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へらへらぼっちゃん (講談社文庫) Kindle版

4.1 5つ星のうち4.1 18個の評価

3年間、なにもしないで時代劇ばかりみていた。テレビの中では毎日のように悪人が誅せられ、善人が希望に満ちて旅立っていく。進展しないのわたしだけ。ただただ、朝が来て昼が来て夜が来て、喰らい酔って眠りこけていたのである――。町田康にかかれば、日本語はこんなにおもしろい。瞠目のエッセイ集。
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

元パンク歌手、俳優、詩人であり、96年には処女小説「くっすん大黒」で作家デビューした町田康の待望のエッセイ集。エネルギーと哀感と、ピュアな感受性と何とも言えぬおかしさと。読み出すとやめられない魅力的な文章。

著者について

1962年大阪府堺市生まれ。町田町蔵の名で高校時代より音楽活動を開始。1981年にバンド「INU」で『メシ喰うな』発表。その後もパンク歌手、俳優、詩人として活躍。1996年に発表した処女小説『くっすん大黒』で、ドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞を受賞。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B01D31ANQI
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2003/5/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 255 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 194ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 18個の評価

著者について

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町田 康
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作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉 (ISBN-13: 978-4120041235 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
18グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年7月8日に日本でレビュー済み
"わたしはそのような沸騰、或いは振動による力や意味をできるだけ多くのひとと共有したいと思っています。共感したいと思っています。共鳴したいと思っています。だからわたしが歌い、演じ、書くことはみな同じなんです。みなわたしにとっては音楽なんです。"1998年発刊の本書は独特な文体で書かれた著者初のエッセイ集。

個人的には著者と同じく大阪、特に南部に縁があるので勝手に親近感を覚えているのと、何より(好みがわかれる)すらすらしたおもろい文体がほんま好きなんで手にしました。

さて、そんな本書は解説で大槻ケンヂが言うてる様に、大御所になった今と違うてまだまだ駆け出しの作家。若くしてメジャーデビューするも自信作の売れ行きは鳴かず飛ばすのパンク歌手といった【ふわふわのモラトリアム状態の著者】がくすぶりつつ、ぐたぐたと昼間から(朝の時も)酒を飲みつつ、時代劇を観たり、また酒を飲みつつ、時代劇を観たり。たまに壁塗りバイトをしたり、バンド活動をする日々が描かれつつ、後半の約100ページ位は他の作家やミュージシャン等に向けて。最後はなんだかんだ言うて【セックス・ピストルズの再結成を喜んで】終わってるんですが。

まあぶっちゃけ、エッセイなんやし。内容自体は【冷蔵庫が大きいとろくなことにならん】とか生活の役にたちそうな事は何一つ書かれてないんですが。それでも芸術家らしい?時代劇はもちろん"ショッピングセンター"や若者の言葉遣いなど様々なことに【違和感を覚えて(屁理屈を)考えていく】姿には、流石の感覚つうか、とてもめんどくさくて【最高に好印象】でした。

また、同じく大阪出身のミュージシャンから作家へ。と著者と経歴が被る後発の川上未映子のデビュー随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります(そらすこん)』とも重なる世界観。ミュージシャン達ならではのリズム感で【操り、繰り出される大阪弁ベースの文体】は、憧れてしまって(でも書けなくて)パンツ一丁でうおおおと叫びながら走り出したくなるのですが。嫌いでもいい。誌上ライブとして、とにかくDon't think! Feel【考えるな、感じて】欲しい。

著者ファンにとっては原点的エッセイとして、また大阪や関西に縁のある方に特にオススメ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
町田さんの有名な作品にはレビューが死ぬ程あって
何故、これら初期エッセー集にレビューが少ないのかが
全然分からない。これらを読まずして町田語るべからず。

初期エッセー三部作と呼べる
「へらへらぼっちゃん」
「つるつるの壷」
「耳そぎ饅頭」

これらのタイトルや文庫のカバー画も秀逸。
この「へらへらぼっちゃん」は町田氏初のエッセー集。
他の小説から入ったが故、町田さんがどんな人か分からない。
どんな人か知りたい、CD聴いてるけど意味が分からん。など
疑問に満ちた方々の、何らかの助けになると思う。

当時の町田さんは三十代半ばくらい。
この時期はまだエッセーにしても、町田さん独特の
語りで書かれているので結構難解だったりするが
この文庫版は、比較的文字が大きく読みやすいので
入り込んだら読んで行ける。

