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真冬の虹 —— コロナ禍の交通事故被害者たち(若葉文庫ノンフィクション) オンデマンド (ペーパーバック) – 2024/7/26

5つ星のうち5.0 13個の評価

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被害者の過酷な現実を知り
二度嘆き、三度怒りに震える。

2021年、くり返される緊急事態宣言――。
全国に拡大する感染症との対時も余儀なくされた
交通事故被害者たちに寄り添った、取材ルポ。

コロナ禍で埋もれた事実に、
強く、真っ直ぐ、光を当てる。


【待望の書籍化】
Yahoo! ニュースエキスパートで配信された
著者の注目記事を1冊にまとめました!



《本文より》

◆「交通禍」

国は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な流行)をくいとめるため、さまざまな対策を講じながら懸命に取り組んできた。しかし、その一方で、これまで多くの人の命と健康を奪い、その家族の人生を狂わせてきた「交通禍」への対策はどうだっただろうか。

今日も、全国各地で交通事故が発生し、人が亡くなり、重い障害が残るような重傷を負う人たちが新たに生まれている。

2021年、新型コロナウイルスの感染者数や死者数が毎日更新され、緊急事態宣言が発出されるたびに、私は交通事故被害者とその家族が置き去りにされているような気がしてならなかった。
【序章より抜粋】


◆時効のアンバランス

「私たちは息子が被害に遭うまで、ひき逃げに7年という時効があることなどまったく知りませんでした。どうしてひき逃げの時効が、過失で事故を起こした行為より時効が3年も早く来てしまうのでしょうか。実際に遺族の立場になってはじめて、日本の法律はおかしいことに気づかされたんです」

平野さんの話を聞きながら、はっとした。

ひき逃げ死亡事件が発生した場合、加害者には「事故を起こしたこと」「被害者を救護せずに逃げたこと」というふたつの罪が適用される。ところが時効に関しては、次のようにそれぞれにその期間が異なっているのだ。

自動車運転処罰法違反(過失致死)罪→時効10年
道路交通法違反(救護義務違反)→時効7年

事故後、すぐに救護すれば助かるかもしれない命をそのまま放置して逃げ去る『ひき逃げ』は、事故を起こしたあとに自らの意識で行う悪質な行為だ。すでに殺人罪の時効は撤廃されているが、死亡ひき逃げ事件となにが違うのだろう。私は平野さんの訴えを聞きながら、ふたつの罪における時効のアンバランスに大きな疑問を抱くようになった。
【第1章より抜粋】


◆「あした」という日

『今日福いのおじいちゃんとおばあちゃんの家に行きました。
福いのおじいちゃんとおばあちゃんのペットの犬と遊びました。
次に宿題をお父さんとやりました。
終わるころに、いとこがきました。
カードゲームをしました。
次にゲームをした後、いとことドッチボールをしました。
あしたはもっと楽しくなるといいです。』

心誠くんが記した最後の1行『あしたはもっと楽しくなるといいです』……、そこには、担任の先生によって赤色の棒線が引かれ、〝はなマル〟もつけられている。先生は、この日記の左端に、スマイルマークを添え、こんなメッセージを寄せていた。

『僕もほんとは、あなたの元気な顔が見たいです。それはみんな一緒。みんなあなたのことを想っているからね。いままでも、これからも、ずっとずっと、大好きだよ。』

9歳の彼は、「あした」という日に、どんな楽しい夢を描いていたのだろう。

この日記帳にその出来事が綴られることは、永遠にないのだ。
【第9章より抜粋】



《もくじ》

序 章 コロナ禍と交通禍
第1章 旅行券
第2章 パパの声
第3章 異国の地
第4章 鉄腕アトム
第5章 20年目の桜
第6章 補聴器
第7章 オリンピック
第8章 N95マスク
第9章 日記帳
第10章 贖罪とは
第11章 真冬の虹
あとがき



《著者プロフィール》

柳原三佳
(やなぎはら・みか)

ジャーナリスト・ノンフィクション作家。
交通事故、司法問題、歴史等を主なテーマに各誌に執筆。著書に『自動車保険の落とし穴』(朝日新聞出版)、『開成を作った男 佐野鼎』『柴犬マイちゃんへの手紙~無謀運転でふたりの男の子を失った家族と愛犬の物語』『コレラを防いだ男 関寛斉』『私は虐待していない 検証 揺さぶられっこ症候群』『泥だらけのカルテ 家族のもとに遺体を帰し続ける歯科医が見たものは』(いずれも講談社)、『巻子の言霊―尊厳ある死を見つめた夫婦の物語』(デザインエッグ社)、『示談交渉人裏ファイル1、2』(角川書店)など多数。

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 若葉文庫 (2024/7/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/7/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • オンデマンド (ペーパーバック) ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4908752214
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4908752216
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 1.22 x 21 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち5.0 13個の評価

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生きた証と家族の大切さ
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生きた証と家族の大切さ
本文;第5章「20年目の桜」の遺族です。本文に最初に掲載の事故直後現場写真とは多少アングルを変えてますが、現在の現場写真です。この本を可能な限り、全国多くの皆様に読んで頂きたいと願います。そして、何よりもかえがたいご家族の幸せを強く願いたいと思います。
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年10月9日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    交通事故で何の罪もなく命を奪われ、あるいは重い障害を負わされた被害者とその家族の悲痛と苦しみは筆舌に尽くせぬものがあるが、

    その上に、さらに理不尽極まる事実が待ち受けている。

    事故現場の初動捜査のずさんさ、死人に口なしで加害者に有利な流れ、異議申し立てには被害者遺族自身が証拠を集めなくてはならないという過酷な現実、確信犯的非常識運転で人を殺しても執行猶予がつき、再びハンドルを握れるなど、加害者に限りなく甘いクルマ社会、等々。

    多くの交通事故被害者を取材してきた著者が突き付ける課題は重く、文は穏やかでも、現状放置の国、警察や司法への、強い疑問と怒りが垣間見える。

    交通事故が多すぎるがゆえに捜査も刑罰も加害者に甘い日本。被害者の癒えることのない悲しみ、怒り、絶望感も伝わってくる。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年9月23日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    20年以上にわたって交通事故における被害者、被害者家族に寄り添う活動を行っている作者が悲しい実例をあげながら、すべてのドライバーに交通事故の厳しさを訴え、かつ被害者への哀悼の気持ちをささげた良書。
     題名になぞらえて7つのメッセージとして、心に刻んでおきたい。

    ①どんなドラマよりも読み手に刺さる実話集(何の落ち度のない一般市民が突然悲劇の主人公になるという他人事ではないという気持ちにさせる)
    ②全ての事例がドライバーが正しくルールを守っていれば回避できたものばかりなので、すべてのドライバーが読むべき教本
    ③交通事故における被害者に冷たい警察、検察、裁判所に対してのメッセージ(日本では加害者の人権が被害者の人権を優先するように感じる)
    ④コロナが最優先されたことによって、影響をうけた事例のひとつ(感染対策と交通事故対策は優劣はないはず)
    ⑤交通事故を無くすための法改正、行政サービスの改善のための参考事例集
    ⑥本書を含めた被害者の声を代弁する活動を通じて、世の中に対する交通事故に対する関心の喚起
    ⑦自身の体験もふまえた作者の温かい眼差しを通じた被害者、被害者家族へのエール集
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年9月22日に日本でレビュー済み
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    中高生にぜひとも読んで欲しいです!
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年8月30日に日本でレビュー済み
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    被害者遺族になり
    それだけで相当な心の負担があるのに
    未曾有のコロナ禍。
    とても切ない遺族の心が書かれて
    いました。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年9月2日に日本でレビュー済み
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    交通事故に関する唯一無二のノンフィクション作家、柳原三佳氏の新作著書である。作家がすでに発信している悲惨な事故記事の当時の記事では書かれていなかった、知られざる事実や作者の思いが丁寧に書かれている本である。また交通事故に対して、残念ながら検察や警察の捜査や認識が、一般人が思っている様なものでは無いのだと言う事が良くわかる本である。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年7月26日に日本でレビュー済み
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    コロナ禍とありますが
    交通事故は車と言う便利な物が出来てから
    何十年も毎日何人もの人の人生が奪われてます。
    コロナ禍ではなかったですが
    私も交通事故で妹を亡くした遺族です。
    交通事故で妹が亡くなる前から
    ニュースでみてやるせない悲惨な事故みてきましたがいざ遺族となり
    考え方見た方が変わりました
    遺族なり身内知人で交通事故に逢う人がいて
    よりいつ被害者になってもおかしくないと
    思ってます

