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その日、朱音は空を飛んだ (幻冬舎文庫) 文庫 – 2021/4/8

4.2 5つ星のうち4.2 76個の評価

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購入オプションとあわせ買い

高校の屋上から飛び降りた川崎朱音。しかし遺書は見つからない。SNSで拡散されている自殺の瞬間の動画を撮影したのは誰か、そこに映っていた"もう一人"は誰か、そもそも本当に自殺だったのか。朱音の死後行われた、いじめ調査のアンケートから見え隠れするのは、生徒たちの静かな怒り、妬み、欲望。しかし――真実だけは、決して誰も語らない。
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商品の説明

著者について

一九九二年京都府生まれ。第八回日本ラブストーリー大賞最終候補の『今日、きみと息をする。』が二〇一三年に出版されデビュー。その後『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』が話題になり人気シリーズに。 一九年に本作で第四十回吉川英治文学新人賞候補。二一年に『愛されなくても別に』が第四十二回吉川英治文学新人賞受賞。「君と漕ぐ」シリーズ、『石黒くんに春は来ない』など著書多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2021/4/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/4/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 496ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4344430743
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4344430747
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 76個の評価

著者について

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武田 綾乃
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武田 綾乃(たけだ・あやの)

1992年、京都府生まれ。同志社大学卒。大学在学中の2013年に第8回日本ラブストーリー大賞の隠し玉作品『今日、きみと息をする。』でデビュー。デビュー2作目の『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』はアニメ化され、人気シリーズに。他の著作に『君と漕ぐ』シリーズ、『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『石黒くんに春は来ない』など。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
76グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがとうございました。
2019年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仲間外れにはなりたくない、でもなにか自分の心がすっきりしない。高校生の揺れ動く感情をみごとにとらえている。職場にもよくある人間関係の難しさを考えさせられる作品です
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月15日に日本でレビュー済み
フェアな視点で見れば特定の一個人だけが悪い訳でない状況で
その特定の一個人だけが特に割をくう
(周囲の人間が完全無傷とは言わんが一番わりくったのは当然あの人)
それは確かに現実かもしれんが
しかし本書にはそんな現実に対し
対案も代案もなく
被害者(彼女が完全無罪とは勿論言わんが、結果論とは言え過剰断罪された形になったのは確か)への哀悼や
加害者への義憤も感じられないので
しかしそこが逆説的リアリティなのかも
ただそういう社会や世界で生まれた
目に見えないかたちで様々に姿を変えたひずみは
比喩的な意味での瘴気となって
ある意味公平な不公平性でもってランダムに四散する
それは天災と違い
もし社会や世界がもう少しまともだったら四散しなかったかもしれないモノ
ある日それをくらうのは私かも知れないし
或いは

そう、例えば現実的に言うと
最近ある事務所が特に有名ですよね

つまりそういう事です

ハンターハンター風に言うと

「それだけの事」

リアリティという点では確かにアリなので、
個人的心情としましては、
大嫌いな作品ですが
例外的に
(私は基本、普段は本気で嫌いな作品には星三つ以上はつけないのですが)
星三つといたします
2019年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感情描写が巧いすぎるあまり、生々しく感られるのが武田綾乃さんの作品の特徴だと私は思います。

本作は、高野純佳の幼馴染、川崎朱音が校舎の屋上から飛び降り自殺をするところから始まります。
本編では周辺人物の視点が描かれていき、そして全てが繋がるようになっています。

初版の帯に書かれている通り
「この物語に探偵はいらない」という事です。

今作も3度読み返しました。
1度目の感想「やば」
2度目の感想「ヤバ」
3度目の感想「やっば」
となる作品です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
40代のおっさんですが、考えさせられる作品です。
自分が学生の時代は、携帯やスマホのない時代だったので今の学生は凄い時代を生きているのだなと思います。

息苦しくはないのかなと思います。

しかし、夏川莉苑恐るべし、クラスにいたらと思うとゾッとします。

今の時代のいじめについて最後に書いています、川崎朱音が空を飛んだ、だから何?
それが、クラス全員の思いなのでしょうか

2度読み必須です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年6月7日に日本でレビュー済み
世界は自分を中心に回せる。回っている。
自分が認められないのは、周りが悪い。

面白い作品でしたが、タイトルの病気にかかっている女の子が主人公でしたというオチ
と解釈しました。

周りにこういう人がいた体験者には
胸糞悪くなる内容でした。
30代でもいるんですよ、 こういう人。

自分は、学年一位の子が癒やしに、助けに
感じました。
2019年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舞台は進学校。プロローグでいきなり自殺した主人公。
各章でそれぞれ一人の生徒にクローズアップして主人公の自殺の理由を読み解いていく物語。初めの方は自殺の理由にはあまり関係ない人たち。運動部の男子やクラスで集団でいる女子たち、パット見は優等生だけど内面プライドだけ高い秀才、クラスで女子から嫌われてる目立つ女子、欠点の殆ど無い秀才、真面目で優等生な主人公の幼馴染、それぞれの登場人物がとても個性的でキャラが立ってる、でもそれぞれみんな実際に同級生にいそうなキャラクター。
真ん中あたりに出てくる夏川莉苑が章としては一番短いんだけど、他のキャラの章でもかなり重要そうな感じを出している。読んでいて、
「世界はね、生きている人のためにあるべきなの。死んだ人間のために今生きている人間が犠牲になることは絶対にいけないことよ。だから、誰かの死のせいで生きている人が不当に傷付けられないよう、人間には真実を曲げる権利がある」
という言葉が物凄く刺さった。

エピローグの最後に書かれている、
「その日、朱音は空を飛んだ だから何?」
という一文、自殺をしたところで結局朱音は何も目的を達成できず、クラスメイトは自殺したけど多くの生徒は変わらない日常を送っていくんだろうと思われる所とかがとても進学校っぽい。そしてその方向に持っていった夏川莉苑の底知れなさが怖い。
面白い。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月14日に日本でレビュー済み
率直に面白かったです。それだけに、誤字ぽいのが2か所ほどあったのが気になって気になって・・・完全にはのめりこめなかったです。誤字というか誤植というか、人名間違いでしょって・・・
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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