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小商いのすすめ Kindle版

4.0 5つ星のうち4.0 52個の評価

『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と指摘した著者。
本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。
「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる」
「いま・ここ」に責任をもつ。地に足をつけて、互いに支え合い、ヒューマンスケールで考える。
経済成長なき時代の生き方を描き、「小商い」というワードを世に広げたロングセラー。
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商品の説明

著者について

平川 克美 (ひらかわ・かつみ)
1950年東京生まれ。1975年、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。 渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らと共に設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役。著書に『ビジネスに「戦略」なんていらない』(洋泉社新書y)、『株式会社という病』(文春文庫)、 『経済成長という病』(講談社現代新書)、『移行期的混乱―経済成長神話の終わり』(筑摩書房)、 共著に『東京ファイティングキッズ』(朝日文庫)、『東京ファイティングキッズ・リターン』(文春文庫)などがあり、本書と同時期に、実父の介護体験をもとにした初の小説『俺に似たひと』(医学書院)を上梓。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B08FBWB7WD
  • 出版社 ‏ : ‎ ミシマ社 (2012/1/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/1/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 4447 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 186ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 52個の評価

著者について

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平川 克美
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミシマ社さんで、誰も思いつかないような視点の本と巡り合ってこちらで第二冊目。東日本大震災の時に書かれたそうだが、今読んでも内容は全く古く感じない。それどころかコロナで世界が立ち止まっている今、読むべきタイムリーな本と思う。結局著者命名の「焼畑農業」のような経済はいつか終焉することは自明のこと。私は年々多機能になり製品寿命が短くなる家電に怒りさえ感じていた。こうして立ち止まること、立ち止まらされることも次の時代を迎えるにあたって悪くない。それから地縁のみならず、良質の本を読ませてくれる出版社や著者の存在も大切にしていきたい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経済成長や大量生産・大量消費がなぜ問題か、東京オリンピックの1964年を堺に日本がどう変わったか、そして、これからの時代の心構えがわかりやすい言葉で書かれてます(但し、あくまで心構え・哲学であって、実践論は書かれていない)。
大量生産・大量消費、企業や国家の経済成長に対して嫌悪感を抱くように価値観が最近変わってきたけど、より多くの人の価値観が変われば、もうちょっと世界は良くなるんじゃないかなぁと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、今後の時代変化として「縮小均衡」を説いている。
また、変わらないこととして「小商い」ということを言っている。
それは、直接性、継続性つまり自然(ヒューマン・スケール)ということである。
自己実現・自己決定・自己責任といったグローバリズムが推奨した価値観ではなく、本来自分には責任のない「いま・ここ」に対して責任を持つという共同体的な成熟した大人としての行動である。そういう考え方・生き方がいままで生き残ってきたし今後も生き続けられるであろうという意味である。

それは、「個」の発見と進展そしてその帰結としてのグローバリズムの受け入れそして、経済成長に行き詰まった先進諸国、この「ろくでもない現在」にどのような立つ位置を取りうるかに対する著者の答えである。

フリードマン流の新自由主義・市場原理主義はリニアな思考の常としてどんなに精密に組み立てても思い通りにはいかず貧富の差の拡大と金銭至上主義の底の浅さを露呈しポジティブな面が翳みつつある。
日本においても同様でありそして更に、既に「富」を獲得したものとして「野生」を喪失している。核家族により地縁は失われた。社縁も失われつつある。

