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夜と霧 新版 単行本 – 2002/11/6

5つ星のうち4.5 4,790個の評価

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〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。
では、この人間とはなにものか。
人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。
人間とは、ガス室を発明した存在だ。
しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉

「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、
日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。
原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。

世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、
原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。

私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。
20世紀を代表する作品を、ここに新たにお送りする。


『夜と霧』 霜山版と新版(池田訳)について
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、
日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。

原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。
その後著者フランクルは1977年に新たに手を加え、改訂版が出版された。
みすず書房では、改訂版のテキストよりまた新たに『夜と霧 新版』(池田香代子訳)を2002年に出版し、
現在は、『夜と霧――ドイツ強制収容所の記録』霜山徳爾訳本と、
『夜と霧 新版』池田香代子訳との、
ふたつの『夜と霧』がある。
いずれもみすず書房刊。
-みすず書房-

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出版社より

私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。 世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれた新版!

夜と霧新

商品の説明

商品説明

名著の新訳には、つねに大きな期待と幾分かの不安がつきまとう。訳者や版元の重圧も察するにあまりあるが、その緊張感と真摯さのためか、多くの場合成功を収めているように思われる。本書もまた、その列に加わるものであろう。

ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。著者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、想像も及ばぬ苛酷な環境を生き抜き、ついに解放される。家族は収容所で命を落とし、たった1人残されての生還だったという。

このような経験は、残念ながらあの時代と地域ではけっして珍しいものではない。収容所の体験記も、大戦後には数多く発表されている。その中にあって、なぜ本書が半世紀以上を経て、なお生命を保っているのだろうか。今回はじめて手にした読者は、深い詠嘆とともにその理由を感得するはずである。

著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。「生きることからなにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではなく、すぐれた文学や哲学書のものであろう。

今回の底本には、旧版に比べてさまざまな変更点や相違が見られるという。それには1人の哲学者と彼を取り巻く世界の変化が反映されている。一度、双方を読み比べてみることをすすめたい。それだけの価値ある書物である。 (大滝浩太郎)

著者からのコメント

改訳、厳粛な作業  『夜と霧』は、ご存じのとおり、霜山徳爾氏の名訳で1956年に出版され、いまなお脈々と読み継がれている名著です。私も高校に入ってすぐ読み、魂をゆさぶられる思いをしました。

 そんな特別な本を訳し直さないか、とのお話に、とんでもない、と私は何カ月も逃げまわりました。けれど最後には、いまの高校生に読んでもらいたい、という編集者の熱意に折れました。

 もちろん、旧訳者の霜山先生のご承諾がなければ、改訳などできません。編集者がお宅に何度か通ううち、霜山先生は、私の試訳を見てみよう、とおっしゃいました。それを受けて、ほんの少し、400字原稿用紙で20枚足らずを訳しました。緊張したのはいうまでもありません。

 届けられた拙訳をごらんになった霜山氏は、即座に出版社に電話を入れられ、「今すぐ訳してもらいたい」とおっしゃったそうです。そう伝える編集者からの電話を切って、私は声を挙げて泣きました。この本は、2000年にある大手新聞がおこなった、21世紀に残したい世界の名著というアンケートで、海外の名著ベスト3になりました。そのことを、霜山氏がご存じないわけはありません。なのに、この本が未来へと読み継がれるとき、ご自身の訳でなくてよい、とおっしゃったのです。その高潔なお人柄に感動するとともに、身の引き締まる思いでした。

 けれどいまは、訳してよかった、と思っています。なぜなら、霜山版が依拠したのは初版(1947年館)ですが、このたび訳したのは、1977年の改訂版だからです。そこには、胸の奥底から震撼させられるような手直しがなされていました。その手直しから読みとれるのは、自著が政治プロパガンダに利用され、おびただしい血が流れていることに、フランクル氏が心を痛めていた、ということです。いままたパレスティナが悲惨な状況にあります。そんなとき、新たに『夜と霧』を世に送ることになったことを、厳粛な歴史の巡り合わせと受けとめています。

 フランクル氏は、被収容者にとってもっともつらかったのは、この状況がいつまで続くかわからないということだった、といいます。そんななかで、「生きる目的を見出せず、生きる内実を失い、生きていてもなにもならないと考え、自分が存在することの意味をなくすとともに、がんばり抜く意味も見失った人は痛ましいかぎりだった。そのような人びとはよりどころを一切失って、あっというまに崩れていった。あらゆる励ましを拒み、慰めを拒絶するとき、彼らが口にするのはきまってこんな言葉だ。『生きていることにもうなんにも期待がもてない』」

