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インドネシア大虐殺 二つのクーデターと史上最大級の惨劇 (中公新書) Kindle版

4.3 5つ星のうち4.3 63個の評価

一九六○年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は九・三○事件、後者は三・一一政変と呼ばれる。この一連の事件が原因となって、独立の英雄スカルノは失脚し、反共の軍人スハルトが全権を掌握する。権力闘争の裏で、二○○万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で殺戮された。本書は、いまだ多くの謎が残る虐殺の真相に、長年に及ぶ現地調査と最新資料から迫る。
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商品の説明

著者について

倉沢愛子
1946年生まれ. 東京大学大学院修了. コーネル大学大学院ならびに東京大学にて博士号(ともにインドネシア史). 名古屋大学教授を経て慶應義塾大学教授, その後名誉教授. インドネシア社会史. 著書『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社, 1992, サントリー学芸賞受賞) 『20年目のインドネシア』(草思社, 1994) 『ジャカルタ路地裏フィールドノート』(中央公論新社, 2001) 『「大東亜」戦争を知っていますか』(講談社現代新書, 2002) 『9・30 世界を震撼させた日』(岩波書店, 2014)など

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B08CKSG2TV
  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2020/6/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/6/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 6520 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 205ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 63個の評価

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倉沢 愛子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史上の大虐殺としてマスコミなどで一般的によく取り上げられるのは,スターリンや中国の文化大革命やポル・ポト時代のカンボジアなど,何故か「左」側の例が多く,アメリカ先住民の虐殺や,このインドネシアもそうですけど,あまり取り上げられないようです。
それは何故なのか?
その答えの一端というかヒントが,この本で示されていると思います。
文章自体は学者らしくなく平易で分かりやすいのですが,PNIとかNUとかPKIとかGMNIなどといった組織団体の略称記号がたくさん出てくるので,メモをとりながら読むことをおすすめします。
国家権力が絡んだ事件の調査には制限は付き物ですが,よくここまでやったな,というのが正直な感想です。隠れた労作というべきでしょう。
2021年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良かったです。興味深く読みました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事件当時、私はやっと大人の新聞を読み始めた所で、インドネシアで政変が起こり、スカルノ大統領が最終的に失脚したと言う事位しか分からなかった。その後の関心は、ベトナム戦争であったり、中国の文化大革命であったりで、私の中では文字通り忘れられた「世界史的大事件」のまま過ぎて行った。
100万人以上が殺された大事件について、世界のメディアが積極的に報じず、各国政府も事実上黙認してしまったのだから、多少時事問題に関心があってもは、普通の少年には知りようがなかったとは言える。
世界中が見殺しにした理由についての本書の理解は、共産圏以外では最大規模の共産党の壊滅を望ましいと考えた米英を始めとする西側諸国、中国寄りのインドネシア共産党に対して消極的な態度を採ったソ連、頼みの中国も今程の力がなくインドネシアが非同盟政策を継続する意向を示すと折れて行く、このような理解になるだろうか。
