私は男子大学生です。女性差別問題について学びたくてこの本を買いました。男性としてこれまで生きてきた私にとって、目から鱗の内容がたくさんありました。「この社会は男性が生きやすいように設計されている」なんて思ったことは今までほとんどなかったからです。「スマホ、ピアノ、音声認識ソフトなどのプロダクトは、男性基準に作られ、それが標準となっている」「医学研究では、ほとんど男性の参加者を対象にしている。」「そういった背景があり、鎮痛剤の成分において女性は男性の60%程度の代謝率しかない。」
その他、驚きの連続でした。この本を読むだけで、世界の見え方が完全に変わりました。真の男女平等社会に向けて、「自分に出来ることはまだまだたくさんある!」という希望を与えてくれる救済の一冊だと思います。
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存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く 単行本 – 2020/11/27
キャロライン・クリアド=ペレス
(著),
神崎朗子
(翻訳)
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購入オプションとあわせ買い
衝撃のデータが、世界の見方を変える!
公衆トイレから最新家電、オフィス、医療、税金、災害現場まで……。一見「公平」に見える場所に隠された、思いもよらない男女格差のファクトとは。
イギリスで話題沸騰となったベストセラー、ついに翻訳。
データのハサミで切り刻まれる「気のせいでしょう」という欺瞞。
女性の生きづらさには、これだけの証左がある
──ブレイディみかこ
男のために設計された社会で「男も大変」とか言っちゃう傲慢さを知る
──武田砂鉄
◎「サンデー・タイムズ」No.1ベストセラー
◎マッキンゼー/フィナンシャル・タイムズ「ベスト・ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー2019」選出
◎王立協会科学図書賞
■目次
はじめに
イントロダクション 男性が基準(デフォルト)
第1部 日常生活
第1章 除雪にも性差別が潜んでる?
第2章ジェンダー・ニュートラルな小便器
第2部 職場
第3章 長い金曜日
第4章 実力主義という神話
第5章 ヘンリー・ヒギンズ効果
第6章 片っぽの靴ほどの価値もない
第3部 設計(デザイン)
第7章 犂(すき)の仮説
第8章 男性向け=万人向け
第9章 男だらけ
第4部 医療
第10章 薬が効かない
第11章 イエントル症候群
第5部 市民生活
第12章 費用のかからない労働力
第13章 妻の財布から夫の財布へ
第14章 女性の権利は人権に等しい
第6部 災害が起こったとき
第15章 再建は誰の手に
第16章 死ぬのは災害のせいじゃない
おわりに 謝辞 訳者あとがき 原註
公衆トイレから最新家電、オフィス、医療、税金、災害現場まで……。一見「公平」に見える場所に隠された、思いもよらない男女格差のファクトとは。
イギリスで話題沸騰となったベストセラー、ついに翻訳。
データのハサミで切り刻まれる「気のせいでしょう」という欺瞞。
女性の生きづらさには、これだけの証左がある
──ブレイディみかこ
男のために設計された社会で「男も大変」とか言っちゃう傲慢さを知る
──武田砂鉄
◎「サンデー・タイムズ」No.1ベストセラー
◎マッキンゼー/フィナンシャル・タイムズ「ベスト・ビジネスブック・オブ・ザ・イヤー2019」選出
◎王立協会科学図書賞
■目次
はじめに
イントロダクション 男性が基準(デフォルト)
第1部 日常生活
第1章 除雪にも性差別が潜んでる?
