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チーム・オルタナティブの冒険 (ホーム社) Kindle Edition

4.9 4.9 out of 5 stars 23 ratings

【宇野常寛による初の長編小説】地方都市で起こった謎の事件をめぐる高校生たちのひと夏の冒険譚。2008年のデビュー(『ゼロ年代の想像力』)より16年目にして問う新たなる「想像力」!! 《その夏、「僕」はある地方都市に暮らす高校生だった。――この街の真面目で、勉強がある程度できる人たちのほとんどは地元の国立大学か教育大学に進学して役人か教師になる。僕はそういった大人たちを想像力の要らない仕事で人生を摩耗させている、絶望的につまらない人間たちなのだと軽蔑していた》(本文より)。井上敏樹さん、けんご@小説紹介さん推薦。
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Product Details

  • ASIN ‏ : ‎ B0CN2XHTNB
  • Publisher ‏ : ‎ 集英社 (November 24, 2023)
  • Publication date ‏ : ‎ November 24, 2023
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • File size ‏ : ‎ 1761 KB
  • Text-to-Speech ‏ : ‎ Enabled
  • X-Ray ‏ : ‎ Not Enabled
  • Word Wise ‏ : ‎ Not Enabled
  • Sticky notes ‏ : ‎ On Kindle Scribe
  • Print length ‏ : ‎ 386 pages
  • Customer Reviews:
    4.9 4.9 out of 5 stars 23 ratings

About the author

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宇野 常寛
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評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。

著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『原子爆弾とジョーカーなき世界』(メディアファクトリー)、『楽器と武器だけが人を殺すことができる』(KADOKAWA/メディアファクトリー)。

共著に石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント――この国の未来をつくる七つの対話』(共編著、河出書房新社)など。

企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)。NHK討論番組への出演、J-WAVE「THE HANGOUT」月曜日レギュラーパーソナリティとしても知られる。

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Top reviews from Japan

Reviewed in Japan on January 3, 2024
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評論の人が自分で小説を書いたということでびっくりしましたが、読み始めたら夢中で読んでしまう面白さでした。
色々な物語を客観的な目線見ている方は、生み出すものもさすがだなあ…!と思いました
2 people found this helpful
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Reviewed in Japan on November 25, 2023
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おそらく主人公に著者の少年時代を、男性教師に同じく成人以降の自己を投影したと思われるキャラクター群は型にはまらない知的な曲者ばかり。
しっとりした推理小説のような立ち上がりと裏腹に、終盤のストーリーは筆がノリにノったのだろうと素人目にも判る。
かつて青春に憧れ、しかし普通のそれではきっと満足できなかったであろう貴方にお薦めの物語。
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Reviewed in Japan on November 26, 2023
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※※物語の核心には触れませんがネタバレを避けたい方は読了後に読んで下さい※※

劇中において、板倉由紀子は森本の常に一歩先にいる。その理由は彼女が被っている仮面に起因していて、それは小説という物語でしか成立しない。だから、板倉由紀子は森本より強い。強くなければ描く意味がない。彼女が存在しなければ、あの三人組は成立しない。昭和の古き良き価値観を象徴するヒデさんと、本来であれば日本で働いている意味がなさそうなカバパンでは、ヒエラルキーが如実に出てしまう。そこに板倉由紀子というエキセントリックな個性が加わることで、チームとして成立する。彼女は自分の役に自覚的だが、明らかにフィードバックを受けてクセになっており、その事も自認しているだろう。そのヤバさが板倉由紀子を強くする。だから劇中で彼女は最強なのだ。きっと作者は、この物語で板倉由紀子を描きたかった。彼女が成立する条件を、それが小説という物語の中でしか存在できない儚げな存在であることを、彼女の強さが象徴しているのだ。
3 people found this helpful
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Reviewed in Japan on January 11, 2024
批評家の書いた小説、ということで身構えてしまいましたが、その必要はなく本当におもしろく読めました。文化系の少しひねくれたところのある主人公は、昔の自分を見ているようで共感しながら読みました。こんな仲間ができたらよかったのに!と羨ましく思うくらい魅力的なキャラクターばかりでした。
One person found this helpful
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Reviewed in Japan on December 5, 2023
とてもおもしろかった。寝る間も惜しんで夢中で読んだのは久しぶり。読み終えた興奮が今も続いている。

