僕はもうそろそろ現役を引退する歳だが、今を生きぬく若い女性の一つのあり用が淡々と書かれている。 読み進むうちに時間が逆行していき、最後には「そう言う生い立ちだったのか」と納得させられた気になる。
発行人の田中泰延(元青年実業家)さんがこの本を出したくて出版社を作ったと聞いて買った。
色んな意味で、読む価値は高いと思う。
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全部を賭けない恋がはじまれば (ひろのぶと株式会社) 単行本 – 2022/10/30
稲田万里
(著)
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●発売前重版決定!!
めくるめく出会いの中で、「性」と「生」を赤裸々に描く、力強くも繊細な短編集。
恋、仕事、友人、家族……。淡々と生きてきたつもりが、導かれるように出会い、巻き込まれていく——。ほのかに揺れる心と理不尽で理解の追いつかない状況を、冷静にも芳醇に切り取る女性「コスモ・オナン」の18の物語。
Web連載で大反響の作品に加え、書き下ろし一篇を収録。
16万部突破の『読みたいことを、書けばいい。』の著者・田中泰延がSNSで発掘した小説家、稲田万里のデビュー作!
●はじめから、この物語にはファンがいる。
「この小説を世に出すために、出版社をひとつ、つくりました。」田中泰延
株式投資型クラウドファンディングにてわずか27分で目標満額の4千万円を達成。個人投資家と合わせて358名から1億8千万円の出資を受けた出版社「ひろのぶと株式会社」からの、創業1冊目!
【目次】
プロローグ:新年一発
第一章 性欲
パイパン事件
坂道
下味
予習復習
第二章 恋心
夜のコール
前髪
立場
保険
忘年会
第三章 流転
サンドウィッチ
福袋
影響
金
第四章 上京
揺れ
誕生日おめでとう
ずっと先まで歩こう
第五章 幼少
じゃがいも
第六章 一周
一周
エピローグ:だから書くことにした
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社ひろのぶと株式会社
- 発売日2022/10/30
- 寸法19.2 x 13.3 x 2 cm
- ISBN-104801492614
- ISBN-13978-4801492615
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出版社より
商品の説明
レビュー
著者/稲田万里
発行者/田中泰延
発行所/ひろのぶと株式会社
発売/サンクチュアリ出版
本文DTP/有限会社エヴリ・シンク
校正/株式会社鷗来堂
印刷/藤原印刷株式会社
表面加工/東洋FPP株式会社
製本/加藤製本株式会社
編集担当/廣瀬翼(ひろのぶと株式会社)
装画/らすく(Instagram:@hun5751 )
装幀/佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
発行者/田中泰延
発行所/ひろのぶと株式会社
発売/サンクチュアリ出版
本文DTP/有限会社エヴリ・シンク
校正/株式会社鷗来堂
印刷/藤原印刷株式会社
表面加工/東洋FPP株式会社
製本/加藤製本株式会社
編集担当/廣瀬翼(ひろのぶと株式会社)
装画/らすく(Instagram:@hun5751 )
装幀/佐藤亜沙美(サトウサンカイ)
著者について
稲田万里(いなだ・まり)
作家、占い師。福岡県出身。東京デザイナー学院卒業後、ブックデザイナー佐藤亜沙美氏に師事。その後、不動産会社、編集プロダクションなどに勤務し、スナックのママも経験する。占い師としての専門は霊視、易。本作が初の著書になる。
Twitter:@chikazukuze
作家、占い師。福岡県出身。東京デザイナー学院卒業後、ブックデザイナー佐藤亜沙美氏に師事。その後、不動産会社、編集プロダクションなどに勤務し、スナックのママも経験する。占い師としての専門は霊視、易。本作が初の著書になる。
Twitter:@chikazukuze
登録情報
- 出版社 : ひろのぶと株式会社 (2022/10/30)
- 発売日 : 2022/10/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4801492614
- ISBN-13 : 978-4801492615