第2章ジェンダー・ニュートラルな小便器
第2部 職場
第3章 長い金曜日
第4章 実力主義という神話
第5章 ヘンリー・ヒギンズ効果
第6章 片っぽの靴ほどの価値もない
第3部 設計(デザイン)
第7章 犂(すき)の仮説
第8章 男性向け=万人向け
第9章 男だらけ
第4部 医療
第10章 薬が効かない
第11章 イエントル症候群
第5部 市民生活
第12章 費用のかからない労働力
第13章 妻の財布から夫の財布へ
第14章 女性の権利は人権に等しい
第6部 災害が起こったとき
第15章 再建は誰の手に
第16章 死ぬのは災害のせいじゃない
おわりに 謝辞 訳者あとがき 原註
- 本の長さ424ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2020/11/27
- 寸法13.3 x 3 x 19.2 cm
- ISBN-104309249833
- ISBN-13978-4309249834
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商品の説明
著者について
キャロライン・クリアド=ペレス
1984年、ブラジル生まれ。英国国籍を持つジャーナリスト、女性権利活動家。
オウンドル・スクール、オックスフォード大学ケブル・カレッジで教育を受けたあと、活動家として多くのキャンペーンに携わる。
神崎 朗子
翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業。
訳書に『やり抜く力』(ダイヤモンド社)、『スタンフォードの自分を変える教室』『フランス人は10着しか服を持たない』(大和書房)などがある。
1984年、ブラジル生まれ。英国国籍を持つジャーナリスト、女性権利活動家。
オウンドル・スクール、オックスフォード大学ケブル・カレッジで教育を受けたあと、活動家として多くのキャンペーンに携わる。
神崎 朗子
翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業。
訳書に『やり抜く力』(ダイヤモンド社)、『スタンフォードの自分を変える教室』『フランス人は10着しか服を持たない』(大和書房)などがある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2020/11/27)
- 発売日 : 2020/11/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4309249833
- ISBN-13 : 978-4309249834
- 寸法 : 13.3 x 3 x 19.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 57,180位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,000位社会学 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
30代女性です。
2021年に読んだ本の中で、TOP3に入るくらい強い衝撃を受けた本でした。
この本は男女差別反対や男女平等にすべきだ!を主張するのでもなく、
ただ淡々と事実が伝えられていきます。
この本の中で伝えられる事実、たとえば、
・病気の治験は、女性被験者は除外されてきた。
(男性が「基準」とされたこと、女性は月のリズムなど変動的・複雑で安定したデータが取れない要因など)
→女性についてわかってないことが多い。薬でも必要な量が違うし、効果が男女で正反対なものさえある
・ピアノの鍵盤もiPhoneも、男性たちの手に合わせて作られている
・世界の女性が、どれだけ「トイレ」で苦労しているか
→それは時に命にも関わることなのに、重大なこととは取られない
事実だからこそ、次々と突きつけられていくそれになかなかの衝撃があります。
世界の他の国々の話も多いですが、女性なら、
多かれ少なかれ、自分にもどこかで身に覚えがある感覚のものばかりだと思います。
読む前は、「存在しない女性たち」というタイトルは、
大袈裟なものにさえ感じたのですが、
読んでいくとこのタイトルの意味がわかってきます。
こんなに世界は「男性をベースに」されて作られていたのか、
見えない存在なのだ、見られていない存在なのだ、ということを突きつけられた感覚でした。
男女差別、という歴史の流れにも原因はあるのでしょうが、
男性にとって、ほんとうにただ「見えてない」ことがわかります。
男女でこんなに体験が違うのだ、ということを、
男性も、また女性自身もわかっていないのだということ。
それゆえに現代でも、「女性が見えないまま」の状態がまだ続いているのだということを感じました。
