聴くだけでは実務には使えません。傾聴の本が多いですが,実際に私が傾聴の聴くと聞くを使い分けている感覚や実際の方法,更には伝える技術も事細かに書かれています。私が言語化できなかったことも意図も容易く解説してあって流石聴くことに関する研究者だと感嘆しました。
付箋紙だらけになって私のコミュニケーションのバイブルになりました。感動的な読書経験でした。
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まず、ちゃんと聴く。 コミュニケーションの質が変わる「聴く」と「伝える」の黄金比 単行本 – 2023/10/13
櫻井 将
(著)
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★続々重版決定!★
【内容紹介】
意見や考え方の違う相手の話を
「我慢をせずに、ちゃんと聴く。」
「叶えないけど、ちゃんと聴く。」
「従わないけど、ちゃんと聴く。」
これは聴き方次第で実現する、と著者は語る。
上司部下の関係であっても、親子関係であっても、上意下達のコミュニケーションだけでは上手くいかないことを実感している人にとって、本書はたくさんのヒントを与えてくれるだろう。
また本書のユニークなところは、聴くことを大切に扱いながらも
「聴くだけでは上手くいかないことがある」
「教える・叱るなどの伝える行為も大切である」
という読者のリアルな悩みに寄り添っているところでもある。
「聴く」についての理論と、実践のための具体的なヒントとともに、聴くと伝えるの両立をどのようにしていくのか?について、本書を通して一緒に考えていきたい。
【推薦者・読者からの声】
伊藤羊一さん(『1分で話せ』)
タイトルを見てピンと来なかった方、まず読んでみてほしい。
著者が積み上げてきた10年の蓄積を、みなが心と体で、正面から受け止めた時、この社会はもっと幸せになる。
梅田悟司さん(『「言葉にできる」は武器になる』)
聴いてくれる人がいるから、話したくなる。
深い対話のはじまりには、いつだって、ちゃんと聴いてくれる人の存在がある。
篠田真貴子さん(『LISTEN』『ALLIANCE』)
これからの企業価値の源泉は独自性や創造性。だから多様性が重視される。
「まず、ちゃんと聴く」、つまり自分とは異なる他者の肯定的意図を受け取るのが出発点だ。
そうすれば事業のパフォーマンスも組織風土も、大きく飛躍すると私は信じている。
堀内勉さん(『読書大全』『ファイナンスの哲学』)
「聴く力」のポイントは「共感力」だ。「相手の立場に立ってみる」、つまり立場を逆転して考えてみるという、視点の「コペルニクス的転回」だ。
でも、ただ考えただけで相手の立場に立てる訳ではない。完全に相手の立場を理解できなくても、その不断の努力を怠らない姿勢こそが「共感力」なのだ。
物事をブレークスルーするために、視点の転換は欠かせない。それがヘーゲルの弁証法で言うアウフヘーベンのための前提なのである。「相手を変えたければ、まず自分が変わらなければならない」と言うが、本書はそのための理論と実践の書なのである。
仲山進也さん(『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』)
定義があいまいなビジネス書が多い中、ちゃんと定義されているのが気持ちよく、表層的なノウハウ本に書いてあることへの違和感がちゃんと書いてあって信頼できる。
チームビルディング視点で言えば「心理的柔軟性のつくり方」と「ストーミング(混沌期)の作法」のヒントがいっぱいであった。
三浦将さん(『自分を変える習慣力』『リーダーのコミュニケーション習慣力』)
発売日数日前にして、バカ売れしているらしい。「傾聴」について、これくらい、丁寧に、そして分かりやすく書かれている本なのだから、「そりゃ売れるよな」というのが実感です。
【目次】
第1章 まず、ちゃんと聴く。
第2章 ちゃんと聴くを分解する
第3章 伝えるを分解する
第4章 「聴く」と「伝える」の黄金比
第5章 「聴く」「伝える」「両立する」3つの技術を高める
第6章 3つの技術を高めた先にあるもの
【内容紹介】
意見や考え方の違う相手の話を
「我慢をせずに、ちゃんと聴く。」
「叶えないけど、ちゃんと聴く。」
「従わないけど、ちゃんと聴く。」
これは聴き方次第で実現する、と著者は語る。
上司部下の関係であっても、親子関係であっても、上意下達のコミュニケーションだけでは上手くいかないことを実感している人にとって、本書はたくさんのヒントを与えてくれるだろう。
また本書のユニークなところは、聴くことを大切に扱いながらも
