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僕の狂ったフェミ彼女 単行本(ソフトカバー) – 2022/3/17
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韓国でドラマ化・映画化決定!
初恋の人がフェミニストになった!?
「愛」も「権利」もゆずれない、2人の戦争のような恋愛が始まる。
主人公「僕」の視点で描かれる、フェミニストの彼女の姿。
そこには、今を生きる私たちの「現実」が詰まっている――。
本国では「『猟奇的な彼女』のフェミニストバージョン」といわれ、台湾版刊行時には「キム・ジヨンが結婚前にこの小説を読んでいたら人生が変わっていたかも」とキャッチコピーがつけられた、今をいきる、あなたのための物語。
<あらすじ>
就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。
そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!
初恋の人がフェミニストになった!?
「愛」も「権利」もゆずれない、2人の戦争のような恋愛が始まる。
主人公「僕」の視点で描かれる、フェミニストの彼女の姿。
そこには、今を生きる私たちの「現実」が詰まっている――。
本国では「『猟奇的な彼女』のフェミニストバージョン」といわれ、台湾版刊行時には「キム・ジヨンが結婚前にこの小説を読んでいたら人生が変わっていたかも」とキャッチコピーがつけられた、今をいきる、あなたのための物語。
<あらすじ>
就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。
そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2022/3/17
- 寸法12.8 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104781620639
- ISBN-13978-4781620633
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出版社より
商品の説明
著者について
著者 ミン・ジヒョン
1986年生まれ。西江(ソガン)大学校で国文学と新聞放送学、日本学を学ぶ。2008年に日本に交換留学した際には東北大学の学友会映画部 De Palmaに所属し、自主映画『あんにょん、サヨナラ』を制作した。韓国芸術総合学校の映像院映画科大学院で劇映画シナリオを専攻。2015年に『조선공무원 오희길전 (朝鮮公務員 呉(オ)希(ヒ)吉(ギル)伝)』で「大韓民国ストーリー公募大展」優秀賞を受賞し、2019年にはテレビドラマ『レバレッジ—最高の詐欺師たち—』の脚本を執筆。映画とドラマの現場で脚本家を務めながら、「韓国映画性平等センター」に所属し、性暴力予防教育講師としても活動中。2021年12月に最新長編小説『나의 완벽한 남자친구와 그의 연인(私の完璧な彼氏と彼の恋人)』が出版された。
初恋は中学三年、初めての恋愛は大学二年の時。それ以来、恋愛にそれなりの素質(?)があることに気づき、多くの出会いと別れを経験してきた。2016年の江南駅殺人事件に大きな衝撃を受け、フェミニズムの勉強を始めるが、それが私たちの恋と愛に与える影響の大きさを身をもって知り、再び大きな衝撃を受けた。本書はそうした経験が元になっている。
翻訳 加藤慧
1986年生まれ。東北大学工学部卒、同大学院博士課程科目修了退学。2013年に漢陽(ハニャン)大学校大学院に交換留学し韓国建築史を学ぶ。オンラインでレッスンを行うほか、宮城学院女子大学、東北学院大学で韓国・朝鮮語の授業を担当。
1986年生まれ。西江(ソガン)大学校で国文学と新聞放送学、日本学を学ぶ。2008年に日本に交換留学した際には東北大学の学友会映画部 De Palmaに所属し、自主映画『あんにょん、サヨナラ』を制作した。韓国芸術総合学校の映像院映画科大学院で劇映画シナリオを専攻。2015年に『조선공무원 오희길전 (朝鮮公務員 呉(オ)希(ヒ)吉(ギル)伝)』で「大韓民国ストーリー公募大展」優秀賞を受賞し、2019年にはテレビドラマ『レバレッジ—最高の詐欺師たち—』の脚本を執筆。映画とドラマの現場で脚本家を務めながら、「韓国映画性平等センター」に所属し、性暴力予防教育講師としても活動中。2021年12月に最新長編小説『나의 완벽한 남자친구와 그의 연인(私の完璧な彼氏と彼の恋人)』が出版された。
初恋は中学三年、初めての恋愛は大学二年の時。それ以来、恋愛にそれなりの素質(?)があることに気づき、多くの出会いと別れを経験してきた。2016年の江南駅殺人事件に大きな衝撃を受け、フェミニズムの勉強を始めるが、それが私たちの恋と愛に与える影響の大きさを身をもって知り、再び大きな衝撃を受けた。本書はそうした経験が元になっている。
翻訳 加藤慧
1986年生まれ。東北大学工学部卒、同大学院博士課程科目修了退学。2013年に漢陽(ハニャン)大学校大学院に交換留学し韓国建築史を学ぶ。オンラインでレッスンを行うほか、宮城学院女子大学、東北学院大学で韓国・朝鮮語の授業を担当。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス (2022/3/17)
- 発売日 : 2022/3/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 336ページ
