日本SF作家クラブが企画した三冊目のアンソロジー。SFマガジン上でもAIのべりすとを駆使した作品が掲載されている状況にあって、正においしいネタだ。
一つにはAIに対する漠然とした不安を掘り下げている作品。
一つにはAIが十全に信頼できる存在だけど、その陰にある恐怖なりを追求した作品。
その他、何だかわからんけど、AIが発達したらこうなるんじゃないかって世界だったりする。
目についたのは、仏教ネタで展開した作品が複数あったこと。これは仏教の世界観がAIと神話性が高いからだろう。
AIは人類とは別の知性になり得る存在であるが、あくまで人間から発生したものだ。アブラハムの宗教とか、創造神で絶対的な超越者を「設定」してしまうと、それは原理的に人間から派生した概念にはなじまない。
仏とは虫けらだったり畜生だったり人間だったりの輪廻転生を解脱した存在だが、あくまで人間から転生した存在だ。唯一絶対神の宗教とは原理的にAIとの繋がりが違うという事だろう。
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AIとSF (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2023/5/23
日本SF作家クラブ
(編集)
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画像生成AI、ChatGPTなどの対話型AI――まさにカンブリア爆発ともいえる速度と多様さで、AI技術は人類文明を劇的に変えようとしている。その進化に晒された2025年大阪万博までの顛末、チャットボットの孤独、AIカウンセラーの献身からシンギュラリティまで、22名の作家が激動の最前線で体感するAIと人類の未来。『ポストコロナのSF』『2084年のSF』に続く日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第3弾
【目次】
■まえがき 大澤博隆
・準備がいつまで経っても終わらない件 長谷敏司
・没友 高山羽根子
・Forget me, bot 柞刈湯葉
・形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな
・シンジツ 荻野目悠樹
・AIになったさやか 人間六度
・ゴッド・ブレス・ユー 品田 遊
・愛の人 粕谷知世
・秘密 高野史緒
・預言者の微笑 福田和代
・シークレット・プロンプト 安野貴博
・友愛決定境界 津久井五月
・オルフェウスの子どもたち 斧田小夜
・智慧練糸 野﨑まど
・表情は人の為ならず 麦原 遼
・人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか 松崎有理
・覚悟の一句 菅 浩江
・月下組討仏師 竹田人造
・チェインギャング 十三不塔
・セルたんクライシス 野尻抱介
・作麼生の鑿 飛 浩隆
・土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie 円城 塔
■この文章はAIが書いたものではありません 鳥海不二夫
各篇解説 鯨井久志/鈴木 力/冬木糸一/宮本裕人
【目次】
■まえがき 大澤博隆
・準備がいつまで経っても終わらない件 長谷敏司
・没友 高山羽根子
・Forget me, bot 柞刈湯葉
・形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな
・シンジツ 荻野目悠樹
・AIになったさやか 人間六度
・ゴッド・ブレス・ユー 品田 遊
・愛の人 粕谷知世
・秘密 高野史緒
・預言者の微笑 福田和代
・シークレット・プロンプト 安野貴博
・友愛決定境界 津久井五月
・オルフェウスの子どもたち 斧田小夜
・智慧練糸 野﨑まど
・表情は人の為ならず 麦原 遼
・人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか 松崎有理
・覚悟の一句 菅 浩江
・月下組討仏師 竹田人造
・チェインギャング 十三不塔
・セルたんクライシス 野尻抱介
・作麼生の鑿 飛 浩隆
・土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie 円城 塔
■この文章はAIが書いたものではありません 鳥海不二夫
各篇解説 鯨井久志/鈴木 力/冬木糸一/宮本裕人
- 本の長さ656ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2023/5/23
- 寸法10.6 x 2.4 x 15.7 cm
- ISBN-104150315515
- ISBN-13978-4150315511
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月1日に日本でレビュー済み
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2023年6月5日に日本でレビュー済み
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今一番油の乗っているSF作家たちによるアンソロジー。50ページに満たない掌編ばかりなので起承転結がハッキリしていて読みやすいですし、作家の個性が色濃く出ているので文体などが生に合う人を見つけるのにもってこいだと思います。
すべて読み終わって強く感じたのは作家たちが感じるAIへの恐怖でした。「これから創作活動というものが大きく変わってしまうぞ」という危機感、「それでもそんな世界でサバイバルしなければならないぞ」という悲壮感が全体をドンヨリと覆っている感じがして、正直読後感はあんまりよろしくなかったです。
そんななか、AIと人間でボケツッコミ形式での漫才を披露した「智慧練糸」や、ヤケクソなくらいに楽観的な未来を提示した「セルたんクライシス」の明るさには救われました。