    この本の遺族の苦悩コロナ禍の大変さ
    遺族がどれだけ大変で辛かったか
    想像絶します

    車のるならこの本みて考えてほしい

    でも交通事故の大半は防げるもの
    車乗ったりしていたら凶器に乗ってる事忘れず
    不注意はおこしたらいけない
    飲酒や暴走行為ひき逃げ悪質な運転者は
    人殺したりして平気なのか大事な人が犠牲になったりしたらとか考えてほしい

    この本をこれから読まれる方もいると思います

    同じ悪質な信号無視の交通事故でも
    危険運転と過失運転にわかれてしまう
    もっと危険運転の定義明確にして
    悪質な運転で犠牲になった場合危険運転としてほしいです

    後外国の人がこれから日本で暮らす場合が増える中
    この本に書いてた刑期終わり帰国させてしまう国に帰ったにしても住所も知らせるなど必要なのにしない

    ルールを守り信号渡ってたりしても
    子供さんが亡くなったり重度障害になる
    未来が無くなったり辛い思いしないといけなくなる
    通学とかの時に妹と同じような事故で
    亡くなったりしてる事故もあり

    運転する人が1番気をつけるのは勿論
    せめて全国の大半の道に歩車分離信号があれば
    リスクは減るはず
    ルール守らない運転手じゃない限り

    ひき逃げでの時効ですが
    時効が過失運転致死と救護義務違反の
    時効が違う
    そもそもひき逃げは時効いらないと考えてます

    悪質な運転 危険運転
    運転手の気持ちが大事なります
    もう教育から考えてもよい
    歩道普通に歩いたりしても巻き込まれ亡くなる人もいます

    丁寧に取材したこの本を生かしてほしいです。

    こうゆうのが広まれば大半の遺族の交通事故も被害者遺族への誹謗中傷も気持ちわかる人になればなくなると
    感じます
    事故減らすには教育に遺族の
    気持ちを伝えて免許取る運転するなら
    重大な責任があると教習所の教科書の一部に
    この本を活用したり出来たらと思います
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年8月23日に日本でレビュー済み
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    本書は、交通事故被害者と、その御遺族のコロナ禍における現状を伝えるものだ。読んだら怒りがわくだろう。
    たとえば、無免許かつ飲酒運転で死亡事故を起こした事例。「逮捕後、片足でまっすぐ立てた」「無免許でも長い間乗っていれば技術が身につく」から「危険運転ではない」という検察の理屈に納得できる人はどれくらいいるのだろうか。
    また別の事例では、加害者が過去に事故を繰り返し起こしていることが遺族の必死の調査で判明した。この事実を知ると、事故の記録の取り扱いはどうなっているのだろうかと首をかしげたくなる。事故の精神的なショックに加えて、加害者の嘘やネットの誹謗中傷に苦しめられる御遺族の姿には言葉もない。
    そんななか、幼い被害者の遺品をきれいに洗い、新品のように丁寧に折りたたんで家族のもとへ届けてくれた葛飾警察の記事にはほっとするものがあった。
    本書は、ほんとうは、時節に関係なく、多くの問題が(一応の判決は出たとしても)いまだ誰にも納得されないまま存在すること、それを訴えるために書かれたのだろう。ぜひ多くの人に読んでいただきたい。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2024年8月26日に日本でレビュー済み
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    まずは加害者になる可能性がある人達にぜひ読んで欲しい一冊です。コロナ禍でニュースはコロナのことばかり…その中でさまざまな理由で苦しんでいる方達がいたのだと感じました。この本を読み終えた後、なぜ被害者やその家族がこんなに苦しまなければならないのか?という事が一番悲しかったです。明らかに加害者の過失であるにもかかわらず生きている側の加害者が少しでも自分の罪を軽くしょうとしている事が許せなく、また事情も分からない人達の無責任なSNSへの書き込みも問題だと感じました。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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