「聴くだけでは上手くいかないことがある」
「教える・叱るなどの伝える行為も大切である」
という読者のリアルな悩みに寄り添っているところでもある。
「聴く」についての理論と、実践のための具体的なヒントとともに、聴くと伝えるの両立をどのようにしていくのか?について、本書を通して一緒に考えていきたい。
【推薦者・読者からの声】
伊藤羊一さん(『1分で話せ』)
タイトルを見てピンと来なかった方、まず読んでみてほしい。
著者が積み上げてきた10年の蓄積を、みなが心と体で、正面から受け止めた時、この社会はもっと幸せになる。
梅田悟司さん(『「言葉にできる」は武器になる』)
聴いてくれる人がいるから、話したくなる。
深い対話のはじまりには、いつだって、ちゃんと聴いてくれる人の存在がある。
篠田真貴子さん(『LISTEN』『ALLIANCE』)
これからの企業価値の源泉は独自性や創造性。だから多様性が重視される。
「まず、ちゃんと聴く」、つまり自分とは異なる他者の肯定的意図を受け取るのが出発点だ。
そうすれば事業のパフォーマンスも組織風土も、大きく飛躍すると私は信じている。
堀内勉さん(『読書大全』『ファイナンスの哲学』)
「聴く力」のポイントは「共感力」だ。「相手の立場に立ってみる」、つまり立場を逆転して考えてみるという、視点の「コペルニクス的転回」だ。
でも、ただ考えただけで相手の立場に立てる訳ではない。完全に相手の立場を理解できなくても、その不断の努力を怠らない姿勢こそが「共感力」なのだ。
物事をブレークスルーするために、視点の転換は欠かせない。それがヘーゲルの弁証法で言うアウフヘーベンのための前提なのである。「相手を変えたければ、まず自分が変わらなければならない」と言うが、本書はそのための理論と実践の書なのである。
仲山進也さん(『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』)
定義があいまいなビジネス書が多い中、ちゃんと定義されているのが気持ちよく、表層的なノウハウ本に書いてあることへの違和感がちゃんと書いてあって信頼できる。
チームビルディング視点で言えば「心理的柔軟性のつくり方」と「ストーミング(混沌期)の作法」のヒントがいっぱいであった。
三浦将さん(『自分を変える習慣力』『リーダーのコミュニケーション習慣力』)
発売日数日前にして、バカ売れしているらしい。「傾聴」について、これくらい、丁寧に、そして分かりやすく書かれている本なのだから、「そりゃ売れるよな」というのが実感です。
【目次】
第1章 まず、ちゃんと聴く。
第2章 ちゃんと聴くを分解する
第3章 伝えるを分解する
第4章 「聴く」と「伝える」の黄金比
第5章 「聴く」「伝える」「両立する」3つの技術を高める
第6章 3つの技術を高めた先にあるもの
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日2023/10/13
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104800591317
- ISBN-13978-4800591319
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出版社より
商品の説明
著者について
【著者】
櫻井 将(さくらい まさる)
エール株式会社 代表取締役。
1982年静岡県生まれ。横浜国立大学経営システム科学科卒業後、新卒でワークスアプリケーションズに入社し、6年半在籍。その後、GCストーリーで働く傍ら、幼児教育のNPOを立ち上げ、保育士資格を取得。
ビジネス、幼児教育の現場にいる中で「聴くこと」の価値と可能性を強く感じ、2014年から心理学やコーチング、カウンセリングなどのコミュニケーションを本格的に学び始める。
2017年2月よりエール株式会社に入社、同年10月に代表取締役に就任し、オンライン1on1サービスの開発・販売に携わる。
2023年時点で、エール社が提供するオンラインセッションは年間30,000件以上。
「聴く」にまつわる講演や研修は年間50回以上、自社メンバーとの1on1は年間300回ほど行うなど、自身も日々「聴く」に向き合い続けている。
慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所研究員として「個人の幸せと組織の生産性の両立」についての研究も行う。
櫻井 将(さくらい まさる)
エール株式会社 代表取締役。
1982年静岡県生まれ。横浜国立大学経営システム科学科卒業後、新卒でワークスアプリケーションズに入社し、6年半在籍。その後、GCストーリーで働く傍ら、幼児教育のNPOを立ち上げ、保育士資格を取得。
ビジネス、幼児教育の現場にいる中で「聴くこと」の価値と可能性を強く感じ、2014年から心理学やコーチング、カウンセリングなどのコミュニケーションを本格的に学び始める。
2017年2月よりエール株式会社に入社、同年10月に代表取締役に就任し、オンライン1on1サービスの開発・販売に携わる。
2023年時点で、エール社が提供するオンラインセッションは年間30,000件以上。
「聴く」にまつわる講演や研修は年間50回以上、自社メンバーとの1on1は年間300回ほど行うなど、自身も日々「聴く」に向き合い続けている。
慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所研究員として「個人の幸せと組織の生産性の両立」についての研究も行う。
登録情報
- 出版社 : 日本能率協会マネジメントセンター (2023/10/13)
- 発売日 : 2023/10/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4800591317
- ISBN-13 : 978-4800591319
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,186位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 97位実践経営・リーダーシップ (本)
- - 125位ビジネス実用本
- - 134位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月1日に日本でレビュー済み
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2024年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちゃんと人の話を聴けるようになりたいと思って本書を購入しました。
1 on 1を自分の職場でも行っていますが、ちゃんと聴けているとはとても言えません。
その1 on 1の中で、感じていることや、疑問に思っていること、更には、聴くだけでなく伝えることとのバランスをどう考えるかをしっかりこの本で解説してもらえた感じです。もちろん普段の会話でもどの様に聞いて話せばよいかのヒントになります。
傾聴、1 on 1、コミュニケーションの取り方に興味、悩みがある人は必読の本だと思います。
1 on 1を自分の職場でも行っていますが、ちゃんと聴けているとはとても言えません。
その1 on 1の中で、感じていることや、疑問に思っていること、更には、聴くだけでなく伝えることとのバランスをどう考えるかをしっかりこの本で解説してもらえた感じです。もちろん普段の会話でもどの様に聞いて話せばよいかのヒントになります。
傾聴、1 on 1、コミュニケーションの取り方に興味、悩みがある人は必読の本だと思います。
2024年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を読みながら早速部下との面談で実践してみました。
期初に実施した面談の時よりは部下の発言をベースに進めることが出来たと感じています。
仕事以外の話題から入る場合も多く、それで制限時間いっぱいとなる場合もありましたが、
部下自体は表情も明るく面談を終えられたように思います。
次の機会には部下の感想も聴いてみたいと思います。
期初に実施した面談の時よりは部下の発言をベースに進めることが出来たと感じています。
仕事以外の話題から入る場合も多く、それで制限時間いっぱいとなる場合もありましたが、
部下自体は表情も明るく面談を終えられたように思います。
次の機会には部下の感想も聴いてみたいと思います。
2024年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
具体的で、これまでになかった視点とアプローチの仕方で、試してみたいと思いました。
2024年2月2日に日本でレビュー済み
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まだ全部読んでいませんが、心に刺さるものがあります。上司と部下の関係以外にも職場の同僚とのコミュニケーションのやり取りが上手に出来そうな気がします。
2023年11月3日に日本でレビュー済み