すべて読み終わって強く感じたのは作家たちが感じるAIへの恐怖でした。「これから創作活動というものが大きく変わってしまうぞ」という危機感、「それでもそんな世界でサバイバルしなければならないぞ」という悲壮感が全体をドンヨリと覆っている感じがして、正直読後感はあんまりよろしくなかったです。
そんななか、AIと人間でボケツッコミ形式での漫才を披露した「智慧練糸」や、ヤケクソなくらいに楽観的な未来を提示した「セルたんクライシス」の明るさには救われました。
2023年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テーマを括ったシリーズ最新作で、殆どショートショート集と言えそう。これだけの作品が並ぶと、序盤に読んだ印象の薄い作品など綺麗に記憶からなくなる。玉石混交と言ってしまえば簡単だが、書き下ろしを 狭いテーマにかかわらず意欲的に臨んだ作品が多く、直近に起こりそうなストーリーは興味深い。
ただ、結末をぼかされる作品がほとんどで、キッチリ纏まり なるほどと唸らせる作品は少なく、鬼籍に入った大作家達にこのテーマで書かせたら、もっと…などと妄想を抱かせる。(AIに依頼したくなる…)
個人的には、高山羽根子氏の「没友」,高野史緒氏「秘密」が気に入り、AI挿絵入り、漫☆○太郎氏もどき作品は インパクトは断然際立つが、作品としては全体評価を下げた印象。。また、作品に直接関係ないが著者の一人 安野貴博氏が、TVで岸田首相の声をAIボイスで複製し、本人の前で披露していたのは面白かった。
最後に解説を書かれている鳥海教授の最新AI事情が非常に解り易く、下手なSFよりもSF的でリアルに参考になった。
ただ、結末をぼかされる作品がほとんどで、キッチリ纏まり なるほどと唸らせる作品は少なく、鬼籍に入った大作家達にこのテーマで書かせたら、もっと…などと妄想を抱かせる。(AIに依頼したくなる…)
個人的には、高山羽根子氏の「没友」,高野史緒氏「秘密」が気に入り、AI挿絵入り、漫☆○太郎氏もどき作品は インパクトは断然際立つが、作品としては全体評価を下げた印象。。また、作品に直接関係ないが著者の一人 安野貴博氏が、TVで岸田首相の声をAIボイスで複製し、本人の前で披露していたのは面白かった。
最後に解説を書かれている鳥海教授の最新AI事情が非常に解り易く、下手なSFよりもSF的でリアルに参考になった。
2023年6月18日に日本でレビュー済み
日本SF作家クラブ編「AIとSF」読了。Chat GPTなど生成AIを楽しく使っている。そんな中で、こんな豪華な執筆陣のAI/SF短編集を読めて、生成AIの将来に対する想像が膨らみ、AIへの興味が深まった。特に、野尻抱介「セルたんクライシス」の世界観とストーリー展開が気に入った。最後の解説も秀逸だった。
2023年6月22日に日本でレビュー済み
chatGPTの能力に驚嘆し、あわてている人が多いようだが、さすがにSF作家は慌てず騒がず、いい題材ができたと楽しんで書いているようだ。みんな読むに値する。私が一番気に行ったのは野尻抱介氏のセルたんクライシス。
2023年7月30日に日本でレビュー済み
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よかったのは
「準備がいつまでたっても終わらない件」長谷敏司、
「没友」高山羽根子、
「形態学としての病理診断の終わり」揚羽はな、
「秘密」高野史緒、
「預言者の微笑」福田和代、
「友愛決定境界」津久井五月、
「オルフェウスの子どもたち」斧田小夜、
「人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか」松崎有理、
「覚悟の一句」菅 浩江、
「チェインギャング」十三不塔、
「セルたんクライシス」野尻抱介、
「作麼生の鑿」飛 浩隆
かな。
「準備がいつまでたっても終わらない件」長谷敏司、
「没友」高山羽根子、
「形態学としての病理診断の終わり」揚羽はな、
「秘密」高野史緒、
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「友愛決定境界」津久井五月、
「オルフェウスの子どもたち」斧田小夜、
「人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか」松崎有理、
「覚悟の一句」菅 浩江、
「チェインギャング」十三不塔、
「セルたんクライシス」野尻抱介、
「作麼生の鑿」飛 浩隆
かな。
2024年2月10日に日本でレビュー済み
AIという、今日進月歩なテーマにしぼったSF短編集。3年後、5年後に読み返したときに、どう思うんだろう。
事実は小説より奇なり、になっている事態も想像できて、メタ的というのか、
不思議な感覚で読み進めました。「大阪万博」の話がお気に入り。
事実は小説より奇なり、になっている事態も想像できて、メタ的というのか、
不思議な感覚で読み進めました。「大阪万博」の話がお気に入り。
2023年5月31日に日本でレビュー済み
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汎用人工知能が出るかもしれないとかAI関係が急速に実用できそうなこの頃、
そういったゴタゴタがよくわかる長谷敏司氏のとか仏像型兵器のバトルの竹田人造氏とか
幅広い作品があって楽しめました。
巻末の東京大学大学院工学系 研究科教授 鳥海不二夫によるAI現状解説も興味深く、
値段なりの内容があると思えました。
ただ、贅沢ながら自分の興味を引かない作品がそれなりにあったので☆1つ減らしました。
そういったゴタゴタがよくわかる長谷敏司氏のとか仏像型兵器のバトルの竹田人造氏とか
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巻末の東京大学大学院工学系 研究科教授 鳥海不二夫によるAI現状解説も興味深く、
値段なりの内容があると思えました。
ただ、贅沢ながら自分の興味を引かない作品がそれなりにあったので☆1つ減らしました。