- 寸法 : 19.2 x 13.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 196,749位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 17,826位文芸作品
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
5 星
発情したいよ
若い女がセックスを連発している。上品とは言い難い。でも、不思議と映像が再生される。セックスの様子も、その場の空気も。「あら、やだ」と思いながら、ふと、女の侘び寂びが垣間見える一文が飛び込んでくる。あぁ、本当は、全部を賭けられる恋を探してるんだよな、と、心を持っていかれ、すぐに、次のおかしな男とのセックスが脳内再生されるのだ。小説の男に、翻弄される。「私」と出会った男たちは元気にしているのだろうか。私のの友達は、いつも恋に臨戦体制でいる!と言っていた。恋は転がってる。道ですれ違う瞬間や、毎日の通勤電車の中にも。みんな、発情したいものよ。それを、嫌味なく、エロ全開でありのままをぶつけてきている『全部を賭けない恋がはじまれば』。秘事と言うけれど、秘めない秘事がそこにある。
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トップレビュー
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2023年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い女がセックスを連発している。
上品とは言い難い。
でも、不思議と映像が再生される。
セックスの様子も、その場の空気も。
「あら、やだ」と思いながら、ふと、女の侘び寂びが垣間見える一文が飛び込んでくる。
あぁ、本当は、全部を賭けられる恋を探してるんだよな、と、心を持っていかれ、すぐに、次のおかしな男とのセックスが脳内再生されるのだ。
小説の男に、翻弄される。
「私」と出会った男たちは元気にしているのだろうか。
私のの友達は、いつも恋に臨戦体制でいる!
と言っていた。
恋は転がってる。道ですれ違う瞬間や、毎日の通勤電車の中にも。
みんな、発情したいものよ。
それを、嫌味なく、エロ全開でありのままをぶつけてきている『全部を賭けない恋がはじまれば』。
秘事と言うけれど、秘めない秘事がそこにある。
上品とは言い難い。
でも、不思議と映像が再生される。
セックスの様子も、その場の空気も。
「あら、やだ」と思いながら、ふと、女の侘び寂びが垣間見える一文が飛び込んでくる。
あぁ、本当は、全部を賭けられる恋を探してるんだよな、と、心を持っていかれ、すぐに、次のおかしな男とのセックスが脳内再生されるのだ。
小説の男に、翻弄される。
「私」と出会った男たちは元気にしているのだろうか。
私のの友達は、いつも恋に臨戦体制でいる!
と言っていた。
恋は転がってる。道ですれ違う瞬間や、毎日の通勤電車の中にも。
みんな、発情したいものよ。
それを、嫌味なく、エロ全開でありのままをぶつけてきている『全部を賭けない恋がはじまれば』。
秘事と言うけれど、秘めない秘事がそこにある。
若い女がセックスを連発している。
上品とは言い難い。
でも、不思議と映像が再生される。
セックスの様子も、その場の空気も。
「あら、やだ」と思いながら、ふと、女の侘び寂びが垣間見える一文が飛び込んでくる。
あぁ、本当は、全部を賭けられる恋を探してるんだよな、と、心を持っていかれ、すぐに、次のおかしな男とのセックスが脳内再生されるのだ。
小説の男に、翻弄される。
「私」と出会った男たちは元気にしているのだろうか。
私のの友達は、いつも恋に臨戦体制でいる!
と言っていた。
恋は転がってる。道ですれ違う瞬間や、毎日の通勤電車の中にも。
みんな、発情したいものよ。
それを、嫌味なく、エロ全開でありのままをぶつけてきている『全部を賭けない恋がはじまれば』。
秘事と言うけれど、秘めない秘事がそこにある。
上品とは言い難い。
でも、不思議と映像が再生される。
セックスの様子も、その場の空気も。
「あら、やだ」と思いながら、ふと、女の侘び寂びが垣間見える一文が飛び込んでくる。
あぁ、本当は、全部を賭けられる恋を探してるんだよな、と、心を持っていかれ、すぐに、次のおかしな男とのセックスが脳内再生されるのだ。
小説の男に、翻弄される。
「私」と出会った男たちは元気にしているのだろうか。
私のの友達は、いつも恋に臨戦体制でいる!