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苦手なインプットを克服するぞ!という目的としている方にはあまりおすすめできません。著書の中にwithoutジャッジメントというワードが連発しますが私にはあまりイメージがしづらく、最後まで違和感がありました。読書中に迷子になる感じでした。
著書内の図解もパッと見て数秒で理解出来るものは少なく、精読が必要でした。著者および編集者はアウトプットの方はあまり得意ではないと個人的には思います。少し立ち読みして、自分に合った一冊かどうか検討することをおすすめします。
著書内の図解もパッと見て数秒で理解出来るものは少なく、精読が必要でした。著者および編集者はアウトプットの方はあまり得意ではないと個人的には思います。少し立ち読みして、自分に合った一冊かどうか検討することをおすすめします。
2023年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『LISTEN』をはじめ、聴くことの重要性に言及した書籍が多く出版されるようになっている。
コミュニケーションとは伝えることであり、発信することだ! という世の中のメインストリームに対して、これらの本は「いや、聴くことの重要性を脇に置いてしまっては何も始まりませんよ」と忘れられがちだけれど決して忘れてはならない視点を提供してくれた。
本書もそうした流れに与する1冊なのかと思いきや、さにあらず。
著者は書名の「まず、」が何を意味するのか、何ができれば「ちゃんと」なのか、を説明する。
そして「まず、ちゃんと聴いた」後に「伝えること」が必要だとして、「聴く」ことよりも多くの章を割いている。
つまり「聴く」ことについて書かれた本なのではなく、「聴く」と「伝える」ことは不可分で、そのどちらが欠けても私たちは前に進めないのだと、トータルなコミュニケーションの見取り図を示してくれる本なのだ。
著者は用意周到にも、書名に「聞く」ではなく「聴く」という漢字が用いられていることが引き起こしそうな
「この本は傾聴に関する本なのかな」という誤解を解くことからはじめる。
ここで取り上げる「聴く」は、
「相手の話に耳を傾けること」ではなく、
「自分の解釈を入れることなく意識的に耳を傾ける行為」だと定義している。
略してウィズアウトジャッジメントだ。
そして、それを実現するには「あり方」「やり方」「コンディション」の3つがそろわないといけない、と説き、輪郭があいまいで複雑な形の「聴く」を展開図に分解してみせる。
読者はその図を見て組み立て直せば「聴く」ことができるようになっているという仕掛けだ。
同様のことを「伝える」でも見せてくれる。
こう説明してしまうと「聴く」と「伝える」の「やり方」を教えるハウツー本だとミスリードしてしまいそうで怖いのだが、本書の真骨頂は「あり方」と「コンディション」に比重を置いている点にある。
例をあげよう。
ゴルフの教本には、クラブごとのスイングの仕方や、状況に応じたクラブ選択の方法などが書かれている。
しかし、18ホールのコースを回るための具体的なコンディション作りや、コースを攻略するための戦略の立て方まで教えてくれる本は少ない。
ましてや、ゴルフという競技に取り組む人としてのあり方にまで言及した教本など皆無だろう。
あなたがゴルフをすることで、世の中をどう変えていけるのか? それは教本ではなく文学の仕事だとは思われないだろうか。
『まず、ちゃんと聴く。』は、コミュニケーションを成立させる「あり方」や「コンディション」に比重をおくことで、読者の人生をどうしたらより素晴らしいものにしていけるのか、その先の景色として、世の中をどんなふうに良くしていくことができるのかについて書かれた本なのだ。
そのために、コミュニケーションの展開図を示し、それに取り組む読者のあり方を問うことで、「あなた自身に気付いて欲しい」とセルフアウエアネスを勧めた本なのだ。
あなたは何を大切にしていて、何を守りたいと思っているのか。
それができない時どんな気持ちになり、できたらどんなふうに感じるのか。
自分に気付き、相手も自分と同じように、大切にしたいものや守りたいものがある人間で、何らかの肯定的意図をもって行動していると理解すること。
それが人を豊かにするコミュニケーションを生み、世の中も良くしていく。
「聴く」と「伝える」の展開図を見ながら、そう問いかけてくる著者のビリーフに私は深く共感した。
コミュニケーションとは伝えることであり、発信することだ! という世の中のメインストリームに対して、これらの本は「いや、聴くことの重要性を脇に置いてしまっては何も始まりませんよ」と忘れられがちだけれど決して忘れてはならない視点を提供してくれた。
