エリックリースのリーンスタートアップは出版から5年以上経った今も、それに代わるメソドロジーはないと思えるほどの名著だと思う。
ただ問題なのは、本を読んだだけでは実践する上でのつまづきポイントを予見して予め手を打つとか、壁にぶつかった際の対処方法が分かりにくいこと。
本書はリーンキャンバスの使い方について皆がよく知る会社の事例をもとにわかりやすく説明しており、どう活用して良いかの実践ガイドとして使える。
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Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES) 単行本(ソフトカバー) – 2012/12/21
成功したスタートアップの2/3が、当初のプランを途中で大幅に変更しています。
成功のカギは、最初のプランが優れていたからではなく、リソースを使い切る前にうまくいくプランを見つけたからです。
Running Lean(ラニング・リーン)とは、リソースを使い切る前に最初のプランからうまくいくプランへと反復的に移行する体系的なプロセスです。
本書では、顧客が必要とするMVPを構築する方法、構築・計測・学習ループを高速化する方法、製品/市場フィットを達成する方法などについて、
リーンキャンバスや顧客インタビューの手法を使いながら具体的に解説します。
また、この日本語版では、ブログ「ON, OFF AND BEYOND」で著名なBlueshift Global Partners 設立者兼社長 渡辺 千賀 氏による解説を新たに収録しています。
「解説」より:
「本書はこれまでビジネスに興味がなかったソフトウェアエンジニアにこそ読んで欲 しい本だ。
実際にこの本を読んでみようと思う人には「ITでの起業に興味があり、ビジネスやマーケティングについていろいろ学んで来た人」が多いだろう。
この文章を読んでいる時点で既にそのフィルタがかかっているわけで、
「ビジネスに興味がないソフトウェアエンジニア」にむけたメッセージは無意味かもしれない。
が、しかし、「オライリーだからちょっと読んでみるか」というコーダーの方がいると素晴らしい。
そもそもリーンスタートアップは、ソフトウェアエンジニアを対象とした起業手法といっても過言ではない」
■本書への賛辞
エリック・リース(『リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』著者):
『Running Lean』は、成功率を上げたい起業家向けのハンドブックです。哲学の本ではありません。おもしろい話を集めた本でもありません。
スタートアップを作る実践で培った手法を詳細に解説した本です。
ティム・オライリー(O'Reilly Media社CEO):
リーンスタートアップとは、起業家精神にあふれたビジネスを成功させる方法にとどまりません。こうしたビジネスから何かを学ぶことで、あらゆることを改善するためのものなのです。
リーンスタートアップの原則は、政府プログラムや医療の分野にも適用できると思います。さらには、世界の難しい問題の解決にも適用できるでしょう。
うまくいくことをすばやく把握し、うまくいかないことを切り捨てるにはどうすればいいでしょうか。
リーンスタートアップとは、この質問に対する答えなのです。
成功のカギは、最初のプランが優れていたからではなく、リソースを使い切る前にうまくいくプランを見つけたからです。
Running Lean(ラニング・リーン)とは、リソースを使い切る前に最初のプランからうまくいくプランへと反復的に移行する体系的なプロセスです。
本書では、顧客が必要とするMVPを構築する方法、構築・計測・学習ループを高速化する方法、製品/市場フィットを達成する方法などについて、
リーンキャンバスや顧客インタビューの手法を使いながら具体的に解説します。
また、この日本語版では、ブログ「ON, OFF AND BEYOND」で著名なBlueshift Global Partners 設立者兼社長 渡辺 千賀 氏による解説を新たに収録しています。
「解説」より:
「本書はこれまでビジネスに興味がなかったソフトウェアエンジニアにこそ読んで欲 しい本だ。
実際にこの本を読んでみようと思う人には「ITでの起業に興味があり、ビジネスやマーケティングについていろいろ学んで来た人」が多いだろう。
この文章を読んでいる時点で既にそのフィルタがかかっているわけで、
「ビジネスに興味がないソフトウェアエンジニア」にむけたメッセージは無意味かもしれない。
が、しかし、「オライリーだからちょっと読んでみるか」というコーダーの方がいると素晴らしい。
そもそもリーンスタートアップは、ソフトウェアエンジニアを対象とした起業手法といっても過言ではない」
■本書への賛辞
エリック・リース(『リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』著者):
『Running Lean』は、成功率を上げたい起業家向けのハンドブックです。哲学の本ではありません。おもしろい話を集めた本でもありません。
スタートアップを作る実践で培った手法を詳細に解説した本です。
ティム・オライリー(O'Reilly Media社CEO):
