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森の生活 上: ウォールデン (岩波文庫 赤 307-1) 文庫 – 1995/9/18
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- ISBN-10400323071X
- ISBN-13978-4003230718
- 出版社岩波書店
- 発売日1995/9/18
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 2 x 14.8 cm
- 本の長さ410ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1995/9/18)
- 発売日 : 1995/9/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 410ページ
- ISBN-10 : 400323071X
- ISBN-13 : 978-4003230718
- 寸法 : 10.5 x 2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 18,523位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18位イギリス・アメリカのエッセー・随筆
- - 90位岩波文庫
- - 96位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
ダヴィッド・ソロー、通称ヘンリー・ダヴィッド・ソローとして知られていた、アメリカの小説家、詩人、哲学者、自然学者である。彼は1817年7月12日マサチューセッツ州コンコードで生まれ、4人兄弟の第3子であった。ソローは普通の家庭で育ち、1833年から1837年の間、ハーバード大学に通った。
大学を卒業した後、ソローはコンコードの公立学校で教師を務め始めたが、教育制度に失望し、2週間で辞めた。その後は書き物に専念し、1845年に最も有名な作品『ウォルデン、または、森林での生活』を出版した。この作品は、ウォルデン湖畔に自分で築いた小屋に暮らした経験を記録したものである。
ソローは、個人主義、自己頼み、自然との深い関係を強調した超驚異主義運動に大きく影響を受けた。彼も反奴隷制運動に関与し、不正な法律に抗議するための手段として市民不服従を強く主張した。
ソローの他の有名な作品には、「市民不服従」がある。このエッセイでは、個人が不正な法律に抵抗する義務があると主張している。そして、兄弟であるジョン・ソローと共に書いた旅行記「コンコード川とメリマック川を一週間」もある。
ソローの健康は1850年代から悪化し、1862年5月6日に44歳で肺結核で死去した。彼の生涯は短かったが、影響力は巨大であり、アメリカ文学と哲学の最も重要な人物の1人と見なされている。
フレデリック・デルトゥール(仏語の作家、霊性指導者)が書いた伝記と序文:
「『ウォルデン』を読んで得られる利益のいくつかには、より内なる平和感、自然との深い繋がり、そして簡単なことへの理解がある。ソローの簡素主義と距離感を取り入れることで、リーダーは自分を阻むものを放り出し、より充実した、意義ある人生を送ることができる。
『ウォルデン』は、簡素な生活、環境保護、霊性への呼びかけである。日常生活における自然の重要性を理解し、その繋がりを通してより深い意味や内なる平和を得るための読み物として、重要である。
「市民不服従」は、行動への機会への革命的な呼びかけである。現状を拒み、我々の権利、自治権、尊厳を取り戻すための呼びかけである。不当な法律を拒み、よりよい世界を作り出すためのマニフェストである。この本は、現状に反抗し、よりよい未来を作り出すために歩む道への招待状である。そして、この本は、その道を歩む方法を教えてくれるだろう。」
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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世界中で多くの人に読み継がれてきた、ミニマリストの古典的作品です。
馴染み深いところでいうと、先日亡くなられたCWニコルさんの生き方や考え方は、ソローの影響を受けているように感じました。