だからこそ、たくさんの男性、女性に読んでもらいたいと思います。
(男性にとっては、ビジネスチャンスに気づく本にもなるのではないでしょうか・・・)
この本には、女性にとって未来への希望に思えるような事実も、割合としては少ないながらも載せられています。
女性が「参加する」というそれだけでも、結果が大きく変わるということ、
「存在しない女性たち」という「見えなかったものが見えるようになる」だけで変わるということを
具体的な前後のデータとともに知ることができます。
自分たち女性がもっと心地よく生きられる社会をつくるためになにができるのかのヒントをもらった気がしました。
2021年に読んだ本の中で、TOP3に入るくらい強い衝撃を受けた本でした。
この本は男女差別反対や男女平等にすべきだ!を主張するのでもなく、
ただ淡々と事実が伝えられていきます。
この本の中で伝えられる事実、たとえば、
・病気の治験は、女性被験者は除外されてきた。
(男性が「基準」とされたこと、女性は月のリズムなど変動的・複雑で安定したデータが取れない要因など)
→女性についてわかってないことが多い。薬でも必要な量が違うし、効果が男女で正反対なものさえある
・ピアノの鍵盤もiPhoneも、男性たちの手に合わせて作られている
・世界の女性が、どれだけ「トイレ」で苦労しているか
→それは時に命にも関わることなのに、重大なこととは取られない
事実だからこそ、次々と突きつけられていくそれになかなかの衝撃があります。
世界の他の国々の話も多いですが、女性なら、
多かれ少なかれ、自分にもどこかで身に覚えがある感覚のものばかりだと思います。
読む前は、「存在しない女性たち」というタイトルは、
大袈裟なものにさえ感じたのですが、
読んでいくとこのタイトルの意味がわかってきます。
こんなに世界は「男性をベースに」されて作られていたのか、
見えない存在なのだ、見られていない存在なのだ、ということを突きつけられた感覚でした。
男女差別、という歴史の流れにも原因はあるのでしょうが、
男性にとって、ほんとうにただ「見えてない」ことがわかります。
男女でこんなに体験が違うのだ、ということを、
男性も、また女性自身もわかっていないのだということ。
それゆえに現代でも、「女性が見えないまま」の状態がまだ続いているのだということを感じました。
だからこそ、たくさんの男性、女性に読んでもらいたいと思います。
(男性にとっては、ビジネスチャンスに気づく本にもなるのではないでしょうか・・・)
この本には、女性にとって未来への希望に思えるような事実も、割合としては少ないながらも載せられています。
女性が「参加する」というそれだけでも、結果が大きく変わるということ、
「存在しない女性たち」という「見えなかったものが見えるようになる」だけで変わるということを
具体的な前後のデータとともに知ることができます。
自分たち女性がもっと心地よく生きられる社会をつくるためになにができるのかのヒントをもらった気がしました。
2021年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
目からウロコです。
残念な事に行間が狭く字が小さい。
高齢者にはもうひとつ。
読書するエネルギーが足りなくなる。
残念な事に行間が狭く字が小さい。
高齢者にはもうひとつ。
読書するエネルギーが足りなくなる。
2022年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に興味があり、読みたくて購入して読んだ本です。「ファクトフルネス」のような内容を期待していました。
豊富なデータの量・数は素晴らしく、その点では価値ある一冊なことに変わりはないと思います。しかし、読書感はしんどかったです。ジェンダーやフェミニズムに関する書籍や文章では問題の重大性を訴えようとするあまりに「過剰な」または「事実とはそぐわない」言葉遣いや表現が多々見受けられがちに感じており、この本も同様でした。訳による影響なのか原文も同じニュアンスなのかはわかりません。
たとえば「明らかに、…女性の平等な権利を侵害するものだ」と書かれた箇所。『こうした状況の放置は、結果として女性の平等な権利の侵害につながる』と書かれるならすんなりとそうだなと思えますが、権利侵害の意図があったわけではなかったであろう文脈で、「明らかに…侵害する」となっていると、その表現は過剰に思われて、その瞬間に戸惑いの気持ちが生まれ、読むのがしんどくなります(論文ではこのような断定的な文体が基準なのかもしれませんが)。さらに、「こんなことがまかり通るのは、女性を不可欠な存在とみなしていないからだ」などに至っては、事実とは言えず、著者の主観的主張です。そのような表現が何度も登場します。
世界中のあらゆるデータを詳しく調べ、事実(データ)を多数知らしめようとした内容には感嘆を覚えますが、それだけに、上記のような箇所が目について、疲弊しました。
