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わっしょい!妊婦 単行本(ソフトカバー) – 2023/7/4
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すべての女にハードモードな社会で、子を産むということ。
「じゃ、ママ、診察室Dへ」
……マ、ママぁーーーー??!!
フレディ・マーキュリーのように、私は心の中で絶叫した。
35歳、明らかに“ママタイプ”ではない私に芽生えたのは「子どもを持ちたい」という欲望だった。このとき、夫45歳。子どもができるか、できたとしても無事に産めるか、産んだとしてもリタイアできないマラソンのような子育てを夫婦で走りきれるのか。それどころか、子どもが大きくなったとき、この社会は、いや地球全体は大丈夫なのか? 絶え間ない不安がつきまとうなかで、それでも子どもをつくると決めてからの一部始終を書く妊娠出産エッセイ。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社CCCメディアハウス
- 発売日2023/7/4
- 寸法18.7 x 13.2 x 2 cm
- ISBN-104484222345
- ISBN-13978-4484222349
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出版社より
◎ この社会を生きるすべての女たちへの讃歌
■ 35歳、女。妊婦を経て、再び一人の女に戻るまでの冒険
都会生まれ、都会育ちの35歳。仕事も軌道に乗っている。今の時代、この社会で子を産むなんて現実的ではない。そう信じてきた一人の女に突然湧いてきたのは「子どもを持ちたい」という欲望だった。妊娠から出産までに起きる様々を一つずつ乗り越える、笑いと涙と勇気の書。
女であることからは逃れられないが、それぞれの生き方を通じて女であることを超えられる。社会に押し付けられる女の型から逃れ、めいめい好きなように、自分が思う女のかたちを結べる。
ーー私たちがのびのびやれる社会のほうがどうしたって良いに決まってるじゃないか。
■ 私もこれまで、彼女たちを透明にさせていた人間のうちの一人だった。
この社会の中での初期妊婦の居づらさはいったい何だろうか。しかし、そのことにいきりたったり、疑問を呈したりする余裕もなく、初期の数週間はとにかくこの具合の悪さをどうにかせねば、生きてゆくことすらままならない。
◎ 妊婦には次々と問題が降りかかり、個人の体験からは社会が見えてきて
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■ ROUND 2:つわり、あるいは限りなく透明に近い妊婦道端に落ちた鳩の餌すら美味しそうに見える。そう、昨年子どもを産んだ友人に伝えると「私はうちの犬が食べてるドッグフードすら美味しそうに見えてやばかったから大丈夫」と返ってきた。いったい何が大丈夫なのだろうか。 |
■ ROUND 3:命の選別? 出生前診断のこと多くの人が彼の発言を「優生思想だ」となじり、激しく批判していたが、私は彼に向けられた言葉の一部が、ツイッターのトレンドに連日並ぶ「優生思想」という単語が、まるで自分に向かって投げつけられているように感じられた。 |
■ ROUND 4:仁義なき夫婦の戦い夫もこれからのことに不安を抱いていたことがわかった。出産までの道のりは私一人だけのものではなく、彼のものでもあった。考えてみれば、私が妊娠前に知りたかったあれこれは、そっくりそのまま夫にとっても知りたかった内容であるはずだ。 |
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■ ROUND 7:准弱者である自分を認める優先席前で老人や妊婦が押し合いへし合いしている一方、股を極限までパッカーンと開き、ふんぞりかえって座っているのはたいていスーツを着た男性なのである。お前ら、ここ分娩台ちゃうぞ。 |
■ ROUND 8:乳首と格闘する日々乳首を巨峰サイズに、って、どうやって。あの、黒光りするピンポン玉のような果実と、己の胸に二つくっついた米粒のような乳首がどうやっても結びつかない。 |
■ ROUND 9:わっしょい! 陣痛!病院の中だけでも、また、夫と私という閉鎖的な関係性の中だけでもなく、もっとふわっと範囲を広げた社会の中に、こうして「私のお産」を受け止めてくれる人がいる。 |
商品の説明
著者について
作家 1985年東京生まれ。ウェブメディア・紙媒体の両方で精力的に執筆を続けながら、SFプロトタイパーとしてWIREDの主催する「Sci-Fiプロトタイピング研究所」の事業にも参加している。オンラインサロン「書く私を育てるクリエイティブ・ライティングスクール」を主催。
著書に『路地裏のウォンビン』(U-NEXT)、noteの全文公開が20万PVを獲得した恋愛SF小説『ピュア』(早川書房)、銭湯を舞台にした青春小説『メゾン刻の湯』(ポプラ社)、韓国でも出版された『人生に疲れたらスペイン巡礼』(光文社)、『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』(幻冬舎文庫)、絵本『ひかりのりゅう』(絵本塾出版)など。
