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認知アポカリプス――文明崩壊の社会学 単行本 – 2023/4/20
ジェラルド・ブロネール
(原著),
高橋啓
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
人類はいま史上最長の自由時間を手にしている。労働など生命維持のために必要な時間は1800年の48%から11%に減った(フランスでの統計)。先人には夢のようなこの時間が向かう先は、スマートフォンなどの画面である。そこでは正統な学知とデマが対等となり、世界を単純化するストーリーや、注意を惹くためだけに設計された広告が人の認知を奪い合う。AIが人間の仕事を代行するようになれば、自由時間はさらに飛躍的に増えるだろう。しかしそれは意味のあるものを生むために使われるのではなく、認知の争奪戦が繰り広げられる市場でただ蕩尽されて終わる可能性が高い。
高度な文明の源泉は人間の脳である。気候変動などの危機を乗り越える可能性も、人間の脳からしか生まれてこない。この頭脳を働かせることのできる時間が最大化している現在、それを貪ることで利益を上げる経済モデルにわれわれは直面しているのである。この状況は、生存可能性を高めるものとしてヒトが具えてきた生物学的特徴が、テクノロジー社会とミスマッチを起こした結果でもある。
この規制なき認知市場を放置することの意味を、われわれは真剣に考えなければならないだろう。現下の問題は、フェイクや陰謀論や反知性主義などすでに指摘されてきた弊害よりずっと根深く複雑だ。人類史上かつてない課題に、認知科学と社会学からアプローチする異色の試論。
目次
主観的な序言――恐るべき時代
第1部 この世でもっとも貴重なもの
解放された人類
人類のもう一つの歴史
1997年5月11日
コンピュータの電撃戦
外部委託
計り知れない富
ここまでは大丈夫
立ったまま眠る
きみが画面を見つめるとき、画面もきみを見つめている
第2部 ありあまるほどの脳の自由時間!
グローバルな「カクテルパーティ効果」
その胸は隠して……
奥底に潜む恐怖心
抗争好きの人類
この章では思いがけない展開が待っている……
自虐(セルフ・セヴィス)
啓示
世界を編集する
真実はおのずと支持されるわけではない
第3部 未来はそんなに長くはもたない
禍々しい頭
われらが同胞の趣味(テイスト)
本来の性質を歪められた人間
支払うべき代価
私的な嘘、公的な真実
様々なネオ・ポピュリズム
物語同士の闘い
結論――最後の闘い
訳者あとがき
原注
高度な文明の源泉は人間の脳である。気候変動などの危機を乗り越える可能性も、人間の脳からしか生まれてこない。この頭脳を働かせることのできる時間が最大化している現在、それを貪ることで利益を上げる経済モデルにわれわれは直面しているのである。この状況は、生存可能性を高めるものとしてヒトが具えてきた生物学的特徴が、テクノロジー社会とミスマッチを起こした結果でもある。
この規制なき認知市場を放置することの意味を、われわれは真剣に考えなければならないだろう。現下の問題は、フェイクや陰謀論や反知性主義などすでに指摘されてきた弊害よりずっと根深く複雑だ。人類史上かつてない課題に、認知科学と社会学からアプローチする異色の試論。
目次
主観的な序言――恐るべき時代
第1部 この世でもっとも貴重なもの
解放された人類
人類のもう一つの歴史
1997年5月11日
コンピュータの電撃戦
外部委託
計り知れない富
ここまでは大丈夫
立ったまま眠る
きみが画面を見つめるとき、画面もきみを見つめている
第2部 ありあまるほどの脳の自由時間!
