登場人物が作中で古典の解釈を行う場面があるが、あれは論文をそのまま口語体にしたような感じがした。
前近代中国について専門的に学習・研究している人間には読みやすいと思うが、それ以外の人間には少し読み難いと思う。
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元年春之祭 (ハヤカワ・ミステリ) 新書 – 2018/9/5
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「ミステリ史上に残る前代未聞の動機」――三津田信三 推薦!
不可能犯罪。連続殺人。二度にわたる読者への挑戦状……ハヤカワ・ミステリ創刊65周年記念作にして華文本格ミステリの新たな傑作。
2000年以上前、前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観(かん)一族は、春の祭儀を準備していた。その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。しかも現場に通じる道には人の目があったというのに、その犯人はどこかに消えてしまったのだ。古礼の見聞を深めるため観家に滞在していた豪族の娘、於陵葵(おりょう・き)は、その才気で解決に挑む。連続する事件と、四年前の前当主一家惨殺との関係は? 漢籍から宗教学まで、あらゆる知識を駆使した推理合戦の果てに、少女は悲劇の全貌を見出す――気鋭の中国人作家が読者に挑戦する華文本格ミステリ
不可能犯罪。連続殺人。二度にわたる読者への挑戦状……ハヤカワ・ミステリ創刊65周年記念作にして華文本格ミステリの新たな傑作。
2000年以上前、前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観(かん)一族は、春の祭儀を準備していた。その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。しかも現場に通じる道には人の目があったというのに、その犯人はどこかに消えてしまったのだ。古礼の見聞を深めるため観家に滞在していた豪族の娘、於陵葵(おりょう・き)は、その才気で解決に挑む。連続する事件と、四年前の前当主一家惨殺との関係は? 漢籍から宗教学まで、あらゆる知識を駆使した推理合戦の果てに、少女は悲劇の全貌を見出す――気鋭の中国人作家が読者に挑戦する華文本格ミステリ
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2018/9/5
- 寸法10.6 x 1.4 x 18.4 cm
- ISBN-104150019355
- ISBN-13978-4150019358
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対象商品: 元年春之祭 (ハヤカワ・ミステリ)
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元年春之祭 | 雪が白いとき、かつそのときに限り | 文学少女対数学少女 | ガーンズバック変換 | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.6
61
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5つ星のうち4.1
37
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5つ星のうち4.1
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5つ星のうち4.3
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価格 | ¥1,650¥1,650 | ¥1,650¥1,650 | ¥1,056¥1,056 | ¥2,310¥2,310 |
内容紹介 | 前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観一族は、春の祭儀を準備していた。その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。しかも現場に通じる道には人の目があったというのに、その犯人はどこかに消えてしまったのだ。古礼の見聞を深めるため観家に滞在していた豪族の娘、於陵葵は、その才気で解決に挑む。連続する事件と、四年前の前当主一家惨殺との関係は?漢籍から宗教学まで、あらゆる知識を駆使した推理合戦の果てに少女は悲劇の全貌を見出す―気鋭の中国人作家が読者に挑戦する華文本格ミステリ。 | 冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。5年後、生徒会長の馮露葵は、寮委員の顧千千の相談を受ける。いじめ騒動をきっかけに過去の事件の噂が校内に広がっているのだ。真相を探るべく、彼女は図書室司書の姚漱寒と調査を始める。明らかになる、少女に関わった者たちの苦い過去。そんな折、新たな殺人事件が寮で発生する。しかもその現場は5年前と酷似した“雪密室”だった | 高校2年生の“文学少女”陸秋槎は自作の推理小説をきっかけに、孤高の天才“数学少女”韓采蘆と出逢う。彼女は作者の陸さえ予想だにしない真相を導き出して…“犯人当て”をめぐる論理の探求「連続体仮説」、数学史上最大の難問を小説化してしまう「フェルマー最後の事件」のほか、ふたりが出逢う様々な謎とともに新たな作中作が提示されていく全4篇の連作集。華文青春本格ミステリの新たなる傑作! | ネットへの視覚的なアクセスを遮断する規制が敷かれた香川県から やってきた女子高生の大阪観光サイバーパンクの表題作、百合SF アンソロジーや『異常論文』へ書き下ろしとして発表された短篇群 など、『元年春之祭』著者による知性と感情を揺さぶる小説全8 篇 |
