プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,760¥1,760 税込
ポイント: 106pt
(6%)
無料お届け日:
3月31日 日曜日
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
中古品: ¥1,304

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
地図でめぐる 日本の県境100 単行本 – 2023/2/20
購入オプションとあわせ買い
そこはただの境目ではなく、“なぜそこが境目となったのか”というさまざまな理由が存在します。
本書は、著者が現地を取材したからこそわかったその理由を、100のスポットとあわせて紹介します。また全スポットに地図を掲載しているので、県境の場所がひとめで分かります。写真もあわせて掲載しているので、実際に県境を旅しているような気分になれます。
47都道府県すべてのスポットを紹介しており、日本全国どの地域にお住まいの方でも身近に感じられてお楽しみいただくことができます。
【もくじ】
県境番号とは?
第1章 北海道・東北
第2章 関東
第3章 中部
第4章 近畿
第5章 中国・四国
第6章 九州
地図INDEX 北海道・東北/関東/中部/近畿/中国・四国/九州
県境コラム①長さ、短さ、日本一の県境はどこか?
県境コラム②県境のある道路橋と道路トンネルの最長と最短
県境コラム③海上国道でつながっている県
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社天夢人
- 発売日2023/2/20
- 寸法21 x 14.8 x 1 cm
- ISBN-104635823997
- ISBN-13978-4635823999
よく一緒に購入されている商品

この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
出版社より
本書オリジナル「県境番号」を紹介!

「日本に県境はいくつあるのか?」という疑問にこたえるべく、著者が作り出した「県境番号」。例えば北海道/青森の県境番号は「1」、青森/岩手の県境番号は「2」というように番号を振っていき、その結果日本には「県境番号」がいくつあるかを算出しました。ぜひ本書を読んで、県境番号はいくつまであるかご確認ください。またそれぞれの県境の長さも紹介していますので、ご自身がお住まいの都道府県の県境の長さも分かります。
地図と写真入りで分かりやすい!

取り上げる100のスポットすべてに地図を掲載しているので、県境がどのような形をしているのか、なぜそのような線の引き方になったのかがひとめで分かります。また、写真もあわせて紹介しているので県境のエピソードとともに実際に旅をしているような気分になれます。

100スポット以外の県境も紹介!
本文中で紹介しきれなかった、魅力ある県境のエピソードを巻末に掲載。100のスポットとあわせて著者が選ぶ魅力ある県境を、北海道~九州まで一言コメント入りで紹介しています。本文中に掲載している地図よりも大きな縮尺の地図なので、日本のどのあたりにあるのかが一目瞭然です。
商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 天夢人 (2023/2/20)
- 発売日 : 2023/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 4635823997
- ISBN-13 : 978-4635823999
- 寸法 : 21 x 14.8 x 1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,070位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20位地理学・地誌学
- - 79位地理・地誌
- - 211位国内旅行ガイド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

