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お兄ちゃんは無意識に人を愛してきたの ペーパーバック – 2021/10/26
鈴木信之
(著)
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◆ 目次
【僕の部屋①7月7日午後3時】
・やっと、分かったぁ!
・一緒に幸せにならない?
・人は永遠に生き続ける。
・そりゃー、嬉しいに決まってんだろっ!
・もう一つの質問
・今からは空間のお話
・お兄ちゃんのカラダはいくつある?
・ぜーんぶ一つに繋がっている。
・本当にそう?
・あたり前で普通のこと
・罪悪感があるからよ。
・1円玉より小さい何か
・頭と心との間にギャップを抱えるということは
・ひさかたぶりの兄妹げんか
【僕とユリ①小学校~高校卒業】
・小学時代
・中学時代
・高校時代
・高校卒業
【僕の部屋②7月7日午後4時】
・殺される?
・処刑された人の歌
・ケアレスウィスパー
【僕とユリ②一ヶ月前の今日】
・1ヶ月前の今日
【僕の部屋③7月7日午後5時】
・コトハの影響を受けた僕は
・もう一つのウソ
・おまえの兄ちゃんヨダレこぼしてたな
【喫茶「ロトール」7月7日午後8時】
・声がちがう
・新しい彼氏と幸せになってくれよな
◆ やっと、分かったぁ!
僕の部屋は、1階にある。
しかし、僕の部屋に来た人は、口を揃えてこう言う。
「のび太の部屋みたいだなぁ〜〜。」
僕の部屋は二階ではないが、机の向こう側に窓があり、その窓枠は今どき珍しい木製の窓枠だ。
確かに、僕の部屋には、押し入れがある。しかし、ドラえもん用の布団はない。
また、机の引き出しを手前にスーッと開けて、ヒョイっとそこに飛び込もうものなら、間違いなく壊れるから、誰もそんな馬鹿なことはしない。
ある夏の日、そんな僕の部屋に一人の人物が突然飛び込んで来た。
「分かったあ~!やっと分かったの~!」
僕の部屋に入ってきたのは、ドラえもんではなく、僕の妹、コトハだった。
コトハは、ずうーっと自分の部屋に引きこもっていた。
学校で優等生だったコトハは、地元で一番の進学高校にめでたく入学したのだったが、高校生活が始まると、急に引きこもり始め、半年後にはコトハの高校生活が終わった。
精神科のお医者さんは、コトハを「うつ病」と診断したが、コトハは精神科で処方される安定剤には一切口をつけず、憂鬱な表情でいつも言う。
「何かが、違う。」
「何かが、違う。」が、コトハの口癖だった。
「何かが違う」というコトハの口癖に対して、僕も、父も、母も「何が違うんだ?」と尋ねたが、コトハは小さな声で「何が違うのかは分からない…。」と、ボソッと答えるだけだった。
そして、冴えない表情をしたまま、自分の部屋に閉じこもってしまう。そんな日が続いていた。
そんなコトハが、急に明るく大きな声を出して、僕の部屋に入ってきたのだから、僕はその人物が誰なのか、最初、分からなかった。
が、「お兄ちゃん!コトちゃん、やっと分かったのぉ~!」と言われた時に、やっと、目の前で話している人物がコトハであることに気付いた。
「なんだっ!コトちゃんだったのか?
どうした、コトちゃん?」
と、僕は言ったが、僕の言葉に聞く耳を持つコトハではなかった。
「お兄ちゃん!なんで、人が不幸になってしまうのかが分かったの!
そして、みんな幸せになれることがわかったの!」
コトハは、興奮冷めやらない様子だ。
「不幸の原因は罪悪感。
つまり、罪悪感があるから、人は不幸になるの!
罪悪感っていうのは、『私は悪いことをしてしまった』って、心の中で思ってるっていうことなんだけど、心の中で『私は悪いことをしてしまった』って思っているから、悪いことが起こるの!」
と一気に続けた。
僕は、「ん…???
コトちゃんの言ってること、よく分からないんだけど…。
オレ、別に何か悪いことをした訳でもないし…。」
と、興奮して話すコトハを落ち着かせようと少し冷めた口調で答えた。
すると、コトハは「そう言うと思ってました!」
と言わんばかりに間髪入れず、僕に変な質問を投げかけた。
「じゃあ、お兄ちゃん、聞くけどさ〜あ。
過去1年間にお兄ちゃんがやってきたこと、ぜんぶ、コトちゃんに話して!
例えば、セクシュアリティな内容とか。」と。
僕は、一瞬「えっ?!」と戸惑った。
【僕の部屋①7月7日午後3時】
・やっと、分かったぁ!
・一緒に幸せにならない?
・人は永遠に生き続ける。
・そりゃー、嬉しいに決まってんだろっ!
