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ルーズベルトの責任 〔日米戦争はなぜ始まったか〕 (上) 単行本 – 2011/12/21
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日米開戦70年記念――幻の名著、遂に完訳!
1941年12月8日、日本は遂に対米開戦に追い込まれる――。
大統領ルーズベルトが、非戦を唱えながら日本を対米開戦に追い込む過程を膨大な資料を元に容赦なく暴き、48年に発刊されるも直ちに「禁書」同前に扱われ、占領下日本でも翻訳されることのなかった政治・外交史の大家の幻の遺著、遂に全訳刊行!
1941年12月8日、日本は遂に対米開戦に追い込まれる――。
大統領ルーズベルトが、非戦を唱えながら日本を対米開戦に追い込む過程を膨大な資料を元に容赦なく暴き、48年に発刊されるも直ちに「禁書」同前に扱われ、占領下日本でも翻訳されることのなかった政治・外交史の大家の幻の遺著、遂に全訳刊行!
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社藤原書店
- 発売日2011/12/21
- 寸法15.5 x 3.5 x 21.6 cm
- ISBN-104894348357
- ISBN-13978-4894348356
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商品の説明
出版社からのコメント
1941年12月8日(現地時間7日)、日本海軍によるハワイ真珠湾での奇襲攻撃で火蓋が切られた日米戦争――このとき、アメリカ合衆国にとっての大惨事を冷徹な眼差しで見据えていた一人の学者がいた。チャールズ・A・ビーアド博士である。博士は戦争が偶発的に発生したのではなく、その勃発を100年以上にわたり米国が実践してきたアジア極東外交の結末と捉え、それが米国にとり新たな危険な時代の幕開けであると見做したのだった。
第一次世界大戦以降、次々と開示された膨大な外交公文書を綿密に読み解く作業の中で、将来における米国のあるべき姿を建国以来の歴史の文脈と、その理念から明白にしようと試みてきた博士は、真珠湾攻撃を単に歴史の重大事件として記録するのではなく、フランクリン・ルーズベルト大統領が参戦を決定するまでの過程を新しい視点で炙り出した。大統領陰謀説の嚆矢ともなった本書は、ビーアド博士最晩年の力作であり、絶筆でもある。
第一次世界大戦以降、次々と開示された膨大な外交公文書を綿密に読み解く作業の中で、将来における米国のあるべき姿を建国以来の歴史の文脈と、その理念から明白にしようと試みてきた博士は、真珠湾攻撃を単に歴史の重大事件として記録するのではなく、フランクリン・ルーズベルト大統領が参戦を決定するまでの過程を新しい視点で炙り出した。大統領陰謀説の嚆矢ともなった本書は、ビーアド博士最晩年の力作であり、絶筆でもある。
登録情報
- 出版社 : 藤原書店 (2011/12/21)
- 発売日 : 2011/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 432ページ
- ISBN-10 : 4894348357
- ISBN-13 : 978-4894348356
- 寸法 : 15.5 x 3.5 x 21.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 266,881位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,790位世界史 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
満足した内容の品で、大変うれしく思っております。それに、丁寧にご送付して頂き、感謝です。ありがとうございました。
2012年11月26日に日本でレビュー済み
主に翻訳について。別レビューにてヘルレイザーさんが
