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コミュニティ・オブ・クリエイティビティ 単行本 – 2022/9/9
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★私たちは誰かのひらめきのきっかけになることはできるという、なんとも皮肉だが素敵な存在でもある。
★学びが未来の希望につながるようなひらめき体験を!
★日常と存在の大切さをふりかえること、そのこと自体が「ひらめき」の生まれる教育課程の前提だと思う。 (本書より)
▼本書について
これからの社会に必要とされている「創造性」。しかしどのように育成し、伸ばしていくのかはよく分からない……。そんな疑問に、教育学、教育心理学、実験心理学の専門家3名がチームを組み、「ひらめき」という誰もが経験したことのある現象から解読した一冊。
編者による鼎談「ひらめきディスカッション」及び各専門分野によるひらめきについての論説「ひらめきシンキング」、教育現場で生まれたひらめきの素描「ひらめきスケッチ」、ひらめきを体験するワークを15本紹介した「ひらめきストレッチ」で構成。
▼映画監督樋口真嗣氏推薦の言葉
「どんなに優れたひらめきも、それを集団や社会が受け止め広げなければ塵と消えてしまうのです。こんな冴えたやり方があったとは! ! 」
▼こんな人におすすめ
・よりよい学級経営を目指す先生方。
・子供の創造性を育みたい保護者の方。
・企業や社内研修にお悩みの方。
・クリエイティブな集団作りを目指したいビジネスパーソンやミドルマネージャー。
創造性を求めるすべての人に! !
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社日本文教出版
- 発売日2022/9/9
- 寸法14.8 x 1.5 x 21 cm
- ISBN-104536601317
- ISBN-13978-4536601313
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商品の説明
出版社からのコメント
▼本書の構成
第1章
―ひらめきディスカッション1 ひらめく学びとは?
第2章
―ひらめきシンキング1 ひらめきの正体
―ひらめきストレッチ
・T Puzzle
・交通費問題
・平たい板のUnusual Uses Test
・キャット&チョコレート
・素晴らしきかな? 人生
―ひらめきスケッチ
・ひらめきが連れていくところ
・HIPHOP CHANGES DA WORLD
第3章
―ひらめきシンキング2 ひらめく場づくりとしての教室
―ひらめきストレッチ
・カウントアップ
・挙手発言形稽古
・カンバセーション・フォークダンス
・ペンのダンス
―ひらめきスケッチ
・ひらめきの性教育を⽬指して
・ささやかなひらめきを大切に
第4章
―ひらめきシンキング3 「ひらめき」の教育課程
―ひらめきストレッチ
・感覚のポエム
・白い世界
・ラウンド・スケッチ
・ラウンド・ダイアローグ
・アートな自己紹介
・これが「私」
―ひらめきスケッチ
・ひらめきが生まれる瞬間
・遊びが学びに繋がる環境の中で
第5章
―ひらめきディスカッション2 ひらめきの縁起と教育
出版社:日本文教出版株式会社
発行日:2022/8/31
ISBN 978-4-536-60131-3
登録情報
- 出版社 : 日本文教出版; 初版 (2022/9/9)
- 発売日 : 2022/9/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4536601317
- ISBN-13 : 978-4536601313
- 寸法 : 14.8 x 1.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 237,512位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,572位幼児教育・学参・受験
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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特に図工の例が分かりやすくて、奥村ファンのみなさんは一読を。
本書は「ひらめき」について答えを提示するというスタンスを取っていません。読者と対話をしながら見つけていこうとしています。もちろん、著者の御三方の頭の中に「答えに近いもの」はそれぞれあると思います。読者の私たち然りです。実際に、本書でそれらは仄めかされます。
「私」から「私たち」、ひらめきの種、誰かにとっては資源、因果を超える、図画工作の指導要領……そんな言葉が頭に浮かびました。本書を読んでいる途中で無性に知恵の輪が欲しくなり買いました。考えがまとまりませんが、まとまらないままでもいいかもと本書を読んで思えました。
「創造性」という言葉の帰着先は今、SONYのウォークマンとかジョブズのiPhoneなどのような商品を引き合いに出すことで多くの人が納得する。社会を変えた、という観点からするとゴールは明快だ。翻ってスタートはどうなのか、その「創造性」を育むにはどうすればよいのか、となると、これはなかなか難しい。
それを誰にでも分かりやすく解説してくれているのがこの本。人と関わるお仕事をされている方々全般にすごくお勧めです。教育に関する人たちが編集しているので、文章も平易で煙に巻くようなことがなく、書かれていることの全てが伝わるように配慮されているのが素晴らしいと感じました。
どのように説明しているのかというと、この本では「創造性」の発露を「ひらめき」という言葉に還元しているのが特徴。「ひらめき」をより多く誘発する環境作りが大切、という立脚点から、新しい価値観を生み出したり、問題を解決したりする学校教育のあり方を模索する内容となっている。
これまでなかったまったく新しいものを生み出す、ということにある種の方法論をあてはめると、それ自身が既知もしくは既習事項になってしまい、語義矛盾が生じる。「創造性」はオンリーワンなことが重要なので、再現性を持たせるのが困難なのである。
なので「新しいもの」の方ではなく、「生み出す」の方にウェイトをおいて、なんにせよ、まずは「ひらめき」の発生率を上げて可能性の多様性を爆発させよう、まずはそこから始めて、副産物として未知のアイデアの命中率が上がればもうけもの、というようなことが書いてあるように思う。
極端かもしれないが、アイデアのカンブリア爆発みたいな感じになったら、面白いな~、と思った。バージェス動物群みたいな奇抜なアイデアが群生する社会というのは、観念的に考えても面白い。
書籍の構成は教育や心理学の専門家3人の対話、それぞれの専門領域からの「ひらめき」に関する論旨の展開テキストを中心にして、合間には、学校教員による、「ひらめき」を誘発するニュータイプな授業紹介や、「ひらめき」を読者が実感できるエクササイズ(心理ゲームやコミュニケーションゲームに近いようなもの)が、紹介されている。基本的には学校教員向けに書かれている内容と感じたが、企業で指導・育成の立場にあるもの、コミュニティのリーダー的立場にいる人、あとは子育てをする親が読んでも実践的な効果のある「使える」本だと思う。
個人的には最近の哲学や心理学などで問われている、「自発性とか主体性というものは存在しない」という観点を教育の現場に持ち込んでいるのが興味深かった。自発的に創発したと感じているアイデアも、実は周囲の環境を形成した社会状況や、何かまったく関係ないと思われる他愛もない会話のやりとりなどが「ひらめき」の発露になっている可能性があり、主体性よりも環境の方が意思決定などに与える影響が大きいという考え方だ。環境決定論とか主体的選択論とか、そういう言葉で説明される立場。
これは「神はサイコロを振らない」といったアインシュタインの考え方か、もしくは歩いているこの瞬間に右足を出すか左足を出すかで未来が無数に枝分かれするというマルチユニバース的な世界観とも通じるアイデアである。なんというか、実践的な教育の話をしているのだが、世界の根源に結びつくような内容を想起できて、個人的には面白かった(ただ、本の中で具体的にそういう話が出ているわけではないです。ここに書いたのは個人的な「ひらめき」)。
環境決定論を想定し、教育の中で「ひらめき」をより多く誘発する環境作りをするために必要なことは何なのかを述べているわけだが、だからといって成果主義的に、こうすればこうなる、という因果律的な原因結果をつくることを目指していないのも興味深い。
因果律の逆にある言葉として、縁起律という言葉を編者の1人が使っていて面白いと思った。初めて聞いた言葉だが、たしかに縁起、というようなものにプラスして環境決定的な考えを持っていると、原因と結果という分かりやすい入り口出口の感覚、損得勘定から抜け出せるような気がする。人事を尽くして天命を待つというが、結果はついてくるもの、うまくいったら儲けもの、ダメでもともと、というような考えを持っていることは、現代のような先行き不安な社会では自分の心理的安全性を担保しつつ、何か大きなものに気楽に身を委ねて、活動することは大切なことなのかもしれない。
みんな神社やお寺があると何となく手を合わさずにはいられない。その願いが、叶うか叶わないかは分からない。だがしかし、例えば叶ったとする。科学的に祈りが原因で願いが叶ったわけではないのは明白とする。ただ、お祈りをしたことで、場所と願いに縁起が生まれ、祈りがかなえられる準備がととのっていた、と考えることができるのかもしれない。
「ひらめき」というものが、状況に依存しつつも、その状況への人為的なアプローチの賜物と考えると、まだまだ自分にも主体的に関われる余地があるな~と背中を押された気になった。
専門的な言葉もあるが注釈も丁寧で用語集もついており、そこも編者の本音が見え隠れして面白い。思考と実践がつづれおり(キャロル・キング)になっているので、心と体で読み込める素晴らしい内容なので、是非多くの人に読んでもらいたいと感じています。お勧めです。