商品の説明
著者について
陸 秋槎(りく・しゅうさ) 1988年中国、北京生まれ。復旦大学古籍研究所在学中の2014年に短篇ミステリ「前奏曲」を発表し、第二回華文推理大奨賽(華文ミステリ大賞)の最優秀新人賞を受賞した。2016年に本書で長篇デビュー。
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2018/9/5)
- 発売日 : 2018/9/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 336ページ
- ISBN-10 : 4150019355
- ISBN-13 : 978-4150019358
- 寸法 : 10.6 x 1.4 x 18.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,719位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 205位ハヤカワ・ミステリ
- - 963位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 13,790位新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月14日に日本でレビュー済み
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2019年10月24日に日本でレビュー済み
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久しぶりのミステリーは、少し難しいけど、犯人が以外でした。
中国の歴史を堪能しました。
中国の歴史を堪能しました。
2018年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時は紀元前100年、前漢の時代。かつて凄惨な殺人事件が起こった地方の村に、一人の少女が訪れる……
古代中国という舞台設定に現代的なキャラクターを合わせ、本格ミステリーに仕上げたこの作品は、中国人である著者のデビュー作である。
本人も書いている通り、作品としては粗が目立つ。中国の古典からの大量の引用と解説、そして風俗は著者の大学での専攻を活かしたもので、古代中国という舞台を強調し、世界観を作り上げる道具立てにもなり、またトリックにも関わってくる重要な装置だが、如何せんかなり取っ付きにくい。
キャラクターも、サブキャラクターは物語に動かされている感が強く、メインキャラの言動も感情の動きが早すぎてついて行けないと感じる事が幾度かあった。
特に序盤は物語がなかなか進まない事もあり、読むのが辛いと感じる事もあるだろうと思う。
それでも私はこの物語を強く勧めたい。理由はなんと言っても後半、二度目の「読者への挑戦」以降の素晴らしい展開による。
ミステリーの謎解きと言えば名探偵がさてと言い、静かに進むものを想像されるだろうか。この作品はそのような展開とは無縁だ。衝撃的な展開、探偵役と助手役による苛烈な推理合戦、緊張と悲嘆、怒りと友情が飛び交い、伏線はすべて回収され、謎は全て解ける。
古代中国という舞台を存分に活かし、それでいて読者に対して十分にフェアな謎解き。日本のミステリーファンも楽しめるものになっているはずである。
勧めたい理由は実はもう一つある。既に少し触れたが、「現代的なキャラクター」だ。
中国では日本のアニメ文化が密かに影響を及ぼし、この作者もその一人であり、そしてこの作品にも強くそれが反映されている。
そう、メインキャラがみんな個性的な女の子なのである。
傲岸不遜で天才的な頭脳の持ち主である探偵役の葵。
勝ち気だが天真爛漫な助手役の露申。
従順で聡明な葵の従者、小休。
露申の従姉妹で過去の殺人事件の唯一の生き残り、儚い雰囲気の若英。
他々。
彼女たちはただの舞台装置ではなく、それぞれが感情と関係性を持ち、お互いを複雑に思い合っている。
そう、百合である。
葵と露申の悪友百合。葵と小休の主従百合。さらには姉妹百合、SM百合、クレイジーサイコ百合……
古代中国が舞台であるため単純な恋愛感情では無いが、だからこそ強烈な百合感情がこの物語には溢れている。
そしてそれは単なる背景ではなく、この物語を進める強力なエンジンとして組み込まれているのだ。
是非とも同好の諸氏にはこの本を手に取り、最後まで読み通して欲しい。そしてその結末の強力な百合感情爆発に身を焦がして欲しい。
古代中国という舞台設定に現代的なキャラクターを合わせ、本格ミステリーに仕上げたこの作品は、中国人である著者のデビュー作である。
本人も書いている通り、作品としては粗が目立つ。中国の古典からの大量の引用と解説、そして風俗は著者の大学での専攻を活かしたもので、古代中国という舞台を強調し、世界観を作り上げる道具立てにもなり、またトリックにも関わってくる重要な装置だが、如何せんかなり取っ付きにくい。
キャラクターも、サブキャラクターは物語に動かされている感が強く、メインキャラの言動も感情の動きが早すぎてついて行けないと感じる事が幾度かあった。
特に序盤は物語がなかなか進まない事もあり、読むのが辛いと感じる事もあるだろうと思う。
それでも私はこの物語を強く勧めたい。理由はなんと言っても後半、二度目の「読者への挑戦」以降の素晴らしい展開による。
ミステリーの謎解きと言えば名探偵がさてと言い、静かに進むものを想像されるだろうか。この作品はそのような展開とは無縁だ。衝撃的な展開、探偵役と助手役による苛烈な推理合戦、緊張と悲嘆、怒りと友情が飛び交い、伏線はすべて回収され、謎は全て解ける。