と言っていた。
恋は転がってる。道ですれ違う瞬間や、毎日の通勤電車の中にも。
みんな、発情したいものよ。
それを、嫌味なく、エロ全開でありのままをぶつけてきている『全部を賭けない恋がはじまれば』。
秘事と言うけれど、秘めない秘事がそこにある。
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2022年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に似ているものを見たことがある、読んだことがある、という方がいたら、教えてほしい。
恐ろしく手の込んだ装丁。
暴発的な第一章。
頭のおかしくなるような破天荒エピソードの数々。
読み進めるごとにうねるわけのわからない感情、感傷。
新たに生まれた出版社から発行された初の書籍、という本の生まれからしても、おそらく過去に同じようなものがありはしないだろう。
だが、新しければなんでもいいわけではない。もちろんそうだ。
では、なんならいいのか。
もしその答えに窮し、かつこれまでにない文学作品を探しているなら、この本を避けて通る理由はない。
この本は、読者の既存の価値観に媚び取り繕って書かれた本ではない。
どっかで見たり読んだりしたのをちょっとよくしたような本ではない。
著者がなりふり構わず、ありったけを込めて心根をぶちまけた本だ。
本来ならこの世の中に存在できないような本だ。
この本が生み出すうねり、ゆがみ、ひずみがこの先に何をもたらすか、僕には想像もつかない。
が、少なくともそれがエネルギーにあふれるものであることにはおそらく違いない。
ただ衰えていくような安寧を、この本は許しはしない。
恐ろしく手の込んだ装丁。
暴発的な第一章。
頭のおかしくなるような破天荒エピソードの数々。
読み進めるごとにうねるわけのわからない感情、感傷。
新たに生まれた出版社から発行された初の書籍、という本の生まれからしても、おそらく過去に同じようなものがありはしないだろう。
だが、新しければなんでもいいわけではない。もちろんそうだ。
では、なんならいいのか。
もしその答えに窮し、かつこれまでにない文学作品を探しているなら、この本を避けて通る理由はない。
この本は、読者の既存の価値観に媚び取り繕って書かれた本ではない。
どっかで見たり読んだりしたのをちょっとよくしたような本ではない。
著者がなりふり構わず、ありったけを込めて心根をぶちまけた本だ。
本来ならこの世の中に存在できないような本だ。
この本が生み出すうねり、ゆがみ、ひずみがこの先に何をもたらすか、僕には想像もつかない。
が、少なくともそれがエネルギーにあふれるものであることにはおそらく違いない。
ただ衰えていくような安寧を、この本は許しはしない。
2022年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エロとおもろさの中に、ピュアなのか繊細さなのか得体のしれない成分が入っている18編の短編集。
艶めかしい表紙。
濃い物語のわりにはそっけない短編のタイトル。
そのまま広告のコピーに使えるような、困った時の稲田万里的名言の数々。
どの物語も悲惨なのに明るい。
私的おすすめは、ラブホの受付のおばあちゃんと内線電話で話をする「夜のコール」。
自業自得とはいえ悲惨な状況になった彼女にかけるおばあちゃんの一言が最高だ。
「早く寝なさい。明日は違う男に会えるかもしれない」
生きるためには寝ることがだいじだ。
ひとりででも2人ででも。
そして枕元には『全部を賭けない恋がはじまれば』を置こう。
艶めかしい表紙。
濃い物語のわりにはそっけない短編のタイトル。
そのまま広告のコピーに使えるような、困った時の稲田万里的名言の数々。
どの物語も悲惨なのに明るい。
私的おすすめは、ラブホの受付のおばあちゃんと内線電話で話をする「夜のコール」。
自業自得とはいえ悲惨な状況になった彼女にかけるおばあちゃんの一言が最高だ。
「早く寝なさい。明日は違う男に会えるかもしれない」
生きるためには寝ることがだいじだ。
ひとりででも2人ででも。
そして枕元には『全部を賭けない恋がはじまれば』を置こう。
2022年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「性欲」「パイパン」「股間」という単語が連なる物語の出発点は、下ネタ満載おもしろエッセイのはじまりを予感させますが。壮絶です。例えば最初のパイパン男、殴ってやりたい。他にもパンチを喰らわせてやりたい登場人物が何人かいます。世の中にはいろんな人がいて、他人事だと思えばとても楽しい。
しかし読み進めるうちに、自分を省みることになる。恋愛、仕事、友人、家族。その時々の相手は自分をどう思っていただろうと。
知るのは怖い。知らないほうがいいはずだ。人の気持ちを知ることに耐えられないと思う。思っていた以上の深い愛情に気づいて涙するかもしれないし、その逆かもしれません。
この本は、さまざまなタイミングでさまざまな人に確かに愛されていたと気づかせてくれる本で、恋愛感情だけではない様々な愛情が自分に向けられ、ときにはそれらを受け流したり、まったく気づかなかったり、ほったらかしたり、忘れたり。逃げているつもりはないけれど、きちんと受け止めて引き受けてはいないものだなと気づかせてくれる本でした。
読み終えて、こんなふうに思いました。
自分はそれなりにがんばってきたつもりですが、40歳をすぎ、周囲の人も同じく歳をとってしまった。自分に向けられてきた愛情に応えられてはいない。もうこの世を去ってしまった人も多い。
切ない。
つまり読んだら切なくなる本なのかもしれません。でも、このような切なさは経験するなら早い方がいい気がします。
そんなわけでこの本はオススメ。★5です!はやいうちの読んで自分の人生を顧みておこう!