もともと、大虐殺の仕掛け人は誰なのかと言う疑問については、決定的な秘密文書などが出て来ない限り解けない問題だが、著者はある程度の推論を立てている。
インドネシア共産党指導部の一部が、毛沢東指導下の中国共産党の極左軍事路線の影響を受け、武装蜂起を企てて、インドネシア陸軍の反共・反スカルノ派に返り討ちにされたと言う事。インドネシア陸軍の反共・反スカルノ派は、インドネシア共産党と容共色の強いスカルノの打倒に向けて準備を進めていたと言う事。 西側の諜報機関や外交団も、インドネシア陸軍の反共・反スカルノ派と繋がっていたらしいが、具体的な関与の証拠までは・・・・。
最後の疑問として残る、ゴロツキや不良グループが絡んでいたにしても、白昼堂々の殺戮行為が、官憲の手ではなく民間人の手で遂行されたのはなぜか。殺戮行為に手を染めて行く心理。この辺は著者の専門外と言う事になる。むしろ当事者のインタビューで構成されたドキュメント映画『アクト・オブ・キリング』を見て考えた方が良いだろう。有料ではあるが、Amazonビデオで視聴可能だ(動画レンタル400円)。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでにインドネシアに関する書籍はバリ島観光案内くらいしか読んだことがありません。
本書は刺激的なタイトルに釣られて買いました。
1965年9月30日夜半より、スカルノ大統領の親衛隊が7人の陸軍将校の家を襲い、そのうち6人を現場で射殺、あるいは生きたまま拉致して殺害したという。しかし、本書では、そもそも、この事件の主犯も実行犯も分からないままである。
さらに、この事件に引き続き、カンボディアのポルポトにより大量虐殺に匹敵するような大虐殺がインドネシアで行われ、その被害者50万~200万人と言う。主として共産党員及びそのシンパが狙われたというが、50万人と200万人では4倍も数字が違う。このいわゆる大虐殺の目的および主犯は誰か?
以上二つの事件について、本書では長々と説明を試みているが、結局真相は闇の中のままで明らかにされていない。
この事件を背景にスカルノ大統領は徐々に政治権力を失い、実権はスハルト少将に徐々に以降、1968年にスハルトが第二代大統領に選ばれる。
以上の叙述を通じて、読者が感じるのは焦燥感である。9月30日のクーデターらしきものも、その後の大虐殺と言われるものもすべて隔靴掻痒、全然ハッキリしないのである。
この間、戦時賠償の商いを巡り日本と急接近したスカルノは1959年、根本 七保子を見初め第三夫人とする。
デヴィはスカルノの庇護のもと病院建設などの社会活動にも活躍したようだが、最後は力を失ったスカルノを日本に亡命させるべく奔走する。
現在、テレビタレントとして活躍中のデヴィ夫人が政治の裏方として活躍した姿が書かれているが、その根拠を著者はデヴィ本人との面談および彼女の著書によって調査しているので、これまた真相はよくわからない。
本書を読んだ感想は、真相不明の事件を解明されないまま、現在表面的に分かっていることのを、そのまま読者に提供しているだけであって、読者は藪の中に放置されたままに感じる。
本件は国連も問題にしていないし、日本で大々的に報道されたこともない。不思議と言えば不思議である。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インドネシア社会史が専門の団塊女性研究者による1960年代後半インドネシア史新書本。中心になっているのは九・三〇事件後に起きたインドネシア共産党党員、共産党シンパの軍人民間人の大量虐殺事件である。
概略
序章 事件前夜のインドネシア・・九・三〇事件前夜のインドネシア政治はスカルノ指導のナサコム体制下にあり、「民族主義」「宗教(イスラム)」「共産主義」の三勢力の上に立っていた。インドネシア共産党(PKI)は250万の党員を持つ世界で三番目に大きな共産党だが、軍事力を持たず、兵士のオルグを勧めるも、軍人の大半は反共だった。指導者アイディット議長。中国に接近。
第1章 九・三〇事件ー謎に包まれたクーデター・・1965年9月30日夜半から翌朝に、革命評議会を名乗るウントゥン陸軍中佐指揮の軍人が、七人の陸軍将軍の家を襲い、射殺また拉致後に殺害。将軍六人と副官、娘が犠牲となる。10月1日スハルト少佐率いる部隊が、革命評議会部隊を粉砕し、事態を掌握する。10月2日スハルトは共産党によるクーデターと解釈。厳格な報道管制を敷き、左翼系記者を逮捕。スハルトが軍事の実権を握り、スカルノの権力は次第に衰退。事件の黒幕については、政府公式見解は共産党陰謀説、共産党見解は陸軍内内紛説、その他にスハルト陰謀説、CIA陰謀説など。
第2章 大虐殺ー共産主義者の一掃・・事件直後から国軍、官僚機構で思想・家族関係スクリーニング。逮捕または解職または矯正。共産党及び関連団体のメンバーの逮捕。次第に対象が広がる。「勾留」が「殺害」に変わっていく。虐殺が怒濤の勢いで各地に広がる。殺害は民間人の武力集団が実行。蛮刀や鎌による残酷な殺害。検察は殺害責任追及しない方針。虐殺は1966年末まで続く。犠牲者40万~200万人。虐殺理由はフェイクニュースによる扇動とイスラム指導者による正当化。諸外国は関心薄く、ほぼ黙殺。これも虐殺エスカレートの要因。社会主義小国は抗議声明。国連動かず。本章には虐殺者の証言が二本掲載されている。
第3章 三・一一政変ー「新体制」の確立・・1966年3月11日、無血クーデター。スカルノがスハルトに治安回復の権限を移譲。以下略。
第4章 敗者たちのその後ー排除と離散の果てに・・略。
第5章 スハルト体制の崩壊と和解への道・・略。
私的感想
〇2018年の平凡社新書『世界史のなかの文化大革命』(馬場公彦)も、インドネシア共産党と九・三〇事件にかなりの分量を割いていたが、本書はインドネシア大虐殺を主テーマとした新書としては、初めての本と思う。大変興味深く読んだ。
〇ウントゥン中佐(当時はウントン中佐)も、アイディット議長(当時はアイジット議長)もずいぶん騒がれた人なので、リアルタイムの記憶に残っている。さらに大虐殺も、毎日、毎週のように新聞で伝えられて、ずいぶん怖かった記憶がある。しかし、本書によると、大虐殺はリアルタイムの新聞ではほとんど報道されなかったようである。では、何で読んだのかな、ちょっと気になる。
〇本書は九・三〇以後のインドネシア史啓蒙新書として、よくまとまっていると思う。肝心の大虐殺の部分の著述が少な過ぎる(第2章約48頁)ように思うが、仕方ないか。まkた、第1章のクーデターの細部がわかりにくいが、仕方ないか。
〇大虐殺エスカレートの要因分析は大変興味深い。宗教的(人種的思想的)要因プラスフェイクニュースというのは、過去の大虐殺事例と共通するが、問題は、現代の独立国家で、これが全国的に一年以上も続いたことだろう。民間人殺害集団の裏には国軍がいたよう。権力側としては、自国民をここまで殺さないと共産主義を抑えられないと考えたのだろうか。
〇第4章の逃亡し、亡命し、生きのびた共産主義者の運命は、初めて聞く話だった。ここまで書かないと大虐殺史は終わらないということか。それでは第二章がちょっと短くとも、仕方ないか。
〇大虐殺の犠牲者については、未だ虐殺の地には慰霊碑一つなく、観光地バリにはまだ大量に遺体が埋まっているという。
私的結論
〇有意義な刊行の本である。
蛇足
〇デヴィ夫人は序章1章3章で、総計18頁に登場するよう(数え間違いご容赦)
31人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月15日に日本でレビュー済み
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倉沢先生は一応インドネシア研究者という肩書きは持ちつつもインドネシアの日本人社会の暴露本を書いたりインドネシアとはあまり関係のないフェミニストっぽい本を書いたりと、あまり研究者らしからぬ振る舞いかつ左巻きに大きく偏った著作が多かった印象がありますが、この本に関して言えば、倉沢先生にしては割合中立的なのではないかと思います(それでも「進歩的」という表現が出てきたりして左巻きなのは隠しきれませんが)。岩波新書ならともかく、中公新書だからかもしれませんね。
記述は丹念に資料を追っているほか、倉沢先生独自の聞き取り調査の結果も掲載されるなど、好感が持てます。22年前のスハルト政権崩壊後もなかなか真相が明らかにならなかった9月30日事件とそれに引き続く大虐殺ですが、ようやくインドネシア側の情報公開も進むなど全容解明に向け地ならしが進んできたのかもしれません。
また、9月30日事件とスハルト政権樹立がASEANの結成及び反共の防波堤となったことは周知の事実でしたが、その他の外国の動き、とりわけ共産主義各国の反応について詳しく書かれているのが興味深いです。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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