夏休み、一緒に映画を観に行きました。
その帰りに買ったら、すぐに読み終えてしまいました。
ぼくたちも、戦後世代ですが、子どものころ教えられた戦争のことを、自分の子どもたちにも、何か伝えたいですね。
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少年H 上巻 単行本 – 1997/1/1
妹尾 河童
(著)
『大人も新聞もウソつきや』
愛と笑いと勇気の物語。著者初の書き下ろし長編小説。
【立花隆氏】
ここにはしたたかだが純粋な「少年H」の眼を通して、あの戦争の時代が活写されている。これは戦後50年という時間と、妹尾河童という個性を得てはじめて形象化されたあの時代の「意味」である。
【澤地久枝氏】
この物語には、今まで誰も書かなかった貴重な「時代への証言」がある。戦争を知らない少年少女はもちろん、かつて少年少女であった大人の人にも、逞しく繊細な「少年H」にぜひ会ってほしい。笑いと涙と真実の素顔に。
【椎名誠氏】
読みすすみうちに今日の河童さんの、あの天真爛漫な100%全開の好奇心に彩られた水平垂直タテヨコナナメの全空間的行動力とそのゆるぎない追求・探求心の源流が見えてくる。
愛と笑いと勇気の物語。著者初の書き下ろし長編小説。
【立花隆氏】
ここにはしたたかだが純粋な「少年H」の眼を通して、あの戦争の時代が活写されている。これは戦後50年という時間と、妹尾河童という個性を得てはじめて形象化されたあの時代の「意味」である。
【澤地久枝氏】
この物語には、今まで誰も書かなかった貴重な「時代への証言」がある。戦争を知らない少年少女はもちろん、かつて少年少女であった大人の人にも、逞しく繊細な「少年H」にぜひ会ってほしい。笑いと涙と真実の素顔に。
【椎名誠氏】
読みすすみうちに今日の河童さんの、あの天真爛漫な100%全開の好奇心に彩られた水平垂直タテヨコナナメの全空間的行動力とそのゆるぎない追求・探求心の源流が見えてくる。
- 本の長さ355ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1997/1/1
- ISBN-104062081997
- ISBN-13978-4062081993
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「妹尾洋服店」を営む仕立て職人の父と熱心なクリスチャンの母、泣き虫の妹、そして正義感の強い悪童「エッチ」。ちょっと変わったこの家族が巻き起こす、愛と感動の物語。
著者について
1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、1954年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルなど幅広く活躍中の日本を代表する舞台美術家。「紀伊國屋演劇賞」「サントリー音楽賞」「芸術祭優秀賞」「兵庫県文化賞」ほか多数を受賞。
またエッセイストとしても知られ、ユニークな細密イラスト入りの『河童が覗いた〜』シリーズの『ヨーロッパ』『インド』など話題のベストセラーの著書も多い。本作品『少年H』は、著者初の小説。
またエッセイストとしても知られ、ユニークな細密イラスト入りの『河童が覗いた〜』シリーズの『ヨーロッパ』『インド』など話題のベストセラーの著書も多い。本作品『少年H』は、著者初の小説。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1997/1/1)
- 発売日 : 1997/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 355ページ
- ISBN-10 : 4062081997
- ISBN-13 : 978-4062081993
- Amazon 売れ筋ランキング: - 489,883位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,429位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1930(昭和5)年、神戸生れ。独学で舞台美術を修め、1954年、「トスカ」でデビュー。以来、演劇、オペラ、バレエ、ミュージカルなどの舞台美術を初め、テレビ美術など映像デザインの分野においても活躍中の、現代日本を代表する舞台美術家。“凝り性”のエッセイストとしても知られ、『覗いた』シリーズ他、『河童のスケッチブック』(文藝春秋)等。小説『少年H』では1997(平成9)年度「毎日出版文化賞・特別賞」を受賞。他に著書多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明不要の名著ですが、こういう小説は中学生のときに読んでおけばよかった!
物語は、小学生の時分に太平洋戦争を迎えた、少年日記。
妹尾少年の、子供としてのピュアな心に映し出される"戦争"の姿は、まさに大人の都合のいい屁理屈のかたまり。
日本語の正書法が左向きから右向きになったり、野球用語が突然横文字から日本語になったり、何も悪いことをしていないのに日本に住む外国人が差別され始めたり、軍国主義の先生が終戦を迎えた途端にアメリカにならえと言ってみたり、まさに子供の目から見れば意味不明です。
何が良くて何が悪いのかも、大人によってころころ変わるし、何より、そのルールを大人が守りきれなかったりする。正直、私が戦時中に生きていればグレてしまったかもしれません。戦後、社会秩序の大変革の中、若者のアプレゲール犯罪が多発したことはとても納得がいきます。
終戦を迎え、先生の中でも「(軍国主義教育について)申し訳ない。悪かった」と詫びてくれた先生を、妹尾少年が「好きになった」というのはなんとも微笑ましいです。さらに、8月15日の夜、お母さんが灯火管制用の黒幕を、「もういらないね」といって食卓の電球から外し、町中が明るくなったという描写は、何度読んでも感動します。
物語は、小学生の時分に太平洋戦争を迎えた、少年日記。
妹尾少年の、子供としてのピュアな心に映し出される"戦争"の姿は、まさに大人の都合のいい屁理屈のかたまり。
日本語の正書法が左向きから右向きになったり、野球用語が突然横文字から日本語になったり、何も悪いことをしていないのに日本に住む外国人が差別され始めたり、軍国主義の先生が終戦を迎えた途端にアメリカにならえと言ってみたり、まさに子供の目から見れば意味不明です。
何が良くて何が悪いのかも、大人によってころころ変わるし、何より、そのルールを大人が守りきれなかったりする。正直、私が戦時中に生きていればグレてしまったかもしれません。戦後、社会秩序の大変革の中、若者のアプレゲール犯罪が多発したことはとても納得がいきます。
終戦を迎え、先生の中でも「(軍国主義教育について)申し訳ない。悪かった」と詫びてくれた先生を、妹尾少年が「好きになった」というのはなんとも微笑ましいです。さらに、8月15日の夜、お母さんが灯火管制用の黒幕を、「もういらないね」といって食卓の電球から外し、町中が明るくなったという描写は、何度読んでも感動します。
2013年8月16日に日本でレビュー済み
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さすがに状態はまずまずでしたが当然だと思います。良い買い物でした。
2014年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上下巻ともに、購入しました。
沢山の人に読んでもらいたいと思います。映画もみました。本を読んでから映画を観てほしいと思います。
沢山の人に読んでもらいたいと思います。映画もみました。本を読んでから映画を観てほしいと思います。
2014年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作家の年少期を書かれたもので、戦争体験者が日々少なくなっている今日、あの悲惨な戦争体験が身近に実感できると思います。
現在の政権になって、身近なアジアでも戦争の気運が芽を出しつつあります。二度と誤った戦争をさせない為にも、後世に語り継ぐ
いい教材だと思います。
現在の政権になって、身近なアジアでも戦争の気運が芽を出しつつあります。二度と誤った戦争をさせない為にも、後世に語り継ぐ
いい教材だと思います。
2013年8月2日に日本でレビュー済み
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少年Hもお父さんも賢すぎます。戦後60年以上も経っているので記憶が美化されているのでしょう。
戦争は非常事態と言うより異常事態で、多くの人が一部の異常者と疑似愛国者によって、個人・家族・近隣関係が壊されて行く。
悪夢は何十万人・何百万人という犠牲が出ないと治まらない。こんな犠牲を払わなければ終わらない戦争とは?
権力の座に立つと何でも可能と思うのでしょうか?悪意に満ちた米英の植民地主義。一塊の狂気に引き摺られた日本国民。
確かに振り返ればおかしなことばかり。
戦争は非常事態と言うより異常事態で、多くの人が一部の異常者と疑似愛国者によって、個人・家族・近隣関係が壊されて行く。
悪夢は何十万人・何百万人という犠牲が出ないと治まらない。こんな犠牲を払わなければ終わらない戦争とは?
権力の座に立つと何でも可能と思うのでしょうか?悪意に満ちた米英の植民地主義。一塊の狂気に引き摺られた日本国民。
確かに振り返ればおかしなことばかり。
2014年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知らない戦争時代をまるで生きていたかのように体験できた本です。
その後、映画化されましたが原文を読んでいたので理解しやすく楽しめました。
その後、映画化されましたが原文を読んでいたので理解しやすく楽しめました。
2003年6月18日に日本でレビュー済み
読みはじめてルビの多さに閉口。少年H家族が戦争中でも冷静なことに驚く。沖縄で生まれ育ったので親から何度も何度も地上戦の悲惨な状況を聞かされた。神戸の戦時下での自由な雰囲気がうらやましい。現在米軍基地に対する認識の違いがあるのはこう言った訳なのかと納得。終戦を迎えて冷静だったHが急に荒れ始める。やっとこの本のよさがわかった。戦争はすべてを狂気に変える。水害、空襲。著者は大震災をきっかけに少年時代の「神戸」を書いてみる気になったのではないか。余談だが本の中で日本軍の高射砲が米軍機になかなか命中しないくだりがある。開戦時日米共、物理的に命中させる砲弾を使用していたが、後に米は標的を電波で感知するVT信管を開発した。