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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア [Blu-ray]

3.2 5つ星のうち3.2 212個の評価

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フォーマット ドルビー, 色, ワイドスクリーン
コントリビュータ コリン・ファレル, ニコール・キッドマン, バリー・コーガン, ヨルゴス・ランティモス, アリシア・シルヴァーストーン, ラフィー・キャシディ
言語 英語
稼働時間 2 時間 1 分

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商品の説明

謎の少年がある家族にかけた4つの悲劇が、誰もが予想できない壮絶な“ラスト"を迎える-

身勝手な主人公のセリフ、神の目のように上部から俯瞰し捉えられる構図、心理的圧迫感や苦悩を深めるクラシック音楽の配置など、独特の間と編集でつくられた ランティモスの個性が炸裂した作品!
コリン・ファレル×ニコール・キッドマン:オスカー俳優の豪華共演による、あなたの常識を覆す新感覚スリラーが日本に上陸! !
<第70回カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞>

ストーリー
心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、気にかけている少年がいた。その少年を家に招き入れたときから、家族のなかに奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動しなければならなくなる。そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。

キャスト
■コリン・ファレル『ロブスター』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
■ニコール・キッドマン『パーティで女の子に話しかけるには』『LION ライオン 25年目のただいま』
■バリー・コーガン『アウトサイダーズ』『ダンケルク』
■ラフィー・キャシディ『トゥモローランド』
■アリシア・シルヴァーストーン『キャットファイト』

スタッフ
■監督:ヨルゴス・ランティモス
■脚本:ヨルゴス・ランティモス
エフティミス・フィリップ
*『ロブスター』の脚本コンビ
■映像特典(約19分)
・コリン・ファレル&バリー・コーガン インタビュー
・ニコール・キッドマン インタビュー
・ヨルゴス・ランティモス監督 インタビュー
・本国版予告編

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • 言語 ‏ : ‎ 英語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 25 x 2.2 x 18 cm; 60 g
  • EAN ‏ : ‎ 4907953270565
  • 監督 ‏ : ‎ ヨルゴス・ランティモス
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, 色, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 2 時間 1 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/9/4
  • 出演 ‏ : ‎ コリン・ファレル, ニコール・キッドマン, バリー・コーガン, ラフィー・キャシディ, アリシア・シルヴァーストーン
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ Happinet
  • ASIN ‏ : ‎ B07D37VCSM
  • 原産国 ‏ : ‎ 日本
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.2 5つ星のうち3.2 212個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.2つ
5つのうち3.2つ
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◇不穏、不可解、不条理なる鹿殺し🦌
4 星
◇不穏、不可解、不条理なる鹿殺し🦌
古の奈良では、鹿が『神獣』とされて手厚く保護されていました。もし殺してしまうようなことがあれば、その人は死罪。奈良の人は朝起きたら、まず家の前を見てシカが死んでいないか確かめなければならないので「早起きが奈良名物」という言葉まで生まれたと伝えられています。鹿殺しについては、『鹿政談』という古典落語の演目もあります。聖なる鹿🦌を殺してしまったところから始まる顛末噺です。 この物語は、そんな長閑な語り口でもなく、鹿も登場しません。心臓外科医の男が抱く「罪悪感」、その薄暗く重苦しい圧迫感が物語の底に沈澱していることが、家族との違和感やぎこちなさ、男の冴えない表情の原因です。罪悪感は物語の進行とともに増大、エスカレートして不穏な雰囲気は悲劇の結末へと滑り落ちていきます。 罪悪感の原因については、心臓外科医の男と父を亡くした一人の少年との不可解な交流とともに紐解かれていきます。男が秘める罪悪感に対して、少年が求める代償は生贄です。命の等価交換ですが、そこには奇妙なネジレがあります。単純な仇討ちではなく、罪悪感をさらに深めて生き続けることを強いる復讐。 少年が求めていたのは、父親を失った喪失感を埋め合わせ、自分だけに降り注がれる父性かもしれません。悩み深く自己嫌悪に陥りつつ、少年を畏怖しながら守り続ける父性。勝手な後日談としては、娘と少年が結ばれて、再び父親を得ることとなる姿です。 聖なる鹿殺し、収束しない物語。罪を被せられないように、明日は奈良名物の早起きです。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月23日に日本でレビュー済み
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不気味な映画。後味が悪い。恨みを買い代償を支払わせられる。好みが分かれる内容だと思う。もっと能力の説明があっても良かったかなぁ。
2024年3月9日に日本でレビュー済み
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バリーコーガンが何しろ不気味ですごい!こんな役者さんがいるとは…
見入ってしまいました
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サイコホラーにあって全てを描かない為、その煮え切らなさが評価を二分するのも分かります。しかし本作はモデルとなる作品があることからも、あらすじが重要なのではなく、その描き方・プロセスが怖さを増長させる奇作です。

