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聖少女 (新潮文庫) 文庫 – 1981/9/25

4.1 5つ星のうち4.1 31個の評価

交通事故で記憶を喪った未紀が、事故前に綴っていたノート。そこには「パパ」を異性として恋した少女の、妖しく狂おしい陶酔が濃密に描かれていた。ノートを託された未紀の婚約者Kは、内容の真偽を確かめようとするが……。「パパ」と未紀、未紀とK、Kとその姉L。禁忌を孕んだ三つの関係の中で、「聖性」と「悪」という、愛の二つの貌が残酷なまでに浮かび上がる。美しく危険な物語。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 改版 (1981/9/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1981/9/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101113092
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101113098
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 31個の評価

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倉橋 由美子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年11月8日に日本でレビュー済み
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小谷野が倉橋を大江健三郎の模倣だとこの小説で批判しているが倉橋と大江の区別がつかない小谷野は文学を語る資格が無いのではないか?大江の政治性と倉橋のアンチ・ポリティカルな所の差が読み取れないとは情け無い文芸評論家である。小説家になりたくてなれなかった男の哀しい遠吠えである。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年8月14日に日本でレビュー済み
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かつて澁澤龍彦は倉橋由美子を応援する理由として、観念や抽象を小説のなかで育ててきた、ということをあげている。『聖少女』もまた、日本ではまれな観念小説だと思う。「近親相姦とは何か」という疑問をめぐる物語だ。ただ作者は女性なので、父親が娘を見るのとは逆の視点、つまりエレクトラ・コンプレックスをもった娘の視線で眺められる。

設定も、人物たちの性格も並外れていて、現実味がない。リアリティがあるのは主人公の未紀の細部描写のみ。この少女は「ああ、パパの柱を甘い蜜でとかしてあげられる花になりたい」などと、すごいことをいう。その声は、作者の肉感から発せられているとしか思えない真実味がこめられている。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年8月21日に日本でレビュー済み
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私の一番好きな小説。インセストラブがお好きなら買って見てね。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年12月3日に日本でレビュー済み
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映画化を妄想したのは数年前。作者がお亡くなりになった頃。
当時まだ新鮮だった沢尻エリカをヒロインにして
相手役を二宮和也にして、彼女に振り回される役に。

今考えるなら、誰になるでしょうか。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年11月6日に日本でレビュー済み
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初期の先鋭・革新と
後期の絢爛たる知的世界の双方を持ち合わせ
かつ彼女の持ちうる最高の感傷をも表現した恋愛ドラマでもある。
この作品が広く知られることがないのは、ひとえに日本人と評論家達が小説を読めない救いがたい莫迦であるからに他ならない。
もっとも、そんな莫迦に評価されることを彼女は嫌うに違いないが。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年4月17日に日本でレビュー済み
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表紙裏表紙共に傷やインクの跡等、酷い状態で届きました。これなら古本屋で買った方が安く済んだ。
2010年1月21日に日本でレビュー済み
私は「スミヤキストQの冒険」を筆頭として発揮される"文学的冒険心と遊び心"、「大人のための残酷童話」に代表される"冷徹な悪意(イチビリ)"を持つ倉橋氏の理知的作品を愛好する者で、代表作の一つとされる本作も期待して読んだのだが、未成熟な出来に失望させられた。

16〜22才の少女から大人の女に変って行く女性の無邪気な残酷さ・気紛れを描く事に新鮮味があるのだろうか ? 加えて事故で過去の記憶を喪失させて無垢な状態に置く事が。狂言回し役の露悪的な青年も類型的で、便宜的に使われ過ぎている。また、意識しての上だろうが、人物配置と共に文体が人工的に過ぎる。無理遣り捻り出した比喩の人工感が特に酷い。特定強調語句に右線が引いてあるのも悪趣味。そんな小細工をせずに、語意の差異・強調を表現するのが作家の手腕だろう。作者自身が「作家」として作中に登場するのも奇異。しかも、その「作家」が作中の事象を解題するとは。更に、全体のモチーフはサガンの影響が感じられるし、両性具有・黒魔術・サディズムを初めとする性的倒錯等の嗜好は明らかに澁澤龍彦氏の影響が見られる。規制された社会や実存主義・教条主義・学生運動に対する風刺も凡庸。「聖=悪魔=世界を包む物」と言うのが主題なら、単なるキリスト教的二元論である。オリジナリティと言う意味で、作者が本作を書いた意図が読む者に全く伝わって来ない。「パルタイ」のヒロインを無垢化して、サガンと澁澤氏の味付けを加えて長編化しただけの印象を受ける。

常の如く"抽象論理"で組み立てられた作品なのだが、中期以降の作品では冒頭で述べた通り、それが"文学的冒険心と遊び心"や"冷徹な悪意"を産み出していた筈だ。本作では単なる上滑りに終っている。私が倉橋作品に求める知的興奮や諧謔味は得られなかった。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年3月19日に日本でレビュー済み
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出版されて時がたっているのに、本はきれいで、購入してよかったと感謝いたしています。