リーンスタートアップとは、起業家精神にあふれたビジネスを成功させる方法にとどまりません。こうしたビジネスから何かを学ぶことで、あらゆることを改善するためのものなのです。
リーンスタートアップの原則は、政府プログラムや医療の分野にも適用できると思います。さらには、世界の難しい問題の解決にも適用できるでしょう。
うまくいくことをすばやく把握し、うまくいかないことを切り捨てるにはどうすればいいでしょうか。
リーンスタートアップとは、この質問に対する答えなのです。
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社オライリージャパン
- 発売日2012/12/21
- 寸法2 x 15 x 21 cm
- ISBN-104873115914
- ISBN-13978-4873115917
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商品の説明
著者について
アッシュ・マウリャ(Ash Maurya):(@ashmaurya)はUSERcycleの創業者。7年前に最初の会社をブートストラッピングして以来、5つの製品と1つのピアツーウェブアプリケーションフレームワークをローンチしている。その間に、成功する製品を高速で構築するための優れた手法を模索。最近では、顧客開発とリーンスタートアップの手法を本格的に製品開発に取り入れ、頻繁に自身のブログ(http://www.ashmaurya.com)で紹介している。そのブログ記事が書籍になったものが本書、『Running Lean』。テキサス州オースティンに妻と2人の子どもと2匹の犬と一緒に住んでいる。
登録情報
- 出版社 : オライリージャパン (2012/12/21)
- 発売日 : 2012/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 278ページ
- ISBN-10 : 4873115914
- ISBN-13 : 978-4873115917
- 寸法 : 2 x 15 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 119,330位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,074位電気・通信 (本)
- - 3,589位実践経営・リーダーシップ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ワイクル株式会社 代表取締役
https://www.waicrew.com
東京工業大学環境・社会理工学院 特任講師
アジャイル開発やリーンスタートアップに関する翻訳書を数多く担当し、それらの手法を企業に導入するコンサルティングに従事。東工大では、2015年度よりデザイン思考をベースにした起業家育成講義「エンジニアリングデザインプロジェクト」を共同で担当。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年12月8日に日本でレビュー済み
この本は、Webベースの製品を構築する起業家がターゲットと設定されている。そして、Running LEANとは、リソースを使い切る前にプランAからうまくいくプランへと反復的に移行する体系的プロセスを指す。
スタートアップには以下の3つのフェーズがある。
1)課題/解決フィット
2)製品/市場フィット
3)拡大/ビジネスモデルの拡大
実用最小限の製品(MVP)は 1)に属する。 2)は、顧客の登録してもらい、定着させて、お金を払ってもらう。1)では、学習とピボットの専念する必要がある。資金調達は、2)の最終フェーズが最適だとしている。
リスクと不確実性の違いは以下になる。
不確実:確実性のないこと。複数の結果が生じること。
リスク:損失や失敗など好ましくない結果になり得る不確実な状態
ビジネスモデルのリスクを定量化するには、成果の見込みとそれが間違ったときに生じる損失を数値化する。数値化すれば、ビジネスモデルのリスクに優先順位をつけて、どこから手をつけるかを決定する。
製品開発は学習の邪魔。リリース後でないと、学習できないという。要するに、MVPから継続的デプロイすべしとある。
本書に書いてある要件は以上だが、果たしてこれが分かっていたとして、スタートアップは成功するだろうか。
そもそもスタートアップは多死多産だ。たくさん生まれて一部が成功する。その確率を高めるために本書があるとしたら、撤退ピボットという選択についての解説が欲しいところだ。
一度はじめたことを「やめる」ことは難しい。家族を含め、周りの人も巻き込んでいる。自分のお金もつぎ込んだ。無担保だが、創業資金も借り入れした。となると、簡単に撤退できないので、撤退以外の代替案でピボットを繰り返す。それで蟻地獄にハマって行くのだ。
これを避ける方法は一つしかない。片足を最低限の生活のための収入にしつつ、もうひとつの足でスタートアップのピボットを繰り返すことだ。もともとピボットとは、バスケットボールのプレイ技術で、片足を回転軸にしているのだから…
スタートアップには以下の3つのフェーズがある。
1)課題/解決フィット
2)製品/市場フィット
3)拡大/ビジネスモデルの拡大