本文、-めぐってきた因果-などは面白い。
あとがきも町田さん直々。大槻ケンヂの解説も面白い。
若かりし頃の町田さんを知りたい方には大変役立ちます。
お勧めです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芥川賞作家にして パンク歌手であられる 町田康大先生のエッセイ集のタイトルです
彼の独特の語感です 「へらへらぼっちゃん」
そして このエッセイが面白い 面白すぎ!!
面白杉って屋久杉みたい!!
ホンンと~に面白い
あの恐い 恐ろしい 凶暴そうな 実際恐い あの町田康大先生も 中身は人の子なんだ
しかも 普通に「遠藤ミチロウ(大先生)」とお友達で・・・
・・・うらやましい
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年5月25日に日本でレビュー済み
ハンサムガイ町田康の、スタイリッシュな私生活が垣間見られる時が来た。
随筆集と聞いて期待した私の心は、見事に裏切られた。
そこに待っていたのは、彼が描く小説の主人公と何ら変わりのない、
“貧乏酒浸り男”の生きざまだったのである。      
六本木ヒルズ、カレッタ汐留、丸ビル。
東京の街はTOKYOとして生まれ変わったのだと、
表紙がつるつるのおしゃれ雑誌が書く。
コンクリート打ちっぱなしの「アート」な現代建築と、
前衛的すぎて座れないベンチの広がる異空間に、
圧倒的な距離を感じてしまうのは私だけだろうか。
黙っていれば絵になる俳優、町田康が切り取るのは、
そんな「アート」とは無縁な世界だ。
しかし彼の日本語は、
私たちをもうひとつの東京へいざな!ってくれる。
いつか見た(ような気がする)、懐かしさへ。
少しも埒があかない毎日、解決しない問題が山積みの人生。
情けない自分をずるずると引きずって、
それでも死ぬのも面倒臭いから生きていこうとする人に、
是非読んで欲しい。
滑稽さにはははと笑った後、
随筆の「主人公」の中にあなたは自分自身を発見するだろう。
格好わるいけど、すごい落ち着くんだぜ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年1月4日に日本でレビュー済み
町田町蔵の頃は、彼の顔を見るだけで緊張したりしてて。。。
存在は記憶にあったらしいのですが、芥川賞受賞時の上半身の写真記事を見て、
同一人物らしい事に気付き驚きました。すごく素敵で凛々しくて。。。
それからは、せっせと本を購入しては読んでいましたが、彼の書いたものの
何がいいのか、自分でわからないままでした。
そして、この作品で答えがでました。簡単でした。言葉に力が入っていないんです。
あらゆる表現が、男っぽいのに肩の力が抜けてて、リラックスしているんです。
きっと彼自身が、人を緊張させない人柄なのでしょう。
この本には、私にとって癒しの効果があったようです。
他の作品では難しいものもありますが、すべて良く思えてしまう。
好きだから仕方ないですね。。。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年6月28日に日本でレビュー済み
文学でパンクしてる。
落語の小噺みたいな歯切れの良さもある。
やけに難しい言葉が、おとなしくなく、あんまり意味の
ない事を描写したり表現することに使われていて
ミスマッチなのが痛快。
ものすごく忙しくてキリキリしている時
なぜか、この人の本を読みたくなる。
疲れきっていて何も考えたくない時
脳みそを溶かしてくれて、笑わせてくれて
ぼちぼち行けばいっかーとか
明日もがんばろっかなーーとか
思わせてくれる。
そういう点でもすごい威力がある。
町田作品を何冊か読んだ後、この「へらへら~」を読んだ
せいか、彼の作品のミナモトを見たような気がした。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2001年3月27日に日本でレビュー済み
 1996年に『くっすん大黒』で小説家デビューを果たした町田康。しかし、このエッセイ集はそれ以前に書かれた作品で半分以上埋められている(ちなみにいちばん古い作品は1992年)。
 しかし、どれもおもしろい。このエッセイ集を読むと、町田康の文章は昔からおもしろかったんだなということを実感する。しかも、このころの町田康は作家としてブレイクする以前、本業のロックはまったく売れない状態で、文字どおりの「貧乏」だったわけで、エッセイの内容にじつにリアリティがある。その点、芥川賞を受賞し、ベストセラー作家の仲間入りを果たし、ずいぶん生活も楽になったであろう現在の町田康には書けない内容である。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年9月26日に日本でレビュー済み
めっちゃおもろいで。まじで。
本なんかよまへんわー、ちゅう人でも読めてしまう、
これはなんやろ、本やないよ。なんか別のもん。
だって町田康の本を読んでしまうと、
他の誰の本を読んでも、なんか物足りん気がしてまうんです、
・・・笑いを求めてしまう。
ボケェ~と読んでも内容はちゃんと頭に入ってくる。
また、どこを読んでもおもろいんです、これはすごい。
バっと開いたところをちょっと読んだだけでも、
しっかり笑ってしまうからね。
こんな本はないよ。ほんとに。
で、なんやろ、やっぱし読んだあとなんとなく、
ホッとするちゅうか、安心感みたいなのが湧いてくる。
自分をアホやダメやと思っているひとには、
ベタな癒し絵本みたいなやつより、よっぽどええと思いま!す。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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