ページ
- ISBN-10 : 4088741501
- ISBN-13 : 978-4088741505
- Amazon 売れ筋ランキング: - 95,337位コミック
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月9日に日本でレビュー済み
少年ジャンプを代表する、言わずもがなの剣客バトル漫画です。それもその筈。
今作は、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心が、今では逆刃刀を手にして、不殺(ころさず)の誓いを持って戦っていくという設定です。彼の秘められた過去は何なのか? 人斬りだった彼がどのようにして不殺の生き方を貫くようになったのか? そして彼は不殺の誓いを守り通して戦い続けられるのか? それも今作の見所ですが、もう一つの見所は、単なる斬り合いに留まらず、お互いの信念をかけた、熱いバトルが数多く繰り広げられる点です。特に京都編ではそれが顕著です。剣心対斎藤に始まり、佐之助対安慈、宗次郎や志々雄との死闘等。譲れない信念を持った者、深い悲しみの果てに悪に染まってしまった者。敵味方問わず、多くの人間達にそれぞれのドラマがありました。
剣心の過去が明かされたり、剣心が過去の罪とどう向き合っていくかを真正面から描いた点では、「人誅編」も外せないエピソードですが、「京都編」と比べると、敵側が単なる小物だったり、単純な悪人だったりする点が目立ち、その点は少々パワーダウンしてしまったように思えてしまいます(剣心の物語に相当エネルギーを費やしたせいかもしれませんが)。
バトルもドラマも全体的に最高潮だった意味では、やはり京都編が文句なしにお勧め出来ます。
ストーリー性の深さ、及び完成度だけを取り上げれば、ハッキリ言ってドラゴンボールや北斗の拳は、今作の足元にも及ばないと思います。
※私は両作品のアンチではありません。むしろどちらも好きです(笑)。気楽にバトルだけを楽しみたい時にはお勧めの作品だと思っています。
単純なボコり合いや斬り合いでない、重厚な人間ドラマの詰まったバトル漫画を読みたいという方には、自信を持って今作をお勧め致します。読んでいけば、必ず何か心に残るものがある筈です。
今作は、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心が、今では逆刃刀を手にして、不殺(ころさず)の誓いを持って戦っていくという設定です。彼の秘められた過去は何なのか? 人斬りだった彼がどのようにして不殺の生き方を貫くようになったのか? そして彼は不殺の誓いを守り通して戦い続けられるのか? それも今作の見所ですが、もう一つの見所は、単なる斬り合いに留まらず、お互いの信念をかけた、熱いバトルが数多く繰り広げられる点です。特に京都編ではそれが顕著です。剣心対斎藤に始まり、佐之助対安慈、宗次郎や志々雄との死闘等。譲れない信念を持った者、深い悲しみの果てに悪に染まってしまった者。敵味方問わず、多くの人間達にそれぞれのドラマがありました。
剣心の過去が明かされたり、剣心が過去の罪とどう向き合っていくかを真正面から描いた点では、「人誅編」も外せないエピソードですが、「京都編」と比べると、敵側が単なる小物だったり、単純な悪人だったりする点が目立ち、その点は少々パワーダウンしてしまったように思えてしまいます(剣心の物語に相当エネルギーを費やしたせいかもしれませんが)。
バトルもドラマも全体的に最高潮だった意味では、やはり京都編が文句なしにお勧め出来ます。
ストーリー性の深さ、及び完成度だけを取り上げれば、ハッキリ言ってドラゴンボールや北斗の拳は、今作の足元にも及ばないと思います。
※私は両作品のアンチではありません。むしろどちらも好きです(笑)。気楽にバトルだけを楽しみたい時にはお勧めの作品だと思っています。
単純なボコり合いや斬り合いでない、重厚な人間ドラマの詰まったバトル漫画を読みたいという方には、自信を持って今作をお勧め致します。読んでいけば、必ず何か心に残るものがある筈です。
2006年9月3日に日本でレビュー済み
まず設定が面白い。
明治維新を「人斬り」として無敵の強さを誇った若者「剣心」。
「人斬り」として生きた後悔そして葛藤、その中で剣を「逆刃」にし殺さずの精神で生きることを誓う。
この主人公の設定の他に周りを固める個性的なキャラクター。
明治維新の際「赤報隊」として倒幕軍に加わりながら裏切り者として斬られた「相楽総三」を敬愛する「相楽左乃助」。
明治維新の際「新撰組」として剣心と同等な人斬りといて生き抜いた「斉藤一」。
等実在した人物と架空の人物とをうまく使いながら物語は進んでいく。
この物語はあくまでフィクション、漫画であり「日本史」ではないが、
少なくともこの漫画を読み「幕末」「明治維新」に興味を持つ人が現れると思う。
このるろうに剣心で漫画といての面白さ以外に何かを感じられたら日本という国でただ2つしかない「革命」(もうひとつは大化の改新)
の歴史を知ってほしい。
人々が真剣に国の未来を考え血を流して成った「革命」。
何百年も前の話しではない。
明治維新を「人斬り」として無敵の強さを誇った若者「剣心」。
「人斬り」として生きた後悔そして葛藤、その中で剣を「逆刃」にし殺さずの精神で生きることを誓う。
この主人公の設定の他に周りを固める個性的なキャラクター。