実用最小限の製品(MVP)は 1)に属する。 2)は、顧客の登録してもらい、定着させて、お金を払ってもらう。1)では、学習とピボットの専念する必要がある。資金調達は、2)の最終フェーズが最適だとしている。
リスクと不確実性の違いは以下になる。
不確実:確実性のないこと。複数の結果が生じること。
リスク:損失や失敗など好ましくない結果になり得る不確実な状態
ビジネスモデルのリスクを定量化するには、成果の見込みとそれが間違ったときに生じる損失を数値化する。数値化すれば、ビジネスモデルのリスクに優先順位をつけて、どこから手をつけるかを決定する。
製品開発は学習の邪魔。リリース後でないと、学習できないという。要するに、MVPから継続的デプロイすべしとある。
本書に書いてある要件は以上だが、果たしてこれが分かっていたとして、スタートアップは成功するだろうか。
そもそもスタートアップは多死多産だ。たくさん生まれて一部が成功する。その確率を高めるために本書があるとしたら、撤退ピボットという選択についての解説が欲しいところだ。
一度はじめたことを「やめる」ことは難しい。家族を含め、周りの人も巻き込んでいる。自分のお金もつぎ込んだ。無担保だが、創業資金も借り入れした。となると、簡単に撤退できないので、撤退以外の代替案でピボットを繰り返す。それで蟻地獄にハマって行くのだ。
これを避ける方法は一つしかない。片足を最低限の生活のための収入にしつつ、もうひとつの足でスタートアップのピボットを繰り返すことだ。もともとピボットとは、バスケットボールのプレイ技術で、片足を回転軸にしているのだから…
2018年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おススメです。
周りの人からとても参考になると聞いて購入しました。私自身、実業でPOC企画検証から事業化まで考えてるため、とても参考にしています。
一般的なLeanプロセスを、手法と自身の事例を踏まえて書かれているので、一度読んだ後は必要な時にプロセスやポイントを参考にする活用に向いていると感じています。
周りの人からとても参考になると聞いて購入しました。私自身、実業でPOC企画検証から事業化まで考えてるため、とても参考にしています。
一般的なLeanプロセスを、手法と自身の事例を踏まえて書かれているので、一度読んだ後は必要な時にプロセスやポイントを参考にする活用に向いていると感じています。
2018年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでおかないといけないね。起業家になりたいなら。
正直、リーンスタートアップというのは、小さく始めることだと思っていた。
当たり前だと、、だからこの本は読まなかった。
でも、読んでおくべきでした。
リーンスタートアップとは、必ず成功する方法。
理由は読めばわかります。
アイデアだけではだめなのもわかります。
正直、リーンスタートアップというのは、小さく始めることだと思っていた。
当たり前だと、、だからこの本は読まなかった。
でも、読んでおくべきでした。
リーンスタートアップとは、必ず成功する方法。
理由は読めばわかります。
アイデアだけではだめなのもわかります。
2013年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここ何年か新規事業に関わる仕事をしているため、この本がピンポイントで響きました。
1番素晴らしいのは、リーン・キャンバスにより、事業全体が俯瞰できるところ。
事業計画書でもサマリーを作りますが、リーン・キャンバスは、より計画を簡潔にすることができます。
つまり他の人の理解を得やすく共有しやすい。
僕は [コスト構造]、[収入の流れ] の枠の下に、[市場・競合]、[目標] の枠を追加して使っています。
この本と「シリコンバレー流企業入門」があれば、事業はかなり明確化されると思います。
1番素晴らしいのは、リーン・キャンバスにより、事業全体が俯瞰できるところ。
事業計画書でもサマリーを作りますが、リーン・キャンバスは、より計画を簡潔にすることができます。
つまり他の人の理解を得やすく共有しやすい。
僕は [コスト構造]、[収入の流れ] の枠の下に、[市場・競合]、[目標] の枠を追加して使っています。
この本と「シリコンバレー流企業入門」があれば、事業はかなり明確化されると思います。
2017年3月22日に日本でレビュー済み
リーン・スタートアップの書籍を受けて,実際にこれをやって成功した人のノウハウが書かれている。
具体的な実践例が書かれている。本の中では冒頭のリーンキャンバスとよばれる,ビジネスモデルを表した一枚の図が一番重要なように感じた。
その他の部分はあまりイメージがつかなかった。Amazonでの評価は高いので気になっていたが,個人的にはそこまで有用さを実感できなかった。どちらかというと,リーン・アナリティクスやリーン・ブランディングのほうがイメージがつきやすかった。
全体を手短にまとめているというのではこの本がいいかもしれない。
具体的な実践例が書かれている。本の中では冒頭のリーンキャンバスとよばれる,ビジネスモデルを表した一枚の図が一番重要なように感じた。
