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〈気づき〉の奇跡: 暮らしのなかの瞑想入門 単行本(ソフトカバー) – 2014/6/19
ティク・ナット・ハン
(著),
池田 久代
(翻訳)
ブッダの瞑想があなたを変える。
あの微笑みと平安の境地の背後に、何があるのか。いまや世界的仏教者となったティク・ナット・ハンが平和のために奔走していたベトナム戦争時代に、友人のために書いた「瞑想の手引き」。驚くほど平易でみずみずしい言葉で説かれた仏教の核心と瞑想のコツが心に涼やかに沁みていく。
この本を読まずしてティク・ナット・ハンはわからない!
あの微笑みと平安の境地の背後に、何があるのか。いまや世界的仏教者となったティク・ナット・ハンが平和のために奔走していたベトナム戦争時代に、友人のために書いた「瞑想の手引き」。驚くほど平易でみずみずしい言葉で説かれた仏教の核心と瞑想のコツが心に涼やかに沁みていく。
この本を読まずしてティク・ナット・ハンはわからない!
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社春秋社
- 発売日2014/6/19
- 寸法12.9 x 1.6 x 18.9 cm
- ISBN-10439333325X
- ISBN-13978-4393333259
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商品の説明
著者について
[著者]Thich Nhat Hanh(ティク・ナット・ハン)
1926年、ベトナム生まれ。10代で出家し禅僧となる。ベトナムで社会福祉生年学校、ヴァン・ハン仏教大学、ティエプ・ヒエン教団を設立。激化するベトナム戦争のさなか、中立の立場から平和と停戦を訴え、戦争被害者救済に尽力するが、北からも南からも敵視・迫害され、1966年にはフランスに亡命を余儀なくされる。1973年のパリ平和会議には宗教者代表として出席。以降、〈行動する仏教〉をモットーに、難民救済活動に尽力し、仏教の布教と平和活動をつづける世界的仏教者。
1926年、ベトナム生まれ。10代で出家し禅僧となる。ベトナムで社会福祉生年学校、ヴァン・ハン仏教大学、ティエプ・ヒエン教団を設立。激化するベトナム戦争のさなか、中立の立場から平和と停戦を訴え、戦争被害者救済に尽力するが、北からも南からも敵視・迫害され、1966年にはフランスに亡命を余儀なくされる。1973年のパリ平和会議には宗教者代表として出席。以降、〈行動する仏教〉をモットーに、難民救済活動に尽力し、仏教の布教と平和活動をつづける世界的仏教者。
登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2014/6/19)
- 発売日 : 2014/6/19
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 439333325X
- ISBN-13 : 978-4393333259
- 寸法 : 12.9 x 1.6 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 204,356位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ティク・ナット・ハン禅師は世界的な精神的指導者、詩人、平和活動家。
マインドフルネス、世界倫理そして平和におけるその先駆的教えにより世界中から尊敬を受けています。ティク・ナット・ハンには英語での著作が100冊以上あり、その中には古典的名著の「気づきの奇跡」「微笑みを生きる」などがあります。彼は教育、ビジネス、科学技術そして環境危機といった社会のあらゆる領域に仏教の英知を応用してきました。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんにちは、古舘健です。
好きと嫌いがわかっているということは自分の価値観が明確だということです。
小学校3年生の友人がいます。先日、好きな食べものベスト5と嫌いな食べものベスト5を教えてくれました。すごい!と私は思いました。自分の価値観に気づいているからです。
多くの場合、好き嫌いをしてはいけない。迷惑をかけてはいけない。あれもこれもいけないと言われて育ちます。そうやって自分の価値観を否定され続けていると、親や教師、友人などの価値観を優先するようになる人もいます。友人は、自分の気持ちに気づく大切さを教えてくれました。
本書は気づきの本です。
先日、読んだ「 サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 」の中でオススメ本として紹介されていたので読みました。本書は1975年に刊行された瞑想の入門書の日本語訳です。世の中に本物と偽物があるとしたら、まさに本物です。すごい本だなぁと思いました
著者は、ヴェトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師。ダライ・ラマと並び称される仏道指導者の一人です。今に集中することが生きることだ、と言います。
「『みなさんは皿洗いをしながら、そのあとにお茶を飲むことばかり考えて、できるだけ早く皿を洗い終えて、坐ってお茶を飲みたいとおもっていませんか。もしそうなら、皿を洗っているときには、その時間は(真の意味で)生きられていないのです。皿を洗っているとき、皿洗いはあなたの人生の中で、最も大切なことでなければなりません。(中略)』‐ほかのこともみな同様です。(P33)」
本書では自分や愛する人の死を思い描く瞑想が紹介されています。
瞑想のエッセンスが、これまでに読んできた名著のエッセンスと重なりました。例えば、「 道は開ける 新装版 」です。D・カーネギー氏は「悩み」に対処する方法を説きました。その中に「最悪の状態を思い浮かべ、それを受け入れる覚悟をし、その状態を好転させるよう努める」があります。これが、自分や愛する人の死を思い描く瞑想と重なりました。
「呼吸に意識を集中します。(中略)あなたの愛する人の遺体を思い描いてみましょう。肉体が朽ちて骸骨になったその人が、静かに土のなかに横たわっています。あなたの体はまだここにあって、(中略)その人と共に過ごした日々のこと、そして、いまのその人との交流を思い描きます。にっこりと微笑みながら、呼吸に心を集中して十五分間瞑想します。(P171)」
誕生は死の始まりであり、死があるから生がある。無数の命があり、命は無限だ、と著者は言います。
本書の訳題にある「気づき」は「マインドフルネス」のことです。
訳者によると、最初に「サティ(sati)」に「マインドフルネス」という訳語を用いたのはイギリス仏教学者のトーマス・ウィリアム・リース・デイヴィズ氏で、本書は「サティ(sati)」に「気づき」という訳語を用いたそうです。
ティク・ナット・ハン師が実践する自分の気持ちや価値観に気づく、微笑む、手放す方法をわかりやすく紹介する本書。「マインドフルネス」って難しそうと抵抗感のある方にもオススメの一冊です。ぜひチェックしてみてください!
以下はメモのために抜粋します。
------------------------------------------------
P20
「どんな状況であっても、起こってくることに集中し、鋭敏に、要領よく、知性をもって対処しなさい。これが気づきです。仕事に全集中力を傾け、注意深く最高の判断をくだすことと気づきはまったく同じものです。よい結果を出したければ、起こることすべてにしっかりと関わり、解決し、対処していく冷静さと自己制御が必要です。とても簡単なことです。
自分を制御できないで、短期や怒りを介入させるならば、私たちの仕事は無意味なものになります。
気づきは奇跡です。気づきによって私は私の主人となり、自分をとり戻します。」
P46
「背筋をまっすぐにのばします。これは大切なポイントです。首と頭部を脊柱の延長線上にまっすぐのばしますが、木切れのようにこわばわせてはいけません。視線を前方一、二ヤード(約一、二メートル)先に落として焦点を定めます。できれば半微小を浮かべてみてください。」
P48-49
「座っているいまこの瞬間に、安らぎの喜びを感じることができないならば、時は川の流れのように、ただ流れ去っていくばかりです。引きとめることはできません。みらいが現在になっても、いつまでたっても未来を生きることはできないでしょう。(中略)いまここで見つけられなければ、どこに行っても見つけられません。」
P64
「テーブルの実在(リアリティ)がつかめたら、テーブルそのもののなかに、ふつう私たちがテーブルでないものと考えているすべてのものが現存していることがわかるでしょう。もし非テーブルの要素から何かをとり除いて、それをもとあったところに戻したら(中略)そのテーブルはもはや存在しないでしょう。
テーブルを見て宇宙全体が見える人は『道』を観ることができる。(中略)あなた自身のなかにある『一なるもの』の実在が観えるまで、あなた自身のいのちと宇宙のいのちが『
一つである』ことが観えるまで、じっと見つめてください。」
P66
「私は無数の現象のなかに生きており、私のなかにも数えきれないいのちが生きています。私たちはいのちなのです。いのちは無限です。すべてのいのちとともに生きるとき、私たちは本当に生きるのです。生きるとは他者の苦しみや喜びとともに生きることです。」
P80-81
「初心者にはひたすら気づく修練を薦めます。ものごとをいっさいの判断を入れずに認識するのです。どんな感情でも、慈しみでも焦燥感でも同じように迎え入れ、認識して、公平に扱います。(中略)
悲しみや心配ごと、怒りや情熱といった感情にとらわれていると、このひたすら気づく修練は難しくなります。(中略)ちょうど棘を抜くために棘を使うように。心配や苦しみ、憎しみや情熱は優しく敬意をもって扱わなければなりません。」
P84
「まわりの人が最善を尽くしていなくても心配ありません。どうしたら自分がよくなるかを考えてください。自分が最善を尽くしていれば、まわりの人も気づいてくれるのです。ただしそのためには気づきの修練をつづけなければなりません。」
P96
「私たちは、社会活動について、人々への奉仕について、人類への奉仕について、遠く離れた他者への奉仕について、世界に平和をもたらす手だすけについて語りあいます。ところが、しばしば、自分のすぐそばにいる人たちを忘れてしまうのです。まずもってその人たちのために生きるべき人々を忘れてしまうのです。(中略)人のためなのか、組織の名声のためなのか、私たちはいったい何のために働いているのでしょうか。」
P108(体の姿勢に気づく)
「この瞑想はいつでもどこでも行えます。呼吸に注意を向けて、いつもより静かに深く呼吸してみます。(中略)自分の姿勢に気づいてください。(中略)さらに何のためにその姿勢をとっているか、その姿勢の目的にも気づいてみましょう。(中略)なんの目的もなければ、ただ立っていると気づくだけでよいのです。」
P115-116(あなたの骸骨)
「呼吸に意識をあわせます。大地に横たわる白い骸骨になった自分を思い描いてください。静かに微笑みながら呼吸を見つめます。埋葬されて八十年経ったいま、(中略)心を落ちつけ思いを手放します。静かに呼吸をしながら微笑んでみましょう。この骸骨は自分ではない、残されたこのカタチは自分ではないと察知します。いのちとひとつになるのです。木々、草、他の人々、鳥、獣たち、空、海の波のなかに永遠に生きるのです。骸骨はあなたのほんの一部にすぎません。あなたは一瞬、一瞬、あらゆるところに存在しています。」
P123-124(無執着の瞑想)
「呼吸を見つめます。あなたの人生の快挙、もっとも誇らしい業績を思いだし、そのひとつひとつを吟味してください。(中略)あなたのなしえた仕事全体に相互依存の光をあてて、それが自分ひとりの力によるものではなく、自分を越えたさまざまな条件が集まってなしとげられたことに気づきます。(中略)これまでなしとげてきたことにとらわれてはいけません。それを手放すことができたときにはじめて、悩みから解放されて、自由になるのです。
つぎに、人生でもっとも苦い失敗を思いだしてみてください。(中略)失敗を意識したときに出てきたコンプレックス(心に抑圧した感情)を調べてみましょう。」
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
好きと嫌いがわかっているということは自分の価値観が明確だということです。
小学校3年生の友人がいます。先日、好きな食べものベスト5と嫌いな食べものベスト5を教えてくれました。すごい!と私は思いました。自分の価値観に気づいているからです。
多くの場合、好き嫌いをしてはいけない。迷惑をかけてはいけない。あれもこれもいけないと言われて育ちます。そうやって自分の価値観を否定され続けていると、親や教師、友人などの価値観を優先するようになる人もいます。友人は、自分の気持ちに気づく大切さを教えてくれました。
本書は気づきの本です。
先日、読んだ「 サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 」の中でオススメ本として紹介されていたので読みました。本書は1975年に刊行された瞑想の入門書の日本語訳です。世の中に本物と偽物があるとしたら、まさに本物です。すごい本だなぁと思いました
著者は、ヴェトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師。ダライ・ラマと並び称される仏道指導者の一人です。今に集中することが生きることだ、と言います。
「『みなさんは皿洗いをしながら、そのあとにお茶を飲むことばかり考えて、できるだけ早く皿を洗い終えて、坐ってお茶を飲みたいとおもっていませんか。もしそうなら、皿を洗っているときには、その時間は(真の意味で)生きられていないのです。皿を洗っているとき、皿洗いはあなたの人生の中で、最も大切なことでなければなりません。(中略)』‐ほかのこともみな同様です。(P33)」
本書では自分や愛する人の死を思い描く瞑想が紹介されています。
瞑想のエッセンスが、これまでに読んできた名著のエッセンスと重なりました。例えば、「 道は開ける 新装版 」です。D・カーネギー氏は「悩み」に対処する方法を説きました。その中に「最悪の状態を思い浮かべ、それを受け入れる覚悟をし、その状態を好転させるよう努める」があります。これが、自分や愛する人の死を思い描く瞑想と重なりました。
「呼吸に意識を集中します。(中略)あなたの愛する人の遺体を思い描いてみましょう。肉体が朽ちて骸骨になったその人が、静かに土のなかに横たわっています。あなたの体はまだここにあって、(中略)その人と共に過ごした日々のこと、そして、いまのその人との交流を思い描きます。にっこりと微笑みながら、呼吸に心を集中して十五分間瞑想します。(P171)」
誕生は死の始まりであり、死があるから生がある。無数の命があり、命は無限だ、と著者は言います。
本書の訳題にある「気づき」は「マインドフルネス」のことです。
訳者によると、最初に「サティ(sati)」に「マインドフルネス」という訳語を用いたのはイギリス仏教学者のトーマス・ウィリアム・リース・デイヴィズ氏で、本書は「サティ(sati)」に「気づき」という訳語を用いたそうです。
ティク・ナット・ハン師が実践する自分の気持ちや価値観に気づく、微笑む、手放す方法をわかりやすく紹介する本書。「マインドフルネス」って難しそうと抵抗感のある方にもオススメの一冊です。ぜひチェックしてみてください!
以下はメモのために抜粋します。
------------------------------------------------
P20
「どんな状況であっても、起こってくることに集中し、鋭敏に、要領よく、知性をもって対処しなさい。これが気づきです。仕事に全集中力を傾け、注意深く最高の判断をくだすことと気づきはまったく同じものです。よい結果を出したければ、起こることすべてにしっかりと関わり、解決し、対処していく冷静さと自己制御が必要です。とても簡単なことです。
自分を制御できないで、短期や怒りを介入させるならば、私たちの仕事は無意味なものになります。
気づきは奇跡です。気づきによって私は私の主人となり、自分をとり戻します。」
P46
「背筋をまっすぐにのばします。これは大切なポイントです。首と頭部を脊柱の延長線上にまっすぐのばしますが、木切れのようにこわばわせてはいけません。視線を前方一、二ヤード(約一、二メートル)先に落として焦点を定めます。できれば半微小を浮かべてみてください。」
P48-49
「座っているいまこの瞬間に、安らぎの喜びを感じることができないならば、時は川の流れのように、ただ流れ去っていくばかりです。引きとめることはできません。みらいが現在になっても、いつまでたっても未来を生きることはできないでしょう。(中略)いまここで見つけられなければ、どこに行っても見つけられません。」
P64
「テーブルの実在(リアリティ)がつかめたら、テーブルそのもののなかに、ふつう私たちがテーブルでないものと考えているすべてのものが現存していることがわかるでしょう。もし非テーブルの要素から何かをとり除いて、それをもとあったところに戻したら(中略)そのテーブルはもはや存在しないでしょう。
テーブルを見て宇宙全体が見える人は『道』を観ることができる。(中略)あなた自身のなかにある『一なるもの』の実在が観えるまで、あなた自身のいのちと宇宙のいのちが『
一つである』ことが観えるまで、じっと見つめてください。」
P66
「私は無数の現象のなかに生きており、私のなかにも数えきれないいのちが生きています。私たちはいのちなのです。いのちは無限です。すべてのいのちとともに生きるとき、私たちは本当に生きるのです。生きるとは他者の苦しみや喜びとともに生きることです。」
P80-81
「初心者にはひたすら気づく修練を薦めます。ものごとをいっさいの判断を入れずに認識するのです。どんな感情でも、慈しみでも焦燥感でも同じように迎え入れ、認識して、公平に扱います。(中略)
悲しみや心配ごと、怒りや情熱といった感情にとらわれていると、このひたすら気づく修練は難しくなります。(中略)ちょうど棘を抜くために棘を使うように。心配や苦しみ、憎しみや情熱は優しく敬意をもって扱わなければなりません。」
P84
「まわりの人が最善を尽くしていなくても心配ありません。どうしたら自分がよくなるかを考えてください。自分が最善を尽くしていれば、まわりの人も気づいてくれるのです。ただしそのためには気づきの修練をつづけなければなりません。」
P96
「私たちは、社会活動について、人々への奉仕について、人類への奉仕について、遠く離れた他者への奉仕について、世界に平和をもたらす手だすけについて語りあいます。ところが、しばしば、自分のすぐそばにいる人たちを忘れてしまうのです。まずもってその人たちのために生きるべき人々を忘れてしまうのです。(中略)人のためなのか、組織の名声のためなのか、私たちはいったい何のために働いているのでしょうか。」
P108(体の姿勢に気づく)
「この瞑想はいつでもどこでも行えます。呼吸に注意を向けて、いつもより静かに深く呼吸してみます。(中略)自分の姿勢に気づいてください。(中略)さらに何のためにその姿勢をとっているか、その姿勢の目的にも気づいてみましょう。(中略)なんの目的もなければ、ただ立っていると気づくだけでよいのです。」
P115-116(あなたの骸骨)
「呼吸に意識をあわせます。大地に横たわる白い骸骨になった自分を思い描いてください。静かに微笑みながら呼吸を見つめます。埋葬されて八十年経ったいま、(中略)心を落ちつけ思いを手放します。静かに呼吸をしながら微笑んでみましょう。この骸骨は自分ではない、残されたこのカタチは自分ではないと察知します。いのちとひとつになるのです。木々、草、他の人々、鳥、獣たち、空、海の波のなかに永遠に生きるのです。骸骨はあなたのほんの一部にすぎません。あなたは一瞬、一瞬、あらゆるところに存在しています。」
P123-124(無執着の瞑想)
「呼吸を見つめます。あなたの人生の快挙、もっとも誇らしい業績を思いだし、そのひとつひとつを吟味してください。(中略)あなたのなしえた仕事全体に相互依存の光をあてて、それが自分ひとりの力によるものではなく、自分を越えたさまざまな条件が集まってなしとげられたことに気づきます。(中略)これまでなしとげてきたことにとらわれてはいけません。それを手放すことができたときにはじめて、悩みから解放されて、自由になるのです。
つぎに、人生でもっとも苦い失敗を思いだしてみてください。(中略)失敗を意識したときに出てきたコンプレックス(心に抑圧した感情)を調べてみましょう。」
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
2023年10月7日に日本でレビュー済み
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いろいろ新しい考えがあり、理解できないところもあるものの、
「こういう考えもあるなー」という気づきを得られる
「こういう考えもあるなー」という気づきを得られる
2020年5月23日に日本でレビュー済み
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ヴェトナムの戦火の中を戦い抜いたヴェトナム僧侶の「きれいごと」ではない瞑想へのヒントが示されている。
瞑想は「静」ではなく、雑多な暮らしの中での「動」なのだと気づかせてくれる。
訳文の不備を上げるレビューがある。ヴェトナム語から英語に訳された原文を更に日本語に転化したせいかと思っていたが、そうではなく、難解なのは仏教の概念や用語の部分かと思われる。
翻訳文それ自体に難点はなく、基礎を心得ていれば むしろ、
すらすらと読める。
死体の瞑想は日本の「不浄観」にもあるが鮮烈なくだりである。仏教の基礎知識があり、瞑想の実践者には有効な良書であろう。
瞑想は「静」ではなく、雑多な暮らしの中での「動」なのだと気づかせてくれる。
訳文の不備を上げるレビューがある。ヴェトナム語から英語に訳された原文を更に日本語に転化したせいかと思っていたが、そうではなく、難解なのは仏教の概念や用語の部分かと思われる。
翻訳文それ自体に難点はなく、基礎を心得ていれば むしろ、
すらすらと読める。
死体の瞑想は日本の「不浄観」にもあるが鮮烈なくだりである。仏教の基礎知識があり、瞑想の実践者には有効な良書であろう。
2019年5月2日に日本でレビュー済み
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深く染み込んでくるような言葉の数々。大仰な表現はなく、控えめながら忘れがたい印象が残る。
2019年5月22日に日本でレビュー済み
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訳が日本人向けになっておらず、そのまま訳した感じなのと
抽象的な表現も多く、意味が理解しにくい
最後まで読むのが苦痛だった本
後半の3割は解説が薄く意味がわかりにくいのと
同じ内容を繰り返した教えが書かれている
瞑想を知りたいなら科学的根拠のある
他の本を読んだほうがわかりやすい
この本は、簡単にいえばどの状態でも
「今の状態に気づくこと」をこむつかしく書かれている
一般的に読みにくい漢字が
そのまま出てきて余計こむつかしさを深めている
全体的にもっと簡潔にわかりやすく書けたと思うので残念
抽象的な表現も多く、意味が理解しにくい
最後まで読むのが苦痛だった本
後半の3割は解説が薄く意味がわかりにくいのと
同じ内容を繰り返した教えが書かれている
瞑想を知りたいなら科学的根拠のある
他の本を読んだほうがわかりやすい
この本は、簡単にいえばどの状態でも
「今の状態に気づくこと」をこむつかしく書かれている
一般的に読みにくい漢字が
そのまま出てきて余計こむつかしさを深めている
全体的にもっと簡潔にわかりやすく書けたと思うので残念
2014年8月2日に日本でレビュー済み
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ヴィパッサナー瞑想に関する大変わかりやすい本だと思います。ティクさんは、ベトナム出身で現在フランスを拠点に世界中で、ヴィパッサナー瞑想を僧侶だけでなく、一般人にも分かりやすく体験しながら説明してくださるお方です。我々は、日々世の中をこれまでの経験で得た情報を基にゆがんでみてしまうことが多々あります。たとえば、噂話など単なることばであり実際はどうかも分からずに信じてしまい、その噂話をしている人をそのうわさ通りの人だというゆがんだ見方をしてしまいます。しかしそういった見方は本来のその人を見ていることになりません。また、知識や情報、これまでの記憶に基づいて世の中を認識すること自体にゆがみが生じます。
ティクさんの伝えるヴィパッサナーというのは五感で感じていることにただ、ただ気づくということです。この気づくということは非常にシンプルなことですが、実際にやってみるとなかなか難しい。そこで師が必要になります。本書を通じて、ティクさんという師が読者をシンプルな気づきを行なうためのヒントを言葉で導いてくれます。後は我々が実践するだけです。実践すればとてもすがすがしい肩の荷を下ろしたような気持ちになります。お勧めします。
ティクさんの伝えるヴィパッサナーというのは五感で感じていることにただ、ただ気づくということです。この気づくということは非常にシンプルなことですが、実際にやってみるとなかなか難しい。そこで師が必要になります。本書を通じて、ティクさんという師が読者をシンプルな気づきを行なうためのヒントを言葉で導いてくれます。後は我々が実践するだけです。実践すればとてもすがすがしい肩の荷を下ろしたような気持ちになります。お勧めします。
2016年11月19日に日本でレビュー済み
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最近流行りのマインドフルネス。ベトナムの国を追われたティク・ナット・ハン氏が怒りや悲しみの感情をいかに鎮めて平穏な気持ちで生きていけるか…瞑想こそがその方法です。
毎日少しの時間からでも始めてみませんか?
毎日少しの時間からでも始めてみませんか?