この本は、3・11の災厄の衝撃の下でまとめられている。
進歩史観、西欧文明史観の相対化であるが体験したものでないと肌では分らないだろう。
随処に著者らしい洞察があり愉しい。
例えば、東京オリンピック以降老いのプロセスというものが進歩という言葉の背後に隠蔽された。
もう一つ、商店街に帽子屋があった時代はおとなというものが存在していた。親子がため口をきくような時代からは想像も出来ない距離がおとなとこどもの間にはあった。その時代は、「貧しかったゆえの豊かさ」というお金以外のもう一つの「豊かさ」の時代であった。
下村治の慧眼が高く評価されている。また、出生率についてはエマニュエル・トッドが。
49人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネットジャングルをググり抜け、Amazonの入口に差し掛かったときのこと。Amazonの購入履歴(内田樹さんの本など)から割り出されたリストにて勧められた一冊が平川克美さんの著書『小商いのすすめ』です。 『小商いのすすめ』というタイトルだけれどもスモールビジネスの戦略や近代史的な商いの考察ではない、ということが「まえがき」に書いてありました。 読み始めの頃は本のタイトルと内容とのギャップを感じましたが、そのギャップは徐々に解消されていきます。サブタイトルの「経済成長から縮小均衡へ」という言葉が「小商いのすすめ」というタイトルの額縁として作用していることに気づいたからです。文明の利器であるインターネットによって世界はつながりを強め、グローバル資本主義が日本の裏側や砂漠にまで侵食を続けている現在。経済成長という言葉に強迫的な人々はコストを下げて利潤を上げることに必死です。その結果、コストが安くて儲かる国へと拠点を移す企業が増え、「産業の空洞化」という事態を引き起こしています。 本書では、戦後から東京五輪まで、つまり昭和二十年から昭和三十九年までの日本を支えたヒューマン・スケールの小商い(商店街の帽子屋や都市部における中小の町工場など)に焦点を当てます。もちろん、筆者はそこから具体的な経営ノウハウを取り出すということはしていません。そうではなく、小商いたちが体現していた生き方やその時代の空気感を切り取ることで、これからの時代に私たちがどうあるべきかのヒントを提示してくれます。 そうして読み進めていくうちに、本書の内容と小商いとが論理的に接合されていきます。有史上初めての人口減少が始まっている日本においては、経済成長といった拡大均衡を目指すよりも縮小均衡へと舵をきるべきである。つまり親方グローバル資本主義よりも国民経済をベースに考えることが重要である。国民経済を支えるのは小商い的な発想、すなわち「いま・ここ」に責任を持つ生き方です。 自分が「いま・ここ」に存在しているのは偶然でる。よって「いま・ここ」に私が存在することにおいて責任がない。しかし責任がないにも関わらず、「いま・ここ」に責任を持つ。責任を持つと、私の存在は偶然ではなく必然になる。つまり、私は「いま・ここ」に責任を持つことによって自分の存在を必然にすることができる。著者はそう言います。 大規模な自然災害や世界規模の戦争といった大きな問題に対処するには、一人一人の責任というよりむしろ自然の摂理や歴史的な文脈といった大きな視点から考える必要があります。しかし人災としての原発事故や社会保障といった問題に関しては、一人一人が「いま・ここ」に責任を持ち、解決策をみんなで考えていく。それこそ小商い的発想です。 いまの日本には子どものような大人が多いと言われます。子どもは責任を持つことができません。子どもの責任は「おとな」がとります。この国には責任を持つ「おとな」が減ったということを著者はいいます。「いま・ここ」に責任を持つという小商い的発想はおとなの発想でもあります。 高度経済成長が始まったのは、戦後の焼け跡から抜け出してわずか十数年の頃でした。日本が国家としてすくすくと成長していく子どもだった時代です。それから安定成長を経てバブルが崩壊し、それ以後の失われた20年の日本経済は低調。経済成長できない国家は衰退していくのでしょうか。否、成長を終えた日本は規模を縮小しながら成熟へと向かっている、というのが筆者の言う縮小均衡です。すなわち、成長を終えた日本は「おとな」の国家へと成熟する道を歩み始めているのです。 その国家成熟期に国民経済を担うのは、無責任に経済成長をアナウンスする「子ども」ではなく、「いま・ここ」に責任を持つ「おとな」であるべきだと筆者は述べています。 自分が「いま・ここ」にいる偶然を、「いま・ここ」に責任を持つことで自分という存在が必然になる。そして「いま・ここ」に責任を持つのが「おとな」である。このことが強烈に心に残っています。
45人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に書いてあるエッセンスは過去の文献の焼き直しだ。
『いま、ここに』の部分に感銘を受けられた方もいるようだが、この部分はエーリッヒフロムのトレースだ。
レヴィストロースやエーリッヒフロムも昔の文献だが、現在にも十分通用する。
それこそギリシャやローマの古典を読んでいると、有史以来、現代と同じ問題を人類が抱え続けていることがわかる。
レヴィストロースは、未開と文明という間だけでなく、歴史を通じて変わらない構造があることを発見している。
それによってサルトルの実存主義、進歩史観を否定したのだ。
小商いのような『考え方』は、これからの時代に『大切になっていく』のではない。
大衆迎合を拒否する『考え方』として、何時の時代にも少数派として『存在し続けている』のだ。
過去の賢人がよりよく生きるために説いてきた言葉は、昔から変わることなく現代に生き続けている。
このことは自分を大いに失望させた。つまり、世の中はいつまで経っても良くなっていないという事実だ。
むしろ良くしようという思想こそが、大量消費や巨大資本の原動力とさえなっている。
このことはスティーブジョブスが愛したスチュアートブランドの本が参考になる。
山にこもって外部と隔絶するのも、昔からある『正しい生き方』のうちの一つだったりする。
本書の言うところの小商いも『正しい生き方』のうちの一つだ。
昭和の懐古主義を味わいたければ、東南アジアに行けば実際に体験できる。
しかも家族経営の商店が、巨大資本に淘汰されずに同居している。
東南アジアは華僑や印僑の多い土地でもあり、彼らは地域や国家よりも『自分の家』が子々孫々まで栄えることを目的として生きている。
友人は去るが、家族は血で繋がっているからだ。
また本書では貧困を昭和の明るさの根拠としているが、貧困の悲惨な現実も忘れてはならない。
そして、貧困を根本的に解決できるのはボランティアや支援ではなく、公共事業や巨大資本が生み出す雇用という事実もある。
一つの正しい答えなど、この世には存在してはいないのだ。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の時代を表現する、重要な一冊。
「拡大しつづける経済」は存在せず、「縮小均衡」というあらたなステージに
どう対峙するかが大事である、というここまでの流れには、とても納得。
特に、昭和30年代からの、働くことに関する環境・価値観の変遷は
丁寧に描かれており、とても勉強になる。
「脱・経済成長」という価値観の転換期に来ている、と感じさせられる。
なのに、この本はどこか、しっくりこない。
それは「かゆいところに手がとどかない感」にある気がする。

「小商いの時代」とは言うけれど、じゃあこれからの時代の小商いって
どういうものなのか、が見えてこない。
どうしても、この本からは「昭和30年代の、幸せだった時代に戻りたい感」を感じてしまう。

「ヒューマンスケール」「身の丈に合った商売」というキーワードが
よく出てくるけど、
これからの時代におけるヒューマンスケールの持ち方って、
昭和30年代とは全然違うモノになるはず。
そこらへんが見えると、もっとリアリティ持てたのに。惜しい。
54人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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