成功するかしないかは、環境に依存し、多少の実力差は運が影響する。
累進課税によって、成功者からお金を徴収し、インフラを整備して、
環境を整え、たくさんの成功者を生み出そう。
といった主旨だと思う。
金持ちは無駄遣いをするので、取り上げて、インフラに使ったほうが、
多少役人が無駄遣いするよりも、よっぽど効率的というのもわかる。
閉じた経済圏、例えば鎖国している日本で、累進課税で、機会平等にしよう
というのは、納得する。
しかし、どこかの同程度の人口のアフリカとか、南米とかの国で、インフラが
酷いので、日本と足して二で割って、費用は金持ちの日本が出しましょうとか
言っても、誰も納得しないんでないかと思う。
金持ちからしかお金を取り立て出来ないので、世界で統一して、
金持ちから没収するのは賛成。
近年になって社会が悪化しているのは、ここだという点で共感。
個人的には、自己啓発だとうれしかった。
と思うのは、自分だけは成功したいという本書の主旨とは矛盾しているかも。
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成功する人は偶然を味方にする: 運と成功の経済学 単行本 – 2017/3/1
ロバート H.フランク
(著),
月沢 李歌子
(翻訳)
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「努力と才能は報われる」という考えは、幻想である
「FT & マッキンゼー ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー」候補の話題作!
世の中には、がんばっても成功しない人もいれば、がんばらなくても成功する人もいます。
経営者や成功者に関するストーリーの多くは、成功の背景にはこんな努力があった、こんな才能があった、と
個人の能力を強調しますが、実はそれはまちがっていると著者は言います。
才能と努力なしに成功するのは難しいですが、
才能があり努力をしても、経済的に成功する人は一握りで、
その明暗を分けているのはささいな「運」や「偶然」でしかないのです。
本書は、経営者からアスリート、さらには著者自身の驚くべき実体験まで、
さまざまな事例や実験結果を引きながら、就活から映画・音楽のヒットにいたるまで、
「偶然」や「運」がいかに大きな役割を担っているかを考察します。
著者はニューヨークタイムズの名コラムニストで、名門コーネル大学の人気教授。
軽快で読みやすい書き口とともに、しっかりとした経済学の裏付けから、
どうすれば偶然や運を味方につけ、より「幸運」な社会をつくることができるのか、
政策にまで踏み込みつつそのヒントを提示します。
〔本書の内容より〕
・ささいな偶然が人生を変える
・才能があっても努力しても、運なしでは勝てない
・ある日の体調、きょうだいの生まれ順、生まれた世代
・就活もヒット作も運次第
・幸運はコントロールできる
・なぜ富裕層の年収はとてつもなく高いのか?
・わたしの成功は、運のおかげ? 努力のおかげ?
・ポルシェからフェラーリに替えると、人は幸せになれるのか?
・社会を幸運にする政策とは
・運に感謝するとまわりの評価が上がる
・才能、運、努力の関係
もくじ
・第1章 わたしが知るかぎりのことを教えよう
・第2章 なぜささいな偶然がきわめて重要なのか
・第3章 「ひとり勝ち市場」における運
・第4章 一番成功する人は、一番有能な人ではない
・第5章 努力と才能の誤解は、こうして広がる
・第6章 「努力したから成功できた」の罪
・第7章 黄金のチャンスをつかめ
・第8章 まわりに感謝する
「FT & マッキンゼー ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー」候補の話題作!
世の中には、がんばっても成功しない人もいれば、がんばらなくても成功する人もいます。
経営者や成功者に関するストーリーの多くは、成功の背景にはこんな努力があった、こんな才能があった、と
個人の能力を強調しますが、実はそれはまちがっていると著者は言います。
才能と努力なしに成功するのは難しいですが、
才能があり努力をしても、経済的に成功する人は一握りで、
その明暗を分けているのはささいな「運」や「偶然」でしかないのです。
本書は、経営者からアスリート、さらには著者自身の驚くべき実体験まで、
さまざまな事例や実験結果を引きながら、就活から映画・音楽のヒットにいたるまで、
「偶然」や「運」がいかに大きな役割を担っているかを考察します。
著者はニューヨークタイムズの名コラムニストで、名門コーネル大学の人気教授。
軽快で読みやすい書き口とともに、しっかりとした経済学の裏付けから、
どうすれば偶然や運を味方につけ、より「幸運」な社会をつくることができるのか、
政策にまで踏み込みつつそのヒントを提示します。
〔本書の内容より〕
・ささいな偶然が人生を変える
・才能があっても努力しても、運なしでは勝てない
・ある日の体調、きょうだいの生まれ順、生まれた世代
・就活もヒット作も運次第
・幸運はコントロールできる
・なぜ富裕層の年収はとてつもなく高いのか?
・わたしの成功は、運のおかげ? 努力のおかげ?
・ポルシェからフェラーリに替えると、人は幸せになれるのか?
・社会を幸運にする政策とは
・運に感謝するとまわりの評価が上がる
・才能、運、努力の関係
もくじ
・第1章 わたしが知るかぎりのことを教えよう
・第2章 なぜささいな偶然がきわめて重要なのか
・第3章 「ひとり勝ち市場」における運
・第4章 一番成功する人は、一番有能な人ではない
・第5章 努力と才能の誤解は、こうして広がる
・第6章 「努力したから成功できた」の罪
・第7章 黄金のチャンスをつかめ
・第8章 まわりに感謝する
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
- 発売日2017/3/1
- 寸法12.9 x 1.7 x 18.9 cm
- ISBN-104532357233
- ISBN-13978-4532357238
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商品の説明
著者について
ロバート・H・フランク Robert H. Frank
H.J.ルイス講座教授(経営学)。コーネル大学ジョンソンスクール経済学教授。
ニューヨーク・タイムズ紙では10年以上にわたり経済コラムを執筆。
著書に『ウィナー・テイク・オール――「ひとり勝ち」社会の到来』(フィリップ・J・クックとの共著)、
『日常の疑問を経済学で考える』、『The Darwin Economy』、『Principles of Economics』(ベン・バーナンキらとの共著)がある。
ニューヨーク州イサカ在住。
月沢 李歌子 Rikako Tsukisawa
翻訳家。
津田塾大学卒業後、外資系金融機関勤務を経て翻訳家に。
主な訳書に、『日常の疑問を経済学で考える』『スターバックス再生物語』『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』など。
H.J.ルイス講座教授(経営学)。コーネル大学ジョンソンスクール経済学教授。
ニューヨーク・タイムズ紙では10年以上にわたり経済コラムを執筆。
著書に『ウィナー・テイク・オール――「ひとり勝ち」社会の到来』(フィリップ・J・クックとの共著)、
『日常の疑問を経済学で考える』、『The Darwin Economy』、『Principles of Economics』(ベン・バーナンキらとの共著)がある。
ニューヨーク州イサカ在住。
月沢 李歌子 Rikako Tsukisawa
翻訳家。
津田塾大学卒業後、外資系金融機関勤務を経て翻訳家に。
主な訳書に、『日常の疑問を経済学で考える』『スターバックス再生物語』『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』など。
登録情報
- 出版社 : 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版; New版 (2017/3/1)
- 発売日 : 2017/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 245ページ
