無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
漢字: 生い立ちとその背景 (岩波新書 青版 747) 新書 – 1970/4/25
白川 静
(著)
- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1970/4/25
- 寸法11 x 1 x 17.4 cm
- ISBN-104004120950
- ISBN-13978-4004120957
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1970/4/25)
- 発売日 : 1970/4/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 193ページ
- ISBN-10 : 4004120950
- ISBN-13 : 978-4004120957
- 寸法 : 11 x 1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 153,248位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
106グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦後占領国となった日本は義務教育で中学から英語の教育を受けてきた結果日本語を忘れるばかりか書くことすら十分に出来ない国民として現在に至っています。 こうした本により是非日本語の読み書きを取り戻してほしいものです。
2023年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代の文化的背景と漢字の成り立ち、つまり呪術により辺境の異神に対する恐を祓う術とそれから発展した卜占に刻まれた漢字、言霊の成り立ちのが興味深い。
2016年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を購入する前に
中国古代の文化 (講談社学術文庫)
と
中国古代の民俗 (講談社学術文庫)
を読了していたので、前述した二冊とほぼ同じ内容のものをちょっと焼き直したものを再読するような格好になったが後悔はしていない。
白川静氏が藤堂明保氏に貶されながらも発言し続けた祝詞を収めたというサイという器の実存性をあれこれ面白く考えるきかっけにもなった。
凡人には白川氏の頭の中でどのようにサイを見つけだしたのかは想像するしかないが、 中国の神話 (中公文庫BIBLIO) もあわせて読むとより白川ワールドに浸れると思う。
白川静氏が藤堂明保氏に貶されながらも発言し続けた祝詞を収めたというサイという器の実存性をあれこれ面白く考えるきかっけにもなった。
凡人には白川氏の頭の中でどのようにサイを見つけだしたのかは想像するしかないが、 中国の神話 (中公文庫BIBLIO) もあわせて読むとより白川ワールドに浸れると思う。
2014年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何の遠慮もなく、有難味も感じないまま使い続けている漢字。
一体いつ頃誰が作ったものなのでしょうか。
それを探ってゆくことは、漢字がもつ神話のような物語を辿ってゆくことになります。
これは凄い知的で、想像力を試される道でした。
この本で白川さんが伝えようとしたことの百分の一位しか理解できてないでしょう。
正直、かなり難解な内容であったと申し上げざるを得ません。
しかし、漢字のもつ神秘的な世界に触れられるのが何とも言えない快楽のような感情が薄らと滲んでくるのです。
深い森の奥に見つけたきれいな水に手をつけたような。
人が神と共にあり、神と共に生きていた時代に神の意志を示すのに生まれたのが漢字です。
日本では至る所に神社を見つけることができますが、もしかするとそれこそ神と共に生きてきた証拠ではないでしょうか。
普段の生活の質を少し持ち上げてくれる素晴らしい本です。
一体いつ頃誰が作ったものなのでしょうか。
それを探ってゆくことは、漢字がもつ神話のような物語を辿ってゆくことになります。
これは凄い知的で、想像力を試される道でした。
この本で白川さんが伝えようとしたことの百分の一位しか理解できてないでしょう。
正直、かなり難解な内容であったと申し上げざるを得ません。
しかし、漢字のもつ神秘的な世界に触れられるのが何とも言えない快楽のような感情が薄らと滲んでくるのです。