 私はこうした記述に愕然とし、暗澹としながら訳しました。なぜなら、私は『夜と霧』を訳すかたわら、茨城県の牛久に通っていました。そこには、難民申請を認められず、強制送還を待つアフガンやクルドなどの方々を収容する施設があるからです。そして面会室で、「私はこの人生いらない」ということばをしばしば耳にしました。牛久の収容は、アウシュヴィッツと同じく、無期限です。フランクル氏が、もっともつらかった、と言った、無期限の暫定的存在……。フランクル氏が『夜と霧』に記録したむごい状況は、ナチという、絶対悪とされている特殊な人間たちがひきおこした特異な事例ではありません。アウシュヴィッツと同じ状況が、国際難民条約を違反するかたちで、この現代日本社会にあるのです。

 私は一介の翻訳者ですが、市民として、いますべきことに目覚めつつあります。そのエネルギーの源泉は、高校のときに読んだ『夜と霧』に、遠くさかのぼるのかもしれません。霜山氏がお寄せくださった、非戦への熱い思いのこもった旧訳者あとがきが、新たな導きの星となって、これからの道を照らしてくださると信じています。

 おそるおそる上梓した改訳でしたが、幸い、みなさまのあたたかいご支持をえています。さらには、霜山訳をもう一度読んでみよう、と思われる方々も多いと聞きます。これは特権的な本なのだ、という思いを強くするとともに、なんとすばらしいことだろう、と感激しています。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ 4622039702
  • 出版社 ‏ : ‎ みすず書房; 新版 (2002/11/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/11/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 184ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4622039702
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4622039709
  • 寸法 ‏ : ‎ 21.6 x 15.1 x 3 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.5 4,790個の評価

著者について

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ヴィクトル・E.フランクル
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お客様のご意見

お客様はこの小説について、以下のような評価をしています: 内容については、著者の思想が凝縮されたkeyと思われる文章が多く、読みやすさや読みやすさを高く評価しています。 この本は、教養として読むべき本だと感じており、平和な時代に生きることの大切さを強く自覚させてくれる著作だと述べています。 一方で、翻訳に関して意見が分かれています。一部のお客様は、翻訳が読みにくかったという指摘があります。 人間の存在意義の深淵や、生きることの意味を説いている点が高く評価されています。淡々とした描写と、主観を抑えたクールな視点で描かれていることに感動したという声もあります。

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88人のお客様が「内容」について述べています。88肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、以下のような評価をしています: 著者のこうさつが素晴らしく興味深いと高く評価しています。教養として読むべき本で、人生で一度は読んで感動したという声が多くあります。また、体験記でありながら論文のように淡々としていて感情移入しやすい点も好評です。アンネ・フランクが生きた世界を別視点から知れたことも、知識が増えたという意見もあります。

"前半は事実が重たすぎたけど後半はこうさつが素晴らしく興味深い本でした" もっと読む

"読むべき本です。分断の加速する世界では人はどうなるのか?どうあるべきか?突きつけて来ます。もう一度読み直します。" もっと読む

"...しかし、この本は、その心理的分析、聖書のようなその格調の高さに特徴があるような印象を受けた。 一種哲学書としても、お勧めできる一冊、新旧訳出者たちのあとがきも深い❗️" もっと読む

"下手な小説より読みやすくて面白い。 なによりノンフィクションなので知識が増えて良かった。アンネ・フランクが生きた世界を別視点から知れて良かった。" もっと読む

85人のお客様が「読みやすさ」について述べています。82肯定的3否定的

お客様はこの心理学書について、読み応えがあり、読み返しても考えさせられる内容だと評価しています。文章が感情を抑えた淡々とした感じで、読めば何かを感じるような本だと好評です。また、翻訳も素晴らしいと評価されています。再読に十分耐える本だと感じているようです。

"意外に短いのだなと思った。縷々と長々と述べるのではなく、簡潔に書かれているという印象を持った。 著者の「体験」を書くということに徹した本だと思う。「苦しみに意味がある」というところが心に残った。" もっと読む

"...あなたが経験したことは、だれも奪うことはできない。 愛する人と語らうこと(生きていようと死んでいようと、今いてもいなくても)、自然の美しさに感動すること。 尊厳を持って生きることは、どんな状況におかれても、自分で決めて実行することができる。" もっと読む

"読めば何かを感じるそんな本、、、 ぜひその手に取ってください。" もっと読む

"読もう、読もうと思いながらもなかなか手が出なかった。極限の状況下では精神が崩壊していくことさえわからなくなる、何を持ってどう生き抜くか、勇気を持って読み始めると一気に進んだ。 濃い読書日和となった。" もっと読む

31人のお客様が「人間性」について述べています。31肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、人間の存在意義の深淵と生きることの意味を説いていると評価しています。人間の品性をどう保ち、一瞬の判断で運を掴むことができるのか、人間性を賞賛に値する人間だけが持つという意見が多くあります。また、人間のギリギリの心理状況が良く分かり、生きる知恵と勇気を与えてくれると好評です。著者は客観視以外に自己の告白もしており、多くの感動と励ましを与えてくれます。

"...ナチスによる強制収容所体験を扱った本は、恐らく珍しくないだろう。 しかし、この本は、その心理的分析、聖書のようなその格調の高さに特徴があるような印象を受けた。 一種哲学書としても、お勧めできる一冊、新旧訳出者たちのあとがきも深い❗️" もっと読む

"...文章は感情を抑えた淡々とした感じです。なるべく客観的な、正確な事実を伝えようとしたのでしょう。 強制収容所のような極限状態におかれた被収容者たちが、何を望み、何に喜びを感じてきたか。..." もっと読む

"生き残った人間の特性が描かれている。 "生きるとは生きることの問いに正しく答える義務。日々時々刻々の要請を満たす義務を引き受けること" 即ち行動。考えこむことでない。もっと反応、反射的なものということなのか。 "自分を待っている仕事や愛する人のために責任を自覚したものは生きることから降りられない。..." もっと読む

"以前から一度は読むべき本と思っていました。極限状態の自己防衛だけが優先する状況下で、人間の品性をどう保ち、一瞬の判断でどう運を掴むことができるのかなど考えさせられます。同時にこれは今のぬるい環境の中でも同じ縮図と気づきます。薄いので、直ぐに読め終えてしまいますが。" もっと読む

23人のお客様が「描写」について述べています。23肯定的0否定的

お客様はこの小説について、淡々とした描写が素晴らしいと評価しています。人生の美しさがあり、淡々とした描写がすばらしいと感じています。主観を抑えたクールな視点や、歌や美しい夕陽などの表現も魅力的だと感じているようです。また、人間の強さ・美しさを感じられ、大きな希望を感じる作品だと述べています。

"...あなたが経験したことは、だれも奪うことはできない。 愛する人と語らうこと(生きていようと死んでいようと、今いてもいなくても)、自然の美しさに感動すること。 尊厳を持って生きることは、どんな状況におかれても、自分で決めて実行することができる。" もっと読む

"良い作品でした。" もっと読む

"...だから、この本を読んで、 大変な世の中であっても、私の人生を生きるために、真を求め、美しいものに寄り添い、存在を超えた愛に従って生きるようにしたいと思いました。" もっと読む

"かれこれ、4回くらい読んだかな?いつガス室送りになるとも知れない運命であっても、 美しい夕日に感動する、殆ど食べていないのに、他人に食物を分け与える。それを見て感動できる。 人間の最後の尊厳、態度の価値がこの作品を読んで理解できました。..." もっと読む

24人のお客様が「文章」について述べています。12肯定的12否定的

お客様はこの本の文章について意見が分かれています。言葉の価値が高く、一つ一つの言葉が重く、力強さを持った文章だと評価しています。内容も濃く、読者に満足感を与えてくれると感じています。一方で、一部のお客様は翻訳の読みにくさや硬い文章を指摘しています。知りたい部分を「ここでは省く」という表現が多く見られます。また、涙で文字が読めなくなる本だという声もあります。

"...形や目に見えることばかりが大事にされがちな世の中で、この言葉は非常に価値が高いと思った。収容所から解放された人々が抱える心の闇に関しても書かれていてよかった。「ラーゲリより愛を込めて」を観てピンとこなかった人にもぜひおすすめしたい。" もっと読む

"なんだこのしんどい日本語は。もっと良い訳であれば、もっと素直に本の良さが伝わると思う。最初からレビューを読んで、旧訳版を買うべきだった。カポーの件、ほんと不親切の極み。私には被収容者も、収容者との違いが分からず、最初から混乱の極みでした。..." もっと読む

"池田香代子さんの日本語には、言葉の語り口に優しさがあります。 凄惨な内容の書物ですが、おとぎ話のような優しい言葉のゆえに どこか心穏やかに読むことができました。 妻が目の前にいなくとも、妻が存在するということを思う愛だけで..." もっと読む

"...気になったのは、日本語に翻訳できにくい文章のせいか?文章が抽象的な表現のせいか?何度も読み返しても分かりにくい文章があり、私はネイティブの日本人なのにスラスラ読むことができず、難解な部分が目立ちました。ただ単に私の理解力のせいかもしれないので、人間の性質について深く考察したい方は読んでください。" もっと読む

誰の内にもある夜と霧
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誰の内にもある夜と霧
アウシュヴィッツ強制収容所ではなくとも、もっと広い意味で強い囚われの感覚を覚える場所はこの今もどこにでもあります。 それは職場かもしれませんし学校かもしれません。もしくは家庭かもしれません、寒々しい話ですが。 しかし最も恐るべきは、未来も目的も豊かな時間もなく、ただ心臓が動くまま肺が呼吸を止めないまま強制的に生かされる人生を過ごしている場合です。 つまり、ただ砂を噛むように毎日を過ごしているのなら、生の時間はそのまま魂の収容所となり得ます。 だから情容赦なく殴りかかってくる監視兵も、殺伐とした環境に慣れ切った果てに、むしろ弱者を嘲る喜びを覚えた同胞もそこにいます。そこ、とは勿論、自らの内。彼らとは当然、誰か、のようでいて、またの名を自分。 収容所体験を記した本書の中で多く見られる罵詈雑言について、言葉が示す以上の脅威や重量をもしも感じるのなら、自分の内にある何か、おそらくは人生の何処かで軽度なり徹底的なり踏みつけられた体験が呼応しているのだと思います。 つまり、未だ解き放たれることのない何かがあります、私にも、そして多くの場合、誰にでも。 ですが囚われた心身の感覚を自らの内に感じるのであれば、解放もまたすぐそこにあるはずです。人類の一部を根絶やしにしようとした場所と時間を生き延びた著者の体験を通して見れば、その鍵は人の内面の豊かさにあると分かります。 …収容所生活という困難な外的状況に苦しみながらも、精神にそれほどダメージを受けないことがままあったのだ。そうした人びとには、おぞましい世界から遠ざかり、精神の自由の国、豊かな内面へと立ちもどる道が開けていた。繊細な被収容者のほうが、粗野な人びとよりも収容所生活によく耐えたという逆説は、ここからしか説明できない。(第二段階 収容所生活 内面への逃避) 読み進めていて、豊かな内面とは何なのだろうと思案せざるを得ません。とにかく、想像を絶する暴力と残虐性に隣り合わせたとしても、それに揺るがない内面とやらに辿り着くまで学びと気づきを積み上げることだけは辞めないでいようと思います。 ですが、そうして内面を豊かにする過程を経て物事を見る目が少しずつ明晰になってゆくと、ある時ふと気づくのかもしれません。求めていた解放が自分のすぐ背後にあった、歩みを止めなかったからこそすぐ後ろにあったのだと。 本書は自分自身の強制収容を解く鍵として一読して得るところの大きい一冊です。ただし、ひたすら重く重たく、最後まで重いままですけれど。 ですが、だからこそ人類が本当に読むべき一冊なのだと思います。
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2025年1月12日に日本でレビュー済み
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    クルドやアフガンの難民とユダヤの囚人を同列で語ることは極めて不適切。難民申請が却下されるには相応の理由があったからこそであるが、当時のユダヤ人は「ただユダヤ人」であるからという理由だけである日突然地位も名誉も財産も家族も、果ては尊厳さえ奪われたのだ。日本政府は何も「ただクルド人やアフガン人だから」という理由で申請却下しているわけではないだろう。現に日本には難民申請が許可された人々が暮らしているのだから。当該ページの著者からのメッセージに書かれている内容はフランクルの名著の衣を借りた著者の思想の押し付けですらあると私は考える。個人的には当該メッセージは不要であると思うし、掲載されるべきではない不適切な内容であると思わざるを得ない。
    36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年3月23日に日本でレビュー済み
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    金品も、財産も、大切なものも存在も、人権も自由も奪われた人たちは、何を思い生きていくのか。地獄みたいな日々になんの希望を持てるのかを考えさせられました。
    これまで過去の経験、置かれた場所でどう生きるのか自分の意思は奪われないことが印象に残りました。
  • 2024年9月1日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    本書には次のような文章が書かれています。

    ○わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。

    ○愛は人が人として到達できる究極にして最高のものだ、という真実。今わたしは、人間が詩や思想や信仰を つうじて表明すべきこととしてきた、究極にして最高のことの意味を会得した。愛により、愛のなかへと救われること!

    ここが本書の核心だとも思いますが、生きることはわたしたちに愛を期待しているのだと思います。この愛の実践を、京セラ創業者の稲盛和夫氏は「私心をなくす」と表現しました。

    稲盛氏の「生き方」という本には「心は多重構造をしており、その中心にあって核をなすもの。真・善・美に満ちている『真我』がある」と書かれています。この「真我」が愛のことでしょう。つまり、愛の実践には「自我(私心)」の「真我(愛)」への明け渡しが不可欠ということなのですが、これがまた、なかなか難しいことでもあるのです。

    この「自我(私心)」の「真我(愛)」への明け渡しについて、肺がんステージ4から奇跡の生還を果たした刀根健氏の「僕は、死なない。」という本、急性心不全から奇跡の回復を遂げた有野真麻氏の悟りの本、人生のドン底から奇跡のカムバックを果たした山納銀之輔氏の本から、数多くの貴重な学びを得ることができました。この3冊の本には「明け渡しの法則」が書かれていたからです(有野氏は「明け渡しの法則」を「無条件降伏=無条件幸福の法則」と表現し、山納氏は「全自動の法則」と表現しています)。

    おかげで愛を実践していくコツをつかむことができたと思います。というのも、それ以来、あまりにも多くの奇跡を体験するようになったからです。トーシャ・シルバーの本に「心底ゆだねて生きることを選択して以来、私は数多くの奇跡を体験した」という言葉があり、本書にも「愛により、愛のなかへと救われる」と書かれていますが、それは真実でした。素晴らしい学びと奇跡を本当にありがとうございます。
    23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年9月22日に日本でレビュー済み
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    意外に短いのだなと思った。縷々と長々と述べるのではなく、簡潔に書かれているという印象を持った。
    著者の「体験」を書くということに徹した本だと思う。「苦しみに意味がある」というところが心に残った。
    13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年2月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    アウシュヴィッツ強制収容所ではなくとも、もっと広い意味で強い囚われの感覚を覚える場所はこの今もどこにでもあります。
    それは職場かもしれませんし学校かもしれません。もしくは家庭かもしれません、寒々しい話ですが。

    しかし最も恐るべきは、未来も目的も豊かな時間もなく、ただ心臓が動くまま肺が呼吸を止めないまま強制的に生かされる人生を過ごしている場合です。
    つまり、ただ砂を噛むように毎日を過ごしているのなら、生の時間はそのまま魂の収容所となり得ます。

    だから情容赦なく殴りかかってくる監視兵も、殺伐とした環境に慣れ切った果てに、むしろ弱者を嘲る喜びを覚えた同胞もそこにいます。そこ、とは勿論、自らの内。彼らとは当然、誰か、のようでいて、またの名を自分。

    収容所体験を記した本書の中で多く見られる罵詈雑言について、言葉が示す以上の脅威や重量をもしも感じるのなら、自分の内にある何か、おそらくは人生の何処かで軽度なり徹底的なり踏みつけられた体験が呼応しているのだと思います。
    つまり、未だ解き放たれることのない何かがあります、私にも、そして多くの場合、誰にでも。

    ですが囚われた心身の感覚を自らの内に感じるのであれば、解放もまたすぐそこにあるはずです。人類の一部を根絶やしにしようとした場所と時間を生き延びた著者の体験を通して見れば、その鍵は人の内面の豊かさにあると分かります。

    …収容所生活という困難な外的状況に苦しみながらも、精神にそれほどダメージを受けないことがままあったのだ。そうした人びとには、おぞましい世界から遠ざかり、精神の自由の国、豊かな内面へと立ちもどる道が開けていた。繊細な被収容者のほうが、粗野な人びとよりも収容所生活によく耐えたという逆説は、ここからしか説明できない。(第二段階 収容所生活 内面への逃避)

    読み進めていて、豊かな内面とは何なのだろうと思案せざるを得ません。とにかく、想像を絶する暴力と残虐性に隣り合わせたとしても、それに揺るがない内面とやらに辿り着くまで学びと気づきを積み上げることだけは辞めないでいようと思います。

    ですが、そうして内面を豊かにする過程を経て物事を見る目が少しずつ明晰になってゆくと、ある時ふと気づくのかもしれません。求めていた解放が自分のすぐ背後にあった、歩みを止めなかったからこそすぐ後ろにあったのだと。

    本書は自分自身の強制収容を解く鍵として一読して得るところの大きい一冊です。ただし、ひたすら重く重たく、最後まで重いままですけれど。
    ですが、だからこそ人類が本当に読むべき一冊なのだと思います。
    カスタマー画像
    5つ星のうち5.0
    誰の内にもある夜と霧

    2025年2月16日に日本でレビュー済み
    アウシュヴィッツ強制収容所ではなくとも、もっと広い意味で強い囚われの感覚を覚える場所はこの今もどこにでもあります。
    それは職場かもしれませんし学校かもしれません。もしくは家庭かもしれません、寒々しい話ですが。

    しかし最も恐るべきは、未来も目的も豊かな時間もなく、ただ心臓が動くまま肺が呼吸を止めないまま強制的に生かされる人生を過ごしている場合です。
    つまり、ただ砂を噛むように毎日を過ごしているのなら、生の時間はそのまま魂の収容所となり得ます。

    だから情容赦なく殴りかかってくる監視兵も、殺伐とした環境に慣れ切った果てに、むしろ弱者を嘲る喜びを覚えた同胞もそこにいます。そこ、とは勿論、自らの内。彼らとは当然、誰か、のようでいて、またの名を自分。

    収容所体験を記した本書の中で多く見られる罵詈雑言について、言葉が示す以上の脅威や重量をもしも感じるのなら、自分の内にある何か、おそらくは人生の何処かで軽度なり徹底的なり踏みつけられた体験が呼応しているのだと思います。
    つまり、未だ解き放たれることのない何かがあります、私にも、そして多くの場合、誰にでも。

    ですが囚われた心身の感覚を自らの内に感じるのであれば、解放もまたすぐそこにあるはずです。人類の一部を根絶やしにしようとした場所と時間を生き延びた著者の体験を通して見れば、その鍵は人の内面の豊かさにあると分かります。

    …収容所生活という困難な外的状況に苦しみながらも、精神にそれほどダメージを受けないことがままあったのだ。そうした人びとには、おぞましい世界から遠ざかり、精神の自由の国、豊かな内面へと立ちもどる道が開けていた。繊細な被収容者のほうが、粗野な人びとよりも収容所生活によく耐えたという逆説は、ここからしか説明できない。(第二段階 収容所生活 内面への逃避)

    読み進めていて、豊かな内面とは何なのだろうと思案せざるを得ません。とにかく、想像を絶する暴力と残虐性に隣り合わせたとしても、それに揺るがない内面とやらに辿り着くまで学びと気づきを積み上げることだけは辞めないでいようと思います。

    ですが、そうして内面を豊かにする過程を経て物事を見る目が少しずつ明晰になってゆくと、ある時ふと気づくのかもしれません。求めていた解放が自分のすぐ背後にあった、歩みを止めなかったからこそすぐ後ろにあったのだと。

    本書は自分自身の強制収容を解く鍵として一読して得るところの大きい一冊です。ただし、ひたすら重く重たく、最後まで重いままですけれど。
    ですが、だからこそ人類が本当に読むべき一冊なのだと思います。
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  • 2025年1月6日に日本でレビュー済み
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    今まだ4/1ほどしか読み進んでいませんが、初めからいきなりカポーという呼称が出てきて、なんの説明もありません。読み進める内に憶測で何となく分かる様になりますが、それでも確信が持てないので結局ググりました。サボタージュという言葉も日本で通用されているサボり的な意味では使われておらず、こちらもググって回ってようやく意味が腑に落ちました。もう少し注意書きなりを付け加えて頂けたらと思います。
    読了後にまた感想を書き足したいと思います。
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  • 2024年8月21日に日本でレビュー済み
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    英会話講師の先生のおすすめで読みました。

    自分自身は特にリベラルな人間ではないですが、この本と「きけわだつみのこえ」は絶対に読んでおくべき本だと思いました。

    あなたが経験したことは、だれも奪うことはできない。
    愛する人と語らうこと(生きていようと死んでいようと、今いてもいなくても)、自然の美しさに感動すること。
    尊厳を持って生きることは、どんな状況におかれても、自分で決めて実行することができる。
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  • 2024年11月13日に日本でレビュー済み
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    前半は事実が重たすぎたけど後半はこうさつが素晴らしく興味深い本でした
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