この1冊、私にとっては事件です。
第一部を読み終わり、いろいろな言葉が身体の中をグルグルと駆け巡り、自分の内面を棚卸ししたようで、解像度が上がり過ぎて、自分でもどうしたら良いかわからないと暫し狼狽してアワアワしました。
特に「獣性の克服と野性の解放」と、「三短思考」は、私も辟易する程、向き合わなければいけない自己の課題だったので、冷や汗を流しながら読ませて頂きました。
心に刺さる衝撃を感じつつも、不思議と潜在意識が浄化されて行くような感覚に途中から変わり、第一部の最後の「方条の神体感」と「神とは」を読ませて頂いた時には、嬉しくて涙が流れました。
方条先生は10代の終わりに「人は、それと気づかぬうちに神の一部として機能している」という世界観に辿り着かれたそうです。
甲野先生は同じくらいの年の頃に「運命は完全に決まっていて完全に自由である」と閃きを得て、それを確かめるべく武術の道に足を踏み入れたそうです。
方条先生は、ご自身が特定の宗教や思想に所属することはないと書かれていらっしゃいます。
『身体は考える』凄い本です。
自分の内面と真剣に向き合いたい方にオススメの1冊です。
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身体は考える 創造性を育む松聲館スタイル 単行本(ソフトカバー) – 2023/7/20
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◎頭だけでなく身体全体で考えるのが本当の賢さ。(本間正人氏)
◎身体から生み出された「原理的な思想」の深度に驚かされるだろう。(西條剛央氏)
◎宮本武蔵の『五輪書』のように、100年後や1000年後に読んでも色褪せない本質が詰まっている。(澤田智洋氏)
「松聲館(しょうせいかん)スタイル」とは、武術研究者・甲野善紀が生み出した「自分の体で動き、自分の頭で考える」を核とする稽古法で、創造性を探求する姿勢を軸とする。
限られた身体の中の機能をどのように生かして使うか、自分の中の出来る事をいかにして増やしていくか、という武術の稽古・探求は、生きていくうえで日々向き合わなければならない、様々な課題への対応法を磨いていくことにつながる。
第一部では、甲野氏のもとで武術を学んだ方条遼雨氏が、「松聲館スタイル」から体得した気づきと独自の発見により、物事の原理原則をユニークな視点で解き明かす。自ら取り付けた固定観念を外して「生きることの自由」を取り戻すための思考論、組織論へと展開する。第二部では、「身体的運命論」と題し、体感を通して「いかに自分の運命を生きるか」について対談形式で掘り下げる。
絶望に殺されず、クリエイティブに転換するための武術の思想が凝縮された一冊。
「学びの基本の書」として話題を呼んだ『上達論』に続く、二冊目の共著!
◎身体から生み出された「原理的な思想」の深度に驚かされるだろう。(西條剛央氏)
◎宮本武蔵の『五輪書』のように、100年後や1000年後に読んでも色褪せない本質が詰まっている。(澤田智洋氏)
「松聲館(しょうせいかん)スタイル」とは、武術研究者・甲野善紀が生み出した「自分の体で動き、自分の頭で考える」を核とする稽古法で、創造性を探求する姿勢を軸とする。
限られた身体の中の機能をどのように生かして使うか、自分の中の出来る事をいかにして増やしていくか、という武術の稽古・探求は、生きていくうえで日々向き合わなければならない、様々な課題への対応法を磨いていくことにつながる。
第一部では、甲野氏のもとで武術を学んだ方条遼雨氏が、「松聲館スタイル」から体得した気づきと独自の発見により、物事の原理原則をユニークな視点で解き明かす。自ら取り付けた固定観念を外して「生きることの自由」を取り戻すための思考論、組織論へと展開する。第二部では、「身体的運命論」と題し、体感を通して「いかに自分の運命を生きるか」について対談形式で掘り下げる。
絶望に殺されず、クリエイティブに転換するための武術の思想が凝縮された一冊。
「学びの基本の書」として話題を呼んだ『上達論』に続く、二冊目の共著!