> 例えば339ページの「あるいは」がこれでもかと
> 連発されるされているのはコメディーでもないのに
> 吹いてしまったほどである
とご指摘の上巻該当ページは、確かに大変読みにくいのものですが、ビーアドの地の文ではなく、少々馬鹿げた書きっぷりの「法律文」を引用した箇所です。
つまり原文そのものが評者の言われる「あるいは」/「ならびに」地獄なのであって、著者ビーアドはいわばその地獄っぷりを傍証しているに過ぎません。もし翻訳だけ「読みやすい」文章にすると、それはそれで全体的に誤った印象を与える「誤訳」になってしまいます。
とはいえ、本訳書がそうした著者の意図やニュアンスを生き生きと伝えるような日本語になっていないことも確かで、厳しい評価の本意はむしろそのあたりでしょう。内容的誤解を招くようなものではありませんが、確かに訳文には少々ムラが多く、どう見ても不必要なルビの使用が散見されるなど、監訳者による検討が十分に為されたのか疑問に感じる箇所もあります。
巻末には、とても見やすい年表がついています。それでも今の時代に本書の「日本語版」を出す以上、もう少し相応のコンテンツは必要だという気がしました。たとえば、1)人名索引を簡易な人名辞典を兼ねるようなものとする、2)最新の資料を含めた「書誌」を付す、程度はあって良かったのでは。この種のそれ自体歴史的と言って良い書物の翻訳は、その本を原文で読みこなせるような読者にとってこそ、新たな資料的意義を持つものとなるべき(あるいはそれを目指すべき)だと思います。
またこれは些末なことですが、この歴史家に親しんでいる日本人読者の多くは「ビアード」と表記するのが常であったように思います。本書の「ビーアド」の表記に、ちょっぴり違和感。お髭と同じBeardなので、どちらも違うと言えば、違いますが。
いろいろと難癖をつけましたが、それでも本書と本訳書が、大きな歴史的意義を持つものであることは間違いないでしょう。これまでアナール派などのユニークな歴史書を紹介してきた藤原書店が、本書をきっかけにアメリカの埋もれた歴史書をどんどん紹介してくれるのを期待したいところです。
> 例えば339ページの「あるいは」がこれでもかと
> 連発されるされているのはコメディーでもないのに
> 吹いてしまったほどである
とご指摘の上巻該当ページは、確かに大変読みにくいのものですが、ビーアドの地の文ではなく、少々馬鹿げた書きっぷりの「法律文」を引用した箇所です。
つまり原文そのものが評者の言われる「あるいは」/「ならびに」地獄なのであって、著者ビーアドはいわばその地獄っぷりを傍証しているに過ぎません。もし翻訳だけ「読みやすい」文章にすると、それはそれで全体的に誤った印象を与える「誤訳」になってしまいます。
とはいえ、本訳書がそうした著者の意図やニュアンスを生き生きと伝えるような日本語になっていないことも確かで、厳しい評価の本意はむしろそのあたりでしょう。内容的誤解を招くようなものではありませんが、確かに訳文には少々ムラが多く、どう見ても不必要なルビの使用が散見されるなど、監訳者による検討が十分に為されたのか疑問に感じる箇所もあります。
巻末には、とても見やすい年表がついています。それでも今の時代に本書の「日本語版」を出す以上、もう少し相応のコンテンツは必要だという気がしました。たとえば、1)人名索引を簡易な人名辞典を兼ねるようなものとする、2)最新の資料を含めた「書誌」を付す、程度はあって良かったのでは。この種のそれ自体歴史的と言って良い書物の翻訳は、その本を原文で読みこなせるような読者にとってこそ、新たな資料的意義を持つものとなるべき(あるいはそれを目指すべき)だと思います。
またこれは些末なことですが、この歴史家に親しんでいる日本人読者の多くは「ビアード」と表記するのが常であったように思います。本書の「ビーアド」の表記に、ちょっぴり違和感。お髭と同じBeardなので、どちらも違うと言えば、違いますが。
いろいろと難癖をつけましたが、それでも本書と本訳書が、大きな歴史的意義を持つものであることは間違いないでしょう。これまでアナール派などのユニークな歴史書を紹介してきた藤原書店が、本書をきっかけにアメリカの埋もれた歴史書をどんどん紹介してくれるのを期待したいところです。