- ISBN-10 : 4781620639
- ISBN-13 : 978-4781620633
- 寸法 : 12.8 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,598位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月26日に日本でレビュー済み
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フェミニストが何を訴えているのか知ることができる。
2023年4月28日に日本でレビュー済み
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韓国と日本、違う国同士ですが女性差別に関しては本当に共通するところが多すぎて、日本だけじゃないんだなぁと残念な気持ちになったと同時に、私と同じように憤りを感じるフェミニストの女性達が海外にもいるんだと勇気付けられました。
2023年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか男性にこういうことをわかってもらうのは難しい。。従来の価値観の通りに生きていれば、生きやすいかもしれない。そうではない生き方をしようとすると、すごい軋轢が生じる。日本よりももっと深刻と言われる韓国で、この小説が書かれたのは必然だったのかなと。
2022年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の渡米前後に於ける彼女の余りに大きな変化が不自然なこと、主人公の
ダメ男振りが類型的に過ぎること、等々の構成上の欠陥があって減点2。
作者自身の訴えたいことがストレートに伝わったので加点1。足し引きで☆4と
言うのが評価結果。「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ時も思ったこと
だが、アジビラのような本と思うことなかれ。読み易いアジビラ風の社会学図書
と思えば、サクサクと読めるし、五十歩百歩の日本にも警鐘を鳴らす本として、
十分に読む価値があると思う。
ダメ男振りが類型的に過ぎること、等々の構成上の欠陥があって減点2。
作者自身の訴えたいことがストレートに伝わったので加点1。足し引きで☆4と
言うのが評価結果。「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ時も思ったこと
だが、アジビラのような本と思うことなかれ。読み易いアジビラ風の社会学図書
と思えば、サクサクと読めるし、五十歩百歩の日本にも警鐘を鳴らす本として、
十分に読む価値があると思う。
2023年3月15日に日本でレビュー済み
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フェミニストな彼女と主人公の男性の両方に、すごく共感できる部分とちょっと引く部分がそれぞれあって楽しく読めます。個人的に他の言語から翻訳された日本語に苦手意識があったのですが、読みやすい文体でどんどん読み進めることができました。
互いの考えを尊重できているようなつもりになってしまう様子や、分かり合えそうで分かり合えないもどかしさの描き方が巧みです。
互いの考えを尊重できているようなつもりになってしまう様子や、分かり合えそうで分かり合えないもどかしさの描き方が巧みです。
2022年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年を取ると考えを変えられない、と馬鹿にする人たちがいますし、私もその1人でした。今、権力側にある人たちがフェミニズムを理解して実践できるようになるのは、それ以上に大変だと思います。髄液を入れ替えるようなものですから。
幼少期から刷り込まれてきたものを私たちが見直すには、それなりの衝撃が必要。
私は女性なので、ポジティブにフェミニズムの考えを取り入れていくことができました。なぜなら今まで誰一人聞いてくれなかった声を、代弁してくれる人たちが現れ始めたからです。
ですが、男性側(権力側)はどうでしょう。今まで呼吸と同じように甘い蜜を吸っていたのが、ある日を境に突然苦くなったら?
ある人は、何故苦くなったのか考えると思います。またある人は、甘い蜜がどこかに残ってないか探しにいくと思います。苦さもいいじゃん?と考える人もいると思います。これまでに苦いものを摂取せざるを得なかった人たちに、話を聞いてどうすればよくなるのか対話をする人もいると思います。
この本の主人公は、なんで苦くなったんだ、また甘くなれよ!と怒っていました。そしてもう二度と甘くなりそうにないことを知り絶望します。
これ以上書くとネタバレになるので控えますが、まさに"今"でした。
大きくムーブメントが起こるほどに多くの女性が団結し始めた韓国を羨ましく思います。フェミニズムを韓国から学ぶことがとっても多い。そして、まだまだフェミニストが少数派になってしまう後進国の日本に絶望しつつも、私ももう甘くはなれない一人なので、強く生きていく術を、声を上げながら模索していこうと思います。
幼少期から刷り込まれてきたものを私たちが見直すには、それなりの衝撃が必要。
私は女性なので、ポジティブにフェミニズムの考えを取り入れていくことができました。なぜなら今まで誰一人聞いてくれなかった声を、代弁してくれる人たちが現れ始めたからです。
ですが、男性側(権力側)はどうでしょう。今まで呼吸と同じように甘い蜜を吸っていたのが、ある日を境に突然苦くなったら?