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2023/7/20
- 寸法18.8 x 12.8 x 1.6 cm
- ISBN-104569854923
- ISBN-13978-4569854922
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出版社より
商品の説明
著者について
甲野善紀
1949年東京生まれ。武術研究者。20代の初めに「人間にとっての自然とは何か」を探求するため武の道に入り、1978年に「松聲館道場」を設立。以来、剣術、抜刀術、杖術、槍術、薙刀術、体術などを独自に研究する。2000年頃から、その技と術理がバスケットボール、野球、卓球などのスポーツに応用されて成果を挙げ、その後、楽器演奏や介護、ロボット工学などの分野からも関心を持たれるようになった。2006年以降、フランスやアメリカから日本武術の紹介のため招かれて講習を行なう。2007年から3年間、神戸女学院大学の客員教授も務めた。2009年から森田真生氏と「この日の学校」開講。
著書に『剣の精神誌』、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』、『自分の頭と身体で考える』(養老孟司氏との共著)、『薄氷の踏み方』(名越康文氏との共著)、『巧拙無二』(土田昇氏との共著)、『古の武術から学ぶ 老境との向き合い方』、『古武術に学ぶ 子どものこころとからだの育てかた』など多数。
方条遼雨
天根流(あまねりゅう)代表。エッセンシャル・マネジメント・スクール顧問・講師。
身体思想家/心体カウンセラー/玄武術家/身体思想によるアドバイザー
甲野善紀、中島章夫に武術を学ぶ。両師の術理に独自の発見を加え、「心・体の根本原理の更新」と「脱力」に主眼を置いた「玄運動(げんうんどう)」「玄武術(げんぶじゅつ)」を提唱。師の甲野と共著の出版・合同講師も務める。「心と体は完全に同一である」という独自理論から、「心体コーディネート」「ふかふか整体」を考案。分野を問わず「心・体の使い方」を伝える。提唱する理論を元に組織・ビジネス・政治・芸術・体育など分野を問わないアドバイザーとしても活躍している。
1949年東京生まれ。武術研究者。20代の初めに「人間にとっての自然とは何か」を探求するため武の道に入り、1978年に「松聲館道場」を設立。以来、剣術、抜刀術、杖術、槍術、薙刀術、体術などを独自に研究する。2000年頃から、その技と術理がバスケットボール、野球、卓球などのスポーツに応用されて成果を挙げ、その後、楽器演奏や介護、ロボット工学などの分野からも関心を持たれるようになった。2006年以降、フランスやアメリカから日本武術の紹介のため招かれて講習を行なう。2007年から3年間、神戸女学院大学の客員教授も務めた。2009年から森田真生氏と「この日の学校」開講。
著書に『剣の精神誌』、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』、『自分の頭と身体で考える』(養老孟司氏との共著)、『薄氷の踏み方』(名越康文氏との共著)、『巧拙無二』(土田昇氏との共著)、『古の武術から学ぶ 老境との向き合い方』、『古武術に学ぶ 子どものこころとからだの育てかた』など多数。
方条遼雨
天根流(あまねりゅう)代表。エッセンシャル・マネジメント・スクール顧問・講師。
身体思想家/心体カウンセラー/玄武術家/身体思想によるアドバイザー
甲野善紀、中島章夫に武術を学ぶ。両師の術理に独自の発見を加え、「心・体の根本原理の更新」と「脱力」に主眼を置いた「玄運動(げんうんどう)」「玄武術(げんぶじゅつ)」を提唱。師の甲野と共著の出版・合同講師も務める。「心と体は完全に同一である」という独自理論から、「心体コーディネート」「ふかふか整体」を考案。分野を問わず「心・体の使い方」を伝える。提唱する理論を元に組織・ビジネス・政治・芸術・体育など分野を問わないアドバイザーとしても活躍している。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2023/7/20)
- 発売日 : 2023/7/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 320ページ
- ISBN-10 : 4569854923
- ISBN-13 : 978-4569854922
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 1.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 41,970位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今はやりの頭でっかちなビジネス書とは違い、武術を行い体感から得た実を伴った書。身心から語られているので腑に落ちる内容で、仕事・遊び・家庭の全てに活用できるチップスがある。身心一如!
2023年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆる基本や常識を盲信することの問題点やそれとどう向き合うかという内容です 思い当たるところがある場合耳が痛いという心境になるかもしれません(最終的には本人次第というところがあるので受け入れ難いと思うと辛いかも そういうものと思えれば気が楽)そんなことはない基本や常識をまもるべきという解釈もあるかもしれません
前者でなおかつ何とかしたい、向き合おうと思えるなら読んでみる意義はあると思います あくまで自分で考えたり実行することが主題なので単純に「これをすればいい」と教えてくれるものではありませんが(方向性は提示されていますが「マニュアルに沿って一定期間学べば特定の知識や技術が身につく」という類いのものではありません)