2014年12月8日に日本でレビュー済み
ルーズベルトとチャーチルは1941年8月14日8項目からなる大西洋憲章を発表している。 しかし民族の自決と独立を詠う第3項目は白人種のみに適用されアジア人やアフリカ人には枠外の限定的条約であるとのチャーチルの提案にルーズベルトも合意している。 この条約に感銘したビルマの首相ウ・ソーはルーズベルトに会いに行ったがビルマ人には適用外として面会謝絶を受けている。 アジアを侵略する日本を欧米の権益を侵す害虫としてその駆除を決意していた。 大西洋でドイツの潜水艦の先制攻撃と見せかけて対独戦線への参入を試みたがことごとく独の反論で失敗した。 選挙公約を守って戦争に参画するには相手側の先制攻撃が必要であった。 太平洋艦隊の本部をサンジエゴからホノルルに移管して船舶を真珠湾に集中させた。 ルーズベルトは1年以上も前から日本のスパイから日本の参戦は真珠湾か比のクラーク基地に成るとの情報を得ていた。 彼は自分はペテン師で目的のためなら手段を選ばないと宣言していた。 ピア-ドは彼を策謀にたけた詐欺師と攻撃する。 彼とその戦時内閣を秘密裏に運営されたステルス内閣と攻撃する。 国民の目を盗み恣意的に政策を立案し議会や、現場を欺き実行する。 その失敗の責任は現場の陸、海軍に取らせる。 自分たちはドアの後ろに隠れて無罪。 激烈な告発である。
2011年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1948年、第二次大戦が終わり、ヨーロッパ、太平洋戦線での勝利と世界第一の大国となった誇りの中で、英雄化された大統領を「戦争責任者」として告発した本書は驚きをもって迎えられた。アメリカ史の第一人者であった著者には、ただちに轟轟たる非難が浴びせられ、侮蔑と揶揄の中で碩学は死去した。当時、32万の若者の生命の犠牲のもとに、ナチスドイツと日本、イタリアを打ち破り、「民主主義の勝利」をもたらした功績は、「大統領F.ルーズベルトの卓越した指導力の賜物」と世間は考えていたからである。
歴史家C.A.ビーアドは、第一次大戦当時の公文書を分析し、政府が政策として語る公的な言葉と、実際に行う政策との間に大きな隔たりがあることを認識していた。ベルサイユ体制におけるW.ウィルソンの欺瞞とその後の国際政治への幻滅は、彼の同時代を見つめる眼差しを限りなく深く、鋭敏なものにしていたように思われる。原題にさりげなく付け加えられた“Appearances and Realities”という言葉は、実は、彼の同時代の政策を分析するキーワードだったのであろう。
「外観(アピアランス)」と題された「第一部」は、内容で言えば「参戦しないことを公約に掲げて三選されたルーズベルトのディレンマ」「『中立』を脱する(イギリス等への)武器貸与法という抜け穴」「ドイツを挑発する(アメリカ参戦の口実作りの)パトロール行動」「チャーチルとの大西洋会談の外観」「日本との外交関係の見せかけの姿」「真珠湾での敗北の責任を現地司令官に負わせる」といった大統領三期目の1941年に起きたことを、議会での議員との生々しいやりとりや新聞報道によって公的に説明された言葉と、その一方でルーズベルトの真意がどこにあったのかという疑問とともに紹介していく。
そして、「第二部」の「実態(リアリティ)を明らかにする」で、「第一部」で示していた疑問と真実をより明確にし、ルーズベルトの真意がアメリカを「連合国軍」に参戦させるために日本を巧みに日米戦争に誘導していくことにあったことを証明しようとする。
1941年に始まる「大東亜戦争(太平洋戦争)」は、日本の軍部が独走して起こした戦争ではない。日本の民主主義が成熟していなかったために起きたものでもない。(民主主義は、その本質がポピュリズムである以上、人間の知性がいつでも不十分であるように、いつでも未熟である)
ビーアドは、「過去アメリカの100年間の太平洋政策の帰結が、日米戦争だった」と述べるが、それも真実の一つであろう。
