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群盗(フリードリヒ・フォン・シラー): 2018年 CEDAR Produce vol.3「群盗」上演台本 Kindle版

4.1 5つ星のうち4.1 8個の評価

「俺たちに自由を、さもなくば死を――!」  19世紀ドイツ疾風怒濤期の傑作! シラーの「群盗」を新訳で! 2018年5月31日から6月3日にかけて上演されたCEDAR Produce vol.3 「群盗」の上演台本です。 CEDARホームページにおいて舞台写真もご覧いただけます。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07F5GRGQW
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/6/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 192 KB
  • 同時に利用できる端末数 ‏ : ‎ 無制限
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 132ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 8個の評価

著者について

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大川珠季(翻訳)
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作はドイツの作家、フリードリヒ・フォン・シラーの処女戯曲「群盗」を、気鋭の劇団CEDARの為に完全新訳した上演台本。

シラーはドイツ文学の疾風怒濤期を代表する作家であり、本作「群盗」は日本でも何度か上演されている名作のはずなのに、何故か新訳に恵まれず、1958年(!)の久保栄による訳の岩波文庫版ですら再版無しという有様で、今回ようやく新訳&電子書籍化された、というだけでも単純にありがたい……。

ドイツ古典文学、名作戯曲と聞くと、どうしても難解そうなイメージで敬遠してしまうが、この新訳版「群盗」のなんとまぁ軽妙なこと!古典的な言い回しの格好良さと、現代口語やスラングを交えたリズミカルな会話の気持ち良さを両立しています。

主人公カール率いる盗賊たちの会話はまるでヤンキー漫画の不良たちのように「テメーこの野郎!」とじゃれ合い罵り合い啖呵をきり、酒を煽り互いを鼓舞しあう、血気盛んで活き活きとした若者の姿が目に浮かぶ。カールを「団長」と憧れ慕う姿も微笑ましい。

一方、カールの弟フランツの狡猾さはコミカルに描かれ、同時に父やアマーリアの愛を求める姿には哀愁すら漂わせる。(この兄弟の関係はなんとなく「マイティ・ソー」のソーとロキを彷彿とさせる……)

「疾風怒濤」と言うだけあって、暑苦しく大袈裟で劇的なセリフ回しが多く、非常に中二心をくすぐられます(笑)

聞きなれない言葉や文学的な難解な表現を避け、声に出して読みたくなる、演じてみたくなる、役者の声を聞きたくなる、そんな100%上演される為にブラッシュアップされた翻訳となっていて、
ストレートプレイはもちろん、ミュージカル化や、はたまたそのままアニメ化しても良いくらい馴染みやすい文章だと思います!

上演台本の為、泣く泣くカットされた部分も多いようで(それでもCEDARの公演が4時間弱あったはず)、全文ノーカットの完全版も是非リリースして頂きたいですね。

(※誤字脱字や段組みの問題は、再ダウンロードしたら改善されてました)
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台を思い出しながら読めて楽しい。『群盗』の翻訳本としては、上演台本ということもあり読みやすくて物語をつかみやすい。
読む度に新しい発見があってその度に印象の違う物語が見えてくる。誤字、脱字が気になる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対外的自由の切望から最後は内面的自由を獲得するところに、シラーの考える自由の哲学を感じることができた。非常に劇的な展開と魅力的なストーリーでそういったことが書かれているという点でもおもしろいものである。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
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