ただ、両者の作品の性質的には違いは大きく、ニコルさんは失われつつあるもの自然との「共生」「ナチュラリスト」てしての要素が強いのに対して、ソローはハーヴァード出身のインテリであり自然そのもの中での生活に思想や神話性を持ち込むという「詩人」「思想家」としての趣きが強い作品であると感じました。時代性の違いや、生い立ちのバックグラウンドの違いももちろん大きいと思います。
また、非常に興味深かったのは、キリスト教やギリシャ神話、ローマ時代など西洋からの引用と比べても論語をはじめとした四書、そしてインドの哲学などからも非常に多く引用されていたことでした。東洋の哲学が、この時代-南北戦争より少し前のアメリカの第一級の知識層にここまで深く理解されていたことに対する単純な驚きを覚えました。
発刊されてから約170年という長い年月が経過しています。時代の変遷や暮らし、社会システムの変化の中で、一定の知識層のみならず、息苦しさを感じたり取りこぼされたりした人々が手に取って、その都度原始的でありつつ未知の生活感を感じ取る一定の存在感を示し続けて古典的作品へと昇華した作品と言えます。しかし、驚くほど古びた読後感がありません。
キャンプブームや前述のポツンと一軒家を知る現代の我々にとっては一周どころか二周、三周まわってブーム真っ只中の本のような印象すら味わえる不思議な作品ともとれます。
示唆的なところはそれほど強くないため、何かに優先して読むべき作品とは思いませんが、生きることや社会そのものに疲れた人にとっては救いが得られるかもしれません。
小難しい引用は見て見ぬ振りをして、読みたいところだけを読めばいい、きっと楽しい、前向きな気持ちになれる本です。ソローの文体は、森で生きることの喜びで溢れています。
ただ、比喩表現が多いので読みにくい・・・
また最近読んだ「戦略の世界史」という本で、ガンジーがソローの「市民の反抗」に啓蒙されていたことを知りました。
ソローがウォールデンの森で実験的に暮らし始めた理由は
〈思慮深く生き、人生の本質的な事実のみに直面し、人生が教えてくれるものを自分が学び取れるかどうか確かめてみたかったからであり、死ぬときになって、自分が生きてはいなかったことを発見するようなはめに陥りたくなかったからだ〉そうです。
私は65歳になってようやくその心境が分かるようになりました。
〈朝早く起き、静かに落ち着いて朝食をとるか省くかする、客が来るのも去るのも、鐘が鳴るのも子供が泣くのも、なりゆきにまかせよう。一日を精いっぱい、楽しく生きようと心に決めて〉
見事な達観です。
〈突然私は自然が~雨だれの音や、家のまわりのすべての音や光景が~とても優しい、情け深い交際仲間であることに気づき、たちまち筆舌に尽くしがたい無限の懐かしさが込み上げてきて、大気のように私を包み〉
私にも同じような体験があります。40代のとき毎週末、大沼湖畔のコテージで過ごしていた頃、漆黒の夜の森を歩き、樹木や苔に触れて、自然の温もりや柔らかさに気付いた時は感動しました。
哲学者としてのソローは、真理、単純、信仰、無垢といった美徳を尊重して、稼ぐこと等の経済活動を揶揄する記述をしていますが、
〈遠方の法外な値がついている市場に供給するために、たえず商品を送り続ける。各地の市況、戦争と平和の予測に関する情報に通じ、商売と文明の動向を予測する〉
ソローは当時の経済活動の要諦をちゃんと心得ていたと推察されます。それでも森の簡素な生活を優先させたのでしょう。
やや天の邪鬼であったソローは、T・カルーの詩を自嘲気味に引用していることから分かります。
〈この国は、自ら仕掛けた罠にはまって、贅沢と不用意な出費とで破滅しかかっている〉
近年、主要先進国が陥っている財政危機は当時も変わらずあったようです。ソローの鋭い洞察力に脱帽です。
ソローは年寄りから教えられるものなどないと言っていますが、年長の私から、ひとつソローに忠告するとしたら、良き伴侶と生きる人生は、森の孤独な生活では得られない豊かな人生ですよと言うことです。
人生初の入院生活に選んで間違いなかった本です。
下巻も楽しみです。
世捨て人、かと思ったらウォールデンでの生活は30歳そこそこで実験的にやってみた?ようですね。
哲学的なのかもしれないが随筆のようで読みやすい。
上巻前半では世間の人々の「沢山物を持って借金してあくせくして足るを知らずに、バカじゃないの?」プンスカしていて、辛辣で的を得ているんですが。
だんだん生活が落ち着いてくると穏やかに自分の興味の向く自然や生活、趣味に向かって文章が変わっていくのがほっとした。たまに会う友人と過ごす時間とか、遠くを走る列車の音とか、便利な社会との程よい距離感を楽しむところは180年後の【コロナがきっかけで2拠点生活地方移住】な気分で共感できる。
気持ちにゆとりのある、できれば森の中の別荘で滞在しているときに読むとリアルに迫ってくる文章だと思う。