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逆さに吊るされた男 Tankobon Hardcover – November 11, 2017

3.5 3.5 out of 5 stars 36 ratings

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オウム真理教とは何だったのか、
私だけが、真実に辿りつけるはず――

地下鉄サリン実行犯/死刑囚Yとの十年を超える交流
実体験をもとに、世紀の大事件を描く衝撃の私小説

地下鉄サリン事件の実行犯で確定死刑囚Yの望みで、
外部交流者となった作家・羽鳥よう子。
贖罪の日々を送るYと、拘置所での面会や手紙のやりとりを重ねるうち、
羽鳥はこんなに穏やかそうなYが
《なぜ、殺人マシンとまで呼ばれるほどの罪を犯したのか》という疑問を抱く。
《警察も、マスコミも、世間も、間違った解釈でオウム真理教事件を過去のものにしてしまった。
Yとの出会いは運命。私だけが、事件の真実に辿りつけるはず――》
関係者に会い、教義を学ぶうち、そう確信した羽鳥は、
ついにYとの交流をもとに『逆さに吊るされた男』と題した小説を書きだし、
独自のオウム解釈にのめり込むのだったが……。
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Product description

Media Publication Reviews and More

地下鉄サリン実行犯との10年を超える交流

ヒッチコックの名作「サイコ」は、連続殺人犯の自白を聞いた精神科医が事件の「解釈」を淀みなく語るシーンで終わる。母親への依存症と人格分裂のあげく行われた猟奇殺人。観客は最後に、宙づりだった謎が氷解したことを知る。だが胸のつかえは治まらない。明快すぎる解釈が、逆に出来事の背後に隠された闇を予感させるからだ。殺人の証拠が沈められた「底なし沼」の謎めいたイメージが最後に登場する。訳知り顔のお前に何がわかるのだ、と冷笑するかのように。

本書にもこれと同じような「沼」が登場する。青緑の藻に覆われた沼。何も映し出さず、意識の闇にぬっと出現する沼。収監され死刑を待つ「オウム事件」の実行犯Yと語り手の作家の長い個人的な付き合いと手紙のやり取りを縦糸に、斬新な「オウム解釈」を横糸に語られるこの自己言及的な小説は、現実の意味を求めて生きる私たちが究極において直面する不可知の「沼」の粘液質の感触をまざまざと伝える。

理解し、解釈することにかまける現代社会。そこでは宗教はそれ自体禁忌である。だが理性的な解釈の落とし穴に人一倍敏感な著者は、オウムという謎に捨て身で接近することを通じて、自分なりに創り上げた真実の向こう側を見てしまう。作家の過剰な自意識のファンタジーの果てにある底なし沼の光景である。

現代社会は「違い」を特別視した。自己と他者は峻別され分断された。犯罪者もテロリストも。同質性の閉域のなかで他者を排除して実現される幻影の理解。だが「違う」の反対は「同じ」ではない。むしろ「違う」(ディファレント)の反対は「無関心」(インディファレント)。そしてインディファレントは「偏らない」「未分化」という意味でもある。著者ははっきりと、自分はオウム事件などに関心はなかった、どうでもよかったのだ、と書いている。このインディファレンスこそ重要だ。それは「違い」の認定が作りだす「理解」という偏向=幻想を問い直し、私たちと他者のあいだの「未分化な」領域を照らし出す。分けることによって理解しようとしないこと。深いところで結びあっているものを分裂させないこと。

著者にはこの潔く聡明なインディファレンスがある。そしてそれは、ファンタジーではなくフィクションを、という声に私には聞こえる。本書は、独善的な「ファンタジー」をつくりあげてしまう人間意識にたいし、小説という「フィクション」がその過程を批判的に照らし出すことができるのだと教えている。

評者:今福龍太

(週刊文春 2018年1月18日号掲載)

About the Author

一九五九年、東京生まれ。 二〇〇〇年、長篇小説『コンセント』を発表。以来、社会問題や人間の心をテーマに、フィクションとノンフィクションを往還しながら幅広い執筆活動を続けている。作品は映画化や各国語に翻訳され、海外でも高い評価を得ている。〇一年、『できればムカつかずに生きたい』で婦人公論文芸賞を受賞。 小説に『アンテナ』『モザイク』『被爆のマリア』『マアジナル』『サンカーラ』『ゾーンにて』『リクと白の王国』『指鬘物語』など、エッセイ/ノンフィクションに『生きなおすのにもってこいの日』『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ』『いのちのエール』『生きてるって、幸せー! 』など多数。

Product Details

  • Publisher ‏ : ‎ 河出書房新社 (November 11, 2017)
  • Publication date ‏ : ‎ November 11, 2017
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • Tankobon Hardcover ‏ : ‎ 288 pages
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309024823
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309024820
  • Dimensions ‏ : ‎ 5.47 x 0.87 x 7.72 inches
  • Customer Reviews:
    3.5 3.5 out of 5 stars 36 ratings

About the author

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田口 ランディ
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Randy Taguchi first began writing online in 1996 and soon attracted a large following in Japan, where she is sometimes referred to as the "Queen of the Internet." She is a popular and prolific author, whose work includes a busy blog, seventeen novels, two of which -- Outlet and Fujisan -- have been released in English to date, many short stories, and more than twenty essays. She is currently supporting the Fukushima Kid's Summer Camp program, helping children impacted by the 2011 earthquake, and she released a brief essay entitled "How Japan Made the Nuclear Choice" in reaction to the incident. Her latest work, Zazen Girl, was released in 2014.