ある人は、何故苦くなったのか考えると思います。またある人は、甘い蜜がどこかに残ってないか探しにいくと思います。苦さもいいじゃん?と考える人もいると思います。これまでに苦いものを摂取せざるを得なかった人たちに、話を聞いてどうすればよくなるのか対話をする人もいると思います。
この本の主人公は、なんで苦くなったんだ、また甘くなれよ!と怒っていました。そしてもう二度と甘くなりそうにないことを知り絶望します。
これ以上書くとネタバレになるので控えますが、まさに"今"でした。
大きくムーブメントが起こるほどに多くの女性が団結し始めた韓国を羨ましく思います。フェミニズムを韓国から学ぶことがとっても多い。そして、まだまだフェミニストが少数派になってしまう後進国の日本に絶望しつつも、私ももう甘くはなれない一人なので、強く生きていく術を、声を上げながら模索していこうと思います。
2022年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公のセリフ一つ一つがフェミニストが普段生活してる中で感じてるモヤモヤ全てをストレートに表現してくれてる
実際に主人公と同じ状況になった時、こんな風にズバッと言い返せる女の人になりたい
実際に主人公と同じ状況になった時、こんな風にズバッと言い返せる女の人になりたい
2023年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いま韓国では、大統領選に影響を及ぼすほどジェンダーをめぐる男女間の対立がエスカレートしていると聞き、その理由を知りたくて色々調べている中でこの本に行き着きました。
話自体は楽しいラブコメタッチでサクサク進むので、あっという間に読み終えました。映画化されればけっこうヒットしそうです。
一方で、フェミニズムがなぜ韓国社会の分断を煽っているのか本書を通して少しわかった気がしました。
①合意してもらえないと悟ると、対話を拒む。
彼女が電話越しに女性の生きづらさをスンジュンに説くシーンで、共感を得られないと判断した彼女は一方的に電話を切ります。また後半では、「説明しないと伝わらないことは、説明しても伝わらない」というセリフが出てます。それはつまり、「どうせ伝わらない相手には説明しないから、対話も一方的に切り上げる」ということでしょうか。集会やデモを通じて世の中を変えたいのであれば、フェミ仲間と共感して慰めあうのではなく、自分と意見の異なる人たちに訴求するべきでは?一方的に電話を切るような行為は、世の中を変えるどころか敵をどんどん増やすだけではないでしょうか。
②ケンカ腰に主張を展開する。
スンジュンやその周りの人たちが地雷を踏むたび、彼女は烈火のごとく怒って持論を浴びせます。自分の意見をはっきりと主張することは重要ですが、ケンカ腰である必要はありません。「怒りをぶつけるくらいの勢いがないと世の中は変わらない」というフェミニストの声が聞こえてきそうですが、むしろ逆効果に思えてなりません。ビジネスでも外交でも、怒りながら交渉を進めて良い結果につながった例はあまり聞いたことがありません。むしろ冷静に相手のメリットにも気を遣いながら落としどころを探るのが結局は自分の主張を通しやすい、上手い交渉術ではないでしょうか。
全体的に、us against themという構図がフェミニストの前提になっている印象があります。著者の後書きでもWalking deadを引用したくだりがありますが、自分と意見が相容れない人たちのことをゾンビ呼ばわりする姿勢で対立が解消する訳がありません。もちろん、韓国におけるアンチフェミ側にも同様(またはそれ以上)の問題点があるのかも知れません。いずれにせよ、対話を進める姿勢がないのが問題の根底にあるように思いました。
…と、著者の意図とは違うのかも知れませんが、私は韓国におけるフェミニズムをめぐる対立構造が多少は理解・納得できた気がしました。
話自体は楽しいラブコメタッチでサクサク進むので、あっという間に読み終えました。映画化されればけっこうヒットしそうです。
一方で、フェミニズムがなぜ韓国社会の分断を煽っているのか本書を通して少しわかった気がしました。
①合意してもらえないと悟ると、対話を拒む。
彼女が電話越しに女性の生きづらさをスンジュンに説くシーンで、共感を得られないと判断した彼女は一方的に電話を切ります。また後半では、「説明しないと伝わらないことは、説明しても伝わらない」というセリフが出てます。それはつまり、「どうせ伝わらない相手には説明しないから、対話も一方的に切り上げる」ということでしょうか。集会やデモを通じて世の中を変えたいのであれば、フェミ仲間と共感して慰めあうのではなく、自分と意見の異なる人たちに訴求するべきでは?一方的に電話を切るような行為は、世の中を変えるどころか敵をどんどん増やすだけではないでしょうか。
②ケンカ腰に主張を展開する。
スンジュンやその周りの人たちが地雷を踏むたび、彼女は烈火のごとく怒って持論を浴びせます。自分の意見をはっきりと主張することは重要ですが、ケンカ腰である必要はありません。「怒りをぶつけるくらいの勢いがないと世の中は変わらない」というフェミニストの声が聞こえてきそうですが、むしろ逆効果に思えてなりません。ビジネスでも外交でも、怒りながら交渉を進めて良い結果につながった例はあまり聞いたことがありません。むしろ冷静に相手のメリットにも気を遣いながら落としどころを探るのが結局は自分の主張を通しやすい、上手い交渉術ではないでしょうか。
全体的に、us against themという構図がフェミニストの前提になっている印象があります。著者の後書きでもWalking deadを引用したくだりがありますが、自分と意見が相容れない人たちのことをゾンビ呼ばわりする姿勢で対立が解消する訳がありません。もちろん、韓国におけるアンチフェミ側にも同様(またはそれ以上)の問題点があるのかも知れません。いずれにせよ、対話を進める姿勢がないのが問題の根底にあるように思いました。
…と、著者の意図とは違うのかも知れませんが、私は韓国におけるフェミニズムをめぐる対立構造が多少は理解・納得できた気がしました。