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ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち (集英社新書) Kindle版

4.3 5つ星のうち4.3 295個の評価

【「教養=ビジネスの役に立つ」が生む息苦しさの正体】
社交スキルアップのために古典を読み、名著の内容をYouTubeでチェック、財テクや論破術をインフルエンサーから学び「自分の価値」を上げろ――このような「教養論」がビジネスパーソンの間で広まっている。
その状況を一般企業に勤めながらライターとして活動する著者は「ファスト教養」と名付けた。
「教養」に刺激を取り込んで発信するYouTuber、「稼ぐが勝ち」と言い切る起業家、「スキルアップ」を説くカリスマ、「自己責任」を説く政治家、他人を簡単に「バカ」と分類する論客……2000年代以降にビジネスパーソンから支持されてきた言説を分析し、社会に広まる「息苦しさ」の正体を明らかにする。

【おもな内容】
第一章 ファスト教養とは?―「人生」ではなく「財布」を豊かにする
「ファスト教養」と「教養はビジネスの役に立つ」/「教養」と「金儲け」をつなぐ「出し抜く」

第二章 不安な時代のファスト教養
「脅し」としての教養論/読書代行サービスとしての「中田敦彦のYouTube大学」/世界のエリートのように「美意識」を鍛える必要はあるか/ファスト教養は「オウム」への対抗策になるか

第三章 自己責任論の台頭が教養を変えた
「ホリエモンリアルタイム世代」が支えるファスト教養/勝間和代は自分の話しかしない/教養×スキルアップ=NewsPicks/橋下徹と教養の微妙な関係/ひろゆきが受け入れられた必然/ファスト教養に欠落しているもの

第四章 「成長」を信仰するビジネスパーソン
インタビュー1 着々とキャリアアップする三〇代/インタビュー2 大企業で自問自答する二〇代

第五章 文化を侵食するファスト教養
「ファスト映画」と「ファスト教養」/ファスト教養視点で読み解く『花束みたいな恋をした』/AKB48と「ネオリベ」/利用される本田圭佑/「コスパとエンターテインメント」の先に何を見出すか

第六章 ファスト教養を解毒する
ファスト教養をのぞくとき、ファスト教養もまたこちらをのぞいているのだ/リベラルアーツとしての雑談、思考に必要なノイズ/「ジョブズ」を理解する受け皿になる
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0BG4PFKL6
  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2022/9/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/9/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1047 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 201ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 295個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
295グローバルレーティング

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時代を物語る内容であり読みやすい
5 星
時代を物語る内容であり読みやすい
昨今、教養を銘打って色々とYouTubeなどでも取り上げられている話題ですが、教養の持ち方、教養=金儲けといった妙な柵に囚われる内容ではなく、教養という意味を広く理解し取り入れているので時事ワードではありますが本質から外れることがなく読みやすい本です。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
教養とは品性であり、品性のある人間は他人をバカにしないのだ。だからどのように言い訳をしたとして、他人をバカにしたり煽ったりする人間は、知的そうに振る舞ったとて教養人では無い。それを本書は筋を追って見事に証明してくれている。

有名人でも自分の周囲でも、「正しい努力を怠る人間は生きる価値なし!!」みたいに煽ってくる人達を苦々しく思っていたが言葉にできずにいたので、本書は思考の道筋になった。

でも同時に自分自身も、特に若い頃は自己啓発っぽい発言をしちゃってたわ、、と気がついて、恥ずかしくてため息が出た部分もある。

私は今でもファスト教養の誘惑からは完全には逃れられていない。あらゆる階層や年代が、ファスト教養の気持ちよさを求めている。

例えば文学を、自己啓発に落とし込むかたちであらすじを追って「理解」していく、という読み方は、確かに気持ちが良い。

そしてそういう麻薬みたいな「教養」の習得の快は、他者への想像力とか問題に対する深い思慮を、弱体化させてしまうのかもしれない。自分では知的だと思ってるのに!

そしてお商売や、スポーツ、芸術などの、「才能」がある人が、必ずしも品性を確立しているとは限らない。むしろ能力が高い分、世の中に過剰適応してしまう人も多いから、自分に自信があるゆえの強気な発言をして、安易な自己啓発が益々精鋭化されてしまうことすらある。