Customer reviews

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Top reviews from Japan

Reviewed in Japan on November 22, 2017
田口ランディさんの『逆さに吊るされた男』を読み終わった。
初期の田口ランディさんの小説のように、脳みその中を断片が繋がっていく感じが懐かしく、
またオウム事件という、日本が直面した巨大な謎の持つ質感がすごい小説だった。

一体、オウムって何だったんだろう。
誰も、あの事件を止められなかったのか。
あの事件に関わった人たちは今、どうしているのか。

『逆さに吊るされた男』を読んでいるうちに、
驚くことがある。
この本に出てくる人が、驚くほどに
世間で見慣れないほどに、ピュアであること。

松本サリン事件の第一報者であった河野義行さんの言葉がすごい。
河野さんは、自身もサリンを吸って警察に連絡したのに
警察に重要参考人してマークされ、冤罪をかけられ、
マスコミからも警察からも世間からもバッシングされた。

でも、その事件を経た後の河野さんの言葉がすごい。

「わたしはね、恨むなんて無駄なエネルギーを使って、自分の人生を
つまらないものにしたくないの。」
「無駄なエネルギー?」
「そうよ。一体自分は何のために生かされ、この人生を経験させられているのか。
それを考えるのが生きるってことじゃないかしら」

小説は、元信者だった女性とサティアンのあった上九一色村まで
著者が出掛ける辺りで、ぞわぞわとした場の雰囲気に包まれる。
当時の場所、サティアン、そこから見える景色、オウムの暴走が
やたらとリアルに感じられる。

個人的には、オウム事件についての実行犯の反省について
聞かれた時に、「事件のことを忘れてしまうことでしょうな」
と語った板橋興宗禅師が、小説の後半に出てきた時にはすっかり
ボケてしまっていて、でも、ボケて作者のことを忘れてしまっても、
どんな人に対しても同じように禅師が接してくれるので、
いつもと同じだった……というエピソードがすごく、深いと感じた。

意識を向けること、すっかりと忘れてしまうこと。
意識を向けたものはまた現実に起こってしまう。
意識が向かっていった先で事件は起きた。
その事件の背景をもう一度たぐる物語。
15 people found this helpful
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Reviewed in Japan on August 4, 2018
Verified Purchase
解体されたはずの教団への興味から、
その胡散臭さに気づきながら飛び込んでいった人たちの気持ちに近づきたくて読み始めた。
わたしが抱える「じぶんへの不安や憤り」への答えが、終盤これでもか、と解かれていた。
じぶんに不安な人 にすすめます。
5 people found this helpful
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Reviewed in Japan on February 19, 2018
この本にはフィクションと思われる点は主人公だけだ。あとはイニシャルトークされている、オウム死刑囚を紹介したM氏とは森達也であろうし、文通している死刑囚のYとは林 泰男だろう。
そして、そのほかのオウム関係の登場人物は全て実名だ。隠してもいない。
述べられている内容も、基本的に公判資料やマスコミ資料など事実に基づている。
ここまで実名を並べて、何故、主人公だけ妙な設定の妙な名前にするのだろう。
主人公が田口ランディ本人で、この内容がノンフィクションでは何故いけなかったのだろう。
全く分からない。

主人公がオカルトチックな共時性の符合にのめりこんでいく様が自分と違うと言いたいのか。
林 泰男が往復書簡で、主人公のオカルトへの、のめり込みを諫める下りがあったが、この下りには非常に真実味があった。
オウムが、神秘体験を売りにし、神秘体験を持つことでの選民思想を持ち、それが、破滅の道を歩んだことに対する、林 泰男の否定的な意見が聞けた事は、この本での貴重なものだと思う。
本当は、この本が手記を出していない林 泰男の貴重な資料になってくれれば良かったのに、と思って仕方がない。
佐木隆三氏の生前の姿勢も垣間見れ、ノンフィクション本だったら、と何度も思ってしまう。
どこまでがフィクションか、どこまでがノンフィクションなのか、 分からないことで 記録としての価値がない。
本当に残念だ。
39 people found this helpful
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Reviewed in Japan on August 15, 2019
Verified Purchase
最後まで自己中心的な主人公が不快です。
若い頃に成功したためか元々そうなのか、主人公は自分がシンデレラか何かと勘違いしているのか、自分語りが大好きであり、自尊心を満足させるためであれば他人を傷付けたり他人の時間を無駄にすることに躊躇が有りません。
若い人ならまだしも56歳にもなってこうした人間性であるというのは見ていて悲しくなります。
前半部分は敢えて主人公にこうしたバカを演じさせているのかとも思いましたが、物語終盤の死刑囚への長い手紙の中身のほとんどがつまらない自分語りであることを見るにつけそうではないのだろうと思います。

