朝日新聞や映画秘宝などに執筆されている著者の、2冊目の単行本。
前作『映画系女子がゆく!』も面白かったが、さらに磨きがかかっている気がする。
成瀬巳喜男、ホン・サンス、ファスビンダーの監督論の章や、死や亡霊について
の暗すぎる最後の3章がたまらなく好きだった。 セックスに対する姿勢もいい。
町山智浩さんの本のように、映画を実際観るより面白いんじゃないかという
内容紹介がとてもいい。 ただ内容が全部わかってしまうので、出来れば読む前に
映画を観ておいた方がいいと思う。
厭世的で「わたしも本当は死にたいなと時々、道で立ち止まるように思う。ただ、
死ぬ勢いも切迫感もないから、よろよろと歩いているだけ」というダウナーな姿勢
にとても共感した。
これからもどんどん書いて頂きたい、これからが楽しみな方です。