ある程度の現実のどうにもならなさの中で、心の底から文学や芸術を欲していくみたいな作業の繰り返しからしか、その人の品格みたいなものは、つくられ得ないと思う。

その作業にいやらしく、コスパや他者からの評判を取り入れようとしては、良い悪い以前に、滑稽なのである。ファスト教養っぽさは、なんとなく滑稽さがある。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビジネスに直接役立てることを目的に、さまざまな情報を「教養」と称し、手っ取り早く摂取する風潮が昨今目につくようになった。仕事での成功・成長の必要性に駆り立てられたビジネスパーソンに見られる、このコスパ重視の傾向を本書では「ファスト教養」と捉え、その本来の目的や手法とは様相が異なるものとして問題提起する、というのが本書の論旨である。
 本書では、数人のビジネス系インフルエンサーの著書や言動を分析しながら、ファスト教養の本質について掘り下げていく。本人たちの意に反して著作がファスト教養的に伝わってしまう池上彰、出口治明に始まり、YouTubeで教養番組を配信しマネタイズする中田敦彦、過去ライブドア事件で収監され現在はロケット開発の事業家として活躍する堀江貴文、かつて自己啓発本を大量にヒットさせた勝間和代、さらには佐々木紀彦、橋下徹、西村博之といった、よく知られた著名人が続々と登場する。
 ファスト教養は、新自由主義的な発想による自己責任論、即ち「自分さえ生き残れればいい」という社会風潮とつながっているものであり、ゆえにお金儲けに結びつかない情報、ビジネスに役立たない情報を無価値であると捉える。著者は、このような考え方とは距離を取ることを提起し、個々人の好き嫌いを判断軸に、有益無益にかかわらず情報収集を行うことの大切さを訴える。
 学ぶ目的とは何だろうか。究極的には生きていく、食べていくためであり、学校教育は生きるための選択肢を増やすために存在する。よってスキルアップや自己研鑽は当然必要だし、その一環として教養を得るという行為自体を否定するつもりもないが、(実際、勝間和代さんの書籍は昔けっこう読んだ)生きがいを得ること、自分の世界観を広げることを目的とする教養の会得があってもいいとは思う。仕事とは全く関係のない本をのんびり読んでいる時こそが、何を隠そう私にとって一番の至福の時間であったりするのだ。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファスト教養とは簡単に摂取でき、役に立つとされる教養のことである。
その時代的要請を堀江貴文から勝間和代、中田敦彦に至るまでここ15年ほどのインフルエンサーを交えながら大胆に論ずる。

そもそも教養とは何か。
これを定義すること自体難解である。
しかしながら本書が挙げるように『教養とは自身の精神を豊かにし、学びたいから学ぶものである』という主張は理解できる。

本書は社会学本によくありがちな問題提起だけに終始するのではなく、第6章で筆者なりのファスト教養からの『解毒手段』を提示する。

・繰り返し読む本、『あなたの古典』を見つける。
・自身の好きにこだわりながら人生において掘り下げるべきテーマを持つ。
・自分にとって成長とは何かを問う

一見、月並みに見える答えかもしれないが大切なことは案外そういうものだろう。
むしろファスト教養のように楽に答え、結論を求めるのではなく自分に問い、見つめる作業を繰り返すことが重要なのであると感じた。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何が言いたいのか、よくわからない本である。実際に著者が本の末尾で次のようにボヤいている。

<ファスト教養を認めざるをえない、かといってすべて認めたくはない。筆者はそんな自分のどっちつかずの内面と向き合いながら本書の執筆を進めてきた>

ファスト教養の例としては、お手軽に書籍のエッセンシャルな部分を解説してくれる中田敦彦氏のYoutube大学のようなものを挙げている。

とりわけ私がよくわからかったのは、筆者の次の言葉だ。

<中田敦彦にしろ DaiGo にしろ、自身の学びを社会全体や弱者に対して還元するような姿勢は見受けられない。>

要するにインフルエンサーたちは自己中なだけだと考えているらしい。この論理にもとづき、著者は勝間和代氏やひろゆき氏なども批判している。

しかし、これは言いがかりではないだろうか。インフルエンサーたちに一体、著者は何を期待しているのだろう。Youtubeは無料で見ることができるのだから「社会全体や弱者に還元」していると十分言えるのてはないのか。そうでないなら、かれらは具体的に何をしたらいいのか、もう少し具体的な行動例を例示してほしかった(著者自身が社会全体とやらのために何をしているのかも含めて)。

まあたしかに「弱者のための視線」がインフルエンサーたちの主張にあまり見られないことは、見方によっては、事実かもしれない。だとしても、これはおそらく日本人全体の問題であろう。

以下は、宮台真司氏の著書『私たちはどこから来てどこへ行くのか』からの抜粋(一部、簡略化)である。

<2007年に主要46カ国で調査したところ、「国は極貧者を助けるべきか」という問いに対し、完全同意とほぼ同意を合わせると、ほとんどの国が90パーセント前後の数値を示すのに対し、日本は60パーセントで最下位でした。完全同意だけを見ても、ほとんどの国が50パーセント前後の数値なのに対し、日本は15パーセントと圧倒的な最下位。>