これだけであればまあ不快だと思う程度なのですが、私が怒りすら覚えるのはこの主人公が交流した相手が死刑囚であり、かつ林泰男であるという点です。
死刑囚にとって死ぬまでに残された時間は少なく貴重ですし、反省や償いに使われるべきものです。そんな大事な時間の一部をこの主人公の自分語りを聞かされることやくだらない憶測や個人的な妄想に基づいた追及を受けるために使わされてしまった林泰男は、死刑囚であれ哀れです。
次にこれは個人的な関心なのですが、オウム事件の死刑囚の中でも林は特にその人格が高く評価されており自己犠牲の精神を持った宗教者でした。そんな人が自己犠牲の末に重大な罪を犯し破滅を迎えた事について自分の過去とだぶるものがあり、大変考えさせられる所があったのです。
しかし主人公は林のそうした側面について「不器用すぎる」「理解できない」と片付けてしまい、共感するどころか理解しようとさえしませんでした。
林の刑は昨年執行されてしまったのでもう誰も林の言葉を聞くことができません。死刑囚が手紙で交流できる相手は限られており、その一人でかつ作家だった主人公がここを掘り下げてくれなかった事は大変残念です。

以上から、内容の悪さと個人的な怒りと無念からこの評価とさせて頂きます。
19 people found this helpful
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Reviewed in Japan on October 17, 2018
羽鳥よう子ではなく、「田口ランディ」としてリアリティーを持って書いた方が迫り来るものがあったと思いますが、やはりフィクション的要素をいれないと、身に危険が及ぶのかな?とも案じました。

あと、導入にいきなり亡くなったお兄さんの話が出てきますが「もういいよ…」と思いました。田口さんはまだお兄さんの死が乗り越えられていないから、題材にするのかぁ?新たな作品の境地へ進むためにも、セラピーなどで1度しっかり向き合ったほうがよいのでは?などいらぬお世話を考えました。

でも、お兄さんの死を受容したら、書くという原動力がなくなるのかなと思うと、やはり抱えた問題のままにしておいたほうがいいのかと思いますが…読む本読む本いつも同じパターン化してくるのに、読者としては少し飽きてきます。
3 people found this helpful
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Reviewed in Japan on November 20, 2017
別世界に連れ去られたかのように、一気に読んだ。
圧倒的に面白かった。作家が存在をかけて書いている。まさに「渾身」の作品だ。

この「逆さに吊るされた男」の小説では、事件の深い森のような中に入り込んでいく書き手の視点で話は進むのだが、ある時に「超自我」や「自己」(自分を上から俯瞰する自分)のようなものが自分の中に出現してきて、「あなたが意味を求めて事件に関与していくこと自体が、あなたの自我の欲望ではないか、あなた自体のどういう深層心理と呼応しているのだ」と警告を発する。そのアラーム音に気づきながら、そのはざまで揺れ動く書き手自身の心理をも同時に描いていた。作家の心をさらけだしながら描かれるすごい作品だ。

読後、複雑な手触りが深く残っている。「罪」とは?「反省」とは?「宗教」とは?「信仰」とは?「組織」「システム」とは?・・・・いい小説とは、こうして何か自分の中を沸騰させ、ざわめきを起こすものだ。

小説は、フィクションという別のリアリティーを差し込むことで、この現実世界をより立体的に味わうことができるものだと、自分は思う。
だから、こうした沼のような深い森のようなテーマを扱う小説世界に入り込んでいくことで、今生きている現実が、より厚みを持って迫って来るような感覚になる。回転扉のように世界が一度反転して、何かが自分の場所を通過して、またくるっと戻ってくるような感覚だ。
不思議な読後感と、大きな充実感が残る。
渾身の小説だった。
こういう小説を書いた作家の心身の健康が心配になるほどだ。
心の極北に連れて行かれて戻ってくるような感覚になった。
力作です。
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Reviewed in Japan on January 13, 2018
Verified Purchase
面白かった。途中オウムのことをネットで調べながら読み進めた。いろいろ考えさせられた。

ノンフィクションではなく私小説(フィクション)という形を取ることで、おもしろく読みやすく(罪悪感や抵抗を感じることなく)なったのは確かだが、それゆえに何らかの展開やオチをつけざるをえなかったのかなと。
実名ではないY氏の部分がどこまで事実なのか、どこまで創造(妄想)なのか。著者にこっそり聞いてみたい。

個人としては、最後のページはいらなかったかもと思った。なかったらなかったで、小説として面白味にかけると言われそうだが、そうはいっても、オウムは「事実」なのだから。
10 people found this helpful
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Reviewed in Japan on April 13, 2021
ランディさんの感性で見たオウム真理教が、誠実な目線で描かれています。
後半の告白のような長い手紙は、読んでいて自分の心も救われるような気がしました。
全ての人の中にある集合意識の断片をとらえて語っているような気もして、これはランディさんでないと書けないかもしれません。
読んだ後は深い旅をして帰ってきたような気分でした。
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