この手の内容や主張の本は、読む側が自分の感情をフラットに保ち、公平な眼差しで、尚且つ自分自身を振り返りながら自分の中に築き上げられてしまっている「常識」に批判的になって読むことが大切だと考えます。しかし、そうしようと努めながら読むこと自体がしんどかったです。
豊富なデータの量・数は素晴らしく、その点では価値ある一冊なことに変わりはないと思います。しかし、読書感はしんどかったです。ジェンダーやフェミニズムに関する書籍や文章では問題の重大性を訴えようとするあまりに「過剰な」または「事実とはそぐわない」言葉遣いや表現が多々見受けられがちに感じており、この本も同様でした。訳による影響なのか原文も同じニュアンスなのかはわかりません。
たとえば「明らかに、…女性の平等な権利を侵害するものだ」と書かれた箇所。『こうした状況の放置は、結果として女性の平等な権利の侵害につながる』と書かれるならすんなりとそうだなと思えますが、権利侵害の意図があったわけではなかったであろう文脈で、「明らかに…侵害する」となっていると、その表現は過剰に思われて、その瞬間に戸惑いの気持ちが生まれ、読むのがしんどくなります(論文ではこのような断定的な文体が基準なのかもしれませんが)。さらに、「こんなことがまかり通るのは、女性を不可欠な存在とみなしていないからだ」などに至っては、事実とは言えず、著者の主観的主張です。そのような表現が何度も登場します。
世界中のあらゆるデータを詳しく調べ、事実(データ)を多数知らしめようとした内容には感嘆を覚えますが、それだけに、上記のような箇所が目について、疲弊しました。
この手の内容や主張の本は、読む側が自分の感情をフラットに保ち、公平な眼差しで、尚且つ自分自身を振り返りながら自分の中に築き上げられてしまっている「常識」に批判的になって読むことが大切だと考えます。しかし、そうしようと努めながら読むこと自体がしんどかったです。
2021年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
車のシートベルト、シートの高さ、人の歩幅、すべて男性が基準でできていて、女性には不備が生じる。女性が使用することを考えに入れていない。初めて気づいて驚きました。そんな世の中がずっと続いていたのでした。
ハッとするばかりの一冊です。
ハッとするばかりの一冊です。
2021年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しい意見が続く。しかし、れんがの大きさについてはどう解釈するのか。レンガは何を基準大きさを決めているのか。女性が持てないから小さくしていいというものでもなさそう。いちいち反論したり納得したり、ベッドで楽しんでいます。
2021年1月23日に日本でレビュー済み
これを読んだら世界観が変わる!
まず紛れもなく私達の世界には、女性差別がある。それをこれでもかという豊富な文献で解き明かしていく。
成人男性が「普通」とされる世の中で、女性は人口の半分もいるのにマイノリティだ。
男性被験者を中心に対象につくられた薬、男性の体格の平均で作られた規格…それらは女性には相応しくないのにも関わらず、女性にも適応されている。
子育てや介護などのケア労働を女性に任せた男性集団にて作られた政策…生活に即していないので、とても不便を強いられる人がいるのにも関わらず、それは全く反映されていない。
意思決定をする集団が男性ばかりということで起こっている様々な事象には驚かされる。ただ、私は女性なのだが、女性自身も当たり前すぎて見えていなかった様々な不公平が目の当たりになる。
目から鱗がポロポロとこぼれる。
そう!女性の「気のせい」にされてきたことがここまで明らかにされるとは!!
感動体験が出来る稀有な一冊。
娘にはもっと生きやすい世界になって欲しいと願う。そのためにもいろんな人に勧めたい。
まず紛れもなく私達の世界には、女性差別がある。それをこれでもかという豊富な文献で解き明かしていく。
成人男性が「普通」とされる世の中で、女性は人口の半分もいるのにマイノリティだ。
男性被験者を中心に対象につくられた薬、男性の体格の平均で作られた規格…それらは女性には相応しくないのにも関わらず、女性にも適応されている。
子育てや介護などのケア労働を女性に任せた男性集団にて作られた政策…生活に即していないので、とても不便を強いられる人がいるのにも関わらず、それは全く反映されていない。
意思決定をする集団が男性ばかりということで起こっている様々な事象には驚かされる。ただ、私は女性なのだが、女性自身も当たり前すぎて見えていなかった様々な不公平が目の当たりになる。
目から鱗がポロポロとこぼれる。
そう!女性の「気のせい」にされてきたことがここまで明らかにされるとは!!