古代中国という舞台を存分に活かし、それでいて読者に対して十分にフェアな謎解き。日本のミステリーファンも楽しめるものになっているはずである。
勧めたい理由は実はもう一つある。既に少し触れたが、「現代的なキャラクター」だ。
中国では日本のアニメ文化が密かに影響を及ぼし、この作者もその一人であり、そしてこの作品にも強くそれが反映されている。
そう、メインキャラがみんな個性的な女の子なのである。
傲岸不遜で天才的な頭脳の持ち主である探偵役の葵。
勝ち気だが天真爛漫な助手役の露申。
従順で聡明な葵の従者、小休。
露申の従姉妹で過去の殺人事件の唯一の生き残り、儚い雰囲気の若英。
他々。
彼女たちはただの舞台装置ではなく、それぞれが感情と関係性を持ち、お互いを複雑に思い合っている。
そう、百合である。
葵と露申の悪友百合。葵と小休の主従百合。さらには姉妹百合、SM百合、クレイジーサイコ百合……
古代中国が舞台であるため単純な恋愛感情では無いが、だからこそ強烈な百合感情がこの物語には溢れている。
そしてそれは単なる背景ではなく、この物語を進める強力なエンジンとして組み込まれているのだ。
是非とも同好の諸氏にはこの本を手に取り、最後まで読み通して欲しい。そしてその結末の強力な百合感情爆発に身を焦がして欲しい。
2019年7月7日に日本でレビュー済み
漢代が舞台で、かつ楚がルーツの文化とか屈原とかが引用されていまして、
まことに衒学的ですが、大丈夫。必要な所にはちゃんと注があるので
ついてゆけます。
みどころは、少女たちの愛憎関係かな。
主人公の葵ちゃんをはじめ、女の子たちは、
お互いに頬を張り飛ばしたり、とっても暴力的です。
(若い男性は一人いますが、非常に影が薄い)。
あとがきによると、作者は、現在、石川県に住んでいらっしゃるそうです。
最後の方に、本筋にほぼ関係ないけど、
「青と葵は東夷では音が似ているらしい」というセリフがあるのは、
東夷って日本のことだよね、と思いました。
まことに衒学的ですが、大丈夫。必要な所にはちゃんと注があるので
ついてゆけます。
みどころは、少女たちの愛憎関係かな。
主人公の葵ちゃんをはじめ、女の子たちは、
お互いに頬を張り飛ばしたり、とっても暴力的です。
(若い男性は一人いますが、非常に影が薄い)。
あとがきによると、作者は、現在、石川県に住んでいらっしゃるそうです。
最後の方に、本筋にほぼ関係ないけど、
「青と葵は東夷では音が似ているらしい」というセリフがあるのは、
東夷って日本のことだよね、と思いました。
2019年9月20日に日本でレビュー済み
中国の風習も登場人物の心も理解できないのであまり面白くありませんでした。
心が理解できなければ物語としては面白く感じない。
昔に起きた惨劇の犯人は普通に考えれば二択だし。
若英の苦手なもなんか知らんし。
中国人の書いたミステリーめずらしいからって過大評価なんじゃないでしょうか?
心が理解できなければ物語としては面白く感じない。
昔に起きた惨劇の犯人は普通に考えれば二択だし。
若英の苦手なもなんか知らんし。
中国人の書いたミステリーめずらしいからって過大評価なんじゃないでしょうか?
2019年3月9日に日本でレビュー済み
中国人作家が書いた前漢時代の中国を舞台にした本格ミステリーと銘打たれていたので大いに期待して読んだが、大掛かりな舞台設定と大げさな前振りの割には、最後に明かされた真相は大したものではなくて、残念ながら尻すぼみに終わった印象を受けた。
随所に屈原を始めとする中国の詩や、古代の礼法が漢文読み下しで出てくる点は、よく意味がわからず読むのにも骨が折れるため、日本語訳もつけてくれといいたくなったが、その一方で古代中国の当時の時代の雰囲気を醸し出すことには成功しており、この点は中国ミステリーでないと出せないなと感じた。
随所に屈原を始めとする中国の詩や、古代の礼法が漢文読み下しで出てくる点は、よく意味がわからず読むのにも骨が折れるため、日本語訳もつけてくれといいたくなったが、その一方で古代中国の当時の時代の雰囲気を醸し出すことには成功しており、この点は中国ミステリーでないと出せないなと感じた。
2018年10月15日に日本でレビュー済み
※ネタバレはないです
作者が中国人で、新本格ということで、イロモノかと思って読み始めましたが、いい意味で裏切られました。
ストーリーの随所に散りばめられた漢籍がいいアクセントになっていて、
謎解き以外にその当時の人々の考え方や文化も触れられて、
物語へ引き込まれました。
結末では、謎解きで終わり!といった新本格という枠に収まらず、
余韻に浸れる物語の閉じ方で好印象でした。
作者が中国人で、新本格ということで、イロモノかと思って読み始めましたが、いい意味で裏切られました。
ストーリーの随所に散りばめられた漢籍がいいアクセントになっていて、
謎解き以外にその当時の人々の考え方や文化も触れられて、
物語へ引き込まれました。
結末では、謎解きで終わり!といった新本格という枠に収まらず、
余韻に浸れる物語の閉じ方で好印象でした。
2020年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはすごい、中国の古典書を使いこなしている。著者は学者かと思ったが、作ったのは大学院の時のよう。
祭をしきる家柄としての伝統、巫女の在り方への各登場人物の葛藤が物語のベースになっている。ある意味、自由への渇望。こういうものが殺人の動機になるのか?と、普通の日本人としてはちょっと違和感がなくもない。
ということで、古典を使ったスケール感は大きいが、そこで起きる事件が追いついていない気がする。
祭をしきる家柄としての伝統、巫女の在り方への各登場人物の葛藤が物語のベースになっている。ある意味、自由への渇望。こういうものが殺人の動機になるのか?と、普通の日本人としてはちょっと違和感がなくもない。
ということで、古典を使ったスケール感は大きいが、そこで起きる事件が追いついていない気がする。