登録情報
- 出版社 : CCCメディアハウス (2023/7/4)
- 発売日 : 2023/7/4
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 320ページ
- ISBN-10 : 4484222345
- ISBN-13 : 978-4484222349
- 寸法 : 18.7 x 13.2 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 109,431位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 446位外国のエッセー・随筆
- - 22,050位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1985年東京生まれ。著書に銭湯を舞台にした青春小説「メゾン刻の湯」(ポプラ社)、韓国でも出版された「人生に疲れたらスペイン巡礼」(光文社)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(幻冬舎文庫)絵本「ひかりのりゅう」(絵本塾出版)など。2020年4月に刊行された”女性がセックス後に男性を食べないと妊娠できない世界になったら?”を描いた恋愛SF小説『ピュア』は、早川書房のnoteに全文掲載されるや否やSNSで話題を呼び20万PV超を獲得した。イタリアでの出版が決まっている。ウェブメディア・紙媒体の両方で精力的に執筆を続けながら、SFプロトタイパーとしてWIREDの主催する「Sci-Fiプロトタイピング研究所」の事業にも参加している。オンラインサロン「書く私を育てるクリエイティブ・ライティングスクール」を主催。
note: https://note.com/onomiyuki/
Twitter: @Miyki_Ono
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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普段全く本を読まないのですがこちらはあっという間に読み終えました。テンポがよくユーモアと表現力に富んでおり非常に面白かったです。作者が様々なアクションを起こし強めのエピソードが満載なので飽きませんでした。
夫婦関係に関するセクションで出てきた「人がいちど愛した相手を憎むのは、相手を愛せなくなりそうな時、そして、本当は愛し続けたいと思う時なのです」というフレーズが突き刺さり号泣しました。
また最後の方でしたが、女性の体というものを"赤子と自らの手で耕した"というような表現がとても腑に落ちました。
ただ、この本の中で語られることは数多ある妊娠・出産の事例のうちのひとつでしかない、という冷静な視点で読むのがオススメです。特に非経産婦の方は。
M先生との出会いや、どういうお産をしたいかの考えの流れ等も詳しく描かれていていろいろと考えさせられました。
ひとつだけ気になったのが、夫さんのコメントが必要かどうかです。私から見ると普通なことを、なんだか冷静なトーンで書かれていて、小野さんの血肉溢れる文章にあえて足される必要があるのか、と思いました。妊娠出産の当事者である女性が、自分の言葉で才能豊かな文章で経験を語っているのに、それを「男性が補足する」ような建て付けに見えて、その部分には都度クールダウンしてしまいました。小野さんが本書でも書かれている「女性が人生で受けていく理不尽さ」みたいな感覚と照らし合わせていても、なんだかない方がいいな、と思ってしまいました。
結婚して苗字が変わり突然、私ではなく嫁になり、妊婦さんになり、母としての自覚を他人から求められる、まさに千と千尋の神隠し。
夫に見せたら、なぜか彼がとても反省してました。
この本を読んで、モヤモヤがすっきりして100%幸せを感じれています!
そんなもんじゃあない。
声を出しながらたくさん笑わせてもらって、最後にはポロポロと涙が出てきてしまいました。(臨月のホルモンのせいだけではないはず)読んでよかった!
確かにエッセイとしては波瀾万丈でネタに尽きず面白いのですが…エッセイにするためにエピソードを大袈裟に盛っているのかな?と思うほど作者の挙動がはちゃめちゃかつ情緒が不安定で、段々ハラハラ・イライラしてしまい、共感はできませんでした。そのまま事実ならやばすぎるので、むしろ盛っていてほしいです…。
作者はホルモンバランスの乱れのせいにしていますが、いくらホルモンが乱れてもふつう夫を茶碗で殴ったり椅子やらノートパソコンを投げつけたりしません。旦那さんが屈強で物を投げつけても大丈夫だと書かれていましたが、いくら丈夫でも痛みは感じるだろうし、暴力は暴力ですよね。
またこれもホルモンのせいにしていますがとにかく食べ過ぎです。食べづわりと言っていますが1日8食分くらい食べてませんか?
