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同姓同名 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2022/9/8

3.9 5つ星のうち3.9 163個の評価

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購入オプションとあわせ買い

〜ミステリ作家からの挑戦状〜
登場人物全員、同姓同名!
大胆不敵、大混乱ミステリ待望の文庫化。


大山正紀はプロサッカー選手を目指す高校生。いつかスタジアムに自分の名が轟くのを夢見て
練習に励んでいた。そんな中、日本中が悲しみと怒りに駆られた女児惨殺事件の犯人が捕まった。
週刊誌が暴露した実名は「大山正紀」ーー。報道後、不幸にも殺人犯と同姓同名となってしまった
“名もなき"大山正紀たちの人生が狂い始める。
これは、一度でも自分の名前を検索したことのある、
名もなき私たちの物語です。

書き下ろし短編「もうひとりの同姓同名」収録
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商品の説明

著者について

一九八一年京都府生まれ。二〇一四年『闇に香る噓』で第六十回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。一五年「死は朝、羽ばたく」が第六十八回日本推理作家協会賞(短編部門)の、一六年『生還者』が第六十九回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補、一八年『黙過』が第二十一回大藪春彦賞の候補になる。『真実の檻』『告白の余白』『ヴィクトリアン・ホテル』など著書多数

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2022/9/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/9/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 428ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4344432290
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344432291
  • 寸法 ‏ : ‎ 15.2 x 10.3 x 1.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 163個の評価

著者について

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下村 敦史
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月15日に日本でレビュー済み
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とても早く届いてよかった
2023年9月12日に日本でレビュー済み
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とにかく同姓同名がこだまするがごとく、ごろごろと登場。
もしも報道された殺人犯の名前と同姓同名だったら。
SNS社会に一石を投じて。
その影響は、”ひとつの失言で人格を全否定される時代”だと。
その誹謗中傷は、”許すことを許さない時代”だと。
2024年3月12日に日本でレビュー済み
この小説は、展開の仕方が実に巧妙です。

前半は、展開する妙手が分かりません。
後半は、次々とめくるめく謎解きの展開が激しいです。

最後の辺りの、スピード感は読んでいて面白かったです。
どんでん返しも、一読する価値がありました。

今朝の読売新聞にもコラムが載ってあり、興味深い一冊です。
ただし、自分はあまりミステリは好みではなく、敢えて★三つとさせていただきました。
2021年1月2日に日本でレビュー済み
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娘の学校での朝読書の時間に楽しく読めたようです
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月31日に日本でレビュー済み
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同姓同名が何人も出てきますが、混乱せずに読めます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月10日に日本でレビュー済み
主要人物全員「大山正紀」なのに視点が頻繁に変わるので、どの大山正紀視点なのかは地の文や台詞から察するしかなくて、そこに著者からのいくつもの叙述トリックが仕込まれてるのがすごく面白かった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年9月16日に日本でレビュー済み
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 「コープス・ハント」(2020/2月)、「法の雨」(2020/4月)に続き今年3作目の下村敦史の長編「同姓同名」(幻冬舎)を読み終えました。帯の惹句どおり「大山正紀が殺された。犯人はーー大山正紀」、以上のストーリーを書いてしまうと”ワン・アイディア”を活かして物語を構築した作者に対してフェアネスが保てないという思いから、そのストーリーの詳細については可能な限り触れずに済ませたいと思います。
 作者は、毎回、そのスコープ、手口を変えて、「現代」を活写しながらミステリ作家として常にチャレンジし続けていますので、ついつい読んでしまうことになります。
 今回は、タイトルどおり「同姓同名」者だけによるスリラーという<制約>を課しながら、悪意の蔓延るインターネット社会、ハンドル・ネームの陰に隠れ、アノニマスを装うことによって生じるSNSの無責任さを探求しつつ、(特に前半において)この国に引き起こされる「憎悪」について多方面からライトアップして読ませます。悪しき「同姓同名」であることによりアイデンティティを喪失し、居場所を失くした人間たちによって作られた一つの「共同体」は、依存性者たちの自助会の有り様にも似て、その<希望>へと辿る道筋のように組み立てられたストーリーはとても好ましいものでした。
 スリラーとしても前半のいくつかの<伏線>をすべからく回収して、そのプロフェッショナル・ワークを楽しむことができましたが、ストーリー展開が平板で、盛り上がりに欠ける印象が残ったことも書き留めておきたいと思います。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年4月9日に日本でレビュー済み
2022年度のビブリオバトル大学の部全国大会で、この本のことを知った。犯人は最初からわかる、だって同姓同名だから、というプレゼンで俄然興味がわいた。

 その後、同年度のビブリオ中学の部でこの本がチャンプ本(全国優勝)に。さらに興味がわいて読んでみた。

 発想が面白いと思った。もうちょっと書き方を工夫して、ストーリーがこんがらがらないように構成してくれたらなと少々残念。

 でも、オリジナリティがある。他のどんな作品にもない独創性がこの小説の最大の武器。アイデアを売るだけなら、海外に版権を展開することも夢ではない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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