本書もそうした流れに与する1冊なのかと思いきや、さにあらず。
著者は書名の「まず、」が何を意味するのか、何ができれば「ちゃんと」なのか、を説明する。
そして「まず、ちゃんと聴いた」後に「伝えること」が必要だとして、「聴く」ことよりも多くの章を割いている。
つまり「聴く」ことについて書かれた本なのではなく、「聴く」と「伝える」ことは不可分で、そのどちらが欠けても私たちは前に進めないのだと、トータルなコミュニケーションの見取り図を示してくれる本なのだ。
著者は用意周到にも、書名に「聞く」ではなく「聴く」という漢字が用いられていることが引き起こしそうな
「この本は傾聴に関する本なのかな」という誤解を解くことからはじめる。
ここで取り上げる「聴く」は、
「相手の話に耳を傾けること」ではなく、
「自分の解釈を入れることなく意識的に耳を傾ける行為」だと定義している。
略してウィズアウトジャッジメントだ。
そして、それを実現するには「あり方」「やり方」「コンディション」の3つがそろわないといけない、と説き、輪郭があいまいで複雑な形の「聴く」を展開図に分解してみせる。
読者はその図を見て組み立て直せば「聴く」ことができるようになっているという仕掛けだ。
同様のことを「伝える」でも見せてくれる。
こう説明してしまうと「聴く」と「伝える」の「やり方」を教えるハウツー本だとミスリードしてしまいそうで怖いのだが、本書の真骨頂は「あり方」と「コンディション」に比重を置いている点にある。
例をあげよう。
ゴルフの教本には、クラブごとのスイングの仕方や、状況に応じたクラブ選択の方法などが書かれている。
しかし、18ホールのコースを回るための具体的なコンディション作りや、コースを攻略するための戦略の立て方まで教えてくれる本は少ない。
ましてや、ゴルフという競技に取り組む人としてのあり方にまで言及した教本など皆無だろう。
あなたがゴルフをすることで、世の中をどう変えていけるのか? それは教本ではなく文学の仕事だとは思われないだろうか。
『まず、ちゃんと聴く。』は、コミュニケーションを成立させる「あり方」や「コンディション」に比重をおくことで、読者の人生をどうしたらより素晴らしいものにしていけるのか、その先の景色として、世の中をどんなふうに良くしていくことができるのかについて書かれた本なのだ。
そのために、コミュニケーションの展開図を示し、それに取り組む読者のあり方を問うことで、「あなた自身に気付いて欲しい」とセルフアウエアネスを勧めた本なのだ。
あなたは何を大切にしていて、何を守りたいと思っているのか。
それができない時どんな気持ちになり、できたらどんなふうに感じるのか。
自分に気付き、相手も自分と同じように、大切にしたいものや守りたいものがある人間で、何らかの肯定的意図をもって行動していると理解すること。
それが人を豊かにするコミュニケーションを生み、世の中も良くしていく。
「聴く」と「伝える」の展開図を見ながら、そう問いかけてくる著者のビリーフに私は深く共感した。
2023年11月12日に日本でレビュー済み
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管理職 上司 先輩 などの上位者が用いる言葉は 話をしよう かと
話を聴こう じゃないんだよね
相手の話を聴く のではなく 自分の意見を言う のが主眼になっている
それで相手の問題を解決した気になっている
そこが大いなる勘違い あなたもそうじゃありませんか?
まず 話を聴く 相手が何を話したいのかを引き出す
それで必ずしも解決に繋がらなかったとしても
話を聴いてくれる味方を得られたという安心感を相手に与えられるのです
その安心感は 一方的に意見を言われるより はるかに嬉しいことなんです
話をしよう ではなく 君の話を聴かせてくれ でなくてはなりません
聴く と 話す のバランスはイコールであるべきなのです
話を聴こう じゃないんだよね
相手の話を聴く のではなく 自分の意見を言う のが主眼になっている
それで相手の問題を解決した気になっている
そこが大いなる勘違い あなたもそうじゃありませんか?
まず 話を聴く 相手が何を話したいのかを引き出す
それで必ずしも解決に繋がらなかったとしても
話を聴いてくれる味方を得られたという安心感を相手に与えられるのです
その安心感は 一方的に意見を言われるより はるかに嬉しいことなんです
話をしよう ではなく 君の話を聴かせてくれ でなくてはなりません
聴く と 話す のバランスはイコールであるべきなのです