要するに冷たいのですよ、日本人は。そのような日本人という母集団の中からインフルエンサーたちが出てきているのだから、彼らが「自己中で冷たい」としても、別に不思議ではないだろう。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
効率重視で、教養、情報を取り入れることへ、物申す、内容。今の時代に、是非読んで貰いたい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっとそこのアンタ!
わかるよ、Amazonレビューでこの本のまとめを知りたいんだろう?
著者は'この本は確実にコスパが良い'と断言している!
レビューを見て回るより、すぐ読んだほうが早いですよ!
そして、ビジネス仲間と気付きをアウトプットしてシェアしましょう!
お互いにエンハンスメントをしたり、FIREを達成したり、三色ペンで本にしるしをつけあったり、とにかく多動力で、論破や!

 というわけで、教養本マニアとしては、この本の意見に全面的に同意したい。最近の新書は内容、量ともによほどコミケよりも「薄い本」であることに気づく。※たまに『カッコイイとは何か』みたいな厚い本もあるけど。
 とにかく、穏やかな本だ。終始、冷静。それが最近の本としては新鮮だ。誰かを何かに駆り立てるわけではない。自分で考えてみませんかという…アッ。やはり、自分で考えようか、
というのが、最近の流れなのだろうか。
 なんだか、知識を語る配信者たちが古代ギリシャの弁術士みたいで、考えることを放棄する人々。ソクラテスのようなスターが誕生するような予兆を感ずるのだ。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「コスパ」「ハック思考」「効率主義」「突き抜ける」「自己変革」「自己成長」…。

この10数年でビジネスシーンでよく耳にする・目にするようになった言葉たち。そしてこれらの言葉と掛け合わせて、近年その存在感が増しているのが『教養』である。

巷では教養ブームとも言われているが、この本を手に取ったのはそんな状況に居心地の悪さや違和感を覚えた人ではないだろうか。私もその一人である。

タイトルにもなっている「ファスト教養」とは超簡単にいえば、『自分の市場価値を上げるため、収入を上げるために超効率的に役立つ教養』である。

本書ではそんなファスト教養の代表格ともいえる、中田敦彦、堀江貴文、ひろゆき、DaiGo、勝間和代などから発せられるメッセージをその時代背景や過去の教養観などと比較しながら分析・批評していく。

本書で論じられているテーマとしては主に
・ファスト教養とは何か?
・ファスト教養が求められる背景
・ファスト教養と自己責任論
・ファスト教養と文化
・ファスト教養とどう付き合うべきか?
など。

著者はこの本を執筆するにあたり相当数の教養関連本や情報を丁寧に精査しているようで、それがこの本への信頼性を醸成しているように思う。実際に読んでいて「なるほど、確かにそうかもしれない」と腹落ちすることも多い。

最近の教養ブームへのもやもやした気持ちを持っている人はこの本を読めば、そのもやもやの正体がおおむねクリアに、自分なりの新しい視点を手に入れることができるはずだ。

新書というものを久々に読んだが、とても刺激のある内容だった。

一方で残念だった点にも触れる。

ファスト教養の隆盛の背景には、20年以上続く日本経済の停滞や労働者の平均所得の減少という状況があるはずだが、その点について言及がなかったのがやや気になった。

ドライすぎるかもしれないが、私自身は日本の経済状況や平均所得が改善されない限り、ファスト教養の存在感が薄くなることはないのではと考えている。

もちろん日本経済がどうなるかは筆者ではどうしようもないことであり、それについて書いたところでなんら示唆はないのかもしれない。それであれば第六章にあるように、読者に対して具体的な対抗策や考え方を提案するほうが有用だ。

ただ、その筆者による提案自体が(全体としては納得感はあるものの)、結局のところファスト教養側がいう「個人でなんとかするしかない」とニアリーイコールに感じなくもなかった。

まさに著者が言うところの「ファスト教養をのぞく時、ファスト教養もまたこちらをのぞいているのだ」が思い浮かんでしまうのである。

ごちゃごちゃうるさいことを書いてしまったし、上で書いたことは著者から見ればひどい誤読なのかもしれない。ただ、レビューということで正直に書かせてもらった。

とはいえ読みながらさまざまな刺激を受け、もっとノイズまみれの生活に身を置こう、大学時代に読んでいた小説をわけもなく読み返してみよう、そんな気持ちにさせてくれたのも事実。

レジ―さん、素敵な本を書いてくれてありがとうございます。きっとファスト教養がレジ―さんにとって、今後のライフワークのひとつになるのではと予想していますが、今後の活動を楽しみにしています。
51人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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