ライター。企画、執筆。移動好き。好物は海苔。鳥取県倉吉市出身。地理、歴史など社会科に関連する著作が多い。国語辞典を集めている。/著書『日本の路線図』三才ブックス/『たのしい路線図』グラフィック社/『ふしぎな県境』中公新書/『ファミマ入店音の正式なタイトルは大盛況に決まりました』笠倉出版社
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
“こんな形”なのはもちろん、隣接する他の都道府県と「県境」で区切られているからだ。だが、本来地続きで区別のしようがないはずの大地に、なぜ「県境」という名の“目に見えない”“人為的・作為的な”線が引かれ、区切られているのだろうか。そして、なぜそれらの線で分けられる土地の形や大きさは千差万別、テンデンバラバラなのだろうか。
おそらく著者は、そんなことをツラツラ考えるうちに夜も眠れなくなってしまったのに相違あるまい。
そりゃあ評者だって、どこにでも単純で画一的な境界線が引けるとは思っていない。海岸線、湖岸線、山脈の稜線、河川など、そこに区切りを設けても周辺住民の日常生活に致命的な影響は与えないだろうと推測できる場所はいくらもあるし、逆に住民の利便性などを無視してキカイ的にズパッと無慈悲な区別線を引いてしまう方がよっぽど不自然不親切というものだ。
本書で著者は、県境について独自の整理手法を考案し提示している。
そして、そうやって整理した中から、地図上での見た目が面白い形に見えたり、県境成立(確定)の経緯が複雑だったり、している箇所を中心に100か所を選び、なぜそのような境界になったか、理由や事情を解説している。
評者も時折、地図を眺めていて、なんだってこんな奇天烈な線引きをしたんだろう、と訝しむ例に出くわすことがある。その理由はやはり、あからさまに人為的な思惑が介在していることが多いと、本書から知ることができる。
たとえば、地形や道路などの事情で、当初定められた県境のままだと、自分の県の県庁へ出向くのにとんでもない難儀を強いられることになるが、それよりも、ちょいっと県境を越えてお隣の県の県庁へ行く方がよっぽど楽チンだ、なんてケースがあり、交渉や調整の結果、お隣県へ編入させて貰った、という例が実際にあるのだ。だったら最初っからそういう境界の引き方をしておきゃよかったのに、と思うが、そこはお役所仕事、融通が利かないことはままあるらしい。やれやれ。
このケースでは悲劇(?)もある。お隣県への編入を認めると、その土地に存在する水源の権利までもがお隣県へ移ってしまい、水を自由にできなくなってしまうから、と、こんどはすったもんだの末、水源が存在する集落だけはオレのところに残れ、他の集落は好きにしなさい、と(違うって・・・)、結局“飛び地”で泣き別れになってしまったとか。
・・・所詮、お上には楯突けない、歯向かってもムダ、ってことかい・・・。
この種の県境が形作られた背景には、明治初期の廃藩置県と、その後の県の合併統合の影響が大きい。ということは、それ以前の藩の存在、さらに遡れば、奈良・平安時代の昔から延々続けられた、豪族や戦国武将らによる領土争奪の戦なども大いに関係してくるわけだ。奇妙な形だな、などとお気楽に笑ってばかりもいられない。
またあるいは、根強い信仰上の理由で、霊場へ続く参道の権利を我が物にせん、と、参道とその周りの土地とを囲い込むようにしたために、細い糸状の、見ようによっては盲腸みたいな形状に延々何十キロも延びてしまった県境もある。なんなんだ・・・。
長い歴史ゆえの負の遺産、ということでなくても、旅館の建物や駅の構内のど真ん中を通る県境、海に浮かぶ小さな無人島をなぜか真っ二つに割るように走る県境、その存在に当の自治体が近年まで全然気づいていなかった不思議な県境(正確には飛び地)、協議の末に境界を設けることそのものを止めてしまった場所、なども現実に存在する。もともと県境ギリギリの場所に建っていた建物を増築拡張したら県境を突き抜けちゃった、というしょーもない(?)事情ならまだ理解できるけれど、ねぇ・・・。
まったく著者は、よくもまあこれだけの珍妙なネタを拾い集めてきたものだ。感服すればいいのか、呆れ果てるべきなのか(失礼っ)。
こんな実例を紹介されると、人間の欲深さや利己主義とはじつに醜いものだと、嫌悪の情しか湧かない。
だからその反面、海峡とか山脈の尾根伝いとか河川など、自然の存在を境界に定めた例は、じつにもって綺麗だし平和だナァ、と、妙に感心してしまう。
関門国道トンネルの真下にある人道トンネルの床に白線で明示された山口・福岡両県境は、評者が現地で実際に跨いでみたことがあるほぼ唯一の県境だが、このくらい気持ちよくわかりやすい例ばかりなら誰も苦労しないのにね。・・・あー、もっともそれじゃ、この種の書物は成立しないか。
著者の関心は今のところ(?)都道府県境にだけ向いているようだ。
だが、性根がネジ曲がっている評者としては、よりミクロ的視点で、地方自治体の市区町村境や、自治体内の住居表示による区分、小中学校の学区分け問題、等々にまで話を広げると、もっとオドロオドロしい(?)事例がいくらでも湧いて出てくるんじゃないかな、と思う。