- ISBN-10 : 4532357233
- ISBN-13 : 978-4532357238
- 寸法 : 12.9 x 1.7 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 398,276位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 436位経済思想・経済学説 (本)
- - 1,892位経済学 (本)
- - 26,323位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆるビジネス本である。帯紙には「努力と才能は報われる、という幻想」などとい刺激的なポップ。某所で随分とおすすめされていたのを見て購入したもの。
読み始めてあれ?と思ったのは、この著者が経済学者であること。まあ切り口の問題なのだろうとそのまま読み進める。前半は、あなたが成功したのはちょっとした幸運があったからなのだ、という講義がひたすら続く。自分は平均より能力が上だ、と思う人が全体の半分以上いる、というありがちな認知バイアスの話などもとりまぜられる。なかなかおもしろいよなあと思ってちゃくちゃくと読んでいたら、最後のほうになって税制を改正する政策提言の話が突然出てきて面食らう。なるほどここが経済学者の出番かとちょっと納得したりするのだが、別に税制に興味がある読者ではないのもあって、この本で延々と述べてきた「あなたはラッキーなだけ」というのが新しい税制を導入するための前振りに過ぎないような気がしてしまって、急に鼻白んでしまった。
まあ、自分が人生の成功者だと思っているような人は、一度読んでおくと謙虚になって色々と残りの人生に向けてよいかもしれないです。
読み始めてあれ?と思ったのは、この著者が経済学者であること。まあ切り口の問題なのだろうとそのまま読み進める。前半は、あなたが成功したのはちょっとした幸運があったからなのだ、という講義がひたすら続く。自分は平均より能力が上だ、と思う人が全体の半分以上いる、というありがちな認知バイアスの話などもとりまぜられる。なかなかおもしろいよなあと思ってちゃくちゃくと読んでいたら、最後のほうになって税制を改正する政策提言の話が突然出てきて面食らう。なるほどここが経済学者の出番かとちょっと納得したりするのだが、別に税制に興味がある読者ではないのもあって、この本で延々と述べてきた「あなたはラッキーなだけ」というのが新しい税制を導入するための前振りに過ぎないような気がしてしまって、急に鼻白んでしまった。
まあ、自分が人生の成功者だと思っているような人は、一度読んでおくと謙虚になって色々と残りの人生に向けてよいかもしれないです。
2017年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
努力し続け、苦労し続けて成り上がった人ほど、『自分は運が良かった』というが、それはあながちハズレではない。
ただ、当たりでもない。
運というのは、生まれた国や家、タイミングだが、それらを形成しているのは、『社会』である。
その社会は、『税』で成り立っている。
そのため、累進課税という『運良く』金持ちになった人から税金を多く取り、下層の人に回すことで、
幸運が次の循環に回る。
つまり、この本の最も伝えたかったところは、『幸運の再分配』ということだろう。
しかし、この本は、運についての考察の中で、1つ気づかせてくれる点がある。
それは、アメリカの親の所得が高い場合に子供の所得も高くなる相関係数は0.5という点だ。
相関係数が0.5ということは、『中程度』の相関であり、相関関係は認められても、高いわけではない。
これが意味するところは、『運よく』金持ちの家に生まれても、その『運』をうまく活用できないなら、
『金持ち』にはなれないのだ。
つまり、『運』とは、あなたの目の前に来てくれるが、その『運』を逃がさないよう捕まえられるかはその人次第であるという点だ。
だから、幸運は出会いまで。
その幸運を自分のものにできるかどうかの鍵はやはり自分の努力にかかっているという点もこの本は気づかせてくれる。
ただ、当たりでもない。
運というのは、生まれた国や家、タイミングだが、それらを形成しているのは、『社会』である。
その社会は、『税』で成り立っている。
そのため、累進課税という『運良く』金持ちになった人から税金を多く取り、下層の人に回すことで、
幸運が次の循環に回る。
つまり、この本の最も伝えたかったところは、『幸運の再分配』ということだろう。