明治維新の際「赤報隊」として倒幕軍に加わりながら裏切り者として斬られた「相楽総三」を敬愛する「相楽左乃助」。
明治維新の際「新撰組」として剣心と同等な人斬りといて生き抜いた「斉藤一」。
等実在した人物と架空の人物とをうまく使いながら物語は進んでいく。
この物語はあくまでフィクション、漫画であり「日本史」ではないが、
少なくともこの漫画を読み「幕末」「明治維新」に興味を持つ人が現れると思う。
このるろうに剣心で漫画といての面白さ以外に何かを感じられたら日本という国でただ2つしかない「革命」(もうひとつは大化の改新)
の歴史を知ってほしい。
人々が真剣に国の未来を考え血を流して成った「革命」。
何百年も前の話しではない。
2011年5月29日に日本でレビュー済み
およそ十年振りに読み返してみましたが、全くその魅力は色あせませんね。
ジャンプの全盛期とよく言われますが、納得するしかありません。
完全版は表紙も美しく、とにかく買いです。
ジャンプの全盛期とよく言われますが、納得するしかありません。
完全版は表紙も美しく、とにかく買いです。
2006年10月30日に日本でレビュー済み
私は、るろうに剣心を、いえ、和月さんのジャンプ読みきり時代書かれていた時代からのファンです。
人によりますが、私個人としては今時の漫画と比較して、この作品は単純なチャンバラ劇、エロ、萌え、腑に落ちないラストといった不安要素はありません。人間相関図や心理描写が多重構造で深いです。当時、剣心の漫画は少年誌では異端で賛否が激しかったそうです。今や、現在の漫画界で知らない人はいないくらいの伝説的漫画。
まだまだ先の話ですが、巴がどのように表紙を飾るかが楽しみです。私だけでなく巴の人気は凄まじく、変な自作自演サイトまであるくらいです。(追憶編第○○幕シリーズなど)
話がそれました。すみません。とにかく、まだ読まれていない方は必見です。歴史通?にもなれます。
人によりますが、私個人としては今時の漫画と比較して、この作品は単純なチャンバラ劇、エロ、萌え、腑に落ちないラストといった不安要素はありません。人間相関図や心理描写が多重構造で深いです。当時、剣心の漫画は少年誌では異端で賛否が激しかったそうです。今や、現在の漫画界で知らない人はいないくらいの伝説的漫画。
まだまだ先の話ですが、巴がどのように表紙を飾るかが楽しみです。私だけでなく巴の人気は凄まじく、変な自作自演サイトまであるくらいです。(追憶編第○○幕シリーズなど)
話がそれました。すみません。とにかく、まだ読まれていない方は必見です。歴史通?にもなれます。
2021年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
配送の仕方が最悪
ビニールカバーも無く、本そのままを段ボールの冊子用の包みに入れられており、角が曲がったり帯が折れ曲がっている
開けた瞬間ガッカリです
ビニールカバーも無く、本そのままを段ボールの冊子用の包みに入れられており、角が曲がったり帯が折れ曲がっている
開けた瞬間ガッカリです
2006年7月23日に日本でレビュー済み
完全版なのに単行本にあった作者のあとがき等がカットされて漫画のみとなっています。ファンにとってはあとがきも重要、よって星三つです。
2006年8月23日に日本でレビュー済み
かつてジャンプ黄金期の末期を支えた作品「るろうに剣心」が完全版コミックスになってかえってきました。
しかし・・・どうやら連載開始10周年だかの記念企画だそうであとはアニメのDVD-BOXやGAMEも発売されます。
内容のほうですが今でも現在連載中の作品に劣らず時代劇という当時としても斬新な内容で面白いです。
和月先生の最高傑作です。
そしてカバー表紙は完全書き下ろしでカバーを外した本の表紙には設定画が書いてあります。
そして目次の前のページには花札風のキャラクターが。
そこはまぁ1番最近の連載作品「武装錬金」と同じ色合いにるろ剣キャラがなってしまっているので残念です。
でも考えようによってはもう終了してしまった作品をまた作者が書いてくれているんだから
現在の剣心たちという捉え方もできるのかな、と。
肝心なことが最後になりましたが当時のカラーページは完全再現だそうです。
またあの剣心たちが見れます。そして単行本未収録の読切「弥彦の逆刃刀」も何巻に入るのかわかりませんが初収録のようです。
今まで興味を持ってなかった人も買ってみる価値はあるのではないでしょうか?
しかし・・・どうやら連載開始10周年だかの記念企画だそうであとはアニメのDVD-BOXやGAMEも発売されます。
内容のほうですが今でも現在連載中の作品に劣らず時代劇という当時としても斬新な内容で面白いです。
和月先生の最高傑作です。
そしてカバー表紙は完全書き下ろしでカバーを外した本の表紙には設定画が書いてあります。
そして目次の前のページには花札風のキャラクターが。
そこはまぁ1番最近の連載作品「武装錬金」と同じ色合いにるろ剣キャラがなってしまっているので残念です。
でも考えようによってはもう終了してしまった作品をまた作者が書いてくれているんだから
現在の剣心たちという捉え方もできるのかな、と。
肝心なことが最後になりましたが当時のカラーページは完全再現だそうです。
またあの剣心たちが見れます。そして単行本未収録の読切「弥彦の逆刃刀」も何巻に入るのかわかりませんが初収録のようです。
今まで興味を持ってなかった人も買ってみる価値はあるのではないでしょうか?