その他の部分はあまりイメージがつかなかった。Amazonでの評価は高いので気になっていたが,個人的にはそこまで有用さを実感できなかった。どちらかというと,リーン・アナリティクスやリーン・ブランディングのほうがイメージがつきやすかった。
全体を手短にまとめているというのではこの本がいいかもしれない。
2014年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新規事業を探索する業務において、どう進めていくのかをまとめるのに、実践的な内容がとても参考になりました。
2013年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リーンスタートアップのエリックリースがキュレーターを務める「THE LEAN SERIES」第一弾。通常のバカ売れした本の後には同じ著者が第二弾を書くのが普通だが、新しいスタイルに注目したい。この後も第二弾、第三弾の準備が始まっているらしい。
筆者はCloudFireというファイル共有システムの立ち上げ行なっている。その過程を通じて、学習した内容が本になっている。題名通り非常に実践的な内容満載の一冊である。
全体の内容は、インターネットベンチャー向きになっているが、実践的な知識が多いので、すべての新製品開発の役に立ちそうだ。
「スタートアップの2/3は、最初のプランを変更している。」「顧客は自分が欲しい物を知らない」本書の冒頭にも出てくるよく見る言葉だ。それに対する解決策に当然正解はないのだが、最も近い道標を示した一冊ではないだろうか。
ビジネスモデルキャンバスを改変したリーンキャンバスに始まり、イノベーションのソリューション、デザイン思考、フリーミアム、ブートストラッピング、Kanban、アジャイルソフトウェア開発など多くの最先端の既存の知識を前提に応用している。この分野をもっと知りたい人にとっては、よいリファレンスになりそうだ。実際自分も読んでみて、自分が知っている事(アジャイルソフト開発)などについては、よくわかるが経験が少ない部分に関しては、さらに参照文献などにあたる必要性を感じた。多くの参考書籍やWebサイトが紹介されているので、本書の後にそれらにあたるのもいいだろう。
この手の本でインタビューの方法が具体的に示されているのは珍しいのでは、他に勉強した事がなかったので良い参考にはなりそうだ。
心に響いた言葉としては「課題チームと解決チームは、それぞれ2,3名が最適です。」「絶対に委託してはいけないのは、顧客ついて学習する事です。」大企業になるとこの辺りで間違えやすいのではないでしょうか。
資金調達に始まり、最小限の製品をアーリーアダプターでテストするところから、ビジネスの拡大に向けては、ベンチャー以外で実施する場合はそれぞれの状況に応じたアレンジが必要になるだろう。しかし本書には、背景の知識や、それらへのポインタが示されており、一貫した考えに基づいて書かれているため、そういった変更も可能だろう。
近年日本でも遅ればせながら、アジャイルソフト開発が注目を集めているが、開発がアジャイルになっただけで、新製品は開発できない。この分野にも、もっと光を当てて行く事が必要だろう。
筆者はCloudFireというファイル共有システムの立ち上げ行なっている。その過程を通じて、学習した内容が本になっている。題名通り非常に実践的な内容満載の一冊である。
全体の内容は、インターネットベンチャー向きになっているが、実践的な知識が多いので、すべての新製品開発の役に立ちそうだ。
「スタートアップの2/3は、最初のプランを変更している。」「顧客は自分が欲しい物を知らない」本書の冒頭にも出てくるよく見る言葉だ。それに対する解決策に当然正解はないのだが、最も近い道標を示した一冊ではないだろうか。
ビジネスモデルキャンバスを改変したリーンキャンバスに始まり、イノベーションのソリューション、デザイン思考、フリーミアム、ブートストラッピング、Kanban、アジャイルソフトウェア開発など多くの最先端の既存の知識を前提に応用している。この分野をもっと知りたい人にとっては、よいリファレンスになりそうだ。実際自分も読んでみて、自分が知っている事(アジャイルソフト開発)などについては、よくわかるが経験が少ない部分に関しては、さらに参照文献などにあたる必要性を感じた。多くの参考書籍やWebサイトが紹介されているので、本書の後にそれらにあたるのもいいだろう。
この手の本でインタビューの方法が具体的に示されているのは珍しいのでは、他に勉強した事がなかったので良い参考にはなりそうだ。
心に響いた言葉としては「課題チームと解決チームは、それぞれ2,3名が最適です。」「絶対に委託してはいけないのは、顧客ついて学習する事です。」大企業になるとこの辺りで間違えやすいのではないでしょうか。
資金調達に始まり、最小限の製品をアーリーアダプターでテストするところから、ビジネスの拡大に向けては、ベンチャー以外で実施する場合はそれぞれの状況に応じたアレンジが必要になるだろう。しかし本書には、背景の知識や、それらへのポインタが示されており、一貫した考えに基づいて書かれているため、そういった変更も可能だろう。
近年日本でも遅ればせながら、アジャイルソフト開発が注目を集めているが、開発がアジャイルになっただけで、新製品は開発できない。この分野にも、もっと光を当てて行く事が必要だろう。