ここ数年よく目にするようになってきたパーパスブランディングについて、その定義や必要な理由、具体的な企業の取り組みや、実際にパーパスを規定する方法まで、非常に分かりやすく網羅的に書かれています。
まだまだ意識が低い日本という市場を見るだけでなく、世界の動向に目を向けて、このパーパスをどこまで意識し定義して企業活動を行い始められるか。
そこに、これから日本企業がグローバルに打って出られる最後のチャンスが残っているのかもしれないと、本気でそう考えさせられました。
<刺激された箇所>
・これまではユーザー視点を徹底することで広く支持を獲得できたが、もはやそれだけでは不十分
・今後は「地球中心」の視点を加えて、さらにそれをユーザー中心思考より優先させる必要がある
・「人間の活動が気候変動につながっている」と考える人の比率は日本がダントツで最下位
・ビジョン/ミッションは一人称の小さな船、パーパスは三人称的視点を包含した大きな船
・パーパスとCSVは「同じ山を違うルートで登ってきたもの」
・パーパスの真の目的はパーパスを起点に組織を駆動させ、あるべき世界を実現することにあるため、規定されて初めて、パーパスの長い旅が始まる
・商品訴求時ではなく、カスタマージャーニーの後半にパーパス的文脈を組み込むことが重要
・企業のスタンスを世の中に提示するとき、人々が反応するのは、正しいだけでなく、おもしろい、かっこいい、大胆、痛快など感情が動くようなメッセージが届いたとき
「良い子」「真面目」だけで終わらせないメッセージの工夫の試行錯誤とプラクティスの確立が今後は欠かせないだろう