ご本人も書いているので体重を増やし過ぎている自覚はあるようですが、理性でコントロールできないものだから〜と全く自制しようとしない。「食欲があるから」「美味しいから」と食べまくる。
この他も要所要所で感情的というか、医学的な安全性よりもお気持ちを重視する方なんだなあ…という印象を受けました。
男性不妊外来に行く前に旦那さんに効能もよくわからない怪しい漢方を飲ませる、出生前診断を認定外の病院で受ける、マタニティ鍼灸院に妊娠初期から通い続ける、妊娠初期から診てもらっている東京の産婦人科があるのにわざわざ京都の助産院に直前で分娩場所を変更する、40週の予定日を過ぎている段階で産気づかせるために山登りをする(山頂で産気づいたらどうするつもりなのでしょうか?ドクターヘリで搬送?)など…。
ご本人も、不安からスピリチュアル的なものに手を出す人のことを笑えない…と書かれてましたが、既に片足を突っ込んでいると思います。
挙句コロナになって助産院でお産はできなくなり、提携の病院に入院することになるのですが、「できるだけ人の多い時間帯に出したほうが良いから2時間後までに出なければ帝王切開になる」と説明されると「病院の都合で帝王切開を早められるのは納得できない!まだ自然分娩できないか粘りたい!」と抵抗します。(※この時点で既に41週を過ぎ、破水もしている)
病院がなるべく日中に出したいのは別に夕方に仕事を切り上げたいというワガママからじゃありません。文字通り昼と夜ではスタッフの数が全く違うのです。昼間十数人いる医者が当直医の1,2人しかいなくなります。麻酔医、小児科医も同様です。看護師も夜勤の数名のみしかいません。
作者は既に入院していていつでも手術ができる状態なので、日中にやった方が安全なのです。
過期産で、恐らく作者の異常な食べ過ぎも関係して胎児は巨大児、さらに高齢出産かつ初産と分娩のリスクはかなり高い状態です。吸引・鉗子分娩になったり緊急帝王切開になる可能性も高いのに、よく医療介入のできない助産院で産もうと思ったなあと思いました。
出生前診断にはお金をかけて障害の有無を調べたのに、分娩時にうまく児が出て来れなかった場合にも障害が残る可能性があることは心配しなかったのでしょうか。
結局陣痛に耐えかねて自然分娩へのこだわりを捨て、帝王切開を受ける決意をし、無事産まれたので良かったですが…
作者ひとりの問題なら好きにすればよいと思いますが、これからお子さんが作者のお気持ちに振り回されて危険に晒されないか心配です。
そのほかに気になったのは…
・妊婦なのにほとんど席を譲ってもらえなかった…という話をされていますが、読むと結構譲られたり助けられたりしており、自分から譲ってくれと頼むようにしたらみんな譲ってくれたという話もしていて…いや譲られてんじゃん!
・乳首を巨峰大にしなきゃいけないと勝手に思い込むエピソードも、ブドウ=巨峰しか思いつかなかったのか、やっぱりちょっと思い込みが激しい方なのかな?
・銭湯の湯船の中で乳汁を出すな
真面目に読まず、アホやな〜笑 とさらっと他人事として読めれば面白いエッセイだと思います。
…今思えばどれも、なんかいろいろ我慢してたというか、制御していたというか。
妊婦のエネルギーが、陰陽両方の方向に振り切れている感じにたくさん笑えるし、羨ましくて泣けてくる。
もちろん筆者もたくさん我慢も制御もしたと思うけれど、その分はちゃんと叫んでる感じ。
そしてパートナーの方も、そのエネルギーを受け止めて、一緒に謳歌している。
私の妊娠出産はもう10年近く前だけど、あれが最後だとわかっていたら、もっとエネルギー全開で過ごせたのかな。本当は、もっと叫びたかったな。
届いたら即読み始め、2日で読み終えました。
分厚いですが、それくらい夢中になってしまう作品です。
私は妊娠出産経験がありません。
どちらも壮絶な大変さがあると周りからは聞いていましたが、ここまで詳細に、素晴らしい言語化をしてくださっていることに驚きました。
そのため、想像をしながら自分が妊婦になったかのような感覚で、時に痛みを感じたり、幸せな気持ちになったりと、さまざまな感情を抱きながら読了に至りました。
「全ての人」に読んでほしいエッセイです。
まだ胎動を感じるわけでもなく、子がお腹にいる実感はない。(ただしつわりはあるし、胸は張って常に痛い)母という生き物になることに、嬉しいような、自分のアイデンティティを無視されていくような、複雑な気持ちを日々かみしている。
みんなどうやって母になったんだろう、当たり前のように変化を受け止められるのか?母になったら私は母で、今まで生きてきた「私」はなくなってしまうのか。
この本を読んで、まさに「そうそう!」という気持ちで、どんどん読み進めた。
もともとニュースサイトに抜粋されているのを読んで面白くて購入したが、よかった。
まだ自分は13週で、これからあと、どうなっていくのか。
コロナ禍の出産は本当に大変で気の毒だったと思う。でもそれを覆す喜びをひしひしと感じ、希望に満ち溢れた、出産の素晴らしさを感じることができた。いわゆる「母になって後悔」書籍も読み、始まってしまった「子育て」という引き返せない一大プロジェクトに怯えていたが、善くも悪くも、「私」として生きていきたい。
ぜひ今後の子育てについても執筆していただきたい。