前者でなおかつ何とかしたい、向き合おうと思えるなら読んでみる意義はあると思います あくまで自分で考えたり実行することが主題なので単純に「これをすればいい」と教えてくれるものではありませんが(方向性は提示されていますが「マニュアルに沿って一定期間学べば特定の知識や技術が身につく」という類いのものではありません)
2023年9月15日に日本でレビュー済み
鍼灸マッサージ師です。
本書の前半は「身体」について方条氏の身体観が述べられていて、後半は甲野氏と方条氏の身体の対談という構成。
現代人はまず論理的に理解しようとして、分からないを理由に先に進むことをやめてしまう。
本書ではそれを「100点思考の呪い」、「論理の呪縛」と呼び、とにかくやってみること、体が先行して体験することを推奨している。
理屈抜きで「できる」をどんどん増やしていくと、周回遅れで「わかる」がやってくる。
理由は説明できないが衝撃を受けた、言葉では説明できない感情がわきあがってくるといったように、理解よりも先に感性、感覚が吸収し始めているものほど、自分の栄養になるものという考え方はとても共感できた。
他にも印象に残る内容が盛りだくさんだった。特に気になった内容を以下に抜粋。
・人を育てるということの本質は「自分の存在価値を無くしていく行為」。人を育てることの最終目標は育てた相手を「一人前」にすることであり、一人前とは「自分がいなくても一人でやっていける人間」であるが、多くの大人が自分に依存さえる方向に育ててしまう
・自分の意志による選択に伴うのは、そこに至るための考察、可能性の予測、経過の観察、結果の検証、反省、それらの経験の蓄積、蓄積の転用といったもの。こうしたサイクルは、知識やセオリーを無思考、無条件に使用することと違って、「自分の頭で考える」という本当の知性を磨いてくれる
・体のあらゆるパーツにも単独の意思や機嫌がある。脳はその取りまとめ役に過ぎない。心の本体は内臓にある。本体である腸=本音に、新参者である脳=建前が増築されて、綱引きをしながら思考している
後半の対談もとても学びが多い内容だった。
武術をしていく上でただ基本を繰り返すのではなく、様々な視点から独自の工夫や気付きが語られていたのは貴重だった。
「鏡を見て稽古をしたら突然技ができなくなった」という話から、視覚的な身体と、内部感覚的な身体のことや、下手に身体構造などの知識に影響されると頭で考えるのが優先されて動きがぎこちなくなるといった話があり、とても勉強になった。
身体レベルで感じていることに関して、思考のでしゃばりをどかして、深いところに。ある声みたいものを聞いていくことで、感覚が向上して思考を超えた身体感覚が生まれてくるというのも、感覚的に言いたいことは伝わってくる。
もちろんその境地に至るのは相当な鍛錬が必要だと思うが、それを分かりやすい言葉で丁寧に例を挙げながら説明してくださっているのはとてもありがたい。
「身体とは何か」をとてもよく考えさせられる一冊で、何度も読み返したい内容だった。
本書の前半は「身体」について方条氏の身体観が述べられていて、後半は甲野氏と方条氏の身体の対談という構成。
現代人はまず論理的に理解しようとして、分からないを理由に先に進むことをやめてしまう。
本書ではそれを「100点思考の呪い」、「論理の呪縛」と呼び、とにかくやってみること、体が先行して体験することを推奨している。
理屈抜きで「できる」をどんどん増やしていくと、周回遅れで「わかる」がやってくる。
理由は説明できないが衝撃を受けた、言葉では説明できない感情がわきあがってくるといったように、理解よりも先に感性、感覚が吸収し始めているものほど、自分の栄養になるものという考え方はとても共感できた。
他にも印象に残る内容が盛りだくさんだった。特に気になった内容を以下に抜粋。
・人を育てるということの本質は「自分の存在価値を無くしていく行為」。人を育てることの最終目標は育てた相手を「一人前」にすることであり、一人前とは「自分がいなくても一人でやっていける人間」であるが、多くの大人が自分に依存さえる方向に育ててしまう
・自分の意志による選択に伴うのは、そこに至るための考察、可能性の予測、経過の観察、結果の検証、反省、それらの経験の蓄積、蓄積の転用といったもの。こうしたサイクルは、知識やセオリーを無思考、無条件に使用することと違って、「自分の頭で考える」という本当の知性を磨いてくれる
・体のあらゆるパーツにも単独の意思や機嫌がある。脳はその取りまとめ役に過ぎない。心の本体は内臓にある。本体である腸=本音に、新参者である脳=建前が増築されて、綱引きをしながら思考している
後半の対談もとても学びが多い内容だった。
武術をしていく上でただ基本を繰り返すのではなく、様々な視点から独自の工夫や気付きが語られていたのは貴重だった。
「鏡を見て稽古をしたら突然技ができなくなった」という話から、視覚的な身体と、内部感覚的な身体のことや、下手に身体構造などの知識に影響されると頭で考えるのが優先されて動きがぎこちなくなるといった話があり、とても勉強になった。
身体レベルで感じていることに関して、思考のでしゃばりをどかして、深いところに。ある声みたいものを聞いていくことで、感覚が向上して思考を超えた身体感覚が生まれてくるというのも、感覚的に言いたいことは伝わってくる。
もちろんその境地に至るのは相当な鍛錬が必要だと思うが、それを分かりやすい言葉で丁寧に例を挙げながら説明してくださっているのはとてもありがたい。
「身体とは何か」をとてもよく考えさせられる一冊で、何度も読み返したい内容だった。
2023年9月9日に日本でレビュー済み
昔に買った「ナンバ健康法」をたまたま読み返し、古武術関連本に興味を持ち購入。理解できないこに対する処し方を学んだ。量子化学分野の田坂広志先生の「小さなエゴ」の取り扱いと通ずるものを感じた。(正)成功者は、「待てる人」、良いアドバイスをもらった。