・もう一つの質問
・今からは空間のお話
・お兄ちゃんのカラダはいくつある?
・ぜーんぶ一つに繋がっている。
・本当にそう?
・あたり前で普通のこと
・罪悪感があるからよ。
・1円玉より小さい何か
・頭と心との間にギャップを抱えるということは
・ひさかたぶりの兄妹げんか
【僕とユリ①小学校~高校卒業】
・小学時代
・中学時代
・高校時代
・高校卒業
【僕の部屋②7月7日午後4時】
・殺される?
・処刑された人の歌
・ケアレスウィスパー
【僕とユリ②一ヶ月前の今日】
・1ヶ月前の今日
【僕の部屋③7月7日午後5時】
・コトハの影響を受けた僕は
・もう一つのウソ
・おまえの兄ちゃんヨダレこぼしてたな
【喫茶「ロトール」7月7日午後8時】
・声がちがう
・新しい彼氏と幸せになってくれよな
◆ やっと、分かったぁ!
僕の部屋は、1階にある。
しかし、僕の部屋に来た人は、口を揃えてこう言う。
「のび太の部屋みたいだなぁ〜〜。」
僕の部屋は二階ではないが、机の向こう側に窓があり、その窓枠は今どき珍しい木製の窓枠だ。
確かに、僕の部屋には、押し入れがある。しかし、ドラえもん用の布団はない。
また、机の引き出しを手前にスーッと開けて、ヒョイっとそこに飛び込もうものなら、間違いなく壊れるから、誰もそんな馬鹿なことはしない。
ある夏の日、そんな僕の部屋に一人の人物が突然飛び込んで来た。
「分かったあ~!やっと分かったの~!」
僕の部屋に入ってきたのは、ドラえもんではなく、僕の妹、コトハだった。
コトハは、ずうーっと自分の部屋に引きこもっていた。
学校で優等生だったコトハは、地元で一番の進学高校にめでたく入学したのだったが、高校生活が始まると、急に引きこもり始め、半年後にはコトハの高校生活が終わった。
精神科のお医者さんは、コトハを「うつ病」と診断したが、コトハは精神科で処方される安定剤には一切口をつけず、憂鬱な表情でいつも言う。
「何かが、違う。」
「何かが、違う。」が、コトハの口癖だった。
「何かが違う」というコトハの口癖に対して、僕も、父も、母も「何が違うんだ?」と尋ねたが、コトハは小さな声で「何が違うのかは分からない…。」と、ボソッと答えるだけだった。
そして、冴えない表情をしたまま、自分の部屋に閉じこもってしまう。そんな日が続いていた。
そんなコトハが、急に明るく大きな声を出して、僕の部屋に入ってきたのだから、僕はその人物が誰なのか、最初、分からなかった。
が、「お兄ちゃん!コトちゃん、やっと分かったのぉ~!」と言われた時に、やっと、目の前で話している人物がコトハであることに気付いた。
「なんだっ!コトちゃんだったのか?
どうした、コトちゃん?」
と、僕は言ったが、僕の言葉に聞く耳を持つコトハではなかった。
「お兄ちゃん!なんで、人が不幸になってしまうのかが分かったの!
そして、みんな幸せになれることがわかったの!」
コトハは、興奮冷めやらない様子だ。
「不幸の原因は罪悪感。
つまり、罪悪感があるから、人は不幸になるの!
罪悪感っていうのは、『私は悪いことをしてしまった』って、心の中で思ってるっていうことなんだけど、心の中で『私は悪いことをしてしまった』って思っているから、悪いことが起こるの!」
と一気に続けた。
僕は、「ん…???
コトちゃんの言ってること、よく分からないんだけど…。
オレ、別に何か悪いことをした訳でもないし…。」
と、興奮して話すコトハを落ち着かせようと少し冷めた口調で答えた。
すると、コトハは「そう言うと思ってました!」
と言わんばかりに間髪入れず、僕に変な質問を投げかけた。
「じゃあ、お兄ちゃん、聞くけどさ〜あ。
過去1年間にお兄ちゃんがやってきたこと、ぜんぶ、コトちゃんに話して!
例えば、セクシュアリティな内容とか。」と。
僕は、一瞬「えっ?!」と戸惑った。
- 本の長さ156ページ
- 言語日本語
- 発売日2021/10/26
- 寸法14.81 x 0.91 x 21.01 cm
- ISBN-13979-8753070531
登録情報
- ASIN : B09K2G3YJK
- 出版社 : Independently published (2021/10/26)
- 発売日 : 2021/10/26
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 156ページ
- ISBN-13 : 979-8753070531
- 寸法 : 14.81 x 0.91 x 21.01 cm
- カスタマーレビュー:
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