感動体験が出来る稀有な一冊。
娘にはもっと生きやすい世界になって欲しいと願う。そのためにもいろんな人に勧めたい。
2022年11月21日に日本でレビュー済み
1.内容
コトバンクで「ジェンダーフリー」を調べたところ、「性による社会的・文化的差別をなくすこと。ジェンダーにとらわれず、それぞれの個性や資質に合った生き方を自分で決定できるようにしようという考え方」(デジタル大辞泉より)だという。このようなジェンダーフリーは一見理想のようだが、現実にある女性差別を発見できるわけでも解消できるわけでもない。差別の発見や解消ができないのは、女性に関するデータが欠損していることが主因である。本書では、女性に関するデータが欠損していることが原因で女性差別が解消されない事例を中心に、根強く残る女性差別をあぶりだすものである。
2.評価
(1)あらかじめお断りしておくと、レビュアーは本書の膨大な「原注」をいちいち検討していない。従って、本書の内容面の妥当性を究極的には判断できない。
(2)欠点としては、ジェンダーとセックス(生物学的性差のことで、生殖機能や体毛や筋肉の量の違いなどである。内閣府HP「国際平和協力本部事務局(PKO) 研究員ノート 第70回 性差:ジェンダーとセックスの違い」参照)がごっちゃになっているところである。第4章は概ねジェンダーの、第8章はセックスの問題だと思う。
(3)(2)にも関わらず、本書は星5つである。女性のデータの欠損や、女性がいないことの不都合がきちんと書かれているからである。男性のみが災害復興計画を立てると「『キッチンのない家』」(p.321)が出てきたというように。
(4)特記すると、現在の政治家、ならびに志望者は特に読んだ方がいいと思った。女性が議員になるメリット、いかに女性議員をつくるか、など、今後の社会を良くする内容になっているからである。もちろん、政治に直接関係するところのみならず、全編読むべきだが。
コトバンクで「ジェンダーフリー」を調べたところ、「性による社会的・文化的差別をなくすこと。ジェンダーにとらわれず、それぞれの個性や資質に合った生き方を自分で決定できるようにしようという考え方」(デジタル大辞泉より)だという。このようなジェンダーフリーは一見理想のようだが、現実にある女性差別を発見できるわけでも解消できるわけでもない。差別の発見や解消ができないのは、女性に関するデータが欠損していることが主因である。本書では、女性に関するデータが欠損していることが原因で女性差別が解消されない事例を中心に、根強く残る女性差別をあぶりだすものである。
2.評価
(1)あらかじめお断りしておくと、レビュアーは本書の膨大な「原注」をいちいち検討していない。従って、本書の内容面の妥当性を究極的には判断できない。
(2)欠点としては、ジェンダーとセックス(生物学的性差のことで、生殖機能や体毛や筋肉の量の違いなどである。内閣府HP「国際平和協力本部事務局(PKO) 研究員ノート 第70回 性差:ジェンダーとセックスの違い」参照)がごっちゃになっているところである。第4章は概ねジェンダーの、第8章はセックスの問題だと思う。
(3)(2)にも関わらず、本書は星5つである。女性のデータの欠損や、女性がいないことの不都合がきちんと書かれているからである。男性のみが災害復興計画を立てると「『キッチンのない家』」(p.321)が出てきたというように。
(4)特記すると、現在の政治家、ならびに志望者は特に読んだ方がいいと思った。女性が議員になるメリット、いかに女性議員をつくるか、など、今後の社会を良くする内容になっているからである。もちろん、政治に直接関係するところのみならず、全編読むべきだが。