本作は2017年公開のイギリス・アイルランド合作映画。監督のヨルゴス・ランティモスは、過去作『籠の中の乙女/2009年』『ロブスター/2015年』と同様、エフティミス・フィリップと脚本を務め、第70回カンヌ国際映画祭では本作で二人揃って脚本賞を受賞します。
主演のコリン・ファレルとは『ロブスター/2015年』以来2度目のタッグ。マーティン役でコリンと同郷(アイルランド)のバリー・コーガンはミステリアスな高校生を怪演し、本作で米国のインディペンデント・スピリット賞で助演男優賞を受賞します。

因みに、作中娘が古代ギリシャ悲劇詩人エウリピデスの『イピゲネイアの悲劇』の感想文でA+の評価を得ます。ギリシア軍将アガメムノンが女神アルテミスの怒りを買い、娘イピゲネイアを生贄に要求されますが、ギリシアを救うため彼女は自ら身を捧げます。本作はこの話になぞらえて物語が進行します。

――以下ネタバレあります――
<あらすじ>
話は父親を医療ミスで亡くした「マーティン」(以下「少年」)から、順風満帆そうなその出頭医「スティーブン」(以下「夫」)が謎の力で復讐されるというもの。夫の娘と息子は下半身麻痺と摂食障害になり、精神的に追い詰められますが、ラストでは息子1人を犠牲に一家は生き残り終幕します。

<本作の良かった点>
まだ何も起こっていない筈ののっけから最後まで、常に不穏な空気と緊張感が張り詰めます。これは後述するストーリー的要因に加え、音楽もこれでもかって程の不協和音の連続。映像も印象的な場面で引き画が多用され、意味ありげな背景や空間によるトリックが施されます。娘が倒れる場面(1:01:12~)では、一見十字架のイエスがガラスに反射した様に見えますが実は枠外にも映っており、その実体を錯覚させます。
ほか、序盤で娘が鹿の鳴き声を聞いたり、露骨な性的描写など象徴的なアイテムを用いて数多くの伏線を張り巡らし、視聴者の好奇心を搔き立てました。

<気になった点>
邦題が不適切で作品内容とズレが生じています。「聖なる」という形容詞は邦題では「鹿殺し」にかかりますが、洋題は「鹿」であり、直訳すると「聖なる鹿の殺害」です。これは翻訳における結構なミスでした。
ただそうなると「聖なる鹿」が誰を指すのかとなりますが、これは犠牲となった息子に他なりません。彼は周囲の人間が陰毛や腋毛、聞かれもしない初潮を主張し、性に勤しむ中、唯一煙草の味から自慰も知らない純真無垢な存在として描かれ、何よりキルされます。

心のないエリート夫が自らの粗相で凋落する“因果応報劇”としたいのは理解しますが、彼の行動に一貫性のなさも見られます。彼はマーティン父を酔ってオペした挙句に死なせた事実=罪悪感からその面倒をみます。であれば彼を家に招くとは異様です。父が死に母は無職、家は町外れで裕福とは言えないマーティンを、何不自由ない幸せな医師とその家族の豪邸へ呼ぶことは、まるで見せつける様で同情や罪悪感とは真逆の行為です。
息子にだけは何故か当たりが強い理由も特に説明されません。教育文化の違いなのか、謎の病への不安が原因か知りませんが、(映画的には)「一層可愛がっていた息子が死んで、冷遇する娘が生き残った」方が夫の絶望を際立たせることが出来ました。

公平さを重んじる少年ですが、酒飲み夫は別として、亡子の一家からすれば、今度は彼自身がそのツケを払わなければ公平とは言えません。ラストで少年を妻と娘だけが見返しますが、その目は(特に妻は)好意的ではありません。
ただここで引っかかるのが、妻が監禁中の少年の足にキスをする場面です。足へのキスとはキリスト教における服従・隷属を表し、スピリチュアルな意味でも強い崇拝心を指します。果たしてこれが本心か、それとも家族と自分を守るためのフェイクだったのでしょうか。実際彼女は麻痺などの発症を免れ、彼を逃がしてもあげました。にもかかわらず、一人息子を奪われた恨み節が先の目だったのかもしれません。

…大体、何故少年は父親が「殺された」と確信するのでしょうか。
結局は復讐劇にあって、少年が仇敵の夫と自身の母親を恋仲に斡旋する点も不思議です。
原因が分からないからこそ専門的な治療が必要なのに、舞台を家に移したいが為に、医師の夫婦が子を家で世話するなど、しばしば脚本的な都合の良さも窺えました。
(そういえば少年の持参したお土産キーホルダーはミスリードだったんですかね?)