しかし読み進めるうちに、自分を省みることになる。恋愛、仕事、友人、家族。その時々の相手は自分をどう思っていただろうと。
知るのは怖い。知らないほうがいいはずだ。人の気持ちを知ることに耐えられないと思う。思っていた以上の深い愛情に気づいて涙するかもしれないし、その逆かもしれません。
この本は、さまざまなタイミングでさまざまな人に確かに愛されていたと気づかせてくれる本で、恋愛感情だけではない様々な愛情が自分に向けられ、ときにはそれらを受け流したり、まったく気づかなかったり、ほったらかしたり、忘れたり。逃げているつもりはないけれど、きちんと受け止めて引き受けてはいないものだなと気づかせてくれる本でした。
読み終えて、こんなふうに思いました。
自分はそれなりにがんばってきたつもりですが、40歳をすぎ、周囲の人も同じく歳をとってしまった。自分に向けられてきた愛情に応えられてはいない。もうこの世を去ってしまった人も多い。
切ない。
つまり読んだら切なくなる本なのかもしれません。でも、このような切なさは経験するなら早い方がいい気がします。
そんなわけでこの本はオススメ。★5です!はやいうちの読んで自分の人生を顧みておこう!
2022年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
延々とループする赤裸々でエッチなエッセイ集かと思いきや、第三章からギアが切りかわる。構成的には時を遡ってゆく形で小さな物語が散りばめられていて、読んでいく内に没入させられる。後半は文芸の世界。読み手側も翻弄されることだろう。
2022年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめに装丁の綺麗さが目に入ります。
読み進めると忘れかけていた恋を思い出します。
読みおわると心が救われるような本でした。
読み進めると忘れかけていた恋を思い出します。
読みおわると心が救われるような本でした。
2022年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
装幀の目を惹く紅い唇。触れると唇、リップなどプックリしている。
小津安二郎の男女の仲というのは「男が夢をみるのをやめ女が紅を差すのをやめた」ときは諦めろ
という言葉が頭をよぎる。
桁外れに素直で正直な短編小説集。
著書は自身に、生きろ!!と言い聞かせているように感じた。
時系列をバラバラにし一人の女性の根柢にある内包された怒りで貫かれている。一番怒っているのは著者自身にかも知れない。
怒り、哀しさ、強がり、やさしさ、嫉妬、繊細さ、冷めた視線、情熱すべて詰まっている。共感できる所以だろう。中盤から一気読み。人間くささハンパない。
素晴らしい小説をありがとうございました。次回作も期待しております。
小津安二郎の男女の仲というのは「男が夢をみるのをやめ女が紅を差すのをやめた」ときは諦めろ
という言葉が頭をよぎる。
桁外れに素直で正直な短編小説集。
著書は自身に、生きろ!!と言い聞かせているように感じた。
時系列をバラバラにし一人の女性の根柢にある内包された怒りで貫かれている。一番怒っているのは著者自身にかも知れない。
怒り、哀しさ、強がり、やさしさ、嫉妬、繊細さ、冷めた視線、情熱すべて詰まっている。共感できる所以だろう。中盤から一気読み。人間くささハンパない。
素晴らしい小説をありがとうございました。次回作も期待しております。