〈光る葉〉の卵の章にある「生き物はみな、病の種を身に潜ませて生きている。身に抱いているそいつに負けなければ生きていられるが、負ければ死ぬ」という言葉は、新型コロナウイルス蔓延の中でとても印象的です。
「ヴァン」は〈独角〉の頭としてツオル帝国を相手に戦ったが、敗れ、ツオルのアカファ岩塩鉱で奴隷となっている。ある日、岩塩鉱に突然多数の黒狼犬が侵入し、岩房で鎖に繋がれていたヴァンも噛まれるが、他の奴隷達が犬に噛まれた後の恐ろしい病で皆死に絶えた中で生き延び、鎖を引きちぎって岩塩鉱から逃亡する。その時の凄まじさは大人でもドキドキします。
「ホッサル」は二百五十年前に滅びたオタワル王国の末裔で天才的な医術師。山犬がもたらす恐ろしい病気の謎を解明していく。魔神の御稚児、魅力的な人物です。
ツオル帝国に征服されたアカファの王がツオルのアカファ領主・王幡候を招いて行う〈御前鷹の儀〉で〜〜かすかな不審が驚愕に変わったのは、黒狼犬の群れが鷹匠に近づいても止まる気配を見せず、一気に襲いかかるのを見てからだった 『第二巻へ続く〉 楽しみです
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鹿の王 1 (角川文庫) Kindle版
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どつかく)”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう! 解説:朝加昌良
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2017/6/25
- ファイルサイズ2561 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
●上橋 菜穂子:作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。
登録情報
- ASIN : B072R4QB3H
- 出版社 : KADOKAWA (2017/6/25)
- 発売日 : 2017/6/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2561 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 272ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 82,588位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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上橋菜穂子
1962年、東京都生まれ。作家。
川村学園女子大学教授。専攻は文化人類学で、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。
著書に、『精霊の木』、『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、全米図書館協会バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞、バチェルダー賞オナー)、『夢の守り人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』と3作合わせて路傍の石文学賞)、『虚空の旅人』(『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』『虚空の旅人』と4作合わせて巌谷小波文芸賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞、児童福祉文化賞、JBBYオナーリスト)、『蒼路の旅人』、『天と地の守り人』、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)、『獣の奏者』などがある。
『精霊の守り人』『獣の奏者』はアニメ化され、テレビ放送された。また、世界中で翻訳出版が進んでおり、『精霊の守り人』は、2008年にアメリカで出版された翻訳児童文学の中で最も優れた作品に与えられるバチェルダー賞を受賞。『獣の奏者』も、フランス、ドイツ、スウェーデン、韓国、タイ、台湾など多くの国々で読まれている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年2月24日に日本でレビュー済み
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面白いんですけど独特の世界なので想像しにくいところがあるかもです。第2章に進みます。
2022年2月18日に日本でレビュー済み
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以前夢中になって読んだ上橋菜穂子さんのファンタジー小説です。上橋さんの小説は全部心を揺さぶられる素晴らしい作品ばかりです。中でも鹿の王のバンのキャラクターが大好きで、再度読み進めてます。何度読んでも感動の一言…、上橋さんの世界観にどっぷりとはまりこんで抜け出せなくなります。
虜になります。 大好きです。最終話まで読んだらまた獣の奏者や精霊の守り人を全部読みたくて堪らなくなるんだろうな…と覚悟してます。
読んだことのない人は是非読んで下さい。心からお薦めしたい素晴らしいお話です。
虜になります。 大好きです。最終話まで読んだらまた獣の奏者や精霊の守り人を全部読みたくて堪らなくなるんだろうな…と覚悟してます。
読んだことのない人は是非読んで下さい。心からお薦めしたい素晴らしいお話です。
2021年3月4日に日本でレビュー済み
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この本は手に取らずにいたのですが、読み始めたら引き込まれてしまい、シリーズすべてを一気に読破しました。
2019年5月14日に日本でレビュー済み
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単行本で読んだが、再読。異世界なのに、すぐそこにこの世界があるような思いに囚われる。素晴らしい作品だ。
2018年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒険ファンタジーなんだけど、医療技術を題材にしているのが新鮮。
読者のために、説明っぽくなって読みにくいところがありますが、全体的に質の高い作品ですね。
人におすすめするかと聞かれたら、相手を選びますが・・。
読者のために、説明っぽくなって読みにくいところがありますが、全体的に質の高い作品ですね。
人におすすめするかと聞かれたら、相手を選びますが・・。
2019年3月18日に日本でレビュー済み
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1巻目はいいんだけと3巻あたりはもう口説い感じ 3巻あたりはかなりオカルト入ってきます