グローバルな「カクテルパーティ効果」
その胸は隠して……
奥底に潜む恐怖心
抗争好きの人類
この章では思いがけない展開が待っている……
自虐(セルフ・セヴィス)
啓示
世界を編集する
真実はおのずと支持されるわけではない
第3部 未来はそんなに長くはもたない
禍々しい頭
われらが同胞の趣味(テイスト)
本来の性質を歪められた人間
支払うべき代価
私的な嘘、公的な真実
様々なネオ・ポピュリズム
物語同士の闘い
結論――最後の闘い
訳者あとがき
原注
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2023/4/20
- 寸法19.4 x 13.1 x 2.7 cm
- ISBN-104622096013
- ISBN-13978-4622096016
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商品の説明
著者について
ジェラルド・ブロネール
(Gérald Bronner)
1969年フランスのナンシー生まれ。パリ大学社会学教授。フランス・テクノロジー・アカデミー会員。フランス医学アカデミー会員。著書にL’Incertitude (PUF, 1997), L’Empire des croyances (PUF, 2003), L’Empire de l’erreur :Éléments de sociologie cognitive (PUF, 2007), La Pensée extrême :Comment des hommes ordinaires deviennent des fanatiques (Denoël, 2009), La Démocratie des crédules (PUF, 2013), Déchéance de rationalité (Grasset, 2019), Comme des dieux (Grasset, 2022), Les Origines: Pourquoi devient-on qui l'on est ? (Autrement, 2023) などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高橋啓
(たかはし・けい)
1953年、北海道に生まれる。翻訳家。早稲田大学文学部卒。訳書に、パスカル・キニャール『アルブキウス』『音楽への憎しみ』『辺境の館』『アプロニア・アウィティアの柘植の板』『アマリアの別荘』(以上、青土社)、フィリップ・クローデル『灰色の魂』『リンさんの小さな子』『ブロデックの報告書』、マグダ・オランデール=ラフォン『四つの小さなパン切れ』(以上、みすず書房)、ジョルジュ・シムノン『仕立て屋の恋』(早川書房)、ジョルジュ・ジャン『文字の歴史』(創元社)、ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』『誘拐されたオルタンス』(創元推理文庫)、ローラン・ビネ『HHhH』『言語の七番目の機能』、オリヴィエ・ゲーズ『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』、ポール・フルネル『編集者とタブレット』(以上、東京創元社)などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
(Gérald Bronner)
1969年フランスのナンシー生まれ。パリ大学社会学教授。フランス・テクノロジー・アカデミー会員。フランス医学アカデミー会員。著書にL’Incertitude (PUF, 1997), L’Empire des croyances (PUF, 2003), L’Empire de l’erreur :Éléments de sociologie cognitive (PUF, 2007), La Pensée extrême :Comment des hommes ordinaires deviennent des fanatiques (Denoël, 2009), La Démocratie des crédules (PUF, 2013), Déchéance de rationalité (Grasset, 2019), Comme des dieux (Grasset, 2022), Les Origines: Pourquoi devient-on qui l'on est ? (Autrement, 2023) などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高橋啓
(たかはし・けい)
1953年、北海道に生まれる。翻訳家。早稲田大学文学部卒。訳書に、パスカル・キニャール『アルブキウス』『音楽への憎しみ』『辺境の館』『アプロニア・アウィティアの柘植の板』『アマリアの別荘』(以上、青土社)、フィリップ・クローデル『灰色の魂』『リンさんの小さな子』『ブロデックの報告書』、マグダ・オランデール=ラフォン『四つの小さなパン切れ』(以上、みすず書房)、ジョルジュ・シムノン『仕立て屋の恋』(早川書房)、ジョルジュ・ジャン『文字の歴史』(創元社)、ジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』『誘拐されたオルタンス』(創元推理文庫)、ローラン・ビネ『HHhH』『言語の七番目の機能』、オリヴィエ・ゲーズ『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』、ポール・フルネル『編集者とタブレット』(以上、東京創元社)などがある。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2023/4/20)
- 発売日 : 2023/4/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 344ページ
- ISBN-10 : 4622096013
- ISBN-13 : 978-4622096016
- 寸法 : 19.4 x 13.1 x 2.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 294,120位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間の関心の赴くまま情報の生産がされていることへの問題意識が書かれている。
途中、一ヶ所哲学的議論がされる箇所があり私はダレたが、総じて論拠の実証研究が示されていて読みやすく説得力はある。
途中、一ヶ所哲学的議論がされる箇所があり私はダレたが、総じて論拠の実証研究が示されていて読みやすく説得力はある。
2023年6月22日に日本でレビュー済み
● ただ生存するためだけに日々を生きる時代は終わり、人々は多くの余暇を持つに至った。太古の時代のように、日々の食料を追い求めるだけの生活は終わったのである。しかし、その余暇を我々はどのように使っているのだろうか?