<まとめ>
原因をはっきりさせないからこそ抱かされる違和感を、様々な工夫をもって不気味さへと変換する技巧派の優作でした。「クレヨンしんちゃん」の野原一家なら問題を団結して乗り越えるのでしょうが(笑)、こちらは引き裂かれ、打ち負かされる無常さに本作の個性を垣間見ました。
同監督作品はどれも格別に際立っており、本作を履修した方であればきっと刺さること請け合いですので、併せてご参考いただければ幸いです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月1日に日本でレビュー済み
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とにかくエロシーンばっかり。で、内容もさんざん引き延ばす割に結局
最初から最後まで、とても、非常に、とてつもなくつまらなかった……。

この映画見て得するのって、ニコールキッドマンの◯コキ、全裸、◯ックスが見たい人だけとしか思えない。

わざと淡々としてると言われればそれまでだけど、主演2人が棒読みで2時間がさらにきつい。
医療ミス要素もあとからペッて取って付けたかのようで、
とにかく他の、無意味に長くてムダなシーンが多すぎる。本当は星1も付けたくない。

エロと無駄話99.8%がパスタで、医療ミスとか(話が)唯一まともな部分は0.2%のパセリレベル。
2時間をムダにしたい人以外は、面白いサスペンスだと思って期待してる人は全員右回れと言いたい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月31日に日本でレビュー済み
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後味の悪い悪趣味な映画。バリーコーガン好きにはいいかも知れないが。彼の演技ってどれも似た感じで、あ〜またかって思ってしまった。この映画の登場人物の話し方ってみんな変。何の意図で作成された映画なのかも意味不明。医者に対する敵意?まあどうでもいいか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月2日に日本でレビュー済み
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嫁はんと子ども二人のうち誰かを殺さないと本人以外全員死ぬというシチュエーションは面白いし、
家族が助かりたいがために妥協するやらしさや、
他人に選択させようとする無責任さの鬼畜ぶりの胸くそ悪さもイケてはいますが、
そもそも死ぬ条件というか設定が納得いかなかったので、
終始ふ~んとしか思わず映画に没頭できませんでした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月16日に日本でレビュー済み
これほどパーフェクトな映画も珍しい
少し間をあけて2度目考察したいなと思う映画
そして演技力も半端じゃない
万人受けする作品ではないと思うが
最近観た映画の中ではダントツに良かった
2023年12月20日に日本でレビュー済み
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何という気持ちの悪い映画(誉め言葉)
ホラーともスリラーとも違う感じの映画で、サイコミステリー? オカルトミステリー?
とにかく衝撃度の高い映画です。
以下ネタバレ有り

-----

--あらすじ--
外科医のスティーブンと妻、娘、息子の4人に襲い掛かる怪奇現象。
スティーブンの酒気帯びの執刀により、助けられなかった人物の息子マーティンによる呪い?的なもの。
「自分の家族が殺されたから、あなたの家族も一人死ぬ必要がある」
と、スティーブンに家族のだれを殺すのかを決めろと話す。
息子、娘と次第に動けなくなり、食事がとれなくなり、やがて死に至る病。
スティーブンの決断とは・・・?

と、あらすじだけ書くとものすごく短いですが、映像の撮り方、人物の描き方がすごく気持ち悪い。
まず、映像が何それ?と言わんばかりのカメラワーク。
特に息子が謎の病気で倒れるシーンを頭上の俯瞰視点で映し出し、表情などを見せません。
衝撃的なシーンなのに遠くから見せるので、一見何が起こったのかわからない不安感。
現実に、遠くで人が倒れたときの「あれ? 変な倒れ方しなかった? 大丈夫?」と、心配になりつつもどこか傍観者でいられる距離感です。
他にも映画内でアップで大事なシーンだぞ!と大きな音で驚かせたり、怖がらせたりすることがほぼありません。それなのに変な部分でズームアップしたり、スライドして動かして人の動きを追ったりと常に何か起こりそうな不安になるカメラになっています。
そんな「感情移入させよう」とか「この人物見て!大変なこと起きてるよ!」的な引き込み方を一切せず、第三者でいろと言わんばかりの映像を見せられ続け、ラストの家族を縛り上げるシーンでいきなり定点のズームなしで行為を見せられます。
あのシーンだけ急によく見やすい、理解やすいカメラで映画の中に引きずり込まれ、隣で見てろ!と感情が捕まれる感じがえげつない監督だなと感じました。

人物もすごく気持ち悪い生き物に見えます。
死が近づくと娘、息子、妻がそれぞれ生きることへの執着を見せてきます。
急に言うことを聞いて良い子アピールをする息子、犯人や父親に許しを請う娘、自分がいればまた子供は作れると言い始める妻。
泣き叫ぶでもなく、淡々と語り、ワーワー騒いで時間を使うことは無く、時には無音、時には無表情で各キャラクターが棒読みとも取れる機械的に話していき、不気味の谷の感覚に陥ります。

この映画に原因究明という概念はありません。
結局病気の原因などは分からず、呪いと表現する他無いですが、それでも映画の中ではずっと「病気」と表現しているあたり、主人公が「医者」であることに対する皮肉かなとも感じられます。

ラストシーン、息子の死によって生き残った3人がレストランで食事をとり、マーティンとすれ違う。お互いに目を合わせるが言葉は交わさず終わるが、娘だけが「私は生きている」と赤い血を連想させるケチャップをポテトに大量にかけて行くシーンがなんだか恐怖の連鎖を感じさせる呪いのように見えてしまい、ゾッとしました。

万人受けはしないが、見て損はない映画かなと。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート