この本に出てくる3人の加害者(1名は西鉄バス事件の犯人)たちが根っからの悪人だったかというと、そうではないということには僕も心から同意できる。
心根の優しかった子供が、環境のせいで犯罪を犯してしまうことは確かにあるだろう。
しかしこの3人が根っからの悪人ではないということは、 根っからの悪人がこの世界に存在しないという証明にはならない。
また、生まれてすぐから親には どうしようもない他害性を抱えている子供が存在することは紛れもない事実。
なので、 このたった3人だけのサンプルをもとに「根っからの悪人はいない」と10代の子供達に発言させてしまうのは疑問に思った。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
根っからの悪人っているの?: 被害と加害のあいだ (シリーズ「あいだで考える」) 単行本 – 2023/10/17
坂上 香
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,760","priceAmount":1760.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,760","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"AzCqXFCv1y47sQ2LfBiWUYvhfnKCKwpsLQLrvsI1BR8C842Taemr%2BXeDKmBC%2B3v9rlB6J7J7TtYGuafl24oJy6d0N3P6QAkEGH284XyqdWNIWwhAsZl95BwOhmA7QTlu%2B6qPGD6BxSY%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
★★★
メディア掲載情報
024/03/10 「女のしんぶん」書評掲載
2024/01/22 「週刊教育資料」書評掲載
2024年2月号 「母の友」で紹介
2023/12/02 日経新聞、信濃毎日新聞書評掲載
2023/11/18 京都新聞「本屋と一冊」で紹介
2023/11/14 「サンデー毎日11月26日・12月3日合併号」武田砂鉄氏が書評コーナーで紹介
★★★
正解のない問いを考え、多様な他者と生きる
シリーズ「あいだで考える」創刊!
不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。
*
『根っからの悪人っているの?――被害と加害のあいだ』
著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われている「TC(回復共同体)」という対話による更生プログラムを、20 代の受刑者4 人を中心に2 年間記録したドキュメンタリー。本書は、この映画を手がかりに、著者と10 代の若者たちが「サークル(円座になって自らを語りあう対話)」を行った記録である。映画に登場する元受刑者の2 人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え、「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。(装画:丹野杏香)
【目次】
※制作中のため、変更の可能性があります。
はじめに
第1回 初めての対話
『プリズン・サークル』を観て
「わかりたい」と思うには
「違い」に出会う
第2回 真人さんとの対話
刑務所のリアル
犯した罪をめぐって
大切なものとサンクチュアリ
コラム おすすめの音楽
サンクチュアリが壊れたあと
第3回 翔さんとの対話
感情に気づき、感情を動かす
サンクチュアリをつくる
自らの罪を語る
コラム 感情をめぐるワーク
聴く・語る・変わる
第4回 山口さんとの対話
事件に遭遇して——山口さんの被害体験
コラム 事件後の子どもとの関係性の変化
少年の居場所
少年と会う
被害者と加害者が直接会うこと——「修復的司法」
コラム 修復的司法の個人的な取り組み
揺れていい
第5回 最後の対話
4回の対話の感想
根っからの悪人っているの?
おわりに
被害と加害のあいだをもっと考えるための 作品案内
メディア掲載情報
024/03/10 「女のしんぶん」書評掲載
2024/01/22 「週刊教育資料」書評掲載
2024年2月号 「母の友」で紹介
2023/12/02 日経新聞、信濃毎日新聞書評掲載
2023/11/18 京都新聞「本屋と一冊」で紹介
2023/11/14 「サンデー毎日11月26日・12月3日合併号」武田砂鉄氏が書評コーナーで紹介
★★★
正解のない問いを考え、多様な他者と生きる
シリーズ「あいだで考える」創刊!
不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。
*
『根っからの悪人っているの?――被害と加害のあいだ』
著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われている「TC(回復共同体)」という対話による更生プログラムを、20 代の受刑者4 人を中心に2 年間記録したドキュメンタリー。本書は、この映画を手がかりに、著者と10 代の若者たちが「サークル(円座になって自らを語りあう対話)」を行った記録である。映画に登場する元受刑者の2 人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え、「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。(装画:丹野杏香)
【目次】
※制作中のため、変更の可能性があります。
はじめに
第1回 初めての対話
『プリズン・サークル』を観て
「わかりたい」と思うには
「違い」に出会う
第2回 真人さんとの対話
刑務所のリアル
犯した罪をめぐって
大切なものとサンクチュアリ
コラム おすすめの音楽
サンクチュアリが壊れたあと
第3回 翔さんとの対話
感情に気づき、感情を動かす
サンクチュアリをつくる
自らの罪を語る
コラム 感情をめぐるワーク
聴く・語る・変わる
第4回 山口さんとの対話
事件に遭遇して——山口さんの被害体験
コラム 事件後の子どもとの関係性の変化
少年の居場所
少年と会う
被害者と加害者が直接会うこと——「修復的司法」
コラム 修復的司法の個人的な取り組み
揺れていい
第5回 最後の対話
4回の対話の感想
根っからの悪人っているの?
おわりに
被害と加害のあいだをもっと考えるための 作品案内
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社創元社
- 発売日2023/10/17
- 寸法13 x 1.3 x 16.8 cm
- ISBN-104422360159
- ISBN-13978-4422360157
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 根っからの悪人っているの?: 被害と加害のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)
¥1,760¥1,760
最短で6月5日 水曜日のお届け予定です
在庫あり。
¥1,540¥1,540
最短で6月5日 水曜日のお届け予定です
残り11点(入荷予定あり)
¥1,540¥1,540
最短で6月5日 水曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
自分疲れ | SNSの哲学 | ことばの白地図を歩く | 風をとおすレッスン | 根っからの悪人っているの? | |
---|---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.4
35
|
5つ星のうち4.2
13
|
5つ星のうち4.2
19
|
5つ星のうち4.8
16
|
5つ星のうち4.3
34
|
価格 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,760¥1,760 |
内容紹介 | 難病の実体験に基づいたユニークな文学紹介活動を展開している著者が、文学や漫画、映画など多彩なジャンルの作品を取り上げながら、心と体の関係性について考察していく。 | SNSの利用を巡る様々な現象を哲学の視点から捉え直し、この世界と自分自身への新しい視点を提供。「物事を哲学によって考える」ことの面白さと大切さを実践的に示す。 | ロシア文学の研究者、翻訳者である著者が、留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを読者と一緒に“クエスト方式”で考える。 | 中東やアフリカで長年過ごしてきた著者が、旅の経験などをとおして、人と人との「あいだ」を見つめ、そこに風をとおし、互いに自由になれる関係を紡ぐための道を考える。 | 著者の映画作品『プリズン・サークル』を手がかりに、著者と10代の若者たちが「サークル(円座になって自らを語りあう)」を行い、「被害と加害」をテーマに語りあう。 |
能力で人を分けなくなる日 | ハマれないまま、生きてます | |
---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
3
|
5つ星のうち4.5
2
|
価格 | ¥1,540¥1,540 | ¥1,760¥1,760 |
内容紹介 | 能力主義と優生思想、人との関わり、個・自立・責任、生と死などの問題を著者と中高生が話しあい、いのちに価値づけはできるのか、共に生きるとはどういうことかを考える。 | 子どもにも大人にもハマれない著者が、自らの「子どもと大人のあいだ」にある性と暴力、死の衝動や生のあがき、フェミニズムと基督教に出会い言葉と思想を得た過程を語る。 |
商品の説明
著者について
坂上香(さかがみ・かおり)
1965年大阪府生まれ。ドキュメンタリー映画作家。NPO法人out of frame代表。一橋
大学大学院社会学研究科客員准教授。映画作品に『Lifers ライファーズ 終身刑を
超えて』『トークバック 沈黙を破る女たち』『プリズン・サークル』(文化庁映画
賞・文化記録映画大賞受賞)、著書に『プリズン・サークル』(岩波書店)などがあ
る。
1965年大阪府生まれ。ドキュメンタリー映画作家。NPO法人out of frame代表。一橋
大学大学院社会学研究科客員准教授。映画作品に『Lifers ライファーズ 終身刑を
超えて』『トークバック 沈黙を破る女たち』『プリズン・サークル』(文化庁映画
賞・文化記録映画大賞受賞)、著書に『プリズン・サークル』(岩波書店)などがあ
る。
登録情報
- 出版社 : 創元社 (2023/10/17)
- 発売日 : 2023/10/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4422360159
- ISBN-13 : 978-4422360157
- 寸法 : 13 x 1.3 x 16.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 164,359位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり読み終えて、根っからの悪人いるなあってなのが、正直な感想。しかし、そういう人の話聞いててtも、やはり心打たれない。忙しくて仕事に追われていても、その実、私の心が正常に機能してくれてるんやね、とほっと一安心します。こういった本は平成時代にはなかなか出版されなかったが、令和ってすごいな。本読むだけでものすごく勉強になります。
2024年1月2日に日本でレビュー済み
確かに本としては素晴らしい 村上春樹の「沈黙」を読んでいるようだ タイトルからして犯罪者をいいように見せようとする意図が見える
・ここに出てくる犯罪者は模範因であり現実にはどうしようもない連中も多々いるはず
・学生も絶対安全なインタビューという場であるから安心して受刑者と話しているが、そうでない状況であればどうでしょうか?
という点を指摘します
・ここに出てくる犯罪者は模範因であり現実にはどうしようもない連中も多々いるはず
・学生も絶対安全なインタビューという場であるから安心して受刑者と話しているが、そうでない状況であればどうでしょうか?
という点を指摘します
2024年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学生から大学生までの4人の若い人たちを、プリズン・サークルの坂上香さんが、ダイアログの旅にアテンドする。
プリズン・サークルの真人さん・翔さんと若者たちとのダイアログが素晴らしい。
競争と損得がどうしようもなく刷り込まれた先行世代にこそ、ぜひ読んで欲しいと思う。世界平和は、対話(ダイアログ)によってのみ、可能になるという自分の中の確信を、エンパワメントされた気分。
著者だけでなく、このダイアログに参加した皆さんにも深く感謝です。
プリズン・サークルの真人さん・翔さんと若者たちとのダイアログが素晴らしい。
競争と損得がどうしようもなく刷り込まれた先行世代にこそ、ぜひ読んで欲しいと思う。世界平和は、対話(ダイアログ)によってのみ、可能になるという自分の中の確信を、エンパワメントされた気分。
著者だけでなく、このダイアログに参加した皆さんにも深く感謝です。
2024年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
犯罪者への偏見又はステレオタイプを改善するのに役立ちますが、彼らの語りには色々バイアスがかかっていることや少数事例を一般化できないことを考慮する力ののある人の解説が必要です。とはいえ、啓蒙的価値は大きいです。
2023年10月18日に日本でレビュー済み
シリーズ「あいだで考える」本当に外れがない。この本は10代でも読める本である。しかしすべての現代の人に通じるような深い内容を持っている。今作は受刑者の社会復帰や心の問題を追ってきた映画監督坂上香さんの執筆である。『ライファーズ』や『プリズンサークル』を観ていたので、間違いなく名作だろうと思って読んだ。やはりすさまじい本だった。大切な内容だと思う。本書は、プリズンサークルにも出てくる2人の加害者(元受刑者)と1人の被害者(西鉄バスジャック事件の被害者)と対話する内容である。2人の加害者はプリズンサークルにも登場した、日本で唯一の刑務所の中にあるTC(回復共同体)を修了された方々である。そして、この本では彼・彼女らと、坂上さん、さらに高校生と大学生が実際に対話した内容がおさめられている。なので、会話を読むような形になる。正直最初は大丈夫かと思った。坂上さんとの対話ではなく、そこに高校生や大学生も入るのは大丈夫なのかと。しかし、予想をいい意味で裏切られた。若い人たちが対話者の話を真剣に受け取り、また彼女・彼等の言葉で精一杯語ろうとする。自分達の実感や、実生活を通して考える虚飾の無い言葉で真っすぐに語り合おうとする。その彼らの揺れる姿や、紡がれる言葉にまたこちらも揺さぶられるのである。そもそも、坂上さんの撮ってきた映画は、共同体における対話の中で人間が回復してくものだった。この本は、サンクチュアリ(安心できる聖域)がテーマになってくる。この対話の場自体が一つのサンクチュアリになっており、坂上さんがしてきた実践をそのままライブで本にしたような形になっている。つまりある意味で坂上さんのこれまでの活動が、再びこの本を作る過程で表れているのだと感じた。とにかく読者は、彼等の対話の輪に入り一緒に考えさせられるのである。とにかく、悲しみを潜ってきた彼女、彼らの言葉は何かとても響いてくる。私の深い悲しみの底に響く。そして同時にこの社会のゆがみもまた考えさせられるのだ。例えば、回復共同体がある刑務所は島根にある1カ所だけである。他の場所では、このような先進的な取り組みはされておらず、昔ながらの懲罰が当たり前になっていることを知った。
こころに残った言葉はいくつもあるのだが、一つだけ引用しておきたい。元受刑者の翔さんの言葉である。「だから、矛盾するかもしれないけど、俺は自分を大事にする。そうできるようになって、初めて被害者にも気持ちが向いた。そして、苦しみながら、人生が豊かになってきたと思う」。翔はTCを通して他者と話し、自分を大切にできるようになって、初めて他の人にも気持ちが向いたという。そして本当に「ごめんなさい」という心が己の内から湧いてきたということだと思う。しかし、私達は刑務所の中だけではなく、多くの人が自分を大切にしていないのではないか。自分を大切にできるような基盤が今この社会にかけているのではないだろうか。そうした社会の歪みと、私達の歪み、その結果として現れる犯罪は決して別のものではない。多くのことを教えられた一冊だし、これからも読み返す一冊にしたい。
こころに残った言葉はいくつもあるのだが、一つだけ引用しておきたい。元受刑者の翔さんの言葉である。「だから、矛盾するかもしれないけど、俺は自分を大事にする。そうできるようになって、初めて被害者にも気持ちが向いた。そして、苦しみながら、人生が豊かになってきたと思う」。翔はTCを通して他者と話し、自分を大切にできるようになって、初めて他の人にも気持ちが向いたという。そして本当に「ごめんなさい」という心が己の内から湧いてきたということだと思う。しかし、私達は刑務所の中だけではなく、多くの人が自分を大切にしていないのではないか。自分を大切にできるような基盤が今この社会にかけているのではないだろうか。そうした社会の歪みと、私達の歪み、その結果として現れる犯罪は決して別のものではない。多くのことを教えられた一冊だし、これからも読み返す一冊にしたい。
2024年1月13日に日本でレビュー済み
数人のサンプル、しかも自分のことの話す気になった人の話から何がわかるのであろうか?まず、根っからの悪人とは何だろう?反省の言葉を口にしつつ、実は反省していない人だったりしないか?
最近の人種差別の議論の中では、「私は差別主義ではない」と言い切る人こそ問題で、何が差別なのか理解できていない ともいわれる。
その背景を基に、分かりやすい人生のストーリーを語る人から「わかりあえる」と結論付けるのは、短絡的で危険だ。
最近の人種差別の議論の中では、「私は差別主義ではない」と言い切る人こそ問題で、何が差別なのか理解できていない ともいわれる。
その背景を基に、分かりやすい人生のストーリーを語る人から「わかりあえる」と結論付けるのは、短絡的で危険だ。
2024年1月3日に日本でレビュー済み
不幸な生い立ちや生育環境の人すべてが犯罪に手を染めるわけではないのに、加害者に対して「犯罪をおかしてしまう環境だったのか」と理解をしめすばかりでは被害者は救われない、と思った。
対談させていたのが高校生というのも、それはそれで意味があるのかも知れないけど子育て中の世代の人だったらまた違う方向へと話が進んだような気がする。
修復的司法がどこまで被害者側に寄り添えるのか、この本からはあまり感じる事はできなかった。
人を殺めてしまった加害者がこの本に登場するけど、高校生たちは加害者に理解をしめし始める。
殺めるにいたった事情は確かにあるんだとは思うけど、死んでしまった方は何も発することはできない。
私がもし自分の大事な人を殺されたりしたら、犯人を理解したいとも思わないし、再犯しないように更生して欲しいとも思わない。
ただただ同じ目に遭わせてやりたい、としか思わないと思う。
絵空事から脱していない、と思った本だった。
対談させていたのが高校生というのも、それはそれで意味があるのかも知れないけど子育て中の世代の人だったらまた違う方向へと話が進んだような気がする。
修復的司法がどこまで被害者側に寄り添えるのか、この本からはあまり感じる事はできなかった。
人を殺めてしまった加害者がこの本に登場するけど、高校生たちは加害者に理解をしめし始める。
殺めるにいたった事情は確かにあるんだとは思うけど、死んでしまった方は何も発することはできない。
私がもし自分の大事な人を殺されたりしたら、犯人を理解したいとも思わないし、再犯しないように更生して欲しいとも思わない。
ただただ同じ目に遭わせてやりたい、としか思わないと思う。
絵空事から脱していない、と思った本だった。