● 我々は、どうやら歪んだ自己認知を持っているようである。端的に言うと、人間は(というか、自分だけは)理性的な存在である、と思い過ぎているようなのだ。しかし、現実はどうか。いまやスマホを持たない人は殆んどおらず、多くの時間を画面を見ることに費やしている。いくらテクノロジーが発展してもそこで現実に行われていることが「理性的」ではないことくらい、誰もが自覚しているはずである。このことを、本書では「認知アポカリプス」という言葉を用いて議論する。
● 著者は、我々の置かれた状況に警告を鳴らす。我々が自ら選択した時間と能力の使い方に潜む様々な危険性とともに、その選択がどうにも人間には抗い難いものであることも明確に示している。発展したテクノロジーは人間の本能に対して様々なアプローチを仕掛けてくる。人間は進化して段々と知的になっているのではない。昔からずっと、何も変わらないのである。
● 著者はパリ大学の社会学教授であるが、本書は社会学的な視点だけでなく、歴史学的、心理学的、社会心理学的、神経科学的、人類学的、、等々の幅広い視点から、我々の生きる現実と人間の限界を浮き彫りにしている。そして、皮肉にもそれを可能にしたのが、発展したテクノロジーがもたらしたビッグデータなのである。
● 大変読み応えのある作品であることは間違いないが、読んでいると段々と悲観的になってくる。上記のような限界は克服できないものではないと著者は言うものの、あまり具体的な方法論は語られず。さて、本当にそれが可能なのかどうか・・・うーん、どうだろう。
● 読みやすさについて。上記のように多彩な視点から具体的なデータを用いて実証的に議論が進むので、比較的読みやすい作品だと言える。だが、議論が抽象的になってくると途端に読みにくくなってきた。元々、理解するのが難しい議論だったのかもしれないが、訳者あとがきにあるように、翻訳するのが難しかったのかな?とも思った。訳語をどう選択するか、指示代名詞が何を指しているのか明確であるか、などの困難があったろうと推測される(ただ、非常に見慣れない訳語がしばしば出てくるのも事実である。例えば、「識閾」なんて普通に使われても自分にはすぐに意味を理解できなかった)。また、本書のタイトルにもなっている「認知アポカリプス」が何を指しているのか一読しただけでは掴みにくいので、最初に訳者あとがきを読むことをお勧めしたい。若干ネタバレ気味な気もしなくもないが、その方が理解が進むように思う。
● その他、思いついたことをいくつか。
・SNSは(極力)やめよう。陰謀論は割と手強い。
・情報はネットから主に収集するのではなく、(できれば紙の)本から集めよう。
・娯楽的なフィクションは、思ったよりも大事(物語をどう語るか?)。
・「何もしない」「退屈だ」も、大事。
・貧困は危険である。
● 我々は、どうやら歪んだ自己認知を持っているようである。端的に言うと、人間は(というか、自分だけは)理性的な存在である、と思い過ぎているようなのだ。しかし、現実はどうか。いまやスマホを持たない人は殆んどおらず、多くの時間を画面を見ることに費やしている。いくらテクノロジーが発展してもそこで現実に行われていることが「理性的」ではないことくらい、誰もが自覚しているはずである。このことを、本書では「認知アポカリプス」という言葉を用いて議論する。
● 著者は、我々の置かれた状況に警告を鳴らす。我々が自ら選択した時間と能力の使い方に潜む様々な危険性とともに、その選択がどうにも人間には抗い難いものであることも明確に示している。発展したテクノロジーは人間の本能に対して様々なアプローチを仕掛けてくる。人間は進化して段々と知的になっているのではない。昔からずっと、何も変わらないのである。
● 著者はパリ大学の社会学教授であるが、本書は社会学的な視点だけでなく、歴史学的、心理学的、社会心理学的、神経科学的、人類学的、、等々の幅広い視点から、我々の生きる現実と人間の限界を浮き彫りにしている。そして、皮肉にもそれを可能にしたのが、発展したテクノロジーがもたらしたビッグデータなのである。
● 大変読み応えのある作品であることは間違いないが、読んでいると段々と悲観的になってくる。上記のような限界は克服できないものではないと著者は言うものの、あまり具体的な方法論は語られず。さて、本当にそれが可能なのかどうか・・・うーん、どうだろう。
● 読みやすさについて。上記のように多彩な視点から具体的なデータを用いて実証的に議論が進むので、比較的読みやすい作品だと言える。だが、議論が抽象的になってくると途端に読みにくくなってきた。元々、理解するのが難しい議論だったのかもしれないが、訳者あとがきにあるように、翻訳するのが難しかったのかな?とも思った。訳語をどう選択するか、指示代名詞が何を指しているのか明確であるか、などの困難があったろうと推測される(ただ、非常に見慣れない訳語がしばしば出てくるのも事実である。例えば、「識閾」なんて普通に使われても自分にはすぐに意味を理解できなかった)。また、本書のタイトルにもなっている「認知アポカリプス」が何を指しているのか一読しただけでは掴みにくいので、最初に訳者あとがきを読むことをお勧めしたい。若干ネタバレ気味な気もしなくもないが、その方が理解が進むように思う。
● その他、思いついたことをいくつか。
・SNSは(極力)やめよう。陰謀論は割と手強い。
・情報はネットから主に収集するのではなく、(できれば紙の)本から集めよう。
・娯楽的なフィクションは、思ったよりも大事(物語をどう語るか?)。
・「何もしない」「退屈だ」も、大事。
・貧困は危険である。