この書物は、過去の歴史を誠実に探究し学んでいくことが、現在の国際・国内政治の真実の姿を洞察する力を与えてくれることを教えてくれる。もちろん、熱狂の嵐の中で冷静な分析を示すことは世間の常識から離れることも覚悟しなければならない。しかし、ビーアドの廉直さと挑戦は、一読書人にも特別な勇気を与えてくれるのではないだろうか。
歴史家C.A.ビーアドは、第一次大戦当時の公文書を分析し、政府が政策として語る公的な言葉と、実際に行う政策との間に大きな隔たりがあることを認識していた。ベルサイユ体制におけるW.ウィルソンの欺瞞とその後の国際政治への幻滅は、彼の同時代を見つめる眼差しを限りなく深く、鋭敏なものにしていたように思われる。原題にさりげなく付け加えられた“Appearances and Realities”という言葉は、実は、彼の同時代の政策を分析するキーワードだったのであろう。
「外観(アピアランス)」と題された「第一部」は、内容で言えば「参戦しないことを公約に掲げて三選されたルーズベルトのディレンマ」「『中立』を脱する(イギリス等への)武器貸与法という抜け穴」「ドイツを挑発する(アメリカ参戦の口実作りの)パトロール行動」「チャーチルとの大西洋会談の外観」「日本との外交関係の見せかけの姿」「真珠湾での敗北の責任を現地司令官に負わせる」といった大統領三期目の1941年に起きたことを、議会での議員との生々しいやりとりや新聞報道によって公的に説明された言葉と、その一方でルーズベルトの真意がどこにあったのかという疑問とともに紹介していく。
そして、「第二部」の「実態(リアリティ)を明らかにする」で、「第一部」で示していた疑問と真実をより明確にし、ルーズベルトの真意がアメリカを「連合国軍」に参戦させるために日本を巧みに日米戦争に誘導していくことにあったことを証明しようとする。
1941年に始まる「大東亜戦争(太平洋戦争)」は、日本の軍部が独走して起こした戦争ではない。日本の民主主義が成熟していなかったために起きたものでもない。(民主主義は、その本質がポピュリズムである以上、人間の知性がいつでも不十分であるように、いつでも未熟である)
ビーアドは、「過去アメリカの100年間の太平洋政策の帰結が、日米戦争だった」と述べるが、それも真実の一つであろう。
この書物は、過去の歴史を誠実に探究し学んでいくことが、現在の国際・国内政治の真実の姿を洞察する力を与えてくれることを教えてくれる。もちろん、熱狂の嵐の中で冷静な分析を示すことは世間の常識から離れることも覚悟しなければならない。しかし、ビーアドの廉直さと挑戦は、一読書人にも特別な勇気を与えてくれるのではないだろうか。
2012年3月26日に日本でレビュー済み
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私は、GDPが12倍もある国とどうして戦争することになったのか。日本人の意志により避けることができなかったのかという思いで読みました。昭和16年の段階では、ルーズベルト大統領は、平和を希求すると見せかけながら「日本から、それほどの損害がない程度にアメリカに開戦させる。」というものだったのです。しかも、何時、何所に日本が攻撃を仕掛けてくるかも、事前に日本外交暗号の解読、戦略的分析から真珠湾だと知っていたのです。このことは膨大な資料から明らかにされています。しかし、あれほどやられるとは予想していなかったのも確かです。しかし、真珠湾でFDRの持つ全ての問題が解決されてしまったのも事実です。バーバラタックマンの『愚考の葬列』の筆頭に書かれていることです。
日本人の学者の多くは、真珠湾陰謀論なんてなかった。この問題は解決済みだとするのが主流です。日本海軍の暗号は解読されていない。艦隊の電波も発信していないという理由なんですが、そんな問題ではないことがよくわかります。ビアードのFDR陰謀論は、結局日本の右翼が利用されるという学者もいます。FDRの手のひらの上で戦争を始めたなんてのは、日本人として絶対に思いたくないという人もいます。しかし、冷静に考えてほしいのです。日高義樹(元NHKワシントン支局長、現在ハドソン研究所)では、アメリカ人の一般的理解は、ルーズベルトは真珠湾を知っていたとしています。かっては修正主義歴史観として、アメリカでも少数派の論だったのですが、アメリカ有数の保守的研究所でも、そう理解しているのです。FDRは偉大な大統領だったという思いには、そういう事実も含めて思いを新たにしなければなりません。 検証・真珠湾の謎と真実 - ルーズベルトは知っていたか (中公文庫)