深い森の奥に見つけたきれいな水に手をつけたような。
人が神と共にあり、神と共に生きていた時代に神の意志を示すのに生まれたのが漢字です。
日本では至る所に神社を見つけることができますが、もしかするとそれこそ神と共に生きてきた証拠ではないでしょうか。
普段の生活の質を少し持ち上げてくれる素晴らしい本です。
2014年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
字が小さい、昔の教養人むけの表記。
読み切ることができませんでした。
私の教養不足です。
読み切ることができませんでした。
私の教養不足です。
2021年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白いのだが、わかりすぎるところに不信感が湧く。白川先生の古代中国は近代中国に引っ張られ過ぎている気がする。まあ、立派な学者として批評や考察も受けているのだろうが、高名な人への忖度がすぎる日本の学会は、やや信頼がおけない。業績が巨大で後継者が出づらいのだろうが、近年の考古学などの新事実を踏まえた別な方の研究結果も読みたく思う。
2010年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漢字(甲骨文字)学者として著名な白川氏が、「文字の起源的な研究には、まず甲骨文や金文によって、その本来の正しい字形を把握することが必要である」との信念の下、漢字の成り立ちを主に霊(神)的由来に基づいて述べた本。まず、「文字」そのものも、「文」は「人の胸部に文身(イレズミ)を加えた象形の字で屍体の聖化儀礼用」、「字」は「家廟の中に子が立つ形で、加入式時のアザナの意」として、造形と儀礼・習俗・占卜との関連性を重視する。古代においては、「言葉=言霊」であったとの立場を採っている。
この論では、漢字発生の地域は造形の基となった儀礼・習俗を持つ箇所となる。第一章で漢字は元沿海族の殷人によって成ったとして、考察を展開する。まず、古代文字の形象の面影を残すものとして「神話」に着目し、神話中で多く語られる風神からモンスーン地帯の匂いを嗅ぎ取る。やや飛躍がある気もするが着想は面白い。また、「口」を祝詞の器(Aを逆さにした様な形)と捉え、例えば、「聖」を「神の声を聞き得る尊いもの」とする様な、言葉を<神との交信手段>とする考えが全体を覆っている。霊的交渉(=みる)や呪詛と言った題目は論理展開が流麗で、まず風習として、眼の呪力を強めるための目の上の媚飾の話題が出る。「媚」はシャーマン的な巫女である。闘いの際、敵の媚女は呪力封じのため"戈"で殺されたと言う。その字が「蔑」であり、戦功は「伐」である。著者の主張に思わず引き込まれてしまう。以下、アニミズム的世界観と史書に基づく漢字の造形原理・殷周主体の王朝論・祭祀体系・神的刑罰制度等が豊富な具体例を通じて説明される。日本の政祀・文化への影響も窺える。そして、文身は沿海族の習俗だったのである。
恐らく本書の内容は学会では反主流だと思うが、魅惑的な説である。普段何気なく使用している漢字に、ロマンティックな興味を喚起すると言う意味で啓発的な論考と言える。
この論では、漢字発生の地域は造形の基となった儀礼・習俗を持つ箇所となる。第一章で漢字は元沿海族の殷人によって成ったとして、考察を展開する。まず、古代文字の形象の面影を残すものとして「神話」に着目し、神話中で多く語られる風神からモンスーン地帯の匂いを嗅ぎ取る。やや飛躍がある気もするが着想は面白い。また、「口」を祝詞の器(Aを逆さにした様な形)と捉え、例えば、「聖」を「神の声を聞き得る尊いもの」とする様な、言葉を<神との交信手段>とする考えが全体を覆っている。霊的交渉(=みる)や呪詛と言った題目は論理展開が流麗で、まず風習として、眼の呪力を強めるための目の上の媚飾の話題が出る。「媚」はシャーマン的な巫女である。闘いの際、敵の媚女は呪力封じのため"戈"で殺されたと言う。その字が「蔑」であり、戦功は「伐」である。著者の主張に思わず引き込まれてしまう。以下、アニミズム的世界観と史書に基づく漢字の造形原理・殷周主体の王朝論・祭祀体系・神的刑罰制度等が豊富な具体例を通じて説明される。日本の政祀・文化への影響も窺える。そして、文身は沿海族の習俗だったのである。
恐らく本書の内容は学会では反主流だと思うが、魅惑的な説である。普段何気なく使用している漢字に、ロマンティックな興味を喚起すると言う意味で啓発的な論考と言える。