この作品がすごいのは、読み進めるにつれ、いくつもの色に変化するところだと思う。それでいて、矛盾や破綻がない。

物語は、地方に暮らす男子高校生の森本が、特別な関係だと思っていた教師の葬儀に参列する場面から始まる。
新しく赴任してきた男性教師と、大人びた転校生の女子に、森本の日常は少しずつ乱されていく。
友人たちとの関係の変容、失われた時間への思い、仲間に交ざりきれない鬱屈とした感情が丁寧に描かれる、ほろ苦い青春小説な序盤。
そこから事件が起こり、冒頭の教師の死とともに、謎解きの要素が加わる。大人との駆け引き、智略、謎を探るための遠出といった、ワクワクする展開が思いきり盛り込まれ、ページを捲る手が止まらなくなる。
そして、終盤。まったく予想外の真相に引っくり返る。(これはぜひ、ネタバレなしで読んで欲しい)

登場人物たちはとても魅力的。
藤川の、余裕がある愉しげな言い回しがかっこいい。
頭がよく、いつも森本より一枚上手な由紀子の、少し謎めいた雰囲気から、徐々に親しみやすさが見えてくるところに惹かれる。
ヒデさんの力が抜けるような天然ぷりも、カバパンのうざったいのに憎めないところも。
読んでいてどんどん好きになってしまう人物ばかりだ。

クスリと笑える表現や、コメディ的な場面は楽しい。
ラスト近くの森本の夢は、じんときた。

多彩なおもしろさを、しっかりたっぷり味わえる、完成度の高いエンタメ作品だった。
続編や、メンバーのスピンオフがぜひ読みたいです。
One person found this helpful
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Reviewed in Japan on November 24, 2023
noteで連載されていたときに毎月楽しみに読んでいた小説の書籍化とのことで即購入しました。
本を手に取るとかなりのボリュームでびっくりしました。というのも、毎回続きが気になって配信される度にものすごい勢いで読んでいたので、長さを感じることが全くなかったのです。
改めて1冊通して読んでみたのですが、ストーリーが面白いのはもちろんですが、所々に詰まっているメッセージがこれまでの著者の作品と繋がっていて、登場人物たちを通してそれらを擬似体験していくのがすごく楽しく、小説ならではの面白さや受け取り方を改めて感じました。
そして、ネタバレせずに書くのが難しいのですが、いろんな意味でやられた!というこの悔しさ?(笑)を、読んでぜひ味わって欲しいです。最後まで読んだ人にしか分からない世界があるのです!読み終わると帯にある井上敏樹先生の言葉に震えます。(これ以上は言えませんが、どこかで誰かにネタバレされる前に読むことをオススメします!)
そして、実はこの小説、全て内容を知ったうえでもう一度最初から読み直す面白さがあって、一冊で二度と楽しめるのもすごいところです!
登場人物たちの見え方も変わり、ここでこんなこと言ってたじゃないか!などと、読み返しながら自分が見落としていたところに気づき、再びやられた!と唸るのも良い時間でした!

また、書籍化されみずすさんのイラストが付いたことで、若い人たちにも読んでもらいたい本だなともしみじみ思いました。
みずすさんはハンブレッダーズのアルバムのジャケットで初めて知ったのですが、主人公森本くんがもしも音楽の方に興味を持った少年だったら、彼らの曲を聴きそうだなと密かに思っていたので、みずすさんのイラストがマッチしすぎて大興奮でした。
また、「スクールカーストの底辺から青春を歌う」彼らの曲を夢中になって聴くような若者たちが求めているのは、キラキラした青春ラブストーリーではなく、この想像を遥かに超えたチーム・オルタナティブの冒険のような気がしてなりせん。笑
なのでこの繋がりは偶然とは思えませんね!
そんなわけで、心当たりのある若者たちは特に、そうじゃない若者もぜひ一度、この本でしか味わえない衝撃的なひと夏の体験をしてしてもらいたいです!
本当にオススメです。
5 people found this helpful
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Reviewed in Japan on December 7, 2023
批評家である著者が、小説を書くという試みが、どれだけリスキーなものかは容易に想像がつく。
そして、そうであっても書かなければいけない作品であったのだろうと思う。
人は自分の好きなものについて語るときに、もっとも輝く。
最高の作品でした。
ありがとうございます。
One person found this helpful
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Reviewed in Japan on February 4, 2024
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最近の芥川賞や直木賞の候補作を読んでかなり絶望していた(内容もそうだが、文章自体がもうtwitterレベルでひどかった)けど、この小説は違った。普通におもしろいし、文章もけっこう読ませるうまさがある。孤独のグルメ的に言えば「小説ってのは、こういうのでいいんだよ」と思わせてくれる一冊だった。

宇野さんに次は、学生の青春ものではなく、もう少し大人の社会人ものも書いてほしいところだなあ。むしろそっちが本業?な気もするので。

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