しかし、この本は、運についての考察の中で、1つ気づかせてくれる点がある。
それは、アメリカの親の所得が高い場合に子供の所得も高くなる相関係数は0.5という点だ。
相関係数が0.5ということは、『中程度』の相関であり、相関関係は認められても、高いわけではない。
これが意味するところは、『運よく』金持ちの家に生まれても、その『運』をうまく活用できないなら、
『金持ち』にはなれないのだ。
つまり、『運』とは、あなたの目の前に来てくれるが、その『運』を逃がさないよう捕まえられるかはその人次第であるという点だ。
だから、幸運は出会いまで。
その幸運を自分のものにできるかどうかの鍵はやはり自分の努力にかかっているという点もこの本は気づかせてくれる。
2018年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、他の人も言っているように、この本って成功するための幸運を掴み取る方法のようなハウツー本ではないのね。
内容に沿った正しいタイトルをつけるならば「あなたのその成功、わりと”運”」とか「成功したなら税金払おう、だって運だもん」とかそんな感じになる。原著のタイトルは「Success and Luck: Good Fortune and the Myth of Meritocracy」(成功と幸運:運と実績主義の神話)で、これであっても本文中で著者が「タイトルが誤解を招くかも」と言っているので、それを更に意訳した本題はどうなのかなあと思う。
著者が本書の中で繰り返し述べているのは、とにかく成功をもたらすのは本人の努力だけでなく、例えば優秀に生んでくれた両親をもったとか、誰々にサポートしてもらったとか、そもそもインフラの充実したこの国に生まれたとか、そういう「運」が重要なのだということ。
でも、今のアメリカの成功者は、自分の成功の大部分を実力だと感じ、それゆえ、自分で稼いだお金を公共投資(税金を支払ったり寄付したり)することに嫌悪している。
その結果、アメリカではとくに教育関係を中心にお金が回ってこない現状がある。
本書は、そうした現状を変えるため、成功には運が必要不可欠だということを実証的、経験則的に説明しつつ、彼ら成功者に「自分の成功は運によるところが多かったんだなあ」などと意識を変えてもらうことで、そういう「運」を提供した国家のインフラ維持のための高い税率に納得してもらおうという「富裕層に対する税負担の正当化」が目的である(タイトルとかけ離れてるなあw)。
そして、最も効率的な税体系として、著者は成功者の消費に大きな税金を課す「累進消費税」の導入を提言している。
(でも、みんな平等に消費にまわせる額が減れば幸福度が下がらないってほんとかなあ・・・今まで美味しい肉食べてたら(周りがどんなクズ肉を食うようになっても)これからも美味しい肉食べたいもんじゃないかなあ・・・。)
日本でもいわゆる「意識高い系」と言われるような人らがいるから、そうした「自分の成功が全部自分の能力によるもの」と思っている成功者の姿は想像しやすい。でも、彼らが本書を読んでハっと幸運の女神の加護に目覚めるかと言うと・・・。こういう語りかけを続ける必要があるんでしょうな(と著者も言っている)。
ところで今、このレビューを書いている時、日本ではある富裕層の住む住宅街に児童相談所を設置しようとしたところ「土地の価値が下がる」等の理由で大反対にあったという報道がされている。
まさにこの本に出てきた「成功者」が、その富を公共投資に向けることを嫌悪している状況そのままだと感じた。
そういう意味では、今この本を読む価値はあると思う。
内容に沿った正しいタイトルをつけるならば「あなたのその成功、わりと”運”」とか「成功したなら税金払おう、だって運だもん」とかそんな感じになる。原著のタイトルは「Success and Luck: Good Fortune and the Myth of Meritocracy」(成功と幸運:運と実績主義の神話)で、これであっても本文中で著者が「タイトルが誤解を招くかも」と言っているので、それを更に意訳した本題はどうなのかなあと思う。
著者が本書の中で繰り返し述べているのは、とにかく成功をもたらすのは本人の努力だけでなく、例えば優秀に生んでくれた両親をもったとか、誰々にサポートしてもらったとか、そもそもインフラの充実したこの国に生まれたとか、そういう「運」が重要なのだということ。
でも、今のアメリカの成功者は、自分の成功の大部分を実力だと感じ、それゆえ、自分で稼いだお金を公共投資(税金を支払ったり寄付したり)することに嫌悪している。