実際、評者が見聞きした範囲では、同じ「ナントカ○丁目」という住居表示であっても、番地の1から10まではA小学校、11以降はお隣のB小学校の学区だ、なんて例がある。話を単純にするため、敢えてザックリした書き方にしたけれど、現実にはもっと細かく、複雑怪奇に区分けされていることはザラだ。
とにかく、家は隣同士なのに住居表示の地番がひとつだけ違う、たったそれだけの理由で学校の校区が別々になるケースが、全国規模ではそれこそゴマンと存在するのだ。
そこで、もし、境界問題に関して多少なりとも興味を掻き立てられた諸賢がおられたら、ぜひ、衆議院小選挙区の区割り境界線引きの事例を調べてみていただきたい。具体的には、公職選挙法第13条第1項にいう「別表第一」のことだ。
この「別表第一」には、全国の自治体名が(文字だけで)ズラズラズラ~ッと列挙されている。特定の自治体だけでひとつの小選挙区を構成しているなら表記はじつに単純だが、そうでない場合は、もうシッチャカメッチャカだ。
一例を挙げてみようか。
東京都第4区の、大田区矢口二丁目。
ここにはカッコ書きで (1番、13番、14番、27番及び28番に限る。) と注釈がある(視認性が悪いので、条文では漢数字だが、算用数字に書き換えさせていただいた、ご寛恕を乞う)。つまり、矢口二丁目の2番とか15番とかは、第4区ではない“別の選挙区”に属するよう線引きされていることになる。
では、どの選挙区か。「別表第一」をザーッと辿っていくと、過日のいわゆる「10増10減」で新設された「第26区」のところに「大田区 第4区に属しない区域」と書いてある。法律の条文特有の書き方だからピンとこないが、要するに矢口二丁目の1、13、14、27、28番地以外は「第26区」だよ、というわけだ。
評者は現地を知らないので(無責任なのはお赦しを)、矢口二丁目内で各番地がどう並んでいるのかわからない。おそらくは単純な選挙区境界で分かれていると推察するのだけれど。今はとてもそうする余裕がないのでちょっとアレだが、白地図上に落としてみたら、それこそヒト目で状況把握ができるのだろう。
しつっこくて申し訳ないが、もう一例。こんどは、東京都第11区、板橋区坂下一丁目だ。
こちらも、番地によって“泣き別れた状態”なのだが、注釈が振るっている。 (1番から26番まで及び28番に限る。) となっているのだ。29番以降の番地があるのかどうか、評者にはわからないのだけれど(法律条文の表現方法の慣例からすれば、おそらく存在しないのだろうと思うが)、よりにもよってなぜ「27番地」“だけ”が別個の選挙区へ誘拐でもされたみたいな(?)状況になっているのだろう。
大田区矢口や板橋区坂下地域では、選挙活動も絶対に混乱しているんだろうな。道端でポスターを見かけ、この候補をぜひ応援したい、と願っても、お隣の選挙区の候補だからどう頑張っても投票できない、ということがしょっちゅうなのだろうから。ヘンなストレスが溜まるんじゃないかしら。
こんなチマチマした小手先だけのジグソーパズルを毎年のように繰り返し、それでもなお「一票の格差」を解消できずにいるのだから、じつに壮大なカネとエネルギーのムダヅカイとしか言いようがない。
しかも、こんな酷い目に遭っている地域ではおそらく、選挙区境界が微妙に変えられるたびに醜い抗争が乱発しているんじゃないかという気がする。なにより、4年前に投票した候補を、今年は応援すらできない、という“実害”が生じているはずだ。
小選挙区なぞというこんなくだらない制度は、一刻も早く廃止すべきなんじゃないのか。
本書の“奇妙な”県境の話にせよ、こうした事例は、その土地に現住している方々から見れば、ひょっとしたら別段不思議でも何でもないことなのかもしれない。だが、事情を知らない著者や評者のような部外者にとっては、妙に心に引っかかり、夜も眠れなくなりそうな(違)話題であることはたしかだ。
人間の飽くなき強欲に踊らされ、犠牲になるばかりの境界線。興味本位で本書を購入したことを恥じるばかりだ。
ところで、私が生まれたのは栃木県の足利市で、隣町の太田市に行くには たった8kmの県道の間で栃木・群馬の県境を4回も越えることがとても不思議でした。これは本書に記されたとおり栃木県足利郡菱村の群馬県桐生市編入の交換条件として、群馬県山田郡矢場川村の一部が栃木県足利市に編入されたためでした。栃木・群馬・埼玉の「3県境」には3回行っています。2014年に初めて行ったときは小さな印があるのみでした。これは渡良瀬遊水地建設のための渡良瀬川流路変更に伴う副産物ですが、実質的な栃木・埼玉県境はわずか数100mにすぎません。しかしそのおかげ隣県協定によって両県の中学生は栃木・埼玉相互の公立高に進学することが可能となっています(もっとも、わずかに接していない群馬・茨城県間でも隣県協定は有効)。
P62の新潟・富山県境の境川が東西文化の境界であるというのは誤りです。東西文化の境界はこれより東の親不知駅付近のにあります。ここ以西の、例えば糸魚川市上路地区は、新潟県にありながら富山弁に近い方言が使われ、山から流れる小川も東日本流の「沢」ではなく西日本流に「谷」と呼びます。また電力供給も50ヘルツの東北電力ではなく、60ヘルツの北陸電力の管轄となっています。
とはいえ、不思議な県境は今回取り上げられたもの以外にもまだまだたくさんあるわけで、ぜひ続編を刊行していただきたいと思います。