日本人の学者の多くは、真珠湾陰謀論なんてなかった。この問題は解決済みだとするのが主流です。日本海軍の暗号は解読されていない。艦隊の電波も発信していないという理由なんですが、そんな問題ではないことがよくわかります。ビアードのFDR陰謀論は、結局日本の右翼が利用されるという学者もいます。FDRの手のひらの上で戦争を始めたなんてのは、日本人として絶対に思いたくないという人もいます。しかし、冷静に考えてほしいのです。日高義樹(元NHKワシントン支局長、現在ハドソン研究所)では、アメリカ人の一般的理解は、ルーズベルトは真珠湾を知っていたとしています。かっては修正主義歴史観として、アメリカでも少数派の論だったのですが、アメリカ有数の保守的研究所でも、そう理解しているのです。FDRは偉大な大統領だったという思いには、そういう事実も含めて思いを新たにしなければなりません。 検証・真珠湾の謎と真実 - ルーズベルトは知っていたか (中公文庫)
2017年8月7日に日本でレビュー済み
「おそらくC・ビアード博士の名著ルーズベルトの責任[日米戦争はなぜ始まったか](原書名はPresident Roosevelt and the Coming of War, 1941: Appearances and Realities)にちなんだと思われる本書・・・。
彼(東条英機)は決して独裁者ではなかった・・・と断定する。
また東条は性格的な好戦論者ではなく、積極的に戦争回避の方向に努力を傾け、武藤軍務局長を使って日米戦争の軍事的主役になる海軍から「海軍は戦争に自信がない」という結論をひき出し、それによって主戦派を抑えようとしたこと・・・。
このような諸点は、われわれ日本人にとっては、必ずしも新しい事実ではないが、ビュートー博士の公正な史眼によって確認されたことの意義は決して小さくない。」
以上は有斐閣、日本国際政治学会編、国際政治「日米関係の展開」(昭和36年12月発行)において、秦郁彦さんがロバート・ビュートーRobert Butow著「東条と日米戦争」(原題はTojo and the Coming of the War)の書評からの抜粋である(p130~134)。なおこの本は「東条英機」という題名で時事通信社から出ている。
つまり、ビュートーの本への書評が、このビアードの本の紹介になると思う。
彼(東条英機)は決して独裁者ではなかった・・・と断定する。
また東条は性格的な好戦論者ではなく、積極的に戦争回避の方向に努力を傾け、武藤軍務局長を使って日米戦争の軍事的主役になる海軍から「海軍は戦争に自信がない」という結論をひき出し、それによって主戦派を抑えようとしたこと・・・。
このような諸点は、われわれ日本人にとっては、必ずしも新しい事実ではないが、ビュートー博士の公正な史眼によって確認されたことの意義は決して小さくない。」
以上は有斐閣、日本国際政治学会編、国際政治「日米関係の展開」(昭和36年12月発行)において、秦郁彦さんがロバート・ビュートーRobert Butow著「東条と日米戦争」(原題はTojo and the Coming of the War)の書評からの抜粋である(p130~134)。なおこの本は「東条英機」という題名で時事通信社から出ている。
つまり、ビュートーの本への書評が、このビアードの本の紹介になると思う。
2013年1月23日に日本でレビュー済み
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本当は下巻だけ呼んでもよいような内容だけれど、まあ、一応前段、前座としては必要か? 高すぎるけど。あと誤植があった。