その結果、アメリカではとくに教育関係を中心にお金が回ってこない現状がある。
本書は、そうした現状を変えるため、成功には運が必要不可欠だということを実証的、経験則的に説明しつつ、彼ら成功者に「自分の成功は運によるところが多かったんだなあ」などと意識を変えてもらうことで、そういう「運」を提供した国家のインフラ維持のための高い税率に納得してもらおうという「富裕層に対する税負担の正当化」が目的である(タイトルとかけ離れてるなあw)。
そして、最も効率的な税体系として、著者は成功者の消費に大きな税金を課す「累進消費税」の導入を提言している。
(でも、みんな平等に消費にまわせる額が減れば幸福度が下がらないってほんとかなあ・・・今まで美味しい肉食べてたら(周りがどんなクズ肉を食うようになっても)これからも美味しい肉食べたいもんじゃないかなあ・・・。)
日本でもいわゆる「意識高い系」と言われるような人らがいるから、そうした「自分の成功が全部自分の能力によるもの」と思っている成功者の姿は想像しやすい。でも、彼らが本書を読んでハっと幸運の女神の加護に目覚めるかと言うと・・・。こういう語りかけを続ける必要があるんでしょうな(と著者も言っている)。
ところで今、このレビューを書いている時、日本ではある富裕層の住む住宅街に児童相談所を設置しようとしたところ「土地の価値が下がる」等の理由で大反対にあったという報道がされている。
まさにこの本に出てきた「成功者」が、その富を公共投資に向けることを嫌悪している状況そのままだと感じた。
そういう意味では、今この本を読む価値はあると思う。
2017年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、成功者と呼ばれる人も、運によって成果は決まってしまうということを客観的に論じた本だが、著者自身も「運」について勘違いしているように思う。
運はコントロールでき、計算できる部分もあるのである。確率が高いところを数をこなせば、あとから見ると「運」に見えるかもしれないが、総合的に結果が出る可能性は”非常に”高くなる。
人間の心理に関する実験や記述は参考になった。特に、「利用可能性ヒューリスティック」という特徴を人間は持ち合わせているらしい。自分が記憶から取り出しやすい事象に関しては、その出現頻度や重要度を高く見積もりがちというものだが、言い換えると、「不幸な出来事」の方が「幸運な出来事」よりも思い出しやすいらしい。
自分の背中を押してくれるもの、幸運なことを過小評価しないような生き方を心がけたい。
運はコントロールでき、計算できる部分もあるのである。確率が高いところを数をこなせば、あとから見ると「運」に見えるかもしれないが、総合的に結果が出る可能性は”非常に”高くなる。
人間の心理に関する実験や記述は参考になった。特に、「利用可能性ヒューリスティック」という特徴を人間は持ち合わせているらしい。自分が記憶から取り出しやすい事象に関しては、その出現頻度や重要度を高く見積もりがちというものだが、言い換えると、「不幸な出来事」の方が「幸運な出来事」よりも思い出しやすいらしい。
自分の背中を押してくれるもの、幸運なことを過小評価しないような生き方を心がけたい。
2017年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
偶然だけでは、成功しません。
だけど、こういう話で元気になる人も多いので、努力したくない人には、もっけの幸いかもですね。
だけど、こういう話で元気になる人も多いので、努力したくない人には、もっけの幸いかもですね。
2019年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なにが言いたいかよくわかんないし
訳が悪いのかな?
訳が悪いのかな?
2017年6月10日に日本でレビュー済み
まず訳が下手くそ過ぎて読みづらかった。
内容に関しては社会で成功した方の人生がいかに運に左右されているかをぐだぐだ書いてあるだけ。ビル・ゲイツがもしも1955年ではなく1945年に生まれていたらなど考え出したらキリががない。とにかく筆者が一番伝えたいことは『成功するためには実力だけでなく運も必要である』ということ。ただそれだけ。
内容に関しては社会で成功した方の人生がいかに運に左右されているかをぐだぐだ書いてあるだけ。ビル・ゲイツがもしも1955年ではなく1945年に生まれていたらなど考え出したらキリががない。とにかく筆者が一番伝えたいことは『成功するためには実力だけでなく運も必要である』ということ。ただそれだけ。