著者本人の目線から語られる鬱々とした日々はまさに現代の「日常」であり、誰しもが心の中に持ち合わせている病みの部分を引き摺り出してくる。
良くも悪くもフラットな文体は骨の髄まで浸透してきて、悪いものを体へと溜め込んでゆく。
その悪いものこそ著者にしか生み出せない「アイデンティティ」であり、本文に度々登場する「インターネット」と言う言葉の本質だと感じる。
病み垢界隈を覗いた時のような単純なる痛々しさと、その中に広がる暖かさを感じることができてとても満足できた。
こんなにも濃縮された「日常」を得れる事こそ、「幸せ」と例えずになんと例えるのだろうか。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
僕はにゃるらになってしまった ~病みのインターネット~ 単行本 – 2021/12/23
お前も「にゃるら」にしてやろうか~。
Twitterに主に生息している「にゃるら」。あなたもTwitterばかりしていると「にゃるら」になってしまうかもしれないよ……。
Twitterに主に生息している「にゃるら」。あなたもTwitterばかりしていると「にゃるら」になってしまうかもしれないよ……。
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2021/12/23
- 寸法13 x 1.6 x 19 cm
- ISBN-104046809868
- ISBN-13978-4046809865
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
1994年生まれ。沖縄県出身。 いわゆるアキバ系のオタクで、アニメやゲーム(特にギャルゲーやエロゲー)、漫画、フィギュアなどホビーを愛好している。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2021/12/23)
- 発売日 : 2021/12/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 194ページ
- ISBN-10 : 4046809868
- ISBN-13 : 978-4046809865
- 寸法 : 13 x 1.6 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 190,627位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 461位日本文学(日記・書簡)
- - 512位ロシア・東欧文学研究
- - 3,432位日本文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1994年生まれ。沖縄県出身。
『僕はにゃるらになってしまった ~病みのインターネット~』、『承認欲求女子図鑑』、ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』など
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
紙媒体になることで、よりにゃるらさんを知る入り口にちょうど良くなったと思います。
にゃるらさんを人に布教する時にも、「この人のブログを読んで」と言うより、「この本を」と手渡せる方がより広まりやすいものがあります。
内容は非常に刺激的(かつ退廃的)で、人間ひとりの人生を追うということの生々しさを存分に体験できます。
にゃるらさんという、ひとりの鋭敏な感性を持った人が見た景色を追体験することができるのは、この本が持っている確かな魅力の一つです。
また、自身の人生や感覚を文章化していく過程で、にゃるらさんご本人の内面が成長していく、人格を気高く確立していく感覚すら感じます。
成長する人間は、眩しく美しい。
にゃるらさんの魅力をすべて語るにはもちろんこの一冊だけでは足りないけど、この本が確かな道標になります。
にゃるらさんを人に布教する時にも、「この人のブログを読んで」と言うより、「この本を」と手渡せる方がより広まりやすいものがあります。
内容は非常に刺激的(かつ退廃的)で、人間ひとりの人生を追うということの生々しさを存分に体験できます。
にゃるらさんという、ひとりの鋭敏な感性を持った人が見た景色を追体験することができるのは、この本が持っている確かな魅力の一つです。
また、自身の人生や感覚を文章化していく過程で、にゃるらさんご本人の内面が成長していく、人格を気高く確立していく感覚すら感じます。
成長する人間は、眩しく美しい。
にゃるらさんの魅力をすべて語るにはもちろんこの一冊だけでは足りないけど、この本が確かな道標になります。
2022年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
にゃるらという人物を知っていても知らなくても読んだら面白いと思います。
にゃるらという1人の人物について知れる。
にゃるらという1人の人物について知れる。
2022年1月31日に日本でレビュー済み
Twitterで見かけるにゃるらさんの文章が好きで購入しました。
ご本人も言及されていたはてな匿名ダイアリー「俺はにゃるらになれなかった。」に倣ったタイトル、可愛くカラフルながら混沌とした表紙がとてもにゃるらさんっぽい。
にゃるらさんから生じた色々な思い、考え、言葉が綴られています。
過去の経験を追体験するような内容も多く、生い立ちや人となりを知ることが出来ます。
飄々としながら大きな事を成し遂げる雲の上の人というイメージでしたが、やっとの思いで立っている部分もあったのだと感じました。生きづらさを抱える人間としては共感する部分が多かったです。
人生の攻略方法という項を読んで、私も頑張ってみようかなと思いました。
にゃるらさんにとって、いろんな事が善い方向に向かい、抱えている苦しさが小さくなっていくことを祈っています。
ご本人も言及されていたはてな匿名ダイアリー「俺はにゃるらになれなかった。」に倣ったタイトル、可愛くカラフルながら混沌とした表紙がとてもにゃるらさんっぽい。
にゃるらさんから生じた色々な思い、考え、言葉が綴られています。
過去の経験を追体験するような内容も多く、生い立ちや人となりを知ることが出来ます。
飄々としながら大きな事を成し遂げる雲の上の人というイメージでしたが、やっとの思いで立っている部分もあったのだと感じました。生きづらさを抱える人間としては共感する部分が多かったです。
人生の攻略方法という項を読んで、私も頑張ってみようかなと思いました。
にゃるらさんにとって、いろんな事が善い方向に向かい、抱えている苦しさが小さくなっていくことを祈っています。
2023年10月6日に日本でレビュー済み
にゃるらさんはクリエイターとしての才能は凄いです。今の若者に受け入れられるような、これ私のことだ…と思わせるような、そうやって多くの人を満足させる作品を作る才能は凄いです。
ですが、この手の作品を作る奴にありがちなダルい部分を他のダルい奴よりも沢山持ち合わせていることをこの本を読んで察しました。
自分は中二病やネット中毒者、アングラや孤独、デカダンなものに寄り添い、理解者であるように振る舞いながらも実際はこのような人間たちをしっかり下に見ている。自分は他とは違うと知って欲しい、アピールして認めて欲しい、批判は排除しエコーチェンバーに浸っていたい、そんな人間としての程度の低さ、底の浅さがこの本の文からは滲み出ています。陰キャ版聖域みたいな感じです。買ったのを後悔しましたがそれと同時にこんな奴になってはいけないなという学びを得させていただいたので星は2とさせていただきます。
ですが、この手の作品を作る奴にありがちなダルい部分を他のダルい奴よりも沢山持ち合わせていることをこの本を読んで察しました。
自分は中二病やネット中毒者、アングラや孤独、デカダンなものに寄り添い、理解者であるように振る舞いながらも実際はこのような人間たちをしっかり下に見ている。自分は他とは違うと知って欲しい、アピールして認めて欲しい、批判は排除しエコーチェンバーに浸っていたい、そんな人間としての程度の低さ、底の浅さがこの本の文からは滲み出ています。陰キャ版聖域みたいな感じです。買ったのを後悔しましたがそれと同時にこんな奴になってはいけないなという学びを得させていただいたので星は2とさせていただきます。
2023年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オタクのみんなが共感する感じ
ゆっくり読みます。
ゆっくり読みます。