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映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 (光文社新書) 新書 – 2022/4/12

4.3 5つ星のうち4.3 738個の評価

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◎内容

現代社会のパンドラの箱を開ける!
なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。
なんのために? それで作品を味わったといえるのか?
著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、
やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという
事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか?
いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか?
あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。

*******************

◎目次

序章 大いなる違和感

第1章 早送りする人たち
――鑑賞から消費へ

第2章 セリフで全部説明してほしい人たち
――みんなに優しいオープンワールド

第3章 失敗したくない人たち
――個性の呪縛と「タイパ」至上主義

第4章 好きなものを貶されたくない人たち
――「快適主義」という怪物

第5章 無関心なお客様たち
――技術進化の行き着いた先

おわりに

*******************

◎著者プロフィール

稲田豊史(いなだとよし)

1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、 編集者。
横浜国立大学経済学部卒業後、映画配給会社の
ギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)に入社。
その後、キネマ旬報社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て、
2013年に独立。著書に『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、
『ドラがたりのび太系男子と藤子・F・不二雄の時代 』(PLANETS)、
『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』(イースト・プレス)。
近著に『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』(サイゾー)がある。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2022/4/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/4/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334046002
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334046002
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.3 x 17.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 738個の評価

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稲田 豊史
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同じような行動をしていますが、「Z世代:友だちの紹介で好きでもない作品を見る/オタク:同調圧力を無視して好きな作品しか見ない」の違いがあります。
5 星
同じような行動をしていますが、「Z世代:友だちの紹介で好きでもない作品を見る/オタク:同調圧力を無視して好きな作品しか見ない」の違いがあります。
『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ…コンテンツ消費の現在形』は、「倍速視聴」「ネタバレOK」などZ世代の価値観からコンテンツ消費を説いたビジネス書です。「倍速視聴・10秒飛ばしする人が追求しているのは、時間コスパだ」「Z世代は映画やドラマの視聴を、速読のようなものと捉えている」「芝居の間やセリフのタイミングは舞台で楽しむので、動画には求めていない」など、Z世代はコスパへの情熱が非常に高いことがわかります。特に「Z世代にはネタバレ消費と呼ぶべき習慣が根付いている」は、推理映画を観る場合に、先に犯人を知り、安心してストーリーを楽しむ傾向がZ世代にはあることを教えてくれます。通常なら推理系の物語の場合、最後の最後まで犯人が分からないことが重要な要素です。しかし「ネタバレよりも安心感の担保のほうが、彼らにとってはずっと重要」なので、Z世代の場合は秘密よりも安心感の方が優先されるのです。Z世代に誕生日パーティーを開く場合は、サプライズにせず、ネタバレをして事前準備をさせる必要があるでしょう。「まず通常速度(等速)で観始め、つまらないと感じたら、その後はずっと1.5倍速」「積み重ねられた習慣こそが、人の教養やリテラシーを育む」「この30年間で、大学生が親からもらえる生活費は4分の1以下にまで減っている」などを通して、「面白い」「つまらない」が作品単位ではなく、シーン単位になっていることを教えてくれます。特に「LINEグループの“共感強制力”→忙しい中、友達の話題についていきたいから倍速で観る」は、友だちからの同調圧力に屈して倍速で観るZ世代の悲哀を示しています。「半ば義務感として観ざるをえない:自分の内側から湧き起こる興味や欲望ではなく、グループの和の維持のために観る」と、好きで観るのではなく、義務感から観るために倍速視聴してしまうのです。「生存戦略としての1.5倍速」というのが悲しい現実です。時間やお金のないZ世代を理解したいのなら、一度自分でも倍速視聴してみてはいかがでしょうか。オタクの視点から言うと、Z世代とオタクは似た行動を取っています。ライトノベル(ラノベ)の原作がアニメ化した場合、「アニメ化決定→漫画版を読む→続きが気になりラノベを読む→さらに続きが気になりWebの“小説家になろう”を読む→アニメを観る」という流れになります。ただ、つまらなかった時点でストップするので、「アニメを観る」ところまで辿り着くのは至難の業です。1クール20~30作品のアニメが放送される中、視聴まで辿り着くのは1~2本と狭き門です。最初の漫画版はほとんど1巻を買って読みますが、「2巻に進めるか?」は物語次第、つまりオタクの好き嫌いで判断されます。Z世代は好き嫌いに関わりなく作品を時短で最後まで観ますが、オタクは好き嫌いで判断して、嫌いな作品は無視、と同じ行動を取っていても、中身は相反するほど違います。オタクが同調圧力に屈していないのは、長年同調圧力にさらされて免疫が出来ているからです。オタクとZ世代との差は、何度も屈辱を味わい、否定され続け、心が折れても、最後は好きを貫いた経験の差に過ぎないのです。Z世代も、あと20年くらい経ては、オタクのように同調圧力を退けることができるかもしれませんね。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月26日に日本でレビュー済み
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著者はそのような人達を不思議に思っているが、その人達を悪いと言っているわけではない
自分との違いを比較し、「生まれた時代が違ったからだ」と軽い結論を述べ、更には早送り警察への対抗カードさえ示してくれている(ので安心して読んでほしい)
因みにこのような文章を書いた理由は明らかにこの本に影響されたからであり、非常に面白かった
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月8日に日本でレビュー済み
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作品として映画を愛する人にも、スマホやタブレットで動画を日常的に見ている人にも、一読をおすすめする内容。
現在の動画コンテンツの消費のされ方が俯瞰的に整理されており、文化消費の現在地を端的に把握することができます。早送りで映画を見ることに賛成の人も、反対の人も、まずはこれを読んで自分の意見を整理してみるとよいのでは。(ちなみに本の著者は早送り視聴には疑問を呈する、反対派の立場です。)
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月15日に日本でレビュー済み
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共通の話題を持つためにストーリーを把握している。それはコンテンツを楽しむとというより消費ではないか?という内容。あとは間接的な表現だと伝わらない人がいるから状況をいちいちセリフで説明しているみたいなことも書かれていた。
何らかの物語を作るなら読むといい。昔ならセリフで語るな映像で語れと言われていたが、今は映像で語るなセリフで語れに変わった。物語の作成者なら常識かもしれないが、例えば受験に落ちたシーンで雨が降っていた場合、登場人物に「雨が降っている。まるで受験に落ちて泣いている私の涙みたいだ。私の涙はポタポタと少ししか落ちないが、本当はこのくらい激しく涙を流したい。それくらい受験に落ちたことは悲しい」みたいに言わせる必要がある。要するに空気を読めないアホがたくさんいるから親切に説明しろってことやな。
個人的にはここがしっくり来た。某海賊漫画でも昔はセリフで言わずに行動で示していたが、今では全部セリフで説明しているんじゃないかと思うぐらい親切にセリフで説明している。「やべえ、これを避けなきゃ体に穴が開くぞ」「やべえ、まともに食らった。あいつ生きてるか?」みたいなやつ。
話を戻すが、本書の内容は面白いからオススメ。新書大賞の2位らしいが、1位でもおかしくないぐらいの面白かった。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月19日に日本でレビュー済み
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題名からして、若い人、Z世代は嫌うのではないだろうか。筆者は映画を早送りで見ることに否定的である、当然、若い人には忌避されると思う。だが、一応、何故映画を通常速度で2時間かけてみてほしいかの言い訳はちゃんとしている。丁寧に読んでいただければ、早送り派の人にも理解していただけると思う。だが、やはり、題名からして読んではくれないのだろう。
それより、本書を手に取るのは、私もそうだが、中高年であると思う。物心ついた時に、まだネットはなく、気づけば、世にとんでもない利便性を持った情報にアクセスできるどえらい代物が出来上がっていた人々、私を含める人々にとって、映画の早送りこそ勿体無い思っていることだろう。だが、本書によって、何故若者が、早送りするか、否、早送りせざるを得ないのかの理由の一端を垣間見れることであろう。
その視点から、中高年も、その立場を離れて、メディア、芸術の在り方を、時空を超えて俯瞰できるであろう。
本書により、私もまた、昭和の影を引きずっていることを実感し、大いに反省するところがあった。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「倍速視聴・10秒飛ばしという習慣がなぜ現代社会に出現したのかの理由と背景を、さまざまな角度から考察(p.281)」する書。著者の結論は「①映像作品の供給過多、②現代人の多忙に端を発するコスパ(タイパ)志向、③セリフですべてを説明する映像作品が増えたこと(p.281)」の3点がその基底にあり、そのさらに根っこには「映像視聴習慣における『場所的・時間的・物理的・金銭的制約』を取り払った(p.283)」技術進化があるという。
 その結論や、「早送りをする人たちは作品を鑑賞しているのではなく、コンテンツを消費しているのだ」という認識には、私も実感として同意したくなる。
 ただルポであるならともかく、考察の書とするならば論証が雑すぎる。たとえば上の②で「現代人の」とあるけれど、本書中ではもっぱらZ世代の話が取り上げられていて、途中で「これは世代論なのか? 」と思うほどだった。著者は「『中年世代の若者批判だ』と揶揄する声……は正確ではない(p.295)」と言っているけれど、そう思われても仕方がないところはあろう。論拠と結論の対象がぶれている。
 また、参照・引用されている人々の言葉がどこまで普遍性をもつのか、著者の結論に沿った発言を集めているのではないかという気もしないではない。
 他にもいろいろ気になるけれど(たとえば「キャリア教育」の過大な位置づけとか)それは細かいことなので省略。
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルを見て「これは自分だ!」と感じ購入。動画を観る際、無意識に倍速視聴にする自分がいる。本書を読んで、その要因が内的なものだけでなく、環境による外的要因にもよるということに気づいた。

主な外的要因
・サブスクシステムによる動画の価値低下
・倍速機能の実装
・スマホやタブレットの普及
・気軽に口コミが見られる状況

上記のうち1つでもなければ、今ほどコスパ志向が進まなかったかもしれない。ただ現在、早送りするのに慣れてしまって、待てない・我慢できない身体になっている部分は繋がっていると思う。

他に感じたのが「過程に目がいかず、結果だけ見ようとする」無意識な見方が身についてしまっているということ。話が飛躍するかもしれないが、
洗練されたもの・完成されたものに触れる機会が多い→そうなりたいと思う→なりたい姿に直接的に関わるようなことしかしない→表面的で形骸化された中身のない姿になる
見えない部分(過程)があるからこそ、見えている部分(結果)が素晴らしい。これを分かっておかないといけない。

タイパ志向、鑑賞というか消費、観たいより知りたい、共感するところが多かった。

人生を豊かにするために、人として成長するために、見えないところに目を向ける。この感覚を大切にしたいと思った。

追加
多様性を認める=他者を否定しない(興味なし)という部分も面白かった。好きの反対は興味なしとつながる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情報量が多すぎて処理できていないほどに内容が濃い。一個一個のテーマについて深掘りしていけば、1時間以上は語れそうなくらいに興味深い。なぜ有名人の誹謗中傷やネットでの炎上がなくならないのか?そういうところまで切り込んできていると思う。パンドラの箱を開けたというのか、自分が自分自身でも抱いていてモヤモヤ感をうまく言語化して分析してくれている。これを自分なりに解釈して、論文で発表したい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エンタメやコンテンツ産業もいつの間にやら人生の必須科目になったと感じられた。
やっつけ仕事をやっつけるような最高にブルシットなお仕事的で共感しました。
ここまでくると楽しいというよりは苦行にも似た何かになるかもしれません。
エヴァも頻繁に議題に出てきます。深い意味は置いときまして、単純にシンヱヴァの
エヴァオップファータイプを喰らう、とりあえずコンプしようとするやっつけ
仕事感満載のマリの会話シーンを彷彿とさせます。典型的な現代人の心象風景な
気がしました。

また昔々、ツタヤなどのレンタルビデオショップの片隅に設けられている商業的に
芳しく無い、あまり注目されていないヨーロッパの映画賞を取っている映画を
無理をして鑑賞したことを思いだしました。そういった嘗ての80年代に流行
した風潮も記載されており懐かしく拝見させて頂きました。根本的には同じで
アプローチが違うだけな気がします。

時間もゆとりも無いだけど知りたいという間のジレンマが成せる業だと…。
編集者の需要は今後増加していくものと思われますし、情報過多時代の大食漢
であるヲタクが憧れの的になる時代になるなんて思わなかったです。
コンテンツが何であれ要約系のレビューも需要がありそうです。それにしても
Z世代にとってタルコフスキー映画や8時だよ全員集合が極北に対峙する存在
になってしもうた。本書では議論にありませんでしたが、長編映画でもある
『ドライブ・マイ・カー』も恰好の議論の的であり賛否両論あると思います。

メディアの兵法論や制作者/観客の対峙の論でもありメディア関係者は必須の
アイテムだと思います。体系的に深堀して視聴して研究するスタンスも昔と
比較するとマイナー的ポジションに貶められ流行らないのも分かりますが、
必要でもあると感じました。コンテンツ自体一生費やしても鑑賞出来ない程の
ボリュームなので限りはあると思いますが…。本書とは脇道にそれますが、
『遅いインターネット』への回帰も切実な問題であると考えさせられました。
雑多で断片的で隙間的な感想で失礼しました。ビジネスの需要もありです。

加速度は違いますが、根本的には、上野千鶴子先生の『「私」探しゲーム』の時代から
やっていることは違わない気がします。

苦行の先には今とは違う自分になれるかもという此処では無いどこかに
誘ってくれるという淡い期待を抱きながら、何度も期待を裏切られながらも
続いて行くという自分探し系やコンプリート系の道筋は平坦では無い…。
いつのまにやらストーリーテラー気取りでいる自分に気づいたり…。

物語論や東浩紀氏の『動物化するポストモダン』にも容易に接続できる
足場を提供していて秀